(ほぼ)市川市のローカル・メディアを、読者視点、視聴者視点でひたすら紹介する連載、「ローカルメディア漫遊記」の第4弾は、私※1が「市川市のポスト印象派※2」と呼んでいるTwitterアカウント『市川市を絵で描く@horiuemon0808』さんです。
市川市を絵で描く@horiuemon0808
https://twitter.com/horiuemon0808
前回、取り上げた『イチカワニヒトツマミ』(Instagram)と同様、市川市に関する絵を発表しているアカウントですが、『イチカワニヒトツマミ』が、「鬼越にこんな商品があったら良いな」と夢想したものをイラストにしているのに対し、『市川市を絵で描く』は、市川市の景観、市川市の現実を描いています。
そして、ヌ・アント!※3
100円ショップで購入した画材で市川市内を描いた水彩画を投稿します。たまに市川市近郊も。
出所:市川市を絵で描く@horiuemon0808 プロフィール欄 https://twitter.com/horiuemon0808 太字は筆者による強調
とのことで、使っている画材は、100円ショップで買ったものなのです!
100円ショップで買った画材を使って、果たしてどのような絵が描かれるのか?
市川市内の様々な景観を水彩画で表現している当アカウントは、オンリーワンの存在感を放っています。私が空疎な言葉を重ねるよりも、百聞は一見に如かず、いくつかの作品を、見て感じていただきたいと思います。
* * * * *
浦安市の夢と魔法の国がディズニーランド&シーであるならば、市川市には、トキメキの不夜城、大慶園があります!
大慶園のすぐそば、市川市動植物園です。
高谷にある浄土宗のお寺、海中山了極寺です。動植物園の絵と同様、前面に木が描かれていますが、色調は大きく異なります。
江戸川放水路を渡る東西線の列車内、車窓から見た光景です。
同じ江戸川放水路を、原木中山駅がある方から眺めた光景です。
この階段を描こうと思ったことに、私は驚きを禁じえませんでした!
階段を設計した人、施工に関わった人に、この絵を是非見ていただきたいですね。
そして、本八幡北口の街並みを象徴する存在、ハタビルです。
感じろ!このドライヴ感!
(すみません、ついエキサイトして命令形で発してしまいました)
もうすぐ、真間の継橋の近くにクラフトビールのブルワリーが完成し、美味しいビール(まるやブルワリー)が飲めるようになりますね!
いかがでしょうか。
普段、何気なく見ている、一見、ありふれた景色。
当たり前のように感じている場所も、「見方」を変えれば、「感じ方」が変わり、「見え方」が変わるのかもしれません。
自分はこう見た!こう感じた!自分にはこう見えた!
それを100円画材で大胆に表現する姿勢に、私は勇気づけられています。
さて、ここからは後半、店舗・商業施設シリーズです。
最初に紹介するのは、重いジーンズで知られるサカイさん。
そして、市川駅北口を象徴する建物、ヤマザキプラザ。
本八幡北口にハタビルあれば、市川駅北口にヤマザキプラザあり。
毎年設置されるコルトンプラザのクリスマスツリーは、毎年違うツリーです※4。
イオンのここを描くとは!
妙典駅利用者でも、この商業施設の名を認識している人は少数派なのでは?と、かつて(2007年11月~2012年3月)妙典駅の利用者だった私は睨んでいます。
夜のコーナンですね。青い看板、クリーム色の照明、赤い自動車。
田尻にあったメトロ市川店です。ドイツの流通企業メトロが昨年(2021年10月末)に日本から撤退し、この店舗も閉店してしまいました※5。
移り変わる街並みを、水彩画で描き、絵として残すアカウント『市川市を絵で描く』を、もっと多くの市川パースン※6に、見て、感じて欲しいと思っています。100円の画材で、この迫力!まさに、
弘法、筆を選ばず!
というわけで、最後に、真間山「弘法」寺の絵で、本稿を締めくくります。
〈注釈〉
※1:私、つまり、本稿の筆者は、フリースタイル市川のメンバー、ノスタルジー鈴木です。
※2:ポスト印象派とは、「目に焼き付くほどのハッキリとした色と形で現実世界の夢を描いた美術様式」(ZERO ART Webサイトより https://zeroart.jp/archives/3557)。
※3:「ヌ・アント!」は、「何と!」の意味で、驚きを表す場合に用いられます。主に私によって。
※4:数年前、クリスマスツリーに電光掲示板が設置されており、リクエストした文字列を表示してくれる仕様になっていました。私が覚えているのは「武豊選手、おめでとうございます!」というメッセージです。
※5:メトロは、プロ向けに食品を販売する業務用の店でした。食材やお酒の仕入れ先として重宝していた市川市内の飲食店さんが多かったと思われます。
※6:市川パースンとは、市川市民だけでなく、市川市で働いている人、市川市の学校で学んでいる人、市川市が好きで頻繁に訪問しては飲食店を漫遊してエンジョイしている人※7などを含む、市川市に関わりのある人(パースン)を指す語です。
※7:市川市が好きで頻繁に訪問しては飲食店を漫遊してエンジョイしている人としては、週末八幡botさんがよく知られています。