【コラム】デジタル地域通貨「ICHICO」を寄付できる仕組みがあれば

コラム

執筆日 2023年4月15日
公開日 2023年4月18日

フリースタイル市川では、昨年(2022年)の7月4日に、「【コラム】もしデジタル地域通貨「いちコイン(仮)」が導入されたなら」と題した記事を公開しました。

その5か月後には、こんな記事を。

そして、今年(2023年)3月4日には、「広報いちかわ」に、「デジタル地域通貨『ICHICOいちこ』でまちを元気にしよう」と題された記事が掲載され、その3日後に、フリスタのWebサイトに「【コラム】市川市のデジタル地域通貨『ICHICO』」という記事が載りました。

「ICHICO」は、市川市において期間限定で導入されるデジタル地域通貨です。法定通貨ではないものの、限られた地域内では通貨のように振る舞う、というか、通貨として使うことができます。

ということは、法定通貨と同じように、寄付することができても良いと思うのです。

今回、市川市で2023年の5月下旬から8月末にかけて、デジタル地域通貨の実証実験を行うにあたっては、希望する利用者と、希望する店舗・施設の募集をしていました。もし、市川市内のNPO団体などで、デジタル地域通貨を寄付先になることを希望する団体が、寄付先団体リストに登録することができれば、そして、市民が、チャージしたICHICOや、貯めたICHICOを、登録団体に寄付することができれば、地域活動などをしている団体は助かりますよね。

例えば、寄付先として、子ども食堂を運営している団体やフードバンクが登録されていることを、Webサイト上や、アプリで確認できれば、ICHICO利用者が寄付する可能性があるでしょう。

既存の電子マネーの多くには、貯まったポイントを様々な団体に寄付できる仕組みがあります。これと同じような仕組みがICHICOにもあれば良いと思うのです。

8月まで実施される実証実験では、しかし、このような、いわば応用的な機能をアプリなどに付与すると、オペレーション、評価などが煩雑になるので、あえて仕組みを持たせていないとも考えられます。

実証実験が成功し、晴れて、ICHICOを市内全域で使えるようにすることが決まった暁には、寄付できるようにすることを是非ご検討いただきたい、そう願う、今日この頃です※1

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〈注釈〉

※1:「そう願う、今日この頃です」は、1996年に発売されたMr.Childrenの5枚目のアルバム『深海』収録曲「Mirror」の歌詞からの引用です。