【コラム】各地で多文化共生イヴェントが開かれています~おとなり江戸川区で「えどイン・フェス’23」開催(12月10日)~

コラム

冒頭の画像、インパクトがありますよね。この画像は、「えどイン・フェス’23 江戸川区」のメイン・ヴィジュアルです(一部加工)。

あ!今、「『えどイン・フェス’23 江戸川区』って何?」と思いましたね!

待っていました、その質問!

先日(2023年12月4日)、こんな記事を公開しました。読んでいただいた方も多いと思います(もし未読でしたら、本稿読了後に飛んで行って読んでください)。 “こんな記事”は、本稿公開後に公開されます。今、読者のあなたが、いつの時代、いつの時間軸にいるのかによって、”こんな記事”を読めるか否かは異なる点にご注意ください(2023年12月6日加筆)。

【コラム】112か国・約1万8千人の外国籍の方が暮らす市川市が「多文化共生社会」を目指すのは自然なこと
https://fs-ichikawa.org/intercultural_society_2023winter/

このコラムの最後の方に書きましたが、全国各地で「多文化共生イヴェント」が開催されています。確認した11月と12月だけでも、何件も。例えば…

北海道恵庭市
多文化共生 フェスタ えにわ

2023年11月16日(木)18:00-20:00、市民会館中ホール
〈外国人と地域住民との新たなる交流のきっかけとするため、「多文化共生フェスタ」を初めて開催します。外国人の発表のほか、基調講演では、講師に“多文化共生のあり方”や“やさしい日本語”の活用についてもふれ、地域住民と外国人の「共生」を考える機会とします。〉
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/soshikikarasagasu/kikakushinkoubu/kikakuka/shimaitoshi_yukotoshi_kokusaikoryu/2/17738.html

神奈川県横浜市保土ヶ谷区
第34回ほどがや多文化共生フェスタ

2023年11月19日(日) 10:00-15:00、横浜市岩間市民プラザ
〈ほどがや多文化共生フェスタは、年に一度、保土ケ谷区とほどがや国際交流ラウンジが共催する大イベントです。地域に住む外国人、日本人の皆さまに楽しんでいただけるプログラムをご用意しています。〉
https://www.city.yokohama.lg.jp/hodogaya/kurashi/kyodo_manabi/kyodo_shien/tabunka/default20191018131.html

群馬県伊勢崎市
多文化共生フェスタいせさき2023

2023年11月23日(木・祝) 10:00-15:00、ナルセグループ伊勢崎市民プラザ
〈国籍を問わず各国の人々が集い、ダンスや伝統衣装を披露し、世界の料理を楽しめるイベントを開催します。〉
https://www.city.isesaki.lg.jp/soshiki/siminbu/kokusai/kokusai/19277.html

北海道北広島市
多文化共生まちづくりワークショップ

2023年12月2日(土) 13:00-15:00、北広島市役所 1階多目的室
〈市内に住んでいる外国人が暮らしやすいまちを目指し、外国人と日本人との交流やグループワークを通して多文化共生について学ぶワークショップを開催します。〉
https://www.city.kitahiroshima.hokkaido.jp/hotnews/detail/00152188.html

埼玉県川口市
多文化ふれあいフェスタ

2023年12月16日(土) 10:00-15:00、川口駅前市民ホール
〈川口市で活躍する外国人住民と「食」を通じて触れ合ってみませんか?様々な国の食品・物品販売等を行います!〉
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01060/020/4/29293.html

ナドナド・ナード。

She Wants To Move / N.E.R.D.(ナード)

さて、市川市も多文化共生社会の実現を目指していますが、おとなりさん(というラジオ番組がありますよね。聴いたことはありませんが)の東京都江戸川区は、全国屈指の多国籍シティです。2022年12月末時点の在留外国人数は全国の市区町村の中で3番目の多さです(市川市は22位。出入国在留管理庁「在留外国人統計」より)

その江戸川区の西葛西で、数日後の2023年12月10日(日)に開催されるのが、「えどイン フェス’23 江戸川区」です。

えどイン・フェス’23 江戸川区
https://edoinfest.tokyo/

江戸川区の南部に位置し、都心や千葉方面からも好アクセスな街…ここ西葛西は、リトルインディアと呼ばれるほどインドの方々が多く生活し、様々な文化が交錯しています。
当イベントでは小松菜といった江戸川区の名産・隠れた新規特産品の販売に、区内で活躍する選りすぐりのキッチンカーが出店。インド料理の名店の味もその場でご堪能いただけます♪

