【コラム】「地域での活動に興味があるけれど、きっかけがないというあなたへ」

コラム

公開日 2023年1月26日

冒頭の画像はAugusto OrdóñezによるPixabayからの画像を一部加工したものです。

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まちづくりNPOのフリースタイル市川は、Webサイトを通じて、自分たちの活動に関する情報を発信するだけでなく、まちづくりのことや、地域活動のこと、市川市のこと、コミュニティのこと、地元で楽しく生活するために必要なことなどについて、考えたことや、調べてわかったこと、あるいはわからないことを、気軽に読めるコラムとして、日々、公開しています。

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新しい記事はもちろん、古いものであっても、今読むと発見があるかもしれません。是非、(すべての、と言いたいところですが、そうもいかないと思うので)気になるタイトルの記事を読んでみてください。

ボランティア希望者と市民団体のマッチングをしている松戸市

今回のコラムのタイトル、「地域での活動に興味があるけれど、きっかけがないというあなたへ」は、次の文章からの引用したものです。

地域での活動に興味があるけれど、きっかけがないというあなたへ

・定年前に、今後やりたいことを見つけたい
・土日だけ・朝だけでも地元で何かしてみたい
・仕事以外のつながりをつくりたい

そんな方にぴったりなのが本企画です。
松戸市内の市民活動団体(NPO・ボランティア団体・町会・自治会など)の中から、興味のある分野・日程の合うところを選び、実際に活動を体験できます。
住み慣れた地域のことをもっとよく知るキッカケになったり、参加者同士の横のつながりができたりするのも魅力です。
地域で何か活動したいと思っている皆さん、気軽にご参加ください。

出所:松戸市公式Webサイト、「『大人のためのボランティア体験』の参加者募集中」(更新日:2022年10月1日)、https://www.city.matsudo.chiba.jp/kurashi/shiminkatsudou/kyoudou_machidukuri/support-center/eventkouza/otona-volunteer.html、2023年1月23日閲覧

これは、松戸市の公式Webサイトに掲載されている文章です。松戸市に在住・在勤・在学の18歳以上の方を対象に、興味のある市民団体の活動(ボランティア活動)にお試しで参加できるというものです。

このような体験の機会を提供する仕組みがあると、地域活動をしてみたいけれど、その手がかり、足がかりがないと思っている参加希望者(潜在的な参加者)が、具体的な一歩を踏み出しやすくなりますね!素晴らしいと思います。どんな団体が市内にあるのかを知るきっかけにもなります。新メンバーの参加を求めている団体としても、ありがたいはずです。

画像出所:松戸市「大人のためのボランティア体験」チラシより(2022年10月に参加者の募集があり、2022年11月から2023年3月までの期間にボランティア体験ができるもの)

松戸市では、この他にも、松戸市に在住・在学の中学生、高校生、専門学校生、大学生等10代から20代の青少年を対象とした「ボランティア体験講座『Let’s体験!!2022』」という次世代育成事業もおこなっています。以下のような分野の、40を超える団体(活動場所)から、興味のあるものを選んでボランティア体験ができるというものです。

  • 環境づくり
  • まちづくり
  • 多文化共生のまちづくり
  • 子どもが地域で楽しく過ごせる場
  • 子どもの夏休みイベントのサポート
  • 子ども食堂
  • 福祉
  • その他

市民にとって、家でもなく、学校や職場でもない、「地域」で活動することが、特別なことではなく、より一般的なもになれば、その地域は盛り上がるでしょうね。

以上、行政が、市民の地域活動が盛んになる土壌づくりをサポートしてくれている、お隣、松戸市の事業を紹介しました。

市川市でもこのようなマッチングのイベントがあると良いですね。市民が地域の団体のことを知る契機になりますし、各団体は、新しい仲間を増やす機会になります。後掲しますが、市川市には、地域活動が盛んではないと思っている人が多いというデータもありますし、人手不足に悩んでいる団体も多いです。地域活動の活発化を目指すのであれば、マッチングイヴェントは有効な一手となるはずです。

市川市民の地域活動に対する意識

このブロックでは、市川市民の地域活動に対する意識や印象などについて、調査結果を元に確認してみます。

『I&Iプラン21 市川市第二次基本計画(2011~2020年度)総合評価書』(https://www.city.ichikawa.lg.jp/common/pla01/file/0000373747.pdf)に掲載されているデータを用いてグラフを作成しました。これら(後掲の3つのグラフ)は、

  • 地域の中で役割を持ち、誰かに必要とされている実感を持てたと思う
  • 地域のコミュニティ活動が活発になったと思う
  • ボランティアやNPOなどの市民活動が活発になったと思う

という3つの質問に対する回答を集計したものです。回答者は、各質問について、「そう思う」、「ややそう思う」、「どちらとも言えない」、「ややそう思わない」、「そう思わない」の5つの選択肢から最も当てはまるものを1つ選択する方式で回答しており、ここでは、「そう思う」と「ややそう思う」の回答割合の合計値について、2011年度の計画値と、2020年度に実施した調査結果を比較しました。

2011年度の計画値は12.9%、9年後の2020年度は10.1%と2.8ポイント低下しています。
2011年度の計画値は22.0%、9年後の2020年度は16.2%と5.8ポイント低下しています。
2011年度の計画値は24.5%、9年後の2020年度は14.6%と9.9ポイント低下しています。

調査結果によると、「地域で役割を持ち、必要とされている実感がある」と思っている市川市民は少数派だといえます。「コミュニティ活動が活発になった」と思う市民、「ボランティアやNPOの活動が活発になった」と思う市民も少数派です。

もっとも、2020年度は、新型コロナウイルス感染症が拡大した年で、外出の自粛、、会食の自粛、対面イヴェントの自粛が奨励されていました、その影響もあり、その時点では、市川市では地域活動が活発ではないと思っていた人が多かったのだろう、とも思います。

このデータに引っ張られる必要はないと思いますが、頭の片隅に置いておき、例えば、自分は最近、「地域の中で役割を持ち、誰かに必要とされている実感を持てたと感じたか?」、「市川市でコミュニティ活動やNPOの活動で新たに注目するようになったものがあるか?」と自問自答してみると良いと思います。あるいは家族や地域の友人・仲間に、この質問をしてみるのも面白いですね。

ちなみに、上の3つの棒グラフは、以前に公開したコラムにも掲載したものです。

繰り返しになりますが、市川市でも松戸市のように、地域活動に参加してみたいと考えている個人と、新しいボランティアのメンバーを募集したい団体の、マッチングを図るイヴェントや、体験会が開催されるようなことがあればよいと思います。フリースタイル市川がそのような場を用意することも、できなくはないと思っています。こんなイヴェントがあればうれしいというようなご意見があればお知らせください。

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それでは、また、お会いしましょう。

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