【つなぎます】寄贈品のノートをお渡ししました

活動紹介

2021年6月にフードバンク事業を始めてから、福祉関連をはじめとする様々な団体の方や行政の方、地域の方々とのつながりが増えています。

フリスタは、多様な専門領域と得意分野を持つメンバーの集まりであり、まちづくりを行っているNPO法人です。そのフリスタが、福祉的な意味合いの強いフードバンク事業を手掛けることの大きな意義は、地域でのつながりを生かして、人と人、人と団体、団体と団体などをつなぐことができる、ということだと思っています。フードバンクをはじめ、交流イヴェント『いちカイギ』など、各種の活動を通じて地域の様々な人とのつながりが生まれ続けています。

この度、心優しい匿名の方より、素敵なノートをたくさん寄贈していただきました。温かいお気持ちに感謝を申し上げます。ありがとうございました!

寄贈していただいたノートを、必要としている人に届けたいと考え、昨夏、当サイトでも紹介した、シングルマザーと子ども、児童養護施設出身の若者のためのシェアハウス「MANAHOUSE with YOUTH ICHIKAWA」さんにお渡ししました!(冒頭の写真はシェアハウス管理人のまりっぺさんにノートをお渡しした場面。隣に立つ男はフリスタのノスタルジー鈴木です)

「MANAHOUSE with YOUTH ICHIKAWA」さんは、シングルズキッズ(株)と(一社)Masterpieceのコラボで昨年市川市内にオープンしました。詳しくは(情報は2020年夏時点のものですが)、下記の記事をご覧ください。

今回、ノートを寄贈してくださった方は、日々の勉強などにノートを必要としている人に使ってもらいたいとおっしゃっていたので、「MANAHOUSE with YOUTH ICHIKAWA」さんにお届けしました。綺麗な表紙のノートですので、良い気分で勉強に励めるかと思います。お渡しした際、管理人のまりっぺさんと、シェアハウスにお住まいの方が、とても喜んでいました。そのことを、寄贈していただいた方にお伝えしたところ、こちらもまた喜んでいました。

フリスタは、引き続き、このように人と人をつなぐ活動をしていきます。

フードバンク事業を開始してからは、お困りの方からご相談を受けることも増えました。私たちが対応できる場合もありますし、直接支援できなくとも、寄り添って支援してくれるところにおつなぎする(紹介する)ことも、少しずつできるようになってきました。

フリスタの各メンバーの専門領域は多岐に渡っているので――どんなメンバーズがいるの?と思われる方は、是非こちらをご覧ください――、地域の団体・個人との接点も多いと思います。

地域でのつながりが少ない方でも、フリースタイル市川がハブとなって仲介することで、ふさわしい団体とつながれる、そんな存在になれれば良いとも思っています。

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ここからは話が逸れます。余談です。

かつて、筆者は、『いちかわ情報ハブ構想』なるものを夢想し、プロジェクトを立ち上げてるべく、企画を練ったことがありました※1。

『いちかわ情報ハブ』とは、「通常は交流する可能性が低い個人や団体のつながりを支援するWebサイトで、これを立ち上げることにより、Web上や対面で交流する機会を創出することで、地域生活を充実させることに貢献することを目指すもの」です。

残念ながら、その企画は、「練り上げられ、至高の領域に達する」※2ことはありませんでした。しかし、筆者が2017年から2018年にかけて、『いちかわTMO講座』を受講しながら考えていたことが、2020年に仲間と立ち上げたフリースタイル市川の活動を通じて、日々、実現されています。

以上、余談でした。

※1:ハブとは、蛇の一種のことではなく、ハブ&スポークなどの語で知られる語です。車輪の中心部という意味です。ハブが色々なところとつながっており、ハブを介して、それぞれが交流できる、そんな場を、まずはWeb上に、いずれはリアルな世界に構築しようとしたものが、当初の『いちかわ情報ハブ構想』でした。

※2:漫画およびアニメ『鬼滅の刃』の「無限列車編」で、鬼殺隊最高位の柱のひとりである煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)との戦闘中、鬼の中でも最上位の力を誇る上弦の鬼(6体の中で3番目の強さ、上限の参)である猗窩座(あかざ)が発する、「その闘気、練り上げられている。至高の領域に近い」というセリフへのオマージュ。