【フードバンクにゅ~す】2022年9月10日

フードバンク

※冒頭の写真は、2022年9月10日のフードパントリー(食品の入手が困難な方へのおすそ分け会)実施前に撮影された、妙典のコミュニティスペース「gate.」内の様子です。入口から奥に進むにつれて、品物の重さが軽→重となるように配置することで、利用者さんがほしい品物を手に取りやすくなっています。

17日ぶり9回目の「フードバンクにゅ~す」です。前回の「フードバンクにゅ~す」の掲載から、半月以上空いてしまいました。

ちなみに「フードバンクにゅ~す」は、その時々のフレッシュなネット記事を掲載していますが、少し前のものであっても、内容が古びて読む価値がないかと言うと、決してそんなことはありません。後から読んでも参考になる(であろう)ものや、発見がある(であろう)ものを選んで掲載しているからです。フードバンクにまつわる情報を探索している人は、過去の「にゅ~す」も是非チェックしてみてください。

これまでの「フードバンクにゅ~す」の記事一覧

それでは、今回の「フードバンクにゅ~す」です。

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目次
  1. いちかわフードバンクbyフリスタ「【フードドライブ】9月17日(土)・18日(日)に実施します(イオン、コルトン、イチイチ)」(2022年9月10日)
  2. 「新たなコミュニケーションを作り出すご当地ガチャ・市川まちガチャ第3弾発売!」(2022年9月7日)
  3. 「シングルマザーが『フードバンク』とコミュニティ設立 親も子も悩みを共有できる場に【広島発】」(2022年9月10日)
  4. 「金沢のカナカン、商談会の展示商品 フードバンク活用」(2022年9月9日)
  5. 「長浜市のフードバンク 回収箱を増やし食品の寄付を呼びかけ」(2022年9月6日)
  6. 「記録的な値上げラッシュ…強化すべきフードパントリー、今後さらに困窮家庭が増加 食品廃棄せず寄付を」(2022年9月8日)
  7. 島根県「『フードバンク』食材不足を懸念 新型コロナ禍、物価高で需要増 関連団体が寄付呼びかけ」(2022年9月10日)
  8. 「『誰一人取り残さない』県民生協ら15団体が『フードバンク連絡会』を設立【福井】」(2022年9月9日)
  9. 「寒川町社協 食をつなぎ人をつなぐ フードバンク設立」(2022年9月9日)
  10. 「ディーン・フジオカ、妻&こどもたちとファミリーショット『奥様…何時になく嬉しそう』『ダディ良い顔してます』」(2022年9月7日)
  11. 岐阜県「ひとり親世帯へ届かぬ食料 希望者↑ 寄付↓ 市民団体が支援訴え」(2022年9月10日)
  12. 「スコットランド、生理用品の無償提供を自治体に義務付け 世界初」(2022年8月17日)

いちかわフードバンクbyフリスタ「【フードドライブ】9月17日(土)・18日(日)に実施します(イオン、コルトン、イチイチ)」(2022年9月10日)

2022年9月17日(土)、18日(日)に、市川市内の3箇所でイヴェント型フードドライブを実施します。

1.無印良品 イオン市川妙典
  千葉県最大級の無印良品がイオンにオープン!
  2022年9月17日(土) 10:00-16:00

2.オレンジスマイルいちかわイヴェント内
  ニッケコルトンプラザのコルトン広場
  誰もが生活しやすい市川を目指してタスキをつなぎます

  2022年9月18日(日) 10:30-15:00

3.ICHI-ICHIマーケット
  南八幡4-6-21 南八幡イーストビル1F
  奇数月開催、市川市のおいしいもの、素敵なものが集まるマーケット
  JR本八幡駅から直進(南)、マクドナルドの角を右折(西)してすぐ

  2022年9月18日(日) 11:00-15:00

出所:特定非営利活動法人フリースタイル市川Webサイト、「【フードドライブ】9月17日(土)・18日(日)に実施します(イオン、コルトン、イチイチ)」(2022年9月10日)、https://fs-ichikawa.org/fooddrive_sep2022/、2022年9月10日閲覧

「新たなコミュニケーションを作り出すご当地ガチャ・市川まちガチャ第3弾発売!」(2022年9月7日)

