【コラム】市川市をホームタウンとするアメフトチーム「ブルーサンダース」~行こう!X1に!~

コラム

市川市のアメフトチーム”迸る蒼い閃光”ブルーサンダース

市川市は、2022年3月7日に、社会人アメリカンフットボールのクラブチームである「ブルーサンダース」と、スポーツを通じた市の地域振興・地域貢献に関して協定を締結しました。

自前のグラウンドを持たないため、稲毛海浜公園や、市川市国府台にある千葉商科大学のグラウンドなどで練習してきたそうで、千葉商科大学との関係もあって市川市と上記の協定を締結するに至ったとのことです(情報出所:チイコミ「市川のアメフトチームを応援しよう!ブルーサンダース」(2022年5月12日)https://www2.chiicomi.com/press/1903915/、2023年9月25日閲覧)

後掲するように、ブルーサンダースは、Xリーグの2部「X2」に所属しており、今シーズンは1つ上の階層、「X1 AREA」への昇格を目指しています。

ちなみに、「ほとばしあお閃光せんこう」というフレイズは、2023年9月25日現在、ブルーサンダース公式Webサイトのトップ画面に表示されているものです。

ブルーサンダース 公式Webサイト
http://bluethunders.or.jp/ 
2023年12月13日時点でうまく開けませんでした。

ブルーサンダース 公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/blue_thundersf

ブルーサンダース 公式Instagram
https://www.instagram.com/bluethunders_football/

上の動画は、2023年9月16日(土)に国府台陸上競技場で開催された、2023年秋季公式戦におけるブルーサンダースにとっての初戦、茨城セイバーズとの試合の様子です。21年前に観戦して依頼となる久しぶりのアメフト試合ウォッチングでした。基本的なルールを知った上で試合を見ると、かなり楽しめることがわかりました!

と、いうわけで、アメフトの基本的なルールを見ていきましょう。

アメリカンフットボールの基本的なルール

他の球技とは趣を異にする独特なルールに則って試合が進行するアメフト。ボールの形状はラグビーに似ていますが(ラグビーのボールより一回り小さいのがアメフトのボールです)、2チームはそれぞれオフェンス(攻撃)とディフェンス(守備)に分かれることや、オフェンスには攻撃の機会が4回与えられる(4回失敗すると攻守交替となる)ことなどは、下の説明でも触れられているように、野球に似ています。

4回の攻撃権で10ヤード進む=DOWN(ダウン)制。これがアメフトの最も基本的なルールとなる。オフェンスにはまず4回の攻撃権が与えられ、その4回のうちに10ヤード以上進むと、新たに4回の攻撃権が与えられる。オフェンスはそれを繰り返しながら相手エンドゾーンを目指し、TD(タッチダウン:6点)やFG(フィールドゴール:3点)を狙う。逆に、4回のうちにボールを10ヤード以上進めなければ、その時点で相手チームに攻撃権が移ってしまう。言いかえれば、野球でいう3アウトが、アメフトでは4アウトになっているといえる。※ 10ヤード=9.14m

出所:NFL公式Webサイト日本語版「ルール解説:基本版」https://nfljapan.com/guide/rule、2023年9月25日閲覧(太字は筆者)

なお、同時にフィールドに立てる選手は1チーム当たり11名です。サッカーと同じですね。

X2 CENTRAL の2022年度の星取表(最終成績)

7チームが総当たり戦を行う「X2」のCENTRAL。昨年、2022年度、ブルーサンダースは、6勝0敗で勝ち点18となり、2位に差をつけて優勝しました。6試合のうち4試合は相手チームに得点を許さない完封でした!強い!

☆は勝利、●は敗戦、▲は引き分けを表します。勝点(かちてん)は、1勝=3、1引き分け=1、1敗=0として、その合計で表されます。
出所:X2X3リーグ公式Webサイト(https://xleague-nfa.jp/x2x3/)掲載情報より作成

昨年、「X2 CENTRAL」で1位になったブルーサンダースは、1つ上の「X1 AREA」入りを目指して、入れ替え戦に出場したものの、残念ながら敗れてしまい、目標としている「X1 AREA」への昇格は、持ち越しとなってしまいました。今シーズンこそ、昇格できるよう、市川市のみんなで応援しましょう!

ブルーサンダースの2023年秋季公式戦 日程・相手チーム・会場

ブルーサンダースが所属する「X2 CENTRAL」には7チームが所属しているため、1つの節(節は公式戦の期間を分ける単位)で試合できるのは最大6チームで、その節に試合できないチームが1つ生じてしまいます。今シーズン、ブルーサンダースの初戦は、第2節の、9月16日(土)でした。

私が21年ぶりに観戦したアメフトの試合に、見事、ブルーサンダースは、茨城セイバーズを相手に、55-0の完封勝利を収めたのでした!おめでとうございます!「X1 AREA」昇格に向けて、幸先の良いスタートを切りました!

(たしか)この試合は、ブルーサンダースにとって初のホームタウン市川市での公式戦だったはずです。そうですよね?

