【コラム】「沈没船・イン・ザ・ウォーター」、「放置船舶・オン・ザ・ウォーター」

コラム

かつて、市川市内の主要駅の周辺には、不法駐輪された自転車、放置された自転車が、たくさんありました。今は随分少なくなりましたね。

ストリートから放置自転車が姿を消しましたが、その一方で、市川市内のリバーサイド(真間川沿い)には破損した自動車が、そして、リバー(真間川など)には、放置艇(放置船舶)や沈没船があるのです。

2023年10月20日にフジテレビ系の番組『イット!』で、放置された自動車や船が真間川の下流あたりの景観を害している様が取り上げられていました。

FNNプライムオンライン
【独自】千葉・真間川沿いに“不法投棄の穴場”?横倒しの廃車・不法係留の船が50隻以上…「処分費用払えず放置」も
https://www.fnn.jp/articles/-/603621

千葉・市川市を流れる真間川の河川敷に広がる、異様な光景。
横倒しになった車やバラバラになった船などが放置されたままになっていた。

河川敷に放置されていたのは、20台以上の車。

底があらわになった車にはフロントガラスがなく、タイヤがパンクした軽トラックはナンバーが外されている。

ほかにも、大きく破損し、今にも崩れそうなほど傾いた船までもが放置されている。
周りには船体の破片が散乱し、かたわらには自転車も捨てられていた。

(略)

約500mに係留された50隻以上の船、実はすべてが“不法係留”の船なのだという。

川には沈没した船のほか、所有者が放置したとみられる船がいたるところに確認できた。

(略)

放置された車や船は、行政が撤去できないのだろうか。

真間川を管理する千葉・葛南土木事務所に聞くと、「現場はある程度は把握している」としたうえで、「放置車両・不法係留船については、撤去・指導を進めていきたい」と回答。

また船の不法係留については、「船の所有者に適正な船の管理をお願いしたい」述べるにとどめた。

出所:FNNプライムオンライン「【独自】千葉・真間川沿いに“不法投棄の穴場”?横倒しの廃車・不法係留の船が50隻以上…『処分費用払えず放置』も」(2023年10月20日)https://www.fnn.jp/articles/-/603621、2023年10月21日閲覧(太字は筆者)

市川市議会 では、20年以上前から現在に至るまで――例えば、2001年3月16日、2003年3月19日、2015年3月16日、2023年6月13日の市川市議会定例会で――「放置艇」、「沈没船」、「放置船舶」の問題を取り上げる議員がいましたが、現在でも解決されぬままです。

22年前、2001年3月、つまり、21世紀になった直後の市川市議会の会議録から引用します。

また、「江戸川など、プレジャーボート等の不法係留が問題となっているが、この規制もできるようになるのか」との質疑に対し、「今回の改正は漁港区域内が対象となっているため、規制の対象とはならない」との答弁がなされました。

出所:市川市公式Webサイト「2001年3月16日 会議録」https://www.city.ichikawa.lg.jp/cou01/kaigiroku20010316.html、2023年10月21日閲覧(太字は筆者)