「市川まちガチャ」は市川市を拠点に活動するデザインユニット・ミカ ヅキデザインと、インフルエンサー 本八幡 bot の共同運営でスタートした事業です。現在は事業拡大に伴い、市川まちガチャ実行委員会として7人のメンバーで運営しています。

今年3月から第1弾を販売開始。好評につき8月24日に第3弾をリリースしました。

ご当地ガチャは各地にありますが、市川市のまちガチャは一味違います。ほかのご当地ガチャでよく扱われる名所や名物ではなく、着目したのは「町名」。市川は歴史のある町で、個性的で難読な町名が数多くあります。みんなが知っている町名から地元の人も知らない・読めないレアな町名まで、地元愛をくすぐるアイテムで展開しています。

(中略)

インフルエンサーの本八幡bot監修の、その町の楽しいうんちくを知ることができる上に、市内協力店舗にて使用できるクーポンがついています。

(中略)

「市川まちガチャ」はガチャガチャを回して終わりではありません。
ガチャを購入することで町に愛着が湧く、町を知る、町へ行き新しいお店に出会いクーポンを使う。まちガチャを通して町と人とお店を結ぶ新しいコミュニケーションを生むことを目的としています。

カプセル梱包やミニブック印刷などを市内の事業所様に発注し、市川市内での循環を目指しています。
・ミニブック印刷・裁断 / 株式会社Grow-S 様
・カプセル梱包作業 / 社会福祉法人サンワーク南八幡ワークス様 就労継続支援B型事業

今後、売上利益の一部をフードバンクへ支援予定です。購入した金額の一部が、市内の福祉や子供のために使われるということを周知していくことで、知らなかった町の問題や課題を知るきっかけ作りをしていきます。

今後は、購入者同士のアイテム交換やクーポン協力店舗によるマルシェなどのイベントなども開きたいと考えています。地元愛を深め、地域を盛り上げるひとつのきっかけになればと思います。

出所:PR TIMES、ミカヅキデザイン「新たなコミュニケーションを作り出すご当地ガチャ・市川まちガチャ第3弾発売!」(2022年9月7日)、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000106990.html、2022年9月7日閲覧(太字は筆者)

市川まちガチャ実行委員には、フリースタイル市川のメンバーも1名参加しています。プレスリリースの文中に「売上利益の一部をフードバンクへ支援」とありますが、現在、「いちかわフードバンクbyフリスタ」への寄付を検討していただいているのです。市川まちガチャの事業モデルは非常にユニークで、クーポンを通じて地域店の利用が増加し、商品化の工程では雇用を創出し、フードバンクへの支援を通じ、地域内で生活に困っている人たちの笑顔が増える、という好循環を生み出す可能性に満ちていると思います。地域とは切り離せない、極めて土着的な取り組みですね。

当サイトのコラムで市川まちガチャを取り上げたことがあります。未読の方は是非ご一読ください。

「シングルマザーが『フードバンク』とコミュニティ設立 親も子も悩みを共有できる場に【広島発】」(2022年9月10日)

2人は「OYATOKO」という名前で活動している、シングルマザーだ。

OYATOKO・和田法子さん 徳重麻由乃さん:「オヤトコ」って読みます。「親と子」って意味もあるんですけど、「親のこと」一人親をフォローするという意味です

オヤトコの活動の中心は、フードバンク。賞味期限が近づいたものや包装が傷んだ商品など、店頭に並べられなくなったものを寄付してもらい、必要としている人に無償で提供する取り組みだ。週に1回、一人親の家庭に食料品を届けている。

OYATOKO・和田法子さん:協力してくださっている企業の方も「捨ててしまうものをもらってくれて、うれしい」と言われ、商品を渡しに行った先ではみんなが「もらえて、うれしい」って言う。お互いの“うれしい”を感じられるので、それを仕事にできるのは幸せなことだなって感じています。関わる人が笑顔になってくれたら、私もうれしいです

フードバンクは一人親世帯のサポートだけでなく、企業側の食品ロスを削減し”もったいない”をなくすことにも貢献している。

オヤトコはシングルマザーの交流会も手がけている。活動のきっかけを徳重さんに聞いた。

OYATOKO・徳重麻由乃さん:以前、私は個人事業主でイベント業をしていました。ところが、コロナ禍でイベントなんかできない状態が続き、収入が完全にゼロになったんですよ

