【フードバンクにゅ~す】2022年11月27日

フードバンク

10日ぶり17回目の「フードバンクにゅ~す」です。

「いちかわフードバンクbyフリスタの倉庫が真間から大和田に移転」(2022年11月26日)

「いちかわフードバンクbyフリスタ」の倉庫が、市川市真間のアンカー市川から、大和田のシンソーコ(仮)に移転しました。

シンソーコ(仮)は、産業道路沿いにあり、JR本八幡駅の南口から徒歩で20分弱ほどの場所です。フードバンク事業においては、食品を倉庫に運搬する必要がありますが、産業道路に面しているため、自動車での運搬に適していること、真間と比べ、市川市南部(行徳や妙典など)との往来がしやすいことなど、アクセスの良い好立地だと言えます。

情報出所:『第22回いちカイギ~出会いは秋風の中~』における「フリスタニュース」(2022年11月26日)

シンソーコ(仮)の隣は、人気のラーメン店「二九八家ふくわうちいわせ」です。

大和田のシンソーコ(仮)の場所。

「【ひとり親のフードバンク『グッドごはん』を拡大】板橋に新倉庫開設」(2022年11月18日)

認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは、2017年よりひとり親家庭へ無料の食品支援「グッドごはん」を展開しており、首都圏と近畿圏でのべ30,000世帯以上に食品を提供してきました。
事業を展開する中で、「自宅近くでも受け取れるようにしてほしい」「電車賃もないので、近くに拠点があると助かります」という声も多く、2021年から2022年にかけ品川区・大阪市に3か所だった配付拠点を20か所以上まで増やしてきましたが、首都圏において品川区の倉庫だけでは、食品を保管できるスペースに限りがあり、「より多くの食品を必要とする家庭に届ける」という目標のボトルネックとなっておりました。

<開設場所の決定>
1つめの倉庫周辺の大田区・品川区で暮らす低所得のひとり親家庭は4,486世帯であるのに対し、23区北西部の一部である板橋区・練馬区には6,739世帯が暮らしています※。東京北西部には配付拠点が南部に比べ少なく、この地域での配付を希望する声も多かったことから、今回の物件に決定しました。
※児童扶養手当受給者数(令和3年)

●新倉庫開設における今後の展望
板橋区は利用者からの要望の多かった東京北西部に位置し、このエリアに拠点ができたことにより、今までアクセスの問題でグッドごはんを利用できなかった人が利用できるようになります。今後、新倉庫を中心に10~20程度の配付拠点を開設したいと考えています。
またこの倉庫は1階と2階を合わせると約105坪と、品川区大崎の倉庫の3.8倍もの広さがあり、4トントラックからの搬入も容易な造りとなっています。このため、大手の食品メーカー等や社員数の多い企業の防災食品の入れ替え時などで問い合わせのある、まとまった数の食品の受け入れも可能となります。グッドごはんで特に需要の高い生鮮食品についても、業務用の冷蔵庫等の設置により安定した受け入れと提供が期待されています。

この倉庫は倉庫としてだけではなく配付場所としても活用することで、首都圏第二の事業拠点として、更に多くの子どもたちに食品を届けることが可能になります。

私たちは毎月4,000世帯に配付できる体制を作ることを目標にし、希望しているのに食品配付を受けられないひとり親世帯をゼロにするために全力を尽くしています。この倉庫の開設は、グッドごはんを応援してくださる多くの方のご寄付により実現しました。

出所:PR TIMES(GNJP)、「【ひとり親のフードバンク『グッドごはん』を拡大】板橋に新倉庫開設」(2022年11月18日)、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000005375.html、2022年11月18日閲覧

グッドネーバーズ・ジャパンさんのケースは、私たちとは異なり、既存の倉庫(品川区)はそのままに、新たに新倉庫(板橋区)を開設するというものです。

「【報告】ハロウィンフードステーションinJR東小金井駅」(2022年11月1日)

10月30日、31日に開催した、ハロウィンフードステーションinJR東小金井駅。
多くの方に足をお運びいただきました。ご参加いただきありがとうございました。

(中略)

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【数値報告】
クイズラリー参加120名
ファッションショー参加14名
フード回収量
 1日目:回収量186.558㎏、持込数:67組(105人)
 2日目:回収量32.773㎏、持込数:18組(20人)
 合計 219.331㎏ 持込数85組(125人)

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出所:FREE THE CHILDREN 公式Webサイト、「【報告】ハロウィンフードステーションinJR東小金井駅」(2022年11月1日)、https://ftcj.org/archives/33027、2022年11月18日閲覧

10月はハロウィン月間ですが、同時に、食品ロス削減月間でもあります。10月31日がハロゥイン、前日の10月30日が食品ロス削減の日なのですが、この両日、JR小金井駅では、「ハロウィンフードステーション」と題されたイヴェントが行われました。

ハロウィンのイヴェントと、フードドライブを組み合わせた、ユニークなものです。ファッションショー参加者が14名いたということですが、これはハロウィンのコスプレをして参加した人数ということですね。

ちなみに、私たち、いちかわフードバンクbyフリスタも、鉄道駅(JR本八幡駅の改札外コンコース)でフードドライブを実施しましたが、小金井駅のイヴェントと同じく「フードステーション」の名を冠していました。

参考までに、ハロウィンと食品ロスについて、問題を指摘している記事を紹介します。

食品ロスについて考える~季節商品のプロモーション~
https://note.com/dei_ryuken/n/n16efef0411a1

<目次>
・定着したハロウィン市場
・食品ロス削減月間
・食品小売業による食品ロス削減の取り組みタイプ
  1.発注の精度の向上
  2.販売期限内に売り切る
  3.フードバンク団体への寄贈
・祭りの後
・目指す社会のビジョンを示せるか

