【コラム】地球温暖化を抑えるために個人でできること

コラム

先日、「地球沸騰化時代の到来~the era of global boiling has arrived.~」と題したコラムを公開しました。

このコラムにも書きましたが、今年の夏は本当に暑いですよね。そして、それは、ここ、市川市に限った話ではもちろんなく、日本だけの話でもありません。地球が沸騰しているという物凄い表現が、国連事務総長の口から飛び出す程、世界各地が猛烈な暑さに見舞われています。

このコラムにも書きましたが(Part2)、8月19日(土)に行われる『第26回いちカイギ~燃えろ!夏カイギ!~』では、ゲストの1人として、深刻化する気候変動の防止に寄与し、地域の活性化と住民の安全や福利や 、子どもたちの健全な未来のために、千葉県市川市とその周辺地域をフィールドに、持続可能な再生可能エネ ルギーを最大限に普及させるために活動する「NPO法人いちかわ電力コミュニティ」の久富雅史さんをお迎えし、お話をうかがいます。

本稿を読んでいる方は少なからず環境問題に関心をお持ちだと思います。是非、『第26回いちカイギ~燃えろ!夏カイギ!~』にご参加いただき、皆で一緒に気候危機の問題に対して、何が出来るかを考えましょう!

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今、この記事を読んでいる方には、是非、8月19日(土)の『いちカイギ』に参加していただき、一人一人ができることについて、話を聞き、意見を述べ、私たちと一緒に考えていただきたいと思っています(と書くと、知識がないと参加しづらい、真面目な雰囲気に満ちた場になのかな?緊張しそう、などと不安を抱くかもしれませんが、心配ご無用!決してそんなことはありません。気軽に参加してください!)。

『いちカイギ』を直前に控えたこのタイミングで、久富さんのように専門的な知識を持つ方をゲストに迎える前の今、恥も外聞もなく、他所からの引用という方法で、本稿のタイトルでもある、

地球温暖化を抑えるために個人でできること

を、いくつか挙げたいと思います。

———- ここから ———-

家での生活全般

●家庭で節電する
私たちが使用する電力や熱の大部分は、石炭や石油、ガスを燃料としています。冷暖房の使用を控え、LED電球や省エネタイプの電化製品に取り替え、冷水で洗濯し、乾燥機を使わずに干して乾燥させてエネルギー消費量を減らしましょう。
すぐにでもできることとしては、以下のようなことがあります(※)。
・エアコンの設定温度は、夏は28℃、冬は20℃に。
・使わない電化製品は、主電源を切り、コンセントからプラグを抜いておく。
・誰もいない部屋の電気は消しましょう。
・テレビのつけっぱなしはやめましょう。

●水を大切に使う(※)
私たちが、普段飲んだり、身体を洗ったりする時に使う水は、浄水場できれいにして、私たちの家に運ばれるまでに、大量のエネルギーを使用しています。節水は、地球温暖化の防止にもつながります。お風呂でのシャワーの出しっぱなし、歯磨きの最中の水道水の出しっぱなしには注意しましょう。

●家庭のエネルギー源を変える
自宅のエネルギー源が石油、石炭、ガスのどれなのかを電力会社に確認しましょう。可能なら、風力や太陽光などの再生可能エネルギー源への切り替えができるかどうかも確かめてください。あるいは、自宅の屋根にソーラーパネルを設置して家庭で使用する電力を賄いましょう。

移動手段を変える

●徒歩や自転車で移動する、または公共交通機関を利用する
世界中の道路が車であふれ返り、そのほとんどが軽油やガソリンを燃焼させています。自動車に乗る代わりに徒歩や自転車で移動すれば、温室効果ガスの排出が削減され、健康と体力の増進に役立ちます。移動距離が長いときは列車やバスの利用を検討してください。また、自動車は可能な限り相乗りで利用しましょう。

●電気自動車に乗り換える
自動車の購入を予定しているなら、電気自動車を検討してください。より安価なモデルが市場にますます多く出回っています。化石燃料から作られた電力で走行するにしても、電気自動車はガソリン車やディーゼル車より大気汚染の軽減に役立ち、温室効果ガスの排出量が大幅に削減されます。

●長距離の移動手段を考える
飛行機は大量の化石燃料を燃やし、相当量の温室効果ガスを排出します。つまり、飛行機の利用を減らすことは、環境への影響を軽減する最も手っ取り早い方法の一つです。可能な限りオンラインで会ったり、列車を利用したり、長距離移動そのものを止めたりしましょう。

