【講演しました】コープみらい様の講座で稲村さんがスピーチとワークショップを担当しました(2023.9.27)

活動紹介

コープみらい様が千葉エリアのブロック委員の皆様向けに開いている連続講座にお招きいただき、フリスタの代表理事・稲村絵美里さんが講演とワークショップを行いました。

コープみらい様には、私たちのフードバンク事業(いちかわフードバンクbyフリスタ)の活動をご支援いただいていることもあり、私たちの活動内容や、活動を継続してきた中で重視していることなどをお伝えすることが、恩返しになればよいな、と、稲村さんが思ったかどうか確認していないのですが、恐らくそのような気持ちで、当日の講座を担当したと思います。

90分のうち、最初の60分は、フリースタイル市川の活動、稲村さんが個人で行っている活動、そして、彼女のドラマティックな半生について、地域とのつながりというテーマでスピーチを行い、その後、30分間、ワークショップを行いました。

貴重な機会をいただいたコープみらい様に、改めましてお礼を申し上げます。ありがとうございました!

稲村さんのプレゼン資料のうち、フリースタイル市川の活動に関する部分をいくつか抜粋して紹介します。

表紙はフォトグラファー越智貴雄さんに撮影していただいた素晴らしい写真を使っていました。

様々な専門性の高い職業、スキルを持った仲間!それが、フリースタイル市川!
フリースタイル市川は、市川市で町づくりをおこなうプロボノ集団です。
いちかわTMO講座なくしてフリスタなし!※1
フリースタイル市川誕生のきっかけとなったのは、いちかわTMO講座でした。
いちかわTMO講座を受講し、発表する稲村さんの様子。
仲間と共にNPO法人をつくるべく、ミッションや名称を検討しているところ。2020年の初夏。
フリースタイル市川の事業内容です。
フリスタの活動が多様化する過程で、少し前に事業部制を敷くことになりました。
最初期から現在に至るまで開催している交流イヴェント『いちカイギ』
2020年12月の第2回いちカイギでリアル会場3箇所をつないで、リアルとオンラインの参加者もつないで撮影した集合写真です。
いちカイギの実績はこんなところです。次は2023年10月31日(火)に千葉商科大学でやりますよ!
『いちカイギ』と並び大きな事業が『フードバンク事業』です。『いちかわフードバンクbyフリスタ』として活動中。
『第3回いちカイギ』で登壇して下さった西宮さんに促されて始まったのがフードバンク事業です。
コープみらい様から、まだ食べられるけれど、袋が破損したことなどが理由で販売できないお米を寄付していただいています。
市川市大和田にある通称シンソーコで、フードパントリーの準備をするスタッフの皆さん。
イオン市川妙典店の無印良品様の店舗でフードドライブのイヴェントを実施した時の様子。
JR本八幡駅の旧みどりの窓口の場所で実施したフードドライブのイヴェント。JR東日本様、京成電鉄様、都営交通様の3社と一緒に行いました。
ボランティアとしてフードバンクの活動を支えてくださっている頼りになる仲間たち、それがフードバンクチームのメンバーです!
皆さんのモチベーション、やりたいこと、やりたい理由などをヒアリングして、双方が納得した上で一緒に活動しています。
フードバンクチームの皆さんとフリスタのメンバーの懇親会の様子。ナイス・ミックス!
フリスタが活動する上で大切にしていることを稲村さんが言語化してくれました。
真面目に定例会議で議論することも多いフリスタですが、楽しくやろうという意欲が異様に強い点が特徴のひとつです。
野外で定例会議をやる(来訪できないメンバーの自宅とネットワークで接続)なんてこともありましたよ!
My Oden (妙典)でOden(おでん)を食べる師走かな。稲村さんがコミュニテ・マニジャーをつとめるgate.にて。
書籍『答えを急がない勇気』書影
意外と大事なネガティブケイパビリティ。焦って早く結論を出そうとするべきじゃないこともありますよね。
とはいえ、こういうことじゃないんだよ、という。
ネガティブケイパビリティは、思考が深まらず議論が深まらないのに焦って答えを急ぎたくなるところを
ぐっとこらえて、辛抱して、答えに近いものがぐっと立ち上げって来るのを待つこと、待てること、
その余裕を持つこと、でもあるかもしれないですよね。
本稿では紹介しなかった稲村さんの個人史に登場する色々な出来事も踏まえて、
地域とのつながりをつくる上で考慮すべきこととして、上のようなキーワーズを挙げた稲村さんです。

――という感じの講演を行ったわれらの代表、稲村さん、ありがとうございました!

ご依頼いただきました、コープみらい様、本当に貴重な機会をいただき、ありがとうございました!

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〈注釈〉

※1:「いちかわTMO講座なくしてフリスタなし!」は、「アトロクなくして、進撃なし」や「タマフルなくして、進撃なし」のパロディです。これらは、アニメ化もされた人気漫画『進撃の巨人』の作者、諫山創(いさやまはじめ)氏が、TBSラジオ「アトロク」こと「アフター6SIXジャンクション」(現在も「アフター6SIXジャンクション2TWO」として放送中)や、前身番組「タマフル」こと「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」の熱心なリスナーで、その放送内容を『進撃の巨人』に反映しているということを知った番組パーソナリティ宇多丸氏が、半ば無理やり諌山創氏に言わせたような発言です。フリースタイル市川の誕生のきっかけとなったのは、市川市で16年か17年ほど続いている「いちかわTMO講座」の修了生、受講生が、期の違いを超えて、交流し、つながりを持っていたことなので、「いちかわTMO講座なくしてフリスタなし!」と言わざるを得ないのが現状※2なのです。

※2:「~~と言わざるを得ないのが現状」とは、ライムスターの宇多丸氏が多用する表現です。例文を挙げます。「ライムスターは日本のラップグループを代表する存在だと言わざるを得ないのが現状」

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執筆日 2023年10月14日
公開日 2022年10月20日