【ときわ書房本八幡店】閉店から1年です

活動紹介

執筆日 2023年5月25日
公開日 2023年5月31日
※冒頭の画像は「ときわ書房本八幡店」のコミック売場の入口で(正面入口の中央にそびえたつ激推しコミック売場には、試し読み用のコミックや、手書きPOPもたくさん)、2022年5月13日にフォトグラファーのサンジョウヤスタカ(三條康貴)さんが撮影したものです。

この記事が公開される2023年5月31日は、「ときわ書房本八幡」さんが閉店した2022年5月31日から数えて、ちょうど1年目です。

お店で閉店を知らせる貼り紙を見たときは大声をあげそうになるほどショックを受けました。これは2022年4月1日に初めて閉店を知った時に撮影したものです。

1980年から2022年まで、長きに渡って、本八幡を代表する書店として、堂々たる存在感を放ち続けてきた「ときわ書房本八幡店」さんが閉店することを知った私は、嘆き悲しみましたが、かつてこのお店を愛用していて、今は市川市を離れて暮らしている人も多いだろう、そして、その人がある時、久しぶりに本八幡駅北口に降り立って、「ときわ書房本八幡店」さんに行こうとしたら、既に閉店した後だったら、それは悲しいことだ、そうも思ったのです。

私はすかさず「#ときわ書房本八幡店ありがとう」プロジェクトを立ち上げ、お店へのメッセージや想い出、エピソードを皆様から募ることにしました。そのあたりの経緯については、こちらの記事をご参照ください。

そして、お寄せいただいたメッセージは、膨大と言っても良い程の数にのぼりました。

実は今もなお、引き続き、「ときわ書房本八幡店」さんにまつわる想い出の募集は続けているのです。既に想い出を送ったよ!という方でも、あ、そういえば、こんなエピソードもあったなぁ、など、追加投稿も可能ですので、どうぞ、お気軽にコメントをお寄せください。メッセージ・コメントはこちらから。

皆様からお寄せいただいた熱いメッセージの数々は、こちらの記事にまとめています。また、冒頭の写真を撮影してくれた三條庸貴/サンジョウヤスタカさんによる、素晴らしい写真も掲載されているので、是非、ご覧ください。

そして、いよいよ閉店となる直前のお店の様子(ドキュメントタッチ)や、42年の歴史を終えた後のPATIO(パティオ)のテナント表示の写真は、こちらの記事に、真空パック保存されています!空気感を含め、味わってください!1年前の5月31日の空気を!

「ときわ書房本八幡店」さんは、私にとって大切なサードプレイスでした。

「ときわ書房本八幡店」さんの在りし日の姿。三條庸貴さん撮影(2022年5月13日)。

こんなに素敵な本屋さんは、そう多くありません。天井から下げられた売場案内の端正な文字!

今、書店跡地はゲームセンターになっています。ゲームセンターがサードプレイスになっている人もきっといるでしょうね。

2022年7月18日には、コルトンプラザにあった「福家書店市川店」さんが閉店しました。こちらの閉店にもショックを受けた私は、「ときわ書房本八幡」さんの時と同じように、「#福家書店市川店ありがとう」プロジェクトを立ち上げ、メッセージを募りました。

今は、跡地で「有隣堂 ニッケコルトンプラザ店」さんが営業しており、非常に工夫を凝らした陳列をしていたり、販促物を通じた訴求が鋭かったり、イヴェントを積極的に行っていたり、食品や雑貨など、本以外のカテゴリーも販売したりと、魅力的な場となっていますよね。え?そうなの?知らなかった!と思ったそこのあなた、是非行ってみてください!

また、厳密には閉店ではないのかもしれませんが、本つながりで言えば、市川駅前にあった「市本」さんも今年の3月31日に閉鎖しましたね。とても残念です。「市本」さんの最終日の様子は、こちらの記事に綴っています。

と、いうわけで、「#ときわ書房本八幡店ありがとう」プロジェクトを立ち上げ、42年間も営業してきたお店に感謝と敬意をお伝えし、閉店の瞬間に立ち会ってから、嗚呼、もう1年が経ったのか、早いよね、時間って奴は、「ときわ書房本八幡」さんが物理的には存在しない世界で1年間生きてきたけれど、やれやれって感じだよね、なんてことをぶつぶつと言いながら、この記事をつらつら綴ってきました。

本稿で紹介したいくつかの関連記事にも、是非、目を通してみてください。皆様からお寄せいただいた熱いメッセージで、火傷しないようにご注意ください!