富山市「物価高が家計を圧迫・・・ひとり親家庭の支援に『フードパントリー』」(2022年11月20日)

経済的に厳しいひとり親家庭を支援しようと、食料品を無料で配る「フードパントリー」が富山市で行われました。

この取り組みは、ひとり親家庭を支援としようと富山東ライオンズクラブが行っているもので、20日は多くの親子連れが訪れ、米やレトルト食品から洗剤などの日用品まで思い思いの品を選んでいました。おととしのコロナ禍をきっかけに始まったこの無料配布は今回6回目で、過去最も多い約140組から事前申し込みがあったということです。

出所:チューリップテレビ公式Webサイト(TBS NEW DIG 内)、「物価高が家計を圧迫・・・ひとり親家庭の支援に『フードパントリー』」(2022年11月20日)、https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tut/208968?display=1、2022年11月21日閲覧

「全国フードバンク推進協議会、子どもの貧困解決へ全国プロジェクト」(2022年11月24日)

国内フードバンク団体の全国ネットワーク組織、全国フードバンク推進協議会(東京都豊島区、米山廣明代表理事)は12月からの2ヵ月間、子どもの貧困問題解決に向けて「第4回フードバンクこども応援全国プロジェクト」を開始する。給食のない冬休み期間中に、子どものいる困窮世帯への食料支援を全国的に拡大する目的。加盟フードバンク31団体が参画し、延べ2万世帯への食料支援を目標としている。

出所:日本食糧新聞、「全国フードバンク推進協議会、子どもの貧困解決へ全国プロジェクト」(2022年11月24日)、https://news.nissyoku.co.jp/news/honmiya20221124123036111、2022年11月25日閲覧

「都 住民税非課税世帯に米など農産物支給を検討」(2022年11月17日)

物価の高騰を受けて、都はこれまでにすぐに価格に転嫁することが難しい中小事業者などに対し、負担軽減のため支援金の支給に取り組んでいます。

都は、さらなる支援策について検討を進めた結果、都内に住む住民税の非課税世帯などに対し、米などの農産物を支給する方向で検討を進めていることが関係者への取材で分かりました。

米の場合、1世帯につきおよそ25キロを支給することで調整しているということです。

都は、小麦価格が高騰するなか、米粉パンをPRするなど主食として国産の米の消費を呼びかけていて、今回の取り組みで生活に困っている人たちを支援するとともに、農業振興につなげるねらいもあるということです。

都は、この取り組みにかかる費用としておよそ300億円を計上した補正予算案を来月の定例議会に提出する方針です。

出所:NHK NEWS WEB(首都圏 NEWS WEB)、「都 住民税非課税世帯に米など農産物支給を検討」(2022年11月17日)、https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20221117/1000086846.html、2022年11月18日閲覧

「『トイレの水を流すのは3回に1度』10月消費者物価+3.6% 40年ぶりの歴史的物価上昇に“ひとり親世帯”や“困窮世帯”から悲鳴が…」(2022年11月18日)

ひとり親家庭を支援する団体の調査には悲痛な叫びが相次いでいます。

シングルマザー
「靴が買えず、子どもは足が痛いと言っていたけど、我慢して履かせています」
「修学旅行のお金がどうしても準備できず、行かせてあげることができなかった」
「トイレの水を流すのは3回に1度」

また、「米などの主食が買えないことがあった」と回答した人は56%に上りました。ひとり親家庭やこども食堂などに食料品を配る支援をする「フードバンク」を訪ねると…

フードバンクTAMA 金子進 理事
「利用者は増えてます。ひとり親世帯や若い方は直撃をうけているんじゃないか」

食の支援を求める利用者は去年の3倍以上に急増し、7月には25トンの食料品を提供したといいます。

この日もこども食堂を展開する団体が餅などを次々と車にのせていきました。

すずらん食堂 小林鈴子 代表
「(冬休みは)給食がなくなりますので、その分、自宅で食べることが多くなる、すごくありがたい。各家庭、物価高で影響をすごくうけてる」

ただ、小麦の価格上昇で企業からパンなどの寄付が集まりにくくなっているということです。

政府は現在、ガソリン補助金などの物価高対策を行っていますが…

フードバンクTAMA 芝田晴一朗 理事
「政府がやってる補助というのは、どこにむかってやってるのか、というのを感じる。一番困ってる人の立場に立って政治をしてくれれば」

出所:TBS NEWS DIG、「『トイレの水を流すのは3回に1度』10月消費者物価+3.6% 40年ぶりの歴史的物価上昇に“ひとり親世帯”や“困窮世帯”から悲鳴が…」(2022年11月18日)、https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/208062?display=1、2022年11月25日閲覧
画像出所:出所:TBS NEWS DIG、「『トイレの水を流すのは3回に1度』10月消費者物価+3.6% 40年ぶりの歴史的物価上昇に“ひとり親世帯”や“困窮世帯”から悲鳴が…」(2022年11月18日)、https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/208062?display=1、2022年11月25日閲覧

〈調査対象の522品目のうち、前年同月より上がったのは406と全体の8割近く〉(出所:日本経済新聞公式Webサイト、「日本の消費者物価、10月3.6%上昇 40年ぶり伸び率」(2022年11月18日)、https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA17A930X11C22A1000000/、2022年11月27日閲覧)とのことなので、生活が苦しくなったと感じる人も当然増えているでしょう。フードバンク団体などによる支援は、いわゆる「共助」であり、この社会において大変重要な役割を担っています。とはいえ、現在の物価上昇局面では、「共助」による支援にも限界があり、行政による「公助」を手厚くしてもらいたい、というのが、筆者の思いです。