【コラム】ニッケコルトンプラザ(市川市)の先輩、ニッケパークタウン(加古川市)

コラム

冒頭のピンボケ写真(ピントが合っておらずボケている写真の意)は、

__川市にある、ニッケ_______

で撮影したものです。

市川市にある、ニッケコルトンプラザ

かな?でも、私が知っているコルトンとは違うみたいだけど…

その直感は正しいです!コルトンではなく、

加古川市にある、ニッケパークタウン

の写真です!2023年11月18日の夜、初訪問しました。

ニッケパークタウン内で撮影したイヴェントで使用するシート。荷物を抱えているのは、ニッケグループのマスコットシープ「う~るん」。
日本毛織株式会社の公式Webサイトによると
〈創業時のチャレンジ精神と、経営理念にある「やさしく、あったかい」を体現するシンボルです〉とのことです。

ニッケパークタウン 公式Webサイト
https://nikke-parktown.com/

ニッケパークタウンは、ニッケコルトンプラザと同様、ニッケ=日毛、すなわち、日本毛織けおり株式会社の名を冠した商業施設です。両者ともに、現在は、日本毛織から独立したニッケ・タウンパートナーズ株式会社が運営しています(ニッケ・タウンパートナーズは2015年12月1日に設立されました)。

ニッケパークタウンは、1984年2月8日に開業した、日本毛織にとって最初のショッピングセンターですが、所在地は、1896年に設立された日本毛織が1899年に初めてつくった工場、加古川工場があった場所です。日本毛織の最初の工場の跡地に、最初のショッピングモールがあるというわけです。創業地である加古川工場の一部を再開発するにあたり、地域に貢献できる事業として、「地域コミュニティーの場」「地域の利便性の向上」を目的にスタートしたニッケパークタウンは、「地域の皆様にとって、まるで空気のように欠かせないショッピングセンター」を目指しているそうです※1

ニッケパークタウンで入手したチラシの一部。「素敵な時と出逢う街」

ちなみに、ニッケコルトンプラザは、加古川のニッケパークタウン開業の4年後、1988年11月25日に開業しました。所在地は市川市鬼高ですが、この地も、やはり、かつては日本毛織の工場でした。1950年代前半には、従業員が2,500人以上となり、羊毛紡績工場として東洋一の規模を誇ったそうです。この工場の歴史は、1920年に始まりました。最初は上毛モスリン中山工場で、1927年には共立モスリン中山工場となった後、1941年、日本毛織が共立モスリンを吸収合併したことにより、日本毛織中山工場となり、1982年まで稼働し続けました。

コルトンプラザは、創業時、市川市に「工芸学校のある街をつくります」と宣言しています。この宣言には、「東京のベッドタウンではなく、ニュータウンとして、自分の生まれた街に住み、働き、文化を楽しむくらしをつくりたいという願い」が込められているそうです※1

ちなみに、ニッケパークタウンには、コルトンには入っていない店舗も色々ありました。

コルトンから近い場所に、かつて1号店があり、今もその跡地が記念館として保存されているサイゼリヤは、以前はコルトンにありましたが、今はありません。そのサイゼリヤが、ニッケパークタウンにありました。冒頭の写真はサイゼリヤの目の前から撮影したものです。

同じく、かつてコルトンにあったものの、今はもうなく、ニッケパークタウンには現存するのとして、企業ではなく業態ですが、カラオケ店が挙げられます。

コルトンにあってニッケパークタウンにないものの代表は、映画館です。その代わりと言ってはなんですが、ボウリング場がありましたよ、ニッケパークタウンには。

相違点も色々ある、ニッケの2つのショッピングセンターですが、共通するテナントも少なくありませんでした。というか、かなり多かったです。

  • アイシティ
  • ABC-MART
  • オリヒカ
  • カルディコーヒーファーム
  • GRAN SAC’S
  • グローバルワーク
  • コナミスポーツクラブ
  • SM2 keittio
  • サンマルクカフェ
  • スターバックス コーヒー
  • 3COINS+plus 
  • ソフトバンク
  • ワイモバイル
  • トイザらス・ベビーザらス
  • Honeys
  • ピュアハートキッズランド 
  • マツモトキヨシ 
  • 無印良品
  • ユニクロ
  • Right-on

他にもあるかもしれませんが、これら20の店舗は共通していることを確認しました。

この日、ニッケパークタウンを訪れた私は、フードコートで食事を取ったのですが、実はニッケパークタウンのフードコートの名前は「フードテラス」なのです。え?一体、何が「実は」なの?と思うかもしれません。何が「実は」なのか。それは、コルトンプラザと同じ名前だということが、です。

――と、いうわけで、普段、ニッケコルトンプラザを高頻度で利用している私が、初めて訪れたコルトンの先輩にあたるニッケパークタウンについて綴ってきました。そんな私ですが、ニッケCP(コルトンプラザ)とニッケPT(パークタウン)のどちらが好きなのかと問われたら、迷わず「CP!」と答えます。

というのも、私にとって家の近くに映画館があるということは「何よりも大切」(または「何より大切」)※2なのです。今年(2023年)、1月1日から11月19日までに、「TOHOシネマズ 市川コルトンプラザ」で鑑賞した映画は、15作に上ります。

  1. SHE SAID その名を暴け
  2. THE FIRST SLAM DUNK
  3. エゴイスト
  4. 鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ
  5. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvol.3
  6. 最後まで行く
  7. 怪物
  8. 忌怪島
  9. スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
  10. ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
  11. ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
  12. 君たちはどう生きるか
  13. アリスとテレスのまぼろし工場
  14. BAD LANDS バッド・ランズ
  15. キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
  16. ゴジラ−1.0

家の近くにCP(コルトンプラザ)があるという環境に慣れてしまった私にとって、PT(パークタウン)がどうこうということではなく、CPは欠かせない存在で、失いたくないものなのです。

それでは、またお目にかかりましょう。

ニッケCP(コルトンプラザ)で私を目撃したら、やさしく見守っていただければ幸いサイワイです。

市川まちガチャ町名小判札「幸 / サイワイ」の黄色はパイナップルを想像させます。

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〈注釈〉

※1:2箇所ともカッコ内は、流通ニュースの記事「トップインタビュー/ニッケ・タウンパートナーズ 清水泉社長」(2023年11月2日)https://www.ryutsuu.biz/column/p110211.html からの引用です。

※2:米米CLUBの浪漫飛行では、「逢いたいと思うこと」が「何よりも大切」と歌われています。一方、米米CLUBの「君がいるだけで」においては、「君がいるだけで心が強くなれること」が「何より大切なこと」だということを、「君」が「気付かせてくれた」と歌われています。後者は、しかし、「何より大切」とは言いながらも、「君がいるだけで心が強くなれること」は、「大切なこと」の one of them だと思われます。と、言うのも、「君がいるだけで心が強くなれること」の前に「例えば」が付いており、これは、「何より大切なこと」の中のひとつを例として挙げていることだと捉えられるからです。

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執筆日 2023年11月19日(筆者が初めてニッケパークタウンを訪れた翌日)
公開日 2023年12月5日