【いちかわ社協】市川市内各地でフードドライブ展開中

フードバンク

冒頭の画像を見た方は、何かお気づきのことはありませんか?

「『いちかわフードバンクbyフリスタ』じゃなくて、『byいちかわ社協』になってる!」

思わずそう叫んだ人も少なくないかもしれません。

「いちかわフードバンクbyいちかわ社協」とは、いちかわ社協さん、正式名称、「社会福祉法人 市川市社会福祉協議会」さんが手掛けているフードバンク事業の名称です。

社会福祉法人 市川市社会福祉協議会(通称、いちかわ社協)公式Webサイト
http://www.fukusi.jp/index.html

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いちかわ社協さんは様々な業務を行っています。例えば、「コミュニティワーカー」を地域に配置しています。

地域の課題を発掘して行政関係機関、住民同士の支援につなげたり、地区社協との連絡調整をはじめ、地区社協が企画立案して行う事業への助言など、地域福祉推進の主役である住民活動を側面から支援していけるようコミュ二ティワーカーがいます。

いちかわ社協の職員全員が地区コミュニティワーカーとして地域福祉活動支援をしています。

広域コミュニティワーカーは、市内を東西南北の4つのエリアに分け、広域的に地域福祉活動を地区コミュニティワーカーと共に支援を行い、行政・関係機関との連絡調整、生活課題の解決を支援しています。

出所:社会福祉協議会市川市社会福祉協議会公式Webサイト、コミュニティワーカーの説明ページ、http://www.fukusi.jp/custom38.html、2022年10月28日閲覧(太字は筆者)

また、いちかわ社協さんの代表的かつ重要な事業のひとつが、「経済的不安への相談・支援と貸付事業」です。具体的な相談の流れや方法は、こちらをご覧ください。

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さて、ここからは「いちかわフードバンクbyいちかわ社協」について紹介します。

先日、このような報道がありました。

家庭で食べきれない食品を寄せてもらい必要な市民に提供するため、千葉県市川市とファミリーマートが26日、フードドライブ事業の合意書を交わした。同社は全国各地の店舗でこの事業を展開しており、自治体との連携は県内で初めて。市内8店舗で実施する。

受け付ける食品は▽未開封で破損していない▽賞味期限まで2カ月以上ある▽常温保存が可能−などとし、各店舗の入り口付近に回収ボックスを設置。市民から寄せられた食品は市と市社会福祉協議会を通じ、子ども食堂や支援が必要な人に届けられる。

出所:出所:東京新聞公式Webサイト、「ファミマ8店舗がフードドライブ 市川市と連携、困窮者支援」(2022年10月27日)、https://www.tokyo-np.co.jp/article/210422、2022年10月28日閲覧(太字および赤文字は筆者)

コンビニエンスストア大手のファミリーマートは、以前から「フードドライブ」に力を入れていました。すでに多くの店舗にフードドライブ用のボックスを設置し、来店客が家庭で余っている食品を持参し、このボックスに入れる仕組みで、集まった食品を各地のフードバンク団体などに渡しています。

ファミリーマートのフードドライブ
https://www.family.co.jp/sustainability/material_issues/society/community/fooddrive.html

このたび、市川市の8店舗にボックスを設置することになり、集まった食品は、市川市いちかわ社協さんを通じて、必要としているところに届ける、というのが、上で紹介した記事が報じている内容です。フードドライブを実施するファミリーマート8店舗は、次の通りです。

  • 市川インター店
  • 市川大野駅前店
  • 市川曽谷1丁目店
  • 市川南大野店
  • 市川八幡店
  • 行徳駅前四丁目店
  • 京成八幡駅前店
  • 東京医科歯科大学店

情報出所:市川市公式Twitter、2022年10月26日の投稿
https://twitter.com/ichikawa_shi/status/1585207001961099264