21世紀になった時には、川に不法係留された船が問題であることが指摘されていたのです。

続いて、その2年後、2003年の会議録から、笹浪保議員の発言箇所の引用です。

 次に、江戸川左岸堤防の改修ですけれども、部長さん、簡単に困難であるというような答弁だったんですけれども、それはそれでいいんです。今回、何で江戸川区がこのように整備を始めたのかということなんですけれども、これは資料を取り寄せたんです。この工事の内容なんですけれども、放置船舶問題解決に向けて新たな計画を策定ということで、東京都船舶の係留保管適正化計画を東京都がつくって、それで、あそこの江戸川もその計画の中の一部として、プレジャーボートの係留保管施設、こういったものをつくっていると。それに合わせてだと思うんですけれども、あそこに河川敷のようなものをつくっている。
 行徳の方は、毎日、家からどんどんきれいになっているのを見て、江戸川区のはきれいになっていますね。あそこに、ああいう鉄骨ですばらしい係留施設ができています。同じ江戸川でも、こっちの行徳側の方は竹ざおが刺してあったり、木くいが刺してあったり、板切れで不法に道といいますか、川の中に渡し場をつくってやっている。船もまた、沈んだままになっている。何もきれいになってない。どうしてこんなに違うんでしょう。これは素朴な疑問ですよね。
 これは東京都の放置船舶対策として、このような事業をやっているわけです。取り締まりも厳しくしますよと。そのかわり、そういった係留場所もつくりますよということであれば、そこの係留場所に置かないプレジャーボートというのは、私、前から何回もプレジャーボート問題を取り上げてきましたけれども、取り締まりのしない方にどんどん来ちゃうじゃないですか。今、三番瀬でも県がやっていますよね。県が三番瀬の不法係留されているプレジャーボートを撤去します。じゃ、撤去したら、その船はどこへ行くんですか。取り締まりしないところへ行っちゃうじゃない。そしたら、市川市側の江戸川のところにみんなとまるじゃないですか。もっと今以上に、あそこは大変な場所になってしまいますよ。それであるならば県に要請するなり何なりして、同じように不法係留をなくす。なくすためには、そういった設備をつくっていかなければなくならないわけですから、設備をつくって、料金を取るなら取る、ちゃんとそのような対応をすべきだと思います。これ、江戸川区は東京都がやっているわけですから、市川だったら、市川ができなければ県にやってもらう、このような姿勢が大事だと思いますけれども、この点についてお聞かせください。

出所:市川市公式Webサイト「2003年3月19日 会議録」より笹浪保議員の発言部分、https://www.city.ichikawa.lg.jp/cou01/kaigiroku20030319.html、2023年10月21日閲覧(太字は筆者)

路上駐輪、路上駐車と同じく、川に不法係留された船も、前々から問題視されてきたわけです。きちんと取り締まる場所がある、すると、船を留めておくためにお金を払いたくない人は、まだ取り締まっていない、あるいは、見逃してくれる場所を求め、そこに船を置くようになる、そういうことですね。

駐車場、駐輪場を駅周辺などに整備して、有料にして、利用者にはそういう場所に停めてもらうようにする。それと同じことをしましょうよ、そう言っています。

さて、ぐっと現在に近付いて、今度は2015年の議会における質疑応答を紹介しましょう。

その前に、この質疑で言及されている「市川水路」について確認しておきましょう。陸を流れる川のようなものではなく、海の一部なのですね。

千葉港葛南区で、船橋水路のほぼ中央から分かれ、市川市高谷新町前面に至る長さ約 2.5 海里(4.6 キロメートル)、幅約 200 メートル、水深 6.5 メートルの掘下げ済水路

出所:横浜地方海難審判庁「千葉港『市川水路』における乗揚海難の分析」(2003年1月)、https://www.mlit.go.jp/jtsb/kai/chihoubunseki/h14/yokohamabunseki-14.pdf、2023年10月22日閲覧

海上保安庁の資料を引用します。下の図で、左上から右下に伸びている帯状の場所、これが、上の説明における、「長さ約 2.5 海里(4.6 キロメートル)、幅約 200 メートル、水深 6.5 メートルの掘下げ済水路」ということでしょう。

でも、Googleマップによると、ユニディ千鳥町店にもほど近い、この場所が「市川水路」でした。

下のやり取りから察するに、ここで言及されている「市川水路」は、後者、千鳥町に近い方であろうと思われます。

それでは、まず、質問者、西村敦議員の発言です。

 この沈没船なんですが、市川水路に放置されておりまして、このもともとの経緯なんですが、各地で沈没した船をそこに集めて集約しているんですね、ごみ捨て場みたいにして。開発が進んできたのにずっと放置をしてきたという問題があります。これは、1年前より市と県に依頼してきた経緯もありますが、現在開発が完了したのになかなかこれが片付けられない。中には、油が浮いているという証言もあります。自治会長としても動いているんですが、これに対して市としてもっとかかわっていくべきというふうに考えておりますが、市の見解を伺います。

