【こども食堂】市川市に20か所あります(2023年12月時点)

フードバンク

2023年9月5日に、市川市公式Webサイトに「こども食堂」の情報が掲載されていることを紹介する記事を公開しました。

市内のこども食堂の数が増えているので、2023年12月更新情報を踏まえて、リライトします。アップデートします。

こども食堂とは
「こども食堂」は、地域のボランティアが子どもたちに無料または安価で栄養のある食事を提供する場所です。
食事の提供に加えて遊び場の提供や学習支援等が行われるなど、地域の人々と交流できる「子どもたちの居場所」にもなっています。

出所:市川市公式Webサイト「市川市内のこども食堂」(2023年12月1日)https://www.city.ichikawa.lg.jp/chi01/1111000248.html、2024年1月7日閲覧

「こども食堂」は2023年12月時点で、市川市内に20か所あります。市川市公式Webサイト「市川市内のこども食堂」から引用します(15番は活動終了のため欠番です)。

  1. 国府台 森でキッズ / 国府台4-6-6「ふくろうの森@国府台」
  2. こども食堂「だれでも」 / 中国分3-14-33「地域交流スペース“えんがわ”」
  3. Pickles&Mickles ジイジとバアバの子ども食堂30 / 国分4-1-24
  4. サンタ「みんなの食堂」 / 市川3-27-23「みんなのサンタ」
  5. 市川南子ども食堂 / 市川南2-9-4「市川南自治会館」
  6. 地域の学び舎 プラット / 平田2-8-1
  7. M&M Table / 菅野1-23-25「ふくろう画廊」
  8. 東菅野つなぐ食堂 @ぶらっとhome / 東菅野5-8-21-201「NPO法人 市川子ども文化ステーション 北地区事務所」
  9. 南大野こども食堂 ふれあいひろば / 南大野1-28-11「南大野1丁目自治会館」
  10. 柏井こども食堂 ふれあいひろば / 柏井町2-844「柏井公民館」
  11. きずなレストラン / 鬼越1-15-20「天理教千葛分教会内」
  12. 鬼越つなぐ食堂 / 鬼越2-5-1-101「NPO法人 市川子ども文化ステーション 中央地区事務所」
  13. 行徳こども食堂 / 湊新田2-6-4 モロマンションB棟101「せかんどほーむ」
  14. 塩浜こども食堂 / 塩浜4-2-8 ハイタウン塩浜8号棟集会所
  15. (活動終了)
  16. やきとり福茂こども食堂 / 南八幡3-5-16「やきとり福茂」
  17. もぐもぐスクール / 八幡1-21-10「八幡地域ふれあい館」
  18. 子ども食堂・三本松 / 市川1-24-9「市川三本松教会内」
  19. いちかわ真間こども食堂 / 市川真間2-6-5「コモンビレッジ真間」
  20. みつば食堂 / 信篤二俣地区5か所
  21. みんなのダイニング / 市川4-7-5「エフプラス株式会社内」

「こども食堂」とは言いますが、ほとんどの拠点では、こども以外(おとな)も受け入れています。利用条件や料金、食事の提供方法などは、拠点ごとに独自に定めているため、利用したい場合は事前にWebサイトを閲覧したり電話やメールで連絡するなどして確認しておくことをお勧めします。

ちなみに、「いちかわフードバンクbyフリスタ」では、皆様からご寄贈いただいた食品を、市川市内の多くのこども食堂に提供しています。私たちに食品を寄贈していただくことで、間接的にこども食堂を支援することになります。食品の寄贈(フードドライブ)については、以下のページをご覧ください。

こども食堂を支援したい場合、拠点によっては利用して(食事を食べて)お金を払うことが支援になると思います。

2021年12月にラジオ番組に出演していた湯浅誠さんが、こんなことを述べていました。

・子ども食堂は、生活困窮者のため(だけ)の場ではない、みんなの場である(子ども食堂は困窮者のための場所だ、という報道はスティグマにつながるので避けるべき)
・子ども食堂は、孤食をしている人のため(だけ)の場ではない、みんなの場である
・子ども食堂で、おとな10人が食べると子ども7人分の食事をまかなえる(という分析をした人がいる)
・全国の子ども食堂で、子どもだけを対象としているのは約5%にすぎない、貧困者のみを対象としているのも約5%にすぎない(子ども食堂は、みんなの場所で、地域のコミュニティ)

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

湯浅誠さんと同じように、NPO法人こどもばの横山誠さんも、こども食堂(子ども食堂)を、貧困対策にとどまらない、地域の交流拠点、居場所(サードプレイス)として位置付けています。

「貧困家庭を支援することはもちろん重要ですが、私はそれにこだわらず、みんなが楽しく交流できる場所を作りたいと思いました。”子ども食堂=困ってる人が行くところ”というイメージを払拭したかったんです」

子ども食堂は困窮する家庭が行く場所という印象が強い中で、あえて貧困解消にフォーカスしないことで「誰でも遠慮せず利用できる場」を目指したと、横山さんは熱をこめて語ります。

「子ども食堂は各小学校エリアに1つずつできるといいなと思っています。食事を出さなくても、お菓子やお茶だけでも。どんな形態であっても地域の子どもの居場所を作れば、子どもたちだけでなく親御さんの助けにもなりますから。子ども食堂がサードプレイスとなって、選択肢を増やすことが重要なんです」

出所:nobico公式Webサイト「子ども食堂は誰が利用してもいい? 運営者が語る『孤立する親子』への思い」(2023年12月24日、NPO法人こどもば・代表理事横山誠氏の発言)https://family.php.co.jp/2023/12/24/post_12489/、2024年1月7日閲覧

この記事を読んで、「市川市に20か所もあるのなら、一度行ってみようかな、こども食堂に」と思ったら、開いている日時をや利用条件を確認したうえで、ぜひ行ってみてください。そして、感想を当サイトのメッセージ送信フォームからお知らせください(Xこと旧Twitterで教えていただくのも歓迎です)。

それでは、また、お会いしましょう。

* * * * *

執筆日 2024年1月6日、7日
公開日 2024年1月7日