【3食事を変える

●野菜をもっと多く食べる
野菜や果物、全粒穀物、豆類、ナッツ類、種子の摂取量を増やし、肉や乳製品を減らすと環境への影響を大幅に軽減できます。一般に、植物性食品の生産による温室効果ガスの排出はより少なく、必要なエネルギーや土地、水の量も少なくなります。

●廃棄食品を減らす
食料を廃棄すると、食料の生産、加工、梱包、輸送のために使った資源やエネルギーも無駄になります。また、埋め立て地で食品が腐敗すると、強力な温室効果ガスの一種であるメタンガスが発生します。購入した食品は使い切り、食べ残しはすべて堆肥にしましょう。

【4】大量消費からの脱却

●リデュース、リユース、リペア、リサイクル
私たちが購入する電子機器や衣類などは、原材料の抽出から製品の製造、市場への輸送まで、生産の各時点で炭素を排出します。買う物を減らし、中古品を購入し、修理できるものは修理し、リサイクルして地球の気候を守りましょう。

●プラスチックの使用を減らす(※)
私たちがスーパーなどでもらうプラスチックバッグ(いわゆるレジ袋)は、大量のごみとなり、そのごみを運んだり、燃やすために大量の温室効果ガスが排出されます。買い物に行くときには、マイバッグを持参し、プラスチックバッグをもらわない、また、商品を選ぶ際にも、簡易な包装の、ごみがあまり出ないものを選ぶようにしましょう。

【5】話す、発信する

●声を上げる
声を上げて、他の人たちにも行動に参加してもらいましょう。声を上げることが、変化をもたらす最も手っ取り早く、最も効果的な方法の一つです。あなたの隣人や同僚、友人、家族と話してください。経営者には、あなたが大胆な変革を支持することを伝えましょう。地域や世界のリーダーたちに、今こそ行動を起こすように訴えましょう。

———- ここまで ———-

できることはありますか?できることのうち、それをすることはさほど難しくないけれど、やっていないことはありますぁ?やりたいと思っているけれど、(まだ)やっていないことはありますか?是非、できることから始めてみてください。

なお、上(ここから~ここまで)で紹介したもの(こと)は、

国際連合広報センター公式Webサイト内の「個人でできる10の行動」
(トップ>主な活動>経済社会開発>持続可能な開発>気候変動と国連>個人でできる10の行動)
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/climate_change_un/actnow/

からの引用です。一部、※を付した箇所は、

東京都環境局公式Webサイト内の「わたしたちにできること?」
(トップ>環境局キッズページ>地球温暖化と省エネ>東京作戦キッズ 地球の温暖化について考えよう!>わたしたちにできること?)
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/kids/climate/global_climate/can.html

の情報を参考にしました。

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会社員として働きながら、地元・市川市で、仲間と立ち上げたNPO法人いちかわ電力コミュニティでの、活動を続ける久富雅史さんをお迎えする『いちカイギ』に、是非、ご参加ください!

■第26回いちカイギ~燃えろ!夏カイギ!~ 開催概要
開催日:2023年8月19日(土)
時間:14:00~16:00
場所:KeiyoGAS Community Terrace (てらす)/千葉県市川市南八幡3丁目14−1
参加方法:会場にて観覧ください
参加費:一般 1,000円、 学生 無料

■参加申し込み
https://evawat.com/event-check?event=5091&event-facility=5099

8月19日(土)の『第26回いちカイギ~燃えろ!夏カイギ!~』は、お子様の夏休み期間なので(それ以外の時期でも歓迎ですが)、with チャイルドでのご来場は大歓迎です。会場の「てらす」2Fの円卓で宿題をしているもよし、「いちカイギ」の内容と感想をまとめて自由研究とするもよし、本棚に並んでいる児童向け書籍を読んだりボードゲームをするもよし…

久富雅史さんのプロフィール(自己紹介文)
行徳在住44年。
猛暑や大雨など激甚化する気候、電気代の上昇、地球温暖化の進行・・・私たちの便利な暮らしに欠かせないエネルギーが悩みの種になっています。
地球に、環境にやさしい魅力的な市川をつくるために私たちが出来ることとは?
2015年から活動を開始し、2018年には1号発電所「つなぐ・つながる発電所」が稼働しました。
本業は鉄道会社に勤務。持続可能なまちづくりを目指して、社会課題の解決に資する新規事業創造に取り組んでいます。

NPO法人いちかわ電力コミュニティ公式Webサイト
https://ichikawapower.com/

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執筆日 2023年8月13日
公開日 2023年8月14日