出所:市川市公式Webサイト「2015年3月16日 会議録」より西村敦議員の発言箇所、https://www.city.ichikawa.lg.jp/cou01/kaigiroku20150316.html、2023年10月21日閲覧(太字は筆者)

市川水路で船が沈んだわけではなく(そういう船もあるでしょうが)、「各地で沈没した船を」市川水路に集めている、集約している、という驚きの事実が語られています。

この質問に対する、市川市の回答は以下の通りです。

 御案内のとおり、市川水路につきましては、千葉県港湾地域の千葉港葛南西部地区に位置しておりまして、千葉県が管理者になっております。現場につきましては、県が沈没船の周囲にオイルフェンスを設置いたしまして油の流出を防止するとともに、現場の監視を定期的に実施しているのが現在の現状となっております。
 次に、沈没船の撤去について申し上げますけれども、県は、昨年沈没船の所有者の確認作業を行いまして、所有者が不明であったり、所有者が判明しても既にお亡くなりになっていて、相続権者から相続放棄の意思がある場合には相続放棄の手続を進めるよう助言をしていると。また、所有者がいる場合につきましては、沈没船の撤去の指導、命令を行い、自主的に撤去されない場合には、行政代執行や簡易代執行により撤去することも含めまして対応を検討中と伺っておりました。そして、ことし1月になりまして、県は地元の自治会に撤去までの事務の流れにつきまして説明を行っております。その内容でありますけれども、1点目は、所有者不明の船は港湾法による簡易代執行が可能であるが、他の船と同時に撤去作業を行うのが現実的と考えている。2点目といたしまして、お亡くなりになられた人の名義の船は、相続人が相続放棄の手続中であり、手続が完了した後は所有者が不明の船と同様の扱いになるということでございます。3点目は、法人名義の船につきましては、当該法人が事実上休眠状態であるため、一時代表取締役を立て、代執行に向けた事務を進める必要があると。そして4点目でありますけれども、以上の方向性が確認後、代執行等に係る予算措置を行い対応する予定。これが説明内容でございまして、事務手続とともに撤去にかかわる費用の予算措置について検討しているとのことでございます。
 本市といたしましては、県に対しまして現場の保全強化と沈没船の早期撤去を引き続き強く要望してまいります。また、隣接地に漁船の係留施設もございますので、本市でも現場の巡回を考えてまいります。

出所:市川市公式Webサイト「2015年3月16日 会議録」より大越賢一行徳支所長の発言箇所、https://www.city.ichikawa.lg.jp/cou01/kaigiroku20150316.html、2023年10月21日閲覧(太字は筆者)

続いて、その翌年、2016年の議会での発言です。西村敦議員の質問に対する行徳支所長の回答です。

 市川水路における沈没船につきましては、千葉県が管理者となっておりますので、千葉県葛南港湾事務所にお聞きしたところ、現在、県は沈没船周辺に油流出防止のためのオイルフェンスを設置し、毎週パトロールを行うことで船舶の固定状況等監視を行うとともに、あわせて所有者調査等を進めているとのことでございます。本市としても、沈没船は景観や船舶航行、そして生活環境に対し影響があるものと認識しております。
 こうした状況の中、千葉県は沈没船の撤去に向けて、本年5月に千葉県地方港湾審議会の承認を受け、6月に港湾法に基づく放置禁止区域を市川水路に指定しております。また、沈没船は合計8隻で、所有者の判明した船が4隻、所有者の判明していない船が4隻ありますが、そのうち法人所有の船舶については、代表者が亡くなっていることから一時代表取締役の選任の申し出を行い、所有者の判明した個人所有の船舶とあわせて撤去指導を行っていくとしております。さらに、放置禁止区域が指定されたことで行政代執行が可能になり、千葉県は所有者判明の4隻については行政代執行による撤去、または所有者不明の4隻については廃棄物として撤去に向けた手続を進める方針とのことでございます。本市といたしましても、千葉県の動向や撤去完了までの作業を把握するなど、注視してまいりたいと考えております。

