【コラム】鬼高に謎の空間が出現!~無によって作られた、無を体験する装置~

コラム

千葉県市川市鬼高1丁目に、突如、KOYA(小屋)が出現しました。冒頭の画像は、そのKOYAの外観を私(フリースタイル市川の鈴木雄高)が撮影したものです。2024年2月9日(10:15)に。

このKOYAが何であるか?(何なんw ※1

という素朴な疑問に対する正当な回答は、後でします。
します、します、ちゃんとします後で、します。

私、入ってみました。このKOYAに。その時にテイキングした1枚の写真と、シューティングした2本の動画で、KOYA-NO-NAKA(小屋の中)を紹介します。

▼in the KOYA(小屋の中で)

筆者撮影

▼42秒の動画(小屋に入る前~入る瞬間~入った後)

筆者撮影

▼20秒の動画(注意:目が回るかもしれません!)

筆者撮影

このKOYAは、アーティストの作品なのです。外観および内部の様子を紹介しましたが、実際にこのKOYAに入って「体感」していただきたいです。幅4.0m×奥行き5.5m×高さ3.6mの闇にスッポリと包まれ、太陽から届く光の矢を視認する――と、文字で説明しても、「?」だと思うので、これはもう、KOYAに入ってみてほしいです。体感してほしいです。

このKOYAは、千葉県立現代産業科学館の敷地内(屋外)にあります。無料で入れます。

千葉県立現代産業科学館
千葉県市川市鬼高1丁目1-3
(コルトンプラザの南、市川市中央図書館の東)
http://www2.chiba-muse.or.jp/SCIENCE/

先ほど、KOYAはアーティストの作品だと伝えましたが、誰の、どんな作品か、というと、それは、以下の通りです(作品に添付されていた説明文を引用)。

千田ちだ泰広やすひろBrockenブロッケン 5」

作品の中に入ると、絵や像のような見るものはなく、空っぽの空間が数千の光線に満たされています。この現象は、何万もの穴により引き起こされています。穴とは、無いことによって現れるものです。この作品は、無(穴)によって作られた、無(空間)を体験する装置といえるかもしれません。
素材:鉄、木 サイズ: W4m×D5.5m×H3.6m

千田泰広
世界的ライトアーティスト。各国最大の芸術祭に数多く参加、160を超える展示を行う。 世界の9人の光のアーティスト (2019 Artdex)、Fête des Lumières への参加(2021)、 大規模な回顧展が欧州を巡回するなど、世界のライトアートを牽引する。

出所:いちかわ芸術祭(屋外展示)、千田泰広「Brocken 5」作品解説、太字は筆者による強調
筆者撮影

上の写真に書かれている通り、このKOYA「Brocken 5」は、「いちかわ芸術祭」に出展されている作品です。

いちかわ芸術祭は、2024年1月16日(火)〜3月10日(日)に、千葉県立現代産業科学館で開催され(てい)る展覧会です。千葉県誕生150周年(2023年が150周年でした)を記念して行われている様々なイヴェントの一つで、その公式Webサイト(https://ichikawa-artfest.jp/)によると、

  • 産業と科学技術の発展を体験しながらアートを通して学べる
  • 子どもから大人まで幅広い世代が楽しむことができる
  • 美術という枠から飛び越えたアーティストたちの挑戦を体感できる

という特徴があるそうです。わくわく…っ‼

画像出所:集英社ジャンプコミックス「SPY×FAMILY」1巻(C)遠藤達哉

館内の展示は未見(未体験)なので、近々体験しに行こうと思います。

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▼千葉県立現代産業科学館について

○入場料 一般:300円、高・大学生:150円、中学生以下・65歳以上・身体障害者手帳をお持ちの方は無料

○アクセス 千葉県市川市鬼高1丁目1−3
・JR 総武線:JR総武線「下総中山駅」下車 徒歩15分またはJR総武線「本八幡駅」下車 徒歩15分
・地下鉄 都営新宿線:地下鉄 都営新宿線「本八幡駅」下車 徒歩20分(JR本八幡駅南口から15分)
・市川市コミュニティバス:市川市コミュニティバス「現代産業科学館・メディアパーク」下車
・京成電鉄:京成電鉄「鬼越駅」下車 徒歩13分
・駐車場有

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〈注釈〉

※1:「何なんw」は、藤井風氏の商業作品第1作で、2019年11月18日に配信リリースされた後、2020年1月24日にフィジカルでリリースされました。

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執筆日 2024年2月9日
公開日 2024年2月9日