シングルマザーで2人の娘を育てている徳重さん。「どうやって生活していこう」と苦境に立たされた。そんな時、徳重さんは学生時代の部活の先輩から、離婚の相談を受けた。

OYATOKO・徳重麻由乃さん:私だけの感覚では間違ったアドバイスをしてしまうかもしれない。いろいろな人の意見を聞いて、先輩自身が良いと思うことを選択していけばいいと思いました。それがきっかけで、同じ境遇の人たちが月1回ほど集まって話せる交流会を開いています

(中略)

オヤトコは、親だけでなく子どもと一緒に楽しめるイベントも開催している。

イベントに参加した女性:きっと子どもも同じ悩みがあると思うんです。「なんでうちは親が一人しかいないんだろう」って。自分だけがみんなと違うんじゃないかっていう壁にぶち当たることがあると思います。そうした時に、同じ境遇の子どもたちと集まれば「私だけではないんだ」と救われるのではないかな。オヤトコのイベントはそういう場だと思います

OYATOKO・徳重麻由乃さん:少しずつイベントを増やしていって、みんなで学べるような場を作りたいと思っています。困った時にはお互いが支えられるように、いい意味でがんばりすぎず、オヤトコの活動を続けていくことを目標にしています

出所:FNNプライムオンライン、「シングルマザーが『フードバンク』とコミュニティ設立 親も子も悩みを共有できる場に【広島発】」(2022年9月10日)、https://www.fnn.jp/articles/-/413676、2022年9月10日閲覧 (青および緑の太字は筆者)

「金沢のカナカン、商談会の展示商品 フードバンク活用」(2022年9月9日)

食品卸のカナカン(金沢市)は、主催する商談会で出展者の商品をフードバンクに活用する取り組みを始めた。出展する食品メーカーなどに商品を提供してもらい、NPO法人いしかわフードバンク・ネット(同)を通じて石川県内の子ども食堂や社会福祉協議会などに寄贈する。福祉活動の支援や食品ロスの削減に役立てるのが狙いだ。第1弾として、金沢市で開いた商談会でフードバンクのコーナーを設けた。菓子やジュース、調味料などが寄贈される予定だ。

いしかわフードバンク・ネットは「展示会の商品の寄贈をされるのは石川県内で初めて。賞味期限が長い商品も多いのも利点」としている。

出所:日本経済新聞Webサイト、「金沢のカナカン、商談会の展示商品 フードバンク活用」(2022年9月9日)、https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC092KG0Z00C22A9000000/、2022年9月10日閲覧

「長浜市のフードバンク 回収箱を増やし食品の寄付を呼びかけ」(2022年9月6日)

まだ食べられるのに様々な理由で廃棄される食品を集めて、食に困っている人に届ける活動をしている「フードバンク長浜」は、これまで長浜市役所や市内のまちづくりセンターなど8か所に回収箱を設置していました。

回収箱には毎月、平均でおよそ30キロの食品が寄せられていましたが、物価の高騰や新型コロナの影響が長引く中、食事の支援を必要とする声が多く寄せられていることを受けて先月(8月)下旬から回収箱の数を増やすことにしました。

新たに回収箱が設置されたのは長浜市の虎姫支所や余呉支所など市の施設6か所で、すでに設置されたか所と合わせて14か所で食品を募っています。

フードバンク長浜では賞味期限が1か月以上残っていて常温で保存ができる米や缶詰などの寄付を広く呼びかけています。

出所:NHK NEWS WEB(滋賀 NEWS WEB)、「長浜市のフードバンク 回収箱を増やし食品の寄付を呼びかけ」(2022年9月6日)、https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220906/2060011486.html、2022年9月10日閲覧

「記録的な値上げラッシュ…強化すべきフードパントリー、今後さらに困窮家庭が増加 食品廃棄せず寄付を」(2022年9月8日)

ロシアのウクライナ侵攻や円安などを要因に国内で深刻化している物価の上昇。県内でも一部企業や消費者が経済的に圧迫され、困窮家庭や福祉団体などに食料品を提供するフードバンクやフードパントリーは体制の強化が急務になっている。関係者らは需要の高まりを感じつつ「活動をもっと知ってもらい、不要な食料品があれば寄付してほしい」と呼びかけている。