6チームと1回ずつ対戦する総当たり戦が行われる秋季公式戦は、土・日を中心に試合日程が組まれています。10月21日(土)のウォリアーズ戦は再び国府台陸上競技場で行われ、入場無料ということなので、この記事を読んで、アメフトの試合を見たい、ブルーサンダースを直接応援したいと思った人は、是非足を運んでみてください。

出所:X2X3リーグ公式Webサイト(https://xleague-nfa.jp/x2x3/)掲載情報より作成

Xリーグの1部~3部の所属チームとホームタウン(2023年)

1部リーグであるX1は、上位の「X1 SUPER」と下位の「X1 AREA」に分かれています。私は21年前に、東京ドームで、現在、「X1 SUPER」で戦っている「IBM BIG BLUE」の試合を観戦したことがありますが、その時は基本的なルールさえ理解していなかったので、正直なところ、「アメフトって面白い」とは思えませんでした。

ルールや見どころを記したリーフレットを配布してくれたりすれば、きっと楽しめたはずです(と、他力本願なところを、21年の時を経て示すこともないですよね)。

2023年9月時点のXリーグの所属チームは以下の通りです(情報出所:Xリーグ公式WebサイトおよびWikipedia)

ブルーサンダース、10月9日の『第6回いちかわスポーツフェスタ』にも参加!

ブルーサンダースはエンターテイメント性の溢れるクラブチーム作りに注力している他、地域住民との交流を図るなど、勝利を追及するチームであることと同時に、愛され、親しまれるクラブチームとして、地域のスポーツ文化の向上に貢献することを掲げて活動しています。

これまでに、小学校で授業をしたり、コルトンプラザでイベントを行っています。ブルーサンダースは、2023年10月9日(月・スポーツの日)に、J:COM北市川スポーツパークで開かれる『第6回 いちかわスポーツフェスタ』にも参加し、「フラッグフットボール」の体験会を行うそうです。

市川市公式Webサイト
第6回 いちかわスポーツフェスタ(2023年10月9日開催)
https://www.city.ichikawa.lg.jp/pub06/0000410401.html

参考:「フラッグフットボール」とは?

「フラッグフットボール」とは、アメリカンフットボールを起源ろするスポーツで、〈アメリカンフットボールの戦略性をそのままに少人数/少スペースで 安全に楽しむことができるように開発され〉、〈本場アメリカでは教育、レクリエーション、競技まで、幅広く親しまれてい〉るそうです。アメフトにおける〈「タックル」の代わりに、プレーヤーの両腰につけた「フラッグ」を取る〉のが、「フラッグフットボール」の特徴だということです。なるほど、これなら、安全に楽しめそうですね!

ブルーサンダース応援Tシャツを和洋女子大学の学生がデザイン!発売中!

少し前に、ブルーサンダースの試合を観戦する時にみんなで来て応援しよう、ということで、新たに応援Tシャツのデザインが決定し、現在、発売されています。

販売サイト スタジオ21
ブルーサンダース 2023年応援Tシャツ ~ ROAD TO X1 AREA ~
http://studio21.shop8.makeshop.jp/shopdetail/000000003959/ct193/page1/order/

画像出所:スタジオ21「ブルーサンダース 2023年応援Tシャツ ~ ROAD TO X1 AREA ~」http://studio21.shop8.makeshop.jp/shopdetail/000000003959/ct193/page1/order/

実は、この応援Tシャツのカッコいいデザイン、市川市の和洋女子大学・日本文学文化学科文化芸術専攻の学生が制作したものなのです。このデザインを含む6つの案を学生が考案し、市民などから広く投票を募った結果、上のデザインが選ばれました。このデザインはとてもカッコいいですよね!

和洋女子大学公式Webサイト
アメリカンフットボールチーム「ブルーサンダース」の応援Tシャツコンテストの結果が発表されました(2023年9月15日)
https://www.wayo.ac.jp/academics/humanities/literature/news/2023/nichibun_0915

みんなでこの応援Tシャツを着て、スタジアムで選手たちに声援を送りたいですね!

(おまけ)2023年9月16日(土)の公式戦の様子

最後に、私が初めて観戦したブルーサンダースの試合の様子や、会場の雰囲気を味わえるかもしれない数枚の写真を掲載します。素晴らしいチアリーディングの様子を捉えた写真も数枚ありますが、私の拙い撮影技術では、その迫力を余すところなく伝えることは叶いませんので、今回は掲載しません(試合の迫力を伝えることも叶いませんが、数枚掲載しています)。ちなみに、土屋太鳳さんのお姉さんとしても知られる、土屋炎伽(つちやほのか)さんもブルーサンダースのチアリーダーです。

試合開始前、フィールドでウォーミングアップをする2チームの選手たち。
田中甲市長がスタンドの観客に向かってブルーサンダースにエールを送る場面。
2チームの選手が激突する一瞬!
会場周辺には多数のキッチンカーが登場。私は久しぶりに巡り合えた「キッチンカー今ちゃん」でランチを購入しました。
この日、私が観戦前に食べたのは、「キッチンカー今ちゃん」の「カルボナーラ風うどん・明太子のせ」です。最高においしかったです!

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執筆日 2023年9月25日
公開日 2023年9月26日
更新日 2023年12月13日