執筆日 2023年5月16日
公開日 2023年5月17日
消費者物価指数が40年ぶり――第2次オイルショックが起きた時代以来――の上昇を記録している昨今、様々な企業が商品やサーヴィスの値上げをしています。
飲食料品の値上げは5月に一服するが、6月に再びヤマ場を迎えそうだ。主要飲食料品メーカー200社の2023年の出荷分で、価格改定の対象品目は2万1,998品と2万品目を超えることがわかった。価格改定を公表したメーカーは150社(構成比75.0%)に達し、主要メーカー200社の4分の3まで拡大する。
出所:東京商工リサーチ「6月は3,800品超で、値上げ再びヤマ場 夏場の麺つゆ類、値上げや容量見直しも 【主要飲食料品メーカー200社の『価格改定・値上げ』調査】」(2023年4月28日)、https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1197621_1527.html、2023年5月16日閲覧
昨日(2023年5月15日)の日本経済新聞にも、このようなタイトルの記事が掲載されていました。
- 雪印メグミルク、牛乳やチーズなど値上げ 7月から順次
- 電気料金値上げ、6月で調整 来週にも関係閣僚会議
日々、何らかの商品・サーヴィスの値上げがニュースになっています。
そんな中、5月1日に、ある企業が値上げを発表しました。値上げに至った理由は、次の通りです。
エネルギー価格の高騰や円安による仕入れコストの上昇、アルバイト人件費を中心とした運営コスト増や各種設備投資における負担増等により、企業努力だけではこれらの吸収は極めて困難であると判断し(以下略)
出所:後掲
さて、これは何という企業、あるいはサーヴィスの、値上げ発表時のメッセージでしょうか。と、質問するのも野暮ですね。本稿のタイトルを見れば、TOHOシネマズの映画鑑賞料金の値上げに関するものであることは推測できるはずです。
上の引用記事で「後掲」とした出所は、「TOHOシネマズ公式Webサイト」の「重要なお知らせ」(https://www.tohotheater.jp/news/kaitei20230601.html)です。
映画鑑賞料金の改定内容は、下表の通りです。
券種分類 | 現行料金 (円) | 改定後料金 (円) |
一般 | 1,900 | 2,000 |
シニア | 1,200 | 1,300 |
レイトショー | 1,400 | 1,500 |
ファーストデイ | 1,200 | 1,300 |
シネマイレージデイ | 1,200 | 1,300 |
TOHOウエンズデイ | 1,200 | 1,300 |
・大学・高校・中学・小学生、幼児の鑑賞料金改定なし
・障がい者割引は現行料金1,000円から改定なし
・12月1日『映画の日』は現行料金1,000円から改定なし
・改定日は2023年6月1日(木)
出所:TOHOシネマズ公式ebサイト
それなりの分量の記事を書いてきましたが、記事の中にこのような表を埋め込んだのはこれが初めてです。そのため、表の横幅の変更など、調整する方法を知りません。表がブカッコー(不格好)なのは、そのせいです(いいわけだよね、嗚呼…※1)。
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さて、市川市にもTOHOシネマズがあることはご存知でしょうか。きっとご存知だろうと思います。ニッケコルトンプラザにある「TOHOシネマズ市川コルトンプラザ」(元ヴァージンシネマズ 市川コルトンプラザ)がそれです。
現在、市川市には、イオン市川妙典店(元 市川妙典サティ)にも映画館「イオンシネマ市川妙典」(元ワーナー・マイカル・シネマズ市川妙典)がありますが、こちらの鑑賞料金は今のところ値上げするという報道は出ていません。しかし、コストアップはTOHOシネマズと同様であろうと予想されるので、いつ値上げするという決断をしてもおかしくないでしょう。社内では議論がなされているはずです。
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ようやく本題に入ります。
私が今年(2023年)、昨日までにTOHOシネマズ市川コルトンプラザで鑑賞した映画5作品を紹介しましょう!
冒頭の画像は、今話題の生成AIを使って生成した画像を組み合わせたものです。
今年、1月1日~5月15日までにTOHOシネマズ市川コルトンプラザで鑑賞した映画は、次の通りです。
- SHE SAID その名を暴け
- THE FIRST SLAM DUNK
- エゴイスト
- 鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME:3
いずれも印象に残る、力作ばかりです。これら5作品に、今から5分でキャッチコピーのようなものを添えてみます。
恐怖に立ち向かう勇気は、ひとりでは十分に持ちえないかもしれないけれど、仲間がいればそれを持つことができる―― SHE SAID その名を暴け
音を楽しむ映画でもある―― THE FIRST SLAM DUNK
心の動きと体の動きを繊細に映し出した傑作――エゴイスト
童磨、その天然な魅力――鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ
フリースタイル市川の理想の形かもしれない――ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME:3
どうですか?ピンときませんか?きますか?きてます?きてますか?
ちなみに、冒頭の画像は、Canvaに実装されている画像生成機能を用いて作成したものです。
なお、私は今年1月から5月15日までの期間に、TOHOシネマズ市川コルトンプラザ以外の劇場(映画館)でも映画を鑑賞しています。以下の映画館で鑑賞しました。
- 丸の内ピカデリー
- TOHOシネマズ 錦糸町(オリナス)
- イオンシネマ 市川妙典
- ヒューマントラストシネマ有楽町
- 新宿バルト9
- ポレポレ東中野
- 新宿シネマカリテ
- 新文芸坐
東京都内の映画館が7館、千葉県内(市川市内)が1館でした。
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ちなみに、昨年、2022年は、同劇場で11作品を鑑賞しました。
市川市に長く住んでいる人であれば、映画館と言えば、本八幡北口にあった「ハタシネマ」を思い浮かべるかもしれませんね。懐かしのハタシネマを含む、市川市にかつて存在した映画館について綴った記事はこちらです。
この荒っぽい記事を読んで、「そっか、TOHOシネマズの鑑賞料金、上がっちゃうのか」と初めて知ったという人がいるかもしれません。「そうだ、映画行こっ!」と思い立つ人もいるかもしれないですね。「昔コルトンの映画化でポップコーンをド派手にこぼしたことがあるなぁ、『木更津キャッツアイ』を公開初日のレイトショーで見る直前に」というドジなエピソードを思い出した人も。あ、それは私ですね。
映画って、本当に良いものですよね。
最後に、映画館関連の記事をいくつか紹介しておきますね。
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〈注釈〉
※1:シャ乱Q「いいわけ」より。