出所:市川市公式Webサイト「2016年12月14日 会議録」より西村敦議員の質問に対する松﨑順子行徳支所長の回答箇所、https://www.city.ichikawa.lg.jp/cou01/kaigiroku20161214.html、、2023年10月21日閲覧(太字は筆者)

市川水路の管理者が千葉県なので、市川市は自ら手を下すことができないようですね。でも、「千葉県さん、やってください」と言って、千葉県がやらない場合は、「やらないなら市川市がやります(お金は出してください)」というやり方はないのでしょうか。

そして、今から4か月前、今年、2023年6月定例会でのやりとりです。まずは細田伸一議員の質問から。ここで言及されている境界未確定地は、「河原番外地」として知られている地ですね。

 次に、安心、安全な暮らしを実現するための取組について。先ほど総括質問に対する答弁において協議が進んでいるのかなということを確認させていただきましたが、令和2年12月のときに私がお伺いした境界未確定地ですね、三角州のところ。先ほどの答弁においては、私は、ここは鬱蒼としていて、大人が入ったって土手の上からでも見えないですよ。何やっているかも全然分からない。つまり、そこで犯罪が進行していても、人がおぼれていても、土手の上からでは全然分からないです。なので、答弁において、植物の生育が確認されているため自然の状態を維持していくエリアというのは、これは私、ちょっと人命軽視のような気がするんですよ。また、あの場所というのは境界未確定地ですが、それは我々行政側の話であって、市民が見れば、あれはどう考えたって市川市に見えます。なので、木をちょっと切るとか、また柵をつけるとか、そういうことはしていいんじゃないかなと思うんです。ここはぜひこのままにしないで、鬱蒼とした――近くに野球場もあって、三角州の水の周りというのは子どもたちは普通に行きますよ。そこが危ないと思う。
 これに関連した話で、私、次の年、令和3年の2月に、その三角州のところからちょっと下の辺り、そこに船だまりがあります。ここはやはり境界未確定地になっていて未整備状態ですよ。完全に未整備。船は転覆しているわ、木は生い茂っているわ、水はよどんでいるわ、すぐ横にある道の向かい側には市川市の民家が何軒もあるわけですよね。こんなところに火がついて延焼したらどうするんだろうとかって。でも、いまだに境界未確定地なわけです。こういうところもやはり安全対策としてきちんと整備すべきかと思います。危険みたいな、立入禁止というような立て札があるようですが、中に入れるわけです。そういう危険なところですが、あの場所の安全対策について伺います。

出所:市川市公式Webサイト「2023年6月13日 会議録」より細田伸一議員の発言箇所、https://www.city.ichikawa.lg.jp/cou01/kaigiroku0000436823.html、2023年10月21日閲覧(太字は筆者)

これに対する下水道部長の回答です。

 河原地先の船だまりにつきましては、長い間、法的な位置づけや管理者が未確定となっておりましたが、国土交通省と千葉県が協議を進めてきた結果、昨年度、千葉県が所管する河川区域として整理されたところでございます。現在、船だまりの周囲の一部、合わせて約20mの区間において、立入りを防止するためのフェンスが設置されていない箇所がありますことから、今後、千葉県に対して安全対策の実施を要望してまいります。
 なお、実施に時間を要する場合には、暫定的なバリケードによる措置などについても併せて県に申し入れて調整してまいります。

出所:市川市公式Webサイト「2023年6月13日 会議録」より藤田泰博下水道部長の発言箇所、https://www.city.ichikawa.lg.jp/cou01/kaigiroku0000436823.html、2023年10月21日閲覧(太字は筆者)

画期的ですね。2022年度に、「河原地先の船だまり」は、千葉県が所管する場所である、ということが決まったということです。この回答を受けて、再び細田議員の発言です。