9月初旬の日曜日、川口市にあるフードパントリーには多くの人が訪れた。パントリーでは、付近に住むひとり親家庭やコロナ禍などの影響で失職した生活困窮者を対象に2カ月に1度のペースでコメやレトルト食品、即席麺などを配っており、この日も約50に上る家庭が食料品を受け取った。

市内に住み、保育園から中学生までの子ども4人を育てる30代の女性もそのうちの1人。「物価の上昇は家計に直接響く。今年に入ってから月を追うごとに苦しくなっている」とため息をついた。8月の食費は1月と比較して体感で3割ほど高くなったという。平日は事務としてフルタイムで働きながら子どもを送迎し、その他の家事を全て1人で担っている。料理に割く時間もできるだけ短くしたいが、インスタントやレトルト食品は割高で手を出しづらく「パントリーの支援によって、毎日とは言えないが楽をできる日がある。とても助かっている」と話した。

(中略)

フードパントリーなどに多く寄せられるカップ麺やレトルト食品などの加工食品の平均値上げ率は16%で、五つある食料品の分野で最も高い値上げ率だった。

パントリーの運営団体代表の男性によると、川口市のエリアでは昨年まで五つのパントリーで支援していたが、今年に入ってから新たに二つ増えたという。支援する家庭数も昨年から20ほど増加し、250家庭になった。男性は「今後さらに支援が必要になる家庭が増えることを見越して、支援体制を拡大していきたい」と話す。

フードバンクなどから食品を一括して受け入れ、県内各地域のフードパントリーなどに分配しているNPO法人「埼玉フードパントリーネットワーク」(越谷市)理事長の草場澄江さんも深刻な物価高で困窮した家庭などから「ニーズの高まりを感じている」と話す。

ネットワークに加盟しているパントリーは昨年6月時点で52団体だったが、先月には県内31市町で71団体にまで増加した。団体が増えればそれだけ必要な食料品も増えるため、草場さんは「潜在化している廃棄食品は依然として多いはず。食品ロスを減らすという観点でもこれまで以上の支援をお願いしたい」と呼びかけている。

出所:埼玉新聞Webサイト、「記録的な値上げラッシュ…強化すべきフードパントリー、今後さらに困窮家庭が増加 食品廃棄せず寄付を」(2022年9月8日)、https://www.saitama-np.co.jp/news/2022/09/08/09_.html、2022年9月10日閲覧

島根県「『フードバンク』食材不足を懸念 新型コロナ禍、物価高で需要増 関連団体が寄付呼びかけ」(2022年9月10日)

家計が苦しい世帯へ食品を届ける民間団体「フードバンクしまね あったか元気便」(松江市西津田3丁目)は、夏休みや冬休みなど子どもたちの給食がない期間を中心に、年4回程度提供する。8月上旬、地域つながりセンター(同)での受け渡しでは保護者らが次々と来場し、中学生の子どもを持つ市内の40代男性は「助かるし、本当にうれしい」と米やレトルト食品が入った段ボール箱を受け取った。

今回の食品提供希望の世帯数は、昨年同期の222世帯から、305世帯へと増加。利用者の8割はひとり親世帯といい、大木理之事務局長は「長引くコロナ禍に加えて、物価高の影響があるのではないか」と話した。食品や日用品を提供する松江市社会福祉協議会(同市千鳥町)も「昨年より多いペースで提供の要望がある」とする。出雲市社協、益田市社協、浜田市社協も「要望が多い」としている。

各団体は個人や企業の寄付などを受けて食品を確保しているが、需要に追いつかなくなりつつある。浜田、出雲両市社協では、レトルト食品や缶詰が不足。浜田市社協は寄付を募るため、市内のまちづくりセンター6カ所に余った保存食を入れてもらうかごを設置した。フードバンクしまねは購入資金調達のクラウドファンディングに取り組む。

出所:山陰中央新報デジタル、「【朝刊先読み!】『フードバンク』食材不足を懸念 新型コロナ禍、物価高で需要増 関連団体が寄付呼びかけ」(2022年9月10日)、https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/266829、2022年9月10日閲覧

「『誰一人取り残さない』県民生協ら15団体が『フードバンク連絡会』を設立【福井】」(2022年9月9日)

(略)食品ロスの削減を推進し、日常の食生活に困る家庭の支援や地域交流の拠点づくりにつなげようと、福井県民生協は、9日、福井県フードバンク連絡会を設立した。

この連絡会に参加したのは、県民生協の呼びかけに賛同した県内の小売業や、製造卸業、JAグループなどの事業者、そして、こども食堂の運営団体や社会福祉協議会など15の団体。