飲食以外には、SDGsフリーマーケットの実施ほか、地域の学校や団体の『新しい発表の場づくり』としての機能を発揮すべく、江戸川区にかかわる皆様の知恵と力が結集。子どもから大人まで誰もが楽しめるステージコンテンツなど‥地元の元気につながる“江戸印な”コトをお届けします。

多様な魅力の発信、地域活性化はもちろんのこと、国境を越こえた“ちがう”文化的背景を知ることで、新たな「価値創造」をも生み出し、また、地域住民等とともに交流をきっかけとした、あらゆるサステナビリティの結節点(ハブ)でありたい…そんな未来志向なイベントです。
江戸川区南北をつなぐ、参加・協働型のイベントとして位置づけながら、その機運醸成に向けて取り組んでまいります!

出所:えどイン・フェス’23 江戸川区 公式Webサイト、https://edoinfest.tokyo/、2023年11月22日閲覧、青太字は筆者による強調

イヴェント概要(えどイン・フェス’23公式Webサイトより)

  • 開催日時:2023年12月10日(日) 10:00-16:00
  • 参加費:入場無料[Admission Free]
  • 会場:新田6号公園(自由広場)
  • 所在地:東京都江戸川区西葛西8丁目6(西葛西駅から徒歩10分。バスの場合は「第七葛西小学校前」で降車するとスムーズとのこと)
  • 雨天の場合:2024年1月28日に延期
  • 共催:えどイン実行委員会/総合レクリエーション公園 指定管理者 (株)日比谷アメニス

Webサイトを見ると、多彩な食べ物、ダンスなどのパフォーマンス、大道芸人など、おなかも胸もいっぱいになりそうなコンテンツで溢れています。

ところで、リトルインディアと呼ばれる西葛西ですが、江戸川区全域には、どのくらいインド人が住んでいるかというと、江戸川区の生活振興部 マイナンバー推進課 (住民基本台帳)の資料によれば、2022年1月1日時点で、江戸川区で暮らすインド国籍の方は5,201人ということです(下図参照)。江戸川区に住むインド人の多さは、市川市の631人(2022年9月時点)と比べると、際立ちますね。

出所:「2022年(令和4年) 統計江戸川」より作成(元資料は江戸川区の生活振興部マイナンバー推進課 「住民基本台帳」)

フェスの総合受付では、10:00-12:00に、フードバンクジョイライフさんが、フードドライブを実施(食品の寄付の受け付け)するそうです!
参考:https://edoinfest.tokyo/program/%e3%83%95%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%90%e3%83%b3%e3%82%af%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%95/

フードバンクジョイライフさんの公式Webサイトを閲覧したところ、特殊な表現に目が留まりました。引用します。

 フードバンクジョイライフは愛と信頼を礎にして今にも噴き出すマグマの如く、その情熱をフードバンクという形にする福祉ボランティア団体です。

 目標として、年間522万トンというフードロスの削減、また7人に1人満足に食事が摂れないという困窮状況、そして親から子への貧困の連鎖という問題に正面から取り組み、お互いが助け合い、支え合い、真に「ありがとう」と言える、言われるように努力します。

 特にSDGsの1番、貧困をなくす、また2番、飢餓をなくす、12番、作る責任、使う責任、17番、パートナーシップは、SDGs達成に繋がる重要なアクションです。

出所:フードバンクジョイライフ公式Webサイト、メインページ内の会長挨拶(代表の髙橋信行さんの言葉)、https://fb-joylife.jimdofree.com/、2023年11月22日閲覧、太字は筆者

愛と信頼を礎にして
  今にも噴き出すマグマの如く
    その情熱をフードバンクという形にする

迫力がすごいですね!

フードバンクジョイライフさん、気になる存在です。

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12月10日(日)、ご都合が合えば、西葛西で行われる「えどイン・フェス’23 江戸川区」に足を運んでみてください。市川市からも行きやすい場所ですよ。私も赴く予定です。会場の新田6号公園で私を見かけたら、お声がけください!

それでは、See Ya !

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執筆日 2023年11月22日、26日、12月6日
公開日 2023年12月6日