【ローカルメディア漫遊記】『いちかわの四季 Diary』の更新をキリンくらい首を長くして待っています!

コラム

本稿は、2023年10月15日に公開した「担当者ごとの雰囲気を味わうのも楽しい『市川市公式Instagram』」以来、63日ぶりとなる「ローカルメディア漫遊記」です。前回も前々回の記事から63日ぶりでした。

偶然の一致か?運命の合致?
はたまた、自分勝手スケッチ?あっちこっちそっちどっち?一体どうなってるんダ・ヴィンチ?!※1
(出所:RADWIMPS「おしゃかしゃま」野田洋次郎作詞)

2023年12月19日追記
――と書きましたが、当初よりも公開日を後ろ倒ししたため、前回から63日ぶりではなくなってしまいました。74日ぶりです。

元々、「ローカルメディア漫遊記」は、主に市川市のローカルメディアを紹介するシリーズ連載として始めたのですが、最近は市川市公式Webサイトなど、市の情報発信チャネルを紹介することが多くなっています。が、これは、意図的なものではありません。プライベート・セクター(つまり民間)のローカルメディアを積極的に取り上げたいと思ってはいるのです。

ローカルメディア漫遊記
記事一覧

さて、今回紹介するのは、またもや市川市公式の情報発信です。

いちかわの四季 Diary
https://www.city.ichikawa.lg.jp/env01/1111000154.html

この、「いちかわの四季 Diary」は、〈市川市の季節の自然の移り変わりを、美しい写真とともにお伝えします。〉と説明されています(出所:「いちかわの四季 Diary(旧年度版)」https://www.city.ichikawa.lg.jp/env01/1111000081.html、2023年12月1日閲覧)。季節の自然?ちょっと違和感を覚える表現ですが、それゆえ、引っ掛かりがありますね。

市川市の環境部自然環境課が情報発信を担当しています。写真が満載なので、是非、サイトにアクセスして見てほしいです。最新投稿記事より、文章の部分を引用します。

2022年7月
野鳥たちは子育てに大忙し <ヒナを拾わないで>

※※本日は、市川市生活環境整備課 自然環境政策専門員の鈴木弘行よりお届けいたします※※

初夏、野鳥たちは子育てに大忙しです。
市役所第二庁舎隣の勤労福祉センターの非常階段の隙間で、イソヒヨドリの子育てを観察することができました。イソヒヨドリは、ヒヨドリぐらいの大きさで、オスは背が青、腹は赤褐色のオシャレな羽色、メスは全身灰褐色で、ヒヨドリによく似ています。主に海岸に生息する鳥でしたが、近年、少数が内陸部で見られるようになり、繁殖するようになりました。市内でも市民モニタリングの調査員さんから、目撃情報がいつくか寄せられていましたので、近いうちに繁殖が確認されるだろうと期待していました。

ヒナが生まれると、親鳥がヒナ達のために餌をせっせと運ぶ様子を観察することができました。 餌はケムシや芋虫、ハチの仲間などの昆虫類が多かったのですが、カナヘビやヤモリという大物を捕らえてくることもありました。どのように捕まえたか分かりませんが、エビを運んできたこともありました。イソヒヨドリの捕らえた生きものから、周辺にこれらの生き物が生息できる多様な環境があることの証明となり、嬉しい発見でした。

他にも様々な野鳥たちが子育てに大忙しです。巣立ったばかりのヒナたちは、上手く飛べず地面に落ちたりしますが、近くでは親鳥が必ず見守っています。私たちは手を出さず、そっと見守りましょう。

出所:市川市公式Webサイト「いちかわの四季 Diary」https://www.city.ichikawa.lg.jp/env01/1111000154.html、2023年12月1日閲覧

参考:イソヒヨドリ(Google画像検索)

過去の日記の題名は、

  • 2017年1月 酉年 冬鳥に逢いに
  • 2017年3月 下も向いて歩こう
  • 2018年12月 鴨ウォッチング「じゅん菜池緑地の今昔」
  • 2020年8月 巨樹に会いに行こう(常緑樹編)