今後、県民生協がもっている独自の物流インフラを活用し、年に3回程度、事業者から食品を受け取り子ども食堂などに配送する。県民生協では、「今後さらにネットワークを広げていきたい」と話している。また、こども食堂の運営者も、「地域づくりの役にたてたい」と支援の広がりに期待を寄せている。

出所:福井テレビWebサイト、「『誰一人取り残さない』県民生協ら15団体が『フードバンク連絡会』を設立【福井】」(2022年9月9日)、https://www.fukui-tv.co.jp/?post_type=fukui_news&p=154852&page=1、、2022年9月10日閲覧

「寒川町社協 食をつなぎ人をつなぐ フードバンク設立」(2022年9月9日)

寒川町社会福祉協議会(宮山401/高橋伸隆会長)では、家庭や企業、団体などから余った食品の提供を受け、生活困窮世帯や福祉団体等に無償提供する「フードバンクさむかわ」を、7月にスタートさせた。ボランティアによって運営が行われ、地域住民が参画しながら支え合い活動を展開している。

寒川町社協ではこれまでも寄付された食品を地域の子ども食堂や生活に困る人に提供する、日常的な支援を行ってきた。

在庫の多くは個人や団体、企業からの寄付で、事務所脇のスペースで一斗缶を活用して保管している。各世帯がおのおの必要な食料を持ち帰るスタイルで、特にニーズがあるのは米やインスタント食品という。

食品の寄付は定期的ではないため、在庫不足になることも。コロナ禍により、食品の受け取りを希望する人が増加したこともあり、現状のまま継続していくことは難しくなっていった。そこで同社協では、より多くの寄付が見込める本格的な「フードバンク」の設立を計画。情報交換会を開き、設立に向け関心のある地域住民とともに「寒川らしいフードバンク」を模索した。

出所:タウンニュース、「寒川町社協 食をつなぎ人をつなぐ フードバンク設立」(2022年9月9日)、https://www.townnews.co.jp/0604/2022/09/09/641215.html、2022年9月10日閲覧

「ディーン・フジオカ、妻&こどもたちとファミリーショット『奥様…何時になく嬉しそう』『ダディ良い顔してます』」(2022年9月7日)

家庭で余っている食品などを持ち寄り、地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動のフードドライブを、自身のファンクラブ『FamBam』で行っているディーン。この日は「#deanfujiokafambam #fambamfooddrive Happy Birthday」とつづり、妻とこども、寄贈先のスタッフとの写真を公開した。次の投稿ではコモドドラゴンとの写真をはじめ、家族でインドネシアの島巡りをする様子をアップしている。

出所:オリコン・ニュース、「ディーン・フジオカ、妻&こどもたちとファミリーショット『奥様…何時になく嬉しそう』『ダディ良い顔してます』」(2022年9月7日)、https://www.oricon.co.jp/news/2248485/full/、2022年9月10日閲覧

岐阜県「ひとり親世帯へ届かぬ食料 希望者↑ 寄付↓ 市民団体が支援訴え」(2022年9月10日)

コロナ禍や物価高が、子育て家庭の暮らしを直撃している。ひとり親を支援する市民団体「ひとり親Cheers」(岐阜市)が、寄付金やコメ、レトルト食品などを募っている。特にシングルマザーの家庭から食料配布の希望が寄せられるが、食料が足りずに断っているのが実情だという。

団体は5年前から、岐阜市内のNPO法人・仕事工房ポポロの活動の一環で、食料配布やひとり親への個別相談などをしてきた。8月に岐阜市で食料の配布会をしたところ、約150世帯から希望が寄せられたものの、3分の1にあたる50世帯(127人)に制限せざるをえなかった。

11日にも50世帯への配布を予定する。農林水産省から提供された前年産のコメを、各世帯に5キロずつ配る。岩田優画代表(49)は「新型コロナの『第7波』で親子が感染し、働けずに収入が減ったという相談が増えた。子どもに食べさせるため自分の食事を切り詰める親もいる」と話す。

(中略)

岐阜市下奈良2丁目にある「子どもの居場所応援センター」は、無料や定額で利用できる「子ども食堂」や、学習支援などをする団体向けに食料を届けている。各団体の運営についての相談に応じるほか、新たに倉庫を構えて食料を募る。だが、企業や農家からの食料の寄付は減っているという。

