【コラム】75歳以上は「後期高齢者」?「ゴールドシニア」?

コラム

皆さん、「高齢化率」というものをご存知ですか?これは、「人口に占める高齢者の割合」で、単位は%です。

ここで、「高齢者」というのは、「65歳以上」のことです。高齢者人口を老年人口と呼ぶ場合もあります。

日本の社会は、少子高齢化が進んでおり、外国籍の方を含む国内人口の総数が減少している一方で、高齢者(65歳以上)の人口は増加しています。

総務省統計局によると、2022年10月1日現在の日本の総人口(外国人を含む)は12年連続で減少し、1億2,494万7千人となりました。また、高齢化率は29.9%で過去最高となりました(情報出所:総務省統計局、https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2022np/index.html#a05k01-a

ちなみに、65歳以上の高齢者を、年齢によって二分し、65~74歳を「前期高齢者」、75歳以上を「後期高齢者」と呼びます。

市川市における項御礼者の割合を見てみましょう。下図は、2018年3月の推計値で、市川市の総人口を100%としたときの、15歳未満(0~14歳、年少者人口)、15歳以上65歳未満(15~64歳、生産年齢人口)、65歳以上75歳未満(65~74歳、前期高齢者人口)、75歳以上(後期高齢者人口)の割合を表しています。2015年のデータのみ実績値で、2020年以降は推計値です。

出所:千葉県公式Webサイト、「(健康情報ナビ)健康寿命ほか、健康施策の推進をサポートする各種統計情報」掲載データより作成、https://www.pref.chiba.lg.jp/kenzu/seikatsushuukan/kennkoujyouhounabi.html、2023年1月22日閲覧

グラフの4層のうち、上2層(水色の層と青の層)が厚みをましていくことがわかります。この2層の割合が高齢者率ですね。2020年時点では、前期高齢者と後期高齢者が拮抗していますが、それ以降は、2045年まで、後期高齢者の方が前期高齢者よりも多い(割合が大きい)です。

市川市は、国全体や千葉県全体と比べ、高齢化率が低く、生産年齢人口の割合が高い、平均年齢の比較的若い自治体です。しかし、今後は高齢化率が上昇していくと予測されています。

市川市では、最近、子育て世帯を対象とした施策が発表されており、人口の自然増(出生数の増加による)や、社会増(市外からの転入による)を目指していることがわかります。

一方、高齢化が進むことをふまえ、後期高齢者に元気に生活してもらうため、外出を促し、健康に対する意識向上を図るべく、この人たちを「ゴールドシニア」と呼び、イベント「ゴールドシニア75↗」を行うそうです。2023年5月30日の記者会見で田中市長が語っていました。

本画像および冒頭の画像は市川市公式YouTubeチャンネルより、2023年5月30日の記者会見の様子を引用したものです。https://www.youtube.com/watch?v=y1PgdFSuMmI

シニアというと、かつて、JR(旧国鉄)には、シニアの方々などに優先的に座ってもらう「シルバーシート」がありました。今は名称が優先席に変わっています。

高齢者をシルバーと呼ぶことはありますが(ありましたが)、ゴールドと呼ぶのはユニークですね。「ゴールドシニア」という語をGoogleで検索すると、ゴルフの68歳以上の選手が出場する大会にその名が冠されていることがわかりました。

そういえば、イオンさんでは、高齢者というよりは中高年と言った方が良いのでしょうが、アクティブな55歳以上の人々を、「グランド・ジェネレーション」と呼び、略称の「G.G.」を色々なところで使っていますね。

画像出所:GGワオンWebページ、https://www.waon.net/card/gg/c0098/

市川市は健康寿命日本一を目指しています。私は常々、(日本一を目指すのは良いことだと思いますが)現在は日本で第何位で、上位なのか中位か、それとも下位なのかを知りたいと思っています。データを探しても出てこないのでわかりませんが、かなり前の市川市議会の会議録か何かで、市川市の健康寿命は千葉県の平均よりも短かったような記憶があります。

と、思っていたら、自分で過去に書いたこの記事の中で、2008年、2011年における市川市の健康寿命を紹介していました。

私の父は、ゴールドシニアになる前に病で亡くなりましたが、生きていれば81歳のゴールドシニアでした(If he were alive, he would be 81 years old now.)。今後、市川市がゴールドシニア関連の事業をどのように進めていくのか、注視していきたいと思います。私の父も草葉の陰からそっと見ているに違いありません。

* * * * *

執筆日 2023年6月4日
公開日 2023年6月7日