となっています(これらは一例です)。

ただ、最近、ご担当者がお忙しいのか、更新が滞っています。今年の更新はまだです。

最後に更新されたのは、上で紹介した、今から約1年半前、2022年7月の日記です。その前の公開は2020年8月、2019年は公開されず、2018年は12月に公開されました。

それ以前の「いちかわの四季 Diary」の公開月は――
2017年は1,3月、
2016年は3,5,11月、
2015年は1,2,3,4,6,7,8,10,12月、
2014年は2,3,5,6,7,8,11,12月、
2013年は1,9,10,11,12月
でした。

ところで、Diaryは日記という意味の英語ですが、語源は何でしょうか。ちょっと確認してみましょうか。

diary 意味と語源(語源解説)

「日々(dies)が保存される場所(-arium)」がこの単語のコアの語源。

ラテン語 diarium(兵士への日当、日記、日誌)⇒ ラテン語 dies(日、二十四時間、日中)+-arium(物事が保存される場所)⇒ 印欧祖語 dyew-(天)が語源。

英語 journal(日誌)と同じ語源をもつ。

出所:語源英和辞典「diary 意味と語源」https://gogen-ejd.info/diary/、2023年12月1日閲覧、太字は筆者

コアの語源は「日々が保存される場所」で、英語 journal(日誌)と語源が同じなのですね。

日々のことを発信するのは大変ですが、once every 3 months くらいの頻度で(四季と謳っているので、3か月に1回くらいのペースで)更新していただけると嬉しいですね。

* * * * *

マイペースで、着実に、記録を残すこと。――スロージャーナル

出所:株式会社スロージャーナル公式Webサイト、https://slowjournal.co.jp/
ロゴの制作は鬼越を拠点に活動するミカヅキデザインさん。

「人々が豊かで充実した生活を送るために、必要なサービスやノウハウの提供、人とのつながりを創出する企業」、それが、株式会社スロージャーナルさんです。フリースタイル市川の代表理事、稲村さんが営んでおり、最近では、京成トランジットバスの「お祭りバス」や「いちかわきゅんバス」のデザインなどを手がけています。

Webサイト制作、ECサイト構築、SNSアカウント立ち上げから運用、活用に至るまでのディレクションとアドバイスをはじめ、場づくりやコミュニティ形成に関するコンサルティング、上の例のような企業の地域密着の活動のサポートまで、手掛ける領域は幅広く、仕事はとても丁寧な、スロージャーナルさん、以後、お見知りおきの程、よろしくお願いします。

ジャーナルと言えば…ということで、稲村さんの会社、スロージャーナルさんの紹介をサンドイッチの具のように挟み込んでみました。

* * * * *

話を戻しましょう。

「いちかわの四季 Diary」の更新を、キリンくらい首を長くして待っています。

今度更新されたら、必ずフリスタのWebサイト、または、SNSで、「みなさん、お待ちかね!『いちかわの四季 Diary』が更新されましたよ!」と告知しますよ。むろん、大声で!大声ダイヤモンド※2で!

* * * * *

〈注釈〉

※:「キリンくらい首をして」は、1992年8月21日に発売されたMr.Childrenの1枚目のシングル『君がいた夏』(作詞:桜井和寿)の歌詞からの引用です。

※1:RADWIMPS『おしゃかしゃま』(作詞:野田裕次郎)より。この曲は、RADWIMPSのメジャー3枚目、通算5枚目のスタジオ・アルバム『アルトコロニーの定理』(2009年3月11日発売)の2曲目に収録されています。

※2:『大声ダイヤモンド』は、AKB48のメジャー10作シングルで、2008年10月22日に発売されました。楽曲のセンターポジションは、市川市の行徳地区出身としても知られる前田敦子さんと、松井珠理奈の2人でした。

* * * * *

執筆日 2023年12月1日、19日
公開日 2023年12月28日