【ときわ書房本八幡店】永久に不滅です!

活動紹介

本八幡駅北口で1980年の11月に開店して以来、長年営業を続けてきた「ときわ書房本八幡店」さんが、昨夜(2022年5月31日の午後9時)、その歴史に終止符を打ちました。

「ときわ書房本八幡店」さんがいかに愛されたお店だったか、この場所で多くの人にとって「なくてはならない場所」だったか、ということは、皆様からお寄せいただいたメッセージをご覧いただければ一目瞭然です。是非、読み切れないほどたくさんいただいたメッセージをご覧ください。

市川市では、昨日の「ときわ書房本八幡店」さんを含む3つの書店が、4月、5月、6月の3か月間に、相次いで閉店します。書店で過ごす時間が生活の一部である私にとって、書店が減ることは、大変悲しいことです。

私は、本が好きなのですが、本を読むことだけでなく、書店に色々な本が並んでいるのを見ることも好きなので、実店舗の書店が減っていくことは残念でなりません。

好きな書店は、お気に入りの喫茶店と同じような存在でもあり、「自分の居場所」になっています。「サードプレイス」と言えるかもしれません。

出所」『【コラム】市川市で書店が3か月連続で閉店』https://fs-ichikawa.org/bookstore/

市川市民の多くにとって、本八幡という場所は「心のふるさと」だと言った人がいました※1。その本八幡の駅北口を印象付けるのは、象徴的な2つの建築、左のハタビル、右のパティオです。パティオの前身ビルの時代から42年間営業を続けてきた「ときわ書房本八幡店」さんが閉店することは、普段よく買い物をしている人だけでなく、最近利用していなかった人にとっても、本八幡の主要アイコンの1つが消滅するかのような衝撃ダメージがあるのではないでしょうか。

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「ときわ書房本八幡店」さんの最終営業日となった昨日の閉店間際に、「#ときわ書房本八幡店ありがとう プロジェクト」で皆様にお寄せいただいたお店へのメッセージを取りまとめて印刷したものを、当プロジェクトで広報として活躍してくださった本八幡botさんと共に、店長様にお渡ししてきました。

4月に閉店が明らかになってから、たくさんのメッセージを投稿していただきました。取りまとめて印刷し、冊子(上の画像がその実物です)にしたものを、皆様を代表して、お店にお届けしました。お店にお届けしたメッセージのほとんどは、こちらの記事に掲載しています。

メッセージをお渡しした際、店長様をはじめ、従業員の皆様は、本当にうれしそうな顔をしていました。メッセージを寄せてくださった全ての方に感謝を申し上げます(私たちは単なるメッセンジャーです)。

昨日まで、42年間、本八幡で営業してきた「ときわ書房本八幡店」さんは、もうありません。閉店間際のお店の様子を、私の粗い写真でお伝えします。

「ときわ書房本八幡店」さんを象徴するコミック売場の入口中心にそびえる推し漫画の棚。撮影:ノスタルジー鈴木 撮影日:2022.5.31(最終営業日)
『海が走るエンドロール』は、閉店する数日前に筆者が購入した作品です。「創作する」ということを描いたこの作品を、創造欲を刺激される「ときわ書房本八幡店」さんで購入できてよかったと思っています。撮影:ノスタルジー鈴木 撮影日:2022.5.31(最終営業日)
「ときわ書房本八幡店」さんのコミック売場の奥にある開け放たれた窓から、JR本八幡ステイションのプラットフォームやコルトンプラザを臨むと、心が落ち着くのです。 撮影:ノスタルジー鈴木 撮影日:2022.5.31(最終営業日)
「ときわ書房本八幡店」さんの最終営業日、閉店まで30分となった頃の雑誌コーナー。終止符が間もなく打たれることが伝わってきます。撮影:ノスタルジー鈴木 撮影日:2022.5.31(最終営業日)
4月1日にこの貼り紙を目にした時は、信じられませんでした。閉店してほしくないと思いましたが、ついに昨日、最終日を迎えました。 撮影:ノスタルジー鈴木 撮影日:2022.5.31(最終営業日)
「ときわ書房本八幡店」さんの掛け時計の針が、間もなく閉店の時を指し示します。 撮影:ノスタルジー鈴木 撮影日:2022.5.31(最終営業日)
季節の花である紫陽花を店長様にお渡ししました。「ときわ書房本八幡店は永久に不滅です!」の言葉を添えて。 撮影:ノスタルジー鈴木 撮影日:2022.5.31(最終営業日)
「ときわ書房本八幡店」さんの最終営業日に筆者が購入した本です。異色野球漫画短編集 変華球 / 手塚治虫 水木しげる あだち充 高橋留美子 松本大洋 吉田戦車 ほか、宇宙 ─そのひろがりをしろう─ / 加古里子(かこさとし)、雨と君と(2)/二階堂幸、その名を暴け/J.カンター、M.トゥーイー。撮影:ノスタルジー鈴木 撮影日:2022.5.31(最終営業日)
「ときわ書房本八幡店」さんで貯めたポイントを、最終営業日に使いました。
本八幡botさんと共に、店長様に皆様からのメッセージとお花をお渡しし、従業員さんたちに御礼を伝えて、お店を去る直前の「ときわ書房本八幡店」さんのコミック売場の様子。さようなら! 撮影:ノスタルジー鈴木 撮影日:2022.5.31(最終営業日)
「ときわ書房本八幡店」さんの営業終了後、パティオを出たところで撮影したもの※2。本当にありがとうございました! 撮影:ノスタルジー鈴木 撮影日:2022.5.31(最終営業日)

ポッドキャスト番組「!ka !ch!kawa(イカ市川)」の第133回の放送で、「ときわ書房本八幡店」さんの最終営業日の様子を少しだけお聴きいただけます。

『さようなら!ありがとう!ときわ書房本八幡店!』
https://anchor.fm/ikaichikawa/episodes/ep-e1j87ug

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ときわ書房本八幡店は、永久に不滅です!

〈注釈〉
※1:1999年、筆者の大学時代の師匠であった内山久雄教授(東京理科大学)は、「本八幡は市川市民の『心のふるさと』だ」と言いました。
※2:パティオの夜間出入口付近の店舗案内板は、5月31日の午後9時過ぎにはまだありましたが、翌日確認したら、外されていました。

パティオの夜間出入口付近の店舗案内板。閉店直後には残っていたパティオの案内表示は翌日には外されていました。 撮影:ノスタルジー鈴木 撮影日:左の写真は2022.5.31、右の写真は2022.6.1