応援センターは、県の委託を受けて、4月から岐阜県社会福祉協議会が運営する。県内の子ども食堂や、学習支援などをする「子どもの居場所」は計143カ所(4月末時点)。4年前の2・5倍に増え、全体の7割が食品提供を希望しているという。困窮する家庭向けに食品や日用品を配る団体もある。

一方で、4月以降、応援センターに食料を届けたのは4団体・企業。前年度、県社協に寄付した13団体・企業と比べて大きく減った。

出所:朝日新聞デジタル、「ひとり親世帯へ届かぬ食料 希望者↑ 寄付↓ 市民団体が支援訴え」(2022年9月10日)、https://www.asahi.com/articles/ASQ997RHGQ97OHGB008.html、2022年9月10日閲覧

「スコットランド、生理用品の無償提供を自治体に義務付け 世界初」(2022年8月17日)

英北部スコットランドで15日、生理用品を必要とする人への無償提供を学校や自治体などに義務付ける法律が施行された。英BBC放送によると、生理用品を無料で入手できる権利が法制化されたのは世界初という。

経済的理由で生理用品を買えない「生理の貧困」が世界各地で社会問題となる中、スコットランド議会は2020年に全会一致で法制化を支持していた。この日施行された法律の対象者は「生理用品を必要とする全ての人」とされ、今後は学校などの公共施設で無料で入手できるようになる。

スコットランド自治政府は17年以降、法制化に向けて2700万ポンド(約44億円)を投じて取り組みを進めてきた。自治政府のロビソン社会正義担当相は施行前日の14日、「生理用品の無償提供は平等と尊厳の基礎であり、経済的な障壁を取り除くものだ。世界で初めてこのような行動を取った(自治)政府であることを誇りに思う」との声明を出した。

(中略)

だが近年は新型コロナウイルス禍などの影響もあり、困窮した女性が生理用品を入手できないケースも指摘されている。こうした中、日本でも対策に乗り出す自治体が徐々に増加。スコットランド自治政府によると、韓国やニュージーランドでも同様に無償化の動きがあるという。

出所:毎日新聞Webサイト、「スコットランド、生理用品の無償提供を自治体に義務付け 世界初」(2022年8月17日)、https://mainichi.jp/articles/20220817/k00/00m/030/028000c、2022年8月26日閲覧

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今回取り上げた報道には、物価高により困窮する世帯が増えているということと何らかの関係があるものが多く含まれていました。税金によって賄われる「公助」ではない、ボランティアや寄付などによって支えられている「共助」としてのフードバンクに期待が集まっていますが、多くのフードバンク団体では、集まる(寄贈される)食品の量も寄付金額も減る傾向にあることでしょう。

広島のOYATOKOは、フードバンク活動を通じて、ひとり親家庭の支援をしていますが、シングルマザー向け交流会を実施したり、子どもも一緒に参加できるイベントを開催しています。食品の提供にとどまらず、学習支援をしている団体は数多くありますが、OYATOKOのような活動に対するニーズもかなり大きいと感じました。

フードバンクしまねではクラウンドファンディングを行い、活動に対する共感を得ることで、資金を獲得しようとしています。今後、クラウドファンディングで資金調達をおこなうフードバンク団体が増えるかもしれませんね。

スコットランドでは、世界で初めて生理用品を無償で提供することになりました。世界初ということで、インパクトが大きいですね。数年後には世界中でこれが当たり前のことになっていればよいと思います。と、他人事のような書きっぷりをしている私ですが、スコットランドだけでなく、韓国やニュージーランドでも生理用品の無償提供化に向けた動きがあるということで、この件については各国の動向に注目していきます。今後の「フードバンクにゅ~す」でも取り上げる日がくるかもしれません。

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本稿を書いている今日(2022年9月10日、中秋の名月)からみて、次の週末に相当する、2022年9月17日(土)と18日(日)には、上述の通り、フードドライブのイヴェントを、市川市内の3箇所(イオン市川妙典にオープンする無印良品、ニッケコルトンプラザのコルトン広場、南八幡で開催されるICHI-ICHIマーケット)で実施します。詳細は下の記事をご覧ください。缶詰1つから受け付けています!ぜひ、お越しください!