【コラム】31.63%――ド派手に外れてほしい、この予想(4月23日の市川市議会議員一般選挙の投票率)

コラム

公開日 2023年3月28日
※冒頭の画像は、市川市公式Webサイト「各種選挙結果」掲載データを基に作成したものです。

もうすぐ、4年に1度の「祭り」がありますね。国民の多くが参加できる「祭り」が。それは、「統一地方選挙」です。

ところで、少し前に、第5回WBC(World Baseball Classic)で、日本が3大会ぶり3回目の優勝を成し遂げたことは記憶に新しく、多くの人が熱狂していましたね。昨年、2022年は、11~12月にFIFAワールドカップが開催されましたし、2月には北京で冬季のオリンピックとパラリンピックが行われました。その前年、2021年には東京で夏季のオリンピック、パラリンピックが開催され、いずれの大会でも日本選手、日本チームの活躍に胸を熱くした人が多かったです。もちろん、国籍によらず、ナイスなプレーにエキサイトしたぜ!という人もいることでしょう。

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オリンピックやパラリンピック、ワールドカップは、4年に1度の開催ですが、それは「統一地方選挙」も同じです。

市川市では、4月の第2日曜日である4月9日(日)が「千葉県議会議員一般選挙」の投票日第4日曜日である4月23日(日)が「市川市議会議員一般選挙」の投票日です。有権者の皆さん、ぜひ、選挙という祭りに参加しましょう!

この動画の開始30分より数秒前くらいのところから、選挙という祭りに参加することを呼び掛けています。誰が?私が。

この動画の中で、だれに投票すればよいのか?という疑問に対して、私は、「星野源のオールナイトニッポン」にゲスト出演した荻上チキさんの言葉を引きながら、「(推し候補がいないのであれば)マシな人に投票すれば良い」、「推し、または、マシ」と言っています。

ところで、冒頭のグラフは、過去6回の市川市議会議員一般選挙の投票率(男性、女性、合計)です。2007年を例外として、低下を続けています。

下の表で、グラフの数値(合計)を改めて眺めてみましょう。

坂道を転がり落ちるように、投票率が下降を続けており、2011年、2015年、2019年と、3回連続で40%を下回っています。有権者の6割以上が市議会議員一般選挙に投票をしていないのが、市川市なのです。

え?投票率?そんなに気にする必要があるの?

と思った人は、是非、この記事をご覧ください。何を隠そう、フリースタイル市川のWebサイトで公開している数々の記事の中でも、屈指の訪問者数を誇るのが、このコラム「投票率が低いことは何が問題なのか」なのです。

ここでも紹介しているのですが、市川市で行われた主要な選挙の投票率を、それぞれ過去2回分ずつ確認してみます。

千葉県知事選挙、市川市長選挙、衆議院議員選挙、参議院議員選挙の4つの選挙は、いずれも、前々回よりも前回の投票率が高いのです。前回の投票率が高かったのではなく、前々回が低すぎて、前回はそれよりは高かったという程度のものではありますが、それでも、明らかに高くなっていると言え(4.22~7.99pptという上昇幅)、良い兆候と言えるでしょう。

記事のタイトルにある「31.63%」は、私が機械的に予想した、2023年4月23日(日)の市川市議会議員一般選挙の投票率です。過去2回の投票率の変化(-1.29pptと-1.90ppt)の平均値を、前回から次の選挙の投票率の変化として求めた、雑な予想です。

ご安心ください。きっと外れると思います。先程確認した4つの選挙の投票率は、前々回から前回へと、4.22~7.99pptも上昇しています。市川市議会議員一般選挙の投票率も、5pptくらいは上がってもおかしくありません。

もし、5ppt上昇したとすると、投票率は、先の私の予想、「31.63%」より6.60ppt高い「38.23%」となります。それでも、4割を切っている、換言すれば、市川市の有権者の6割以上が投票しないということで、低水準であることに変わりはないのですが。

ちなみに、昨年、2022年の参議院議員選挙(千葉県選挙区)の市川市の投票率は、50.02%でしたが、市内78箇所の投票所での投票率には、大きな差がありました。最高が60.5%(市川地域ふれあい館)、最低が40.3%(富美浜地域ふれあい館)でした。

上の方で、「選挙は祭り」と書きましたが、これについては、先日公開したこちらの記事でも触れているので、読んでみてください。

と、いうわけで、有権者の皆さん、選挙という祭りに参加しましょう!投票しましょう!