【市川ちょっと話】ハタシネマとシネスイッチ銀座

コラム

2023年6月17日以来、10日ぶり、通算16回目の「市川ちょっとばなし」でございます。

2001年、つまり、21世紀の初年まで、本八幡北口ロータリーの左手にそびえる白亜の神殿ハタビル、その中で営業していた映画館「ハタシネマ」を、覚えている人も多いことでしょう。

以前、ハタシネマの歴史について綴ったこともあります。

そんな、懐かしん「ハタシネマ」と、「シネスイッチ銀座」の関係について、語ろうか、語るまいか、逡巡しましたが、ここは大胆不敵に筆を振るおうと思います。

「シネスイッチ銀座」をご存知ですか?

シネスイッチ銀座の外観(画像出所:シネスイッチ銀座公式Webサイト)

シネスイッチ銀座 公式Webサイト
https://cineswitch.com/

私は何度もこの劇場で映画を鑑賞したことがあります。

1998年の秋に、「グランブルー オリジナルバージョン」を見たことはよく覚えています。

グラン・ブルー オリジナル・バージョン(画像出所:シネスイッチ銀座公式Webサイト)

直近では、2022年11月2日に「第35回東京国際映画祭」の観客賞受賞作を、作品が何だかわからぬままチケットを予約し、鑑賞したのですが、その時の会場が、「シネスイッチ銀座」でした。

窓辺にて(画像出所:映画「窓辺にて」公式Webサイト)

そんな映画館「シネスイッチ銀座」と、「ハタシネマ」のただならぬ関係に、お気づきでしょうか?

私は気づいておりました。

この2つの映画館は、株式会社簱興行はたこうぎょぅが運営している(いた)という共通点があります。

いわば、兄弟。
あるいは姉妹。
ないしは兄妹。
さもなくば姉弟。

そして、「シネスイッチ銀座」は、簱興行の本社ビルに入っているのです。ということは、簱興行の本社は、「シネスイッチ銀座」と同じビルにあるとも言えますよね。

本八幡駅北口ロータリー左手にそびえたつ白亜の神殿、「ハタビル」は、「簱ビル」です。2001年で映画館は文字通り幕を下ろしてしまいましたが、「ハタビル」は永遠に本八幡の地にあり続けてほしいですね。

私は、「シネスイッチ銀座」で映画を見る際、こっそり「ここは『ハタシネマ銀座』だ」と心の中でつぶやいているのです。誰も気づいていないと思いますが。

という文章を書いていたら、映画館で映画を見たくなってしまいました。次はどの映画館で、何の作品を鑑賞しようかな?

それでは、また、お会いしましょう。

いやあ~、映画って本当にいいもんですね。