また、いちかわ社協さんのフードバンクと言えば、約1年前には、このような報道がありました。

関東支社(武部繁樹支社長)の千葉県西部地区連絡会(鍋島正統括局長/船橋習志野台五)の市川市内郵便局37局は「社団法人市川市社会福祉協議会と日本郵便株式会社との包括連携に関する協定」を10月20日に締結した。郵便局と市川市社会福祉協議会(通称=いちかわ社協、小島武久会長)が連携して市民生活の向上を目指す。まず、郵便局にフードバンクポストを設置、市民から食品提供を受け、子ども食堂等支援活動団体、福祉関連施設などに配布される。

出所:通信文化新報、「社協と包括連携協定を締結 千葉県市川市の郵便局 フードバンク支援」(2021年11月1日第7116号)、https://www.tsushin-bunka.co.jp/backnumber/detail.php?sub_content_id=2318、2022年10月28日閲覧(太字は筆者)

2022年10月現在、市川市内の18の郵便局に、フードドライブ用ボックス(郵便といえばポストということで、名称は「フードバンクポスト」)が設置されています。フードバンクポスト設置局は次の通りです。

  • 市川三本松郵便局
  • 市川南三郵便局
  • 市川大洲郵便局
  • 市川郵便局
  • 市川国府台郵便局
  • 市川真間郵便局
  • 菅野郵便局
  • 市川曽谷郵便局
  • 市川宮久保郵便局
  • 北国分駅前郵便局
  • 市川南大野郵便局
  • 本八幡郵便局
  • 市川北方郵便局
  • 市川本北方郵便局
  • 市川二俣郵便局
  • 市川富浜郵便局
  • 行徳駅前三郵便局
  • 行徳郵便局
  • 北八幡郵便局 ※2023年11月14日加筆

情報出所:「いちかわ社会福祉だより」(第109号、令和4年10月15日)

このように、コンビニエンスストアや郵便局といった、日常の生活動線上に多くの拠点がある施設で、気軽に食品を寄贈することができれば、家庭での食品ロスの発生を抑制しやすいですね。

「いちかわフードバンクbyフリスタ」の先輩であり、兄貴分ないし姉貴分ともいえる、「いちかわフードバンクbyいちかわ社協」さんは、2018年5月1日にスタートしています。フリスタがフードバンクをスタートしたのは2020年6月1日なので、2年も先輩なのです。

参考:社協さんが「フードバンクシンポジウム」(2022年6月25日)で発表した内容
https://fs-ichikawa.org/ichi019_fb_symposium_report2/#toc7

「いちかわフードバンクbyいちかわ社協」さんも、私たち「いちかわフードバンクbyフリスタ」も、皆さんからお預かりした食品は、適切に管理した後に、こども食堂や福祉団体、他のフードバンク団体、場合によってはお困りの個人・世帯など、必要としているところに届けています。

ところで、食品をフードバンクに寄付・寄贈したい場合、「byいちかわ社協」と「byフリスタ」の、どちらに食品を渡せばよいか迷われるかもしれませんが、どちらに寄贈いただいても大きな違いはありません。持ち込みやすい場所にお持ちください。「いちかわフードバンクbyフリスタ」のフードドライブ拠点(2022年10月現在)は、南八幡「KeiyoGAS Community Terrace(てらす)」と、鬼高「コープ市川店」(ショップス内)にあります。

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この記事を執筆している10月は、食品ロス削減月間に指定されています。また、急激な物価上昇が家計を直撃している現在、支援を必要としている人は増えていると考えられます。ご家庭で余っている職員があれば、お近くのフードドライブ実施拠点にお持ちください。ロス削減と困窮者支援に同時に貢献できます。

食品をフードバンクに寄贈する、フードバンク活動にボランティアとして関わる、SNSでフードバンク関連情報をシェアしてみる、寄付するなど、何らかの形で「いちかわフードバンクbyフリスタ」の活動に関われる、関わってみたい、という方は、是非ご一報ください。

参考:いちかわフードバンクbyフリスタの概要

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公開日 2022年10月28日
更新日 2023年11月14日