 当時、境界未確定地で、一体どこがどういうふうに管理していくのかというのが少し曖昧な状態だった。しかし、今の答弁において、国交省と千葉県が協議を進めた結果、昨年度、千葉県所管の河川区域として整理されたということで、ようやく管理の責任の所在が一応明確になったということで理解していいわけですよね。これは非常に大きな進歩だと思いますよ。あとは、きちんとそこを整備するということが重要だと思うんです。
 ここで岡山県のことを紹介しますと、岡山県は放置艇根絶に禁止区域をつくったということです。今回、許可があるとかないとかはちょっと置いておいて、港湾や河川で許可なく係留されているプレジャーボートや漁船の放置が後を絶たない現状を踏まえ、国や関係市などと連携し、罰則つきの放置等禁止区域を初めて定めた。港湾法や河川法に基づき、瀬戸内海沿岸をはじめ県三大河川や支流といった県全域を網羅。周知期間を経て2025年度から適用し、海洋汚染の要因の一つとされる放置艇の根絶を目指すと。ここも、やはり今議論している船だまりの場所とは、自然環境や地域性などは少々違うにしても、こういうようなことで誰の所有だか分からないようなものだとか、そんなものはきれいに排除するということを言っているわけですから、岡山県の例を見習って、これは千葉県の管理になっているわけですから、ぜひ市川市、働きかけていただきたいなと思います。よろしくお願いします。

出所:市川市公式Webサイト「2023年6月13日 会議録」より細田伸一議員の発言箇所、https://www.city.ichikawa.lg.jp/cou01/kaigiroku0000436823.html、2023年10月21日閲覧(太字は筆者)

これは、「河原地先の船だまり」の対応の話ですが、少しでも先に進めば、上で確認した市川水路や真間川に放置された船の問題解決にも好影響が及ぶと思われます。

ところで、謎に包まれた境界未定地(県境未定地)について調べたり足を運んだりして記事を書いている人は結構多くいるのです。いくつか紹介します。

デイリーポータルZ(2006年)
番外地・境界未定地・飛び地2006
https://dailyportalz.jp/b/koneta06/01/04/02/

浦安・行徳・妙典【東京湾岸千葉情報】(2008年5月30日)
【東京都でも千葉県でもない】旧江戸川の県境未定地に行ってみよう【市川市?江戸川区?】
https://urayasu.gyotoku.org/myoden_sta/vs_1.html

それにしても、真間川沿いに車が放置され、壊れた船が捨てられ、水面には不法に放置された船が多く存在しているということを、私は寡聞にして知りませんでした。

真間川といえば、例えば、

というような素敵な光景を想起します。が、下流の方には「異様な光景」が広がる場所もあるのです。

かつて、『クラナリ』では、「ハイソ真間川」に注目していました。

1. ハイソ真間川はどこからどこまでなのか問題
https://life-livelihood.blogspot.com/2019/06/blog-post_17.html

2. 真間川であって真間川じゃない!? ハイソ真間川問題 完結編
https://life-livelihood.blogspot.com/2019/07/blog-post_10.html

3. ハイソ真間川飛地問題
https://life-livelihood.blogspot.com/2020/01/blog-post_10.html

4. ハイソ真間川の拡充を求む!
https://life-livelihood.blogspot.com/2019/12/blog-post_25.html

ハイソ、つまり、high society というのは、「上流の」(といっても、川の話だからと言って、川の上流のことではなく、「上流社会」の「上流」です)という意味合いで使われる語です。

同じ真間川でも、場所によってリバーサイドの光景は大きく異なるのです。

不法投棄された沈没船が市川水路など色々な場所にあるという事実は、私に「行徳富士」を想起させました。

本稿では、市川市議会の中で、放置された船(稼働中のものから沈没したものまで)への言及があったときの会議録を見てきましたが、実は、この話題が登場するのは、それほど多くはありません。かつての路上駐車のように、多くの人の目に留まるものではないから問題視されづらいから、ということも理由のひとつだと推察しますが、このたびテレビ番組で取り上げれたことがきっかけとなって、今後はしばらく議会で言及される(質問する議員が相次ぐ)可能性があると予想しています。

今後の動向に注目します。動きがあれば、当サイトでも紹介する構えです。

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※冒頭の画像は、Bing Image Creator を利用して生成した画像です。「Sunken ship」という語を入力して出力された4枚の画像のうちの1枚です。

執筆日 2023年10月21日、10月22日
公開日 2023年10月23日