【フードバンクにゅ~す】2022年6月20日

フードバンク

フリースタイル市川のWebサイトには、私たちの活動内容やイヴェントなどの実施報告、市川市にまつわるコラムなどを掲載しています。フリースタイル市川は、市川市でまちづくりを行うことを目的として、志を同じくするメンバーが集い、結成したチームですが、1年前(2021年6月)にフードバンク事業を始動したことで、フードバンクに関する情報の収集を行うようになりました。

これまで、収集したフードバンク関連情報「いちかわフードバンクbyフリスタ」のTwitterでシェアしてきましたが、今後は、当Webサイトでも「フードバンクにゅ~す」※1と題して、時々シェアすることにします。

それでは、2022年6月20日版の「フードバンクにゅ~す」をお届けします!

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「助け合う環境づくり フードシェアみやまえ」(2022年6月17日)

宮前平の八幡坂を上り切った富士通ハイツ1階で、毎週月曜日の午前10時から正午に『フードシェアみやまえ』が開催されている。
フードシェアリングとは、何もしなければ廃棄されてしまう食品をニーズとマッチングし、食品ロスの削減や無駄をなくす仕組み。同所では、食品の循環を通して、地域の人のつながりや助け合う関係づくりをめざして行われている。

(中略)

フードシェアみやまえのメンバーは「食も物も地域循環し、話し合いの場にもなっている。気軽に足を運んでほしい」と呼びかけている。

出所:タウンニュース宮前区版、「助け合う環境づくり フードシェアみやまえ」(2022年6月17日)、https://www.townnews.co.jp/0201/2022/06/17/629887.html、2022年6月20日閲覧

「制服や学用品、日用品募る 唐津市役所にブース設置 フードバンク唐津」(2022年6月17日)

唐津市町田でフードバンクを運営するNPO法人「KARATSU」は、支援を必要とする家庭に提供するための制服などの学用品と日用品を募るブースを唐津市役所正面ロビーに設置した。ボランティアの高校生がチラシを配り、来庁者に協力を呼びかけた。  

(中略)  

制服はボタンの補正や刺しゅうの差し替えなどを行い、安価で譲るという。その他の物品は支援団体などを通じて家庭に配る。

出所:佐賀新聞Webサイト、「制服や学用品、日用品募る 唐津市役所にブース設置 フードバンク唐津」(2022年6月17日)、https://www.saga-s.co.jp/articles/-/871562、2022年6月20日閲覧

「食品ロス減らせ、フードバンクと食品提供事業者をマッチング 岡山県」(2022年5月26日)

岡山県は、余剰食品を生活困窮者らに届けるフードバンク団体と、食品の提供を希望する食品関連事業者をつなぐ「マッチングシステム」を2022年度中に構築する。統一的なシステムを介することで、より効率的に「食品ロス」を減らすのに役立てる。

出所:朝日新聞デジタル、「食品ロス減らせ、フードバンクと食品提供事業者をマッチング 岡山県」(2022年5月26日)、https://www.asahi.com/articles/ASQ5T6R9HQ5RPPZB00C.html、2022年6月20日閲覧

「物価高騰 過酷な生活の実情訴える フードバンク利用者」(2022年6月16日)

「フードバンクしばた」の土田雅穂さんは「生活に困窮している人たちも必死で節約しているが、物価の高騰によって限度を超えている。フードバンクへの依頼も増え、物資が不足しているので、多くの人の支援をお願いします」と呼びかけていました。

出所:NHK NEWS WEB(新潟 NEWS WEB)、「物価高騰 過酷な生活の実情訴える フードバンク利用者」(2022年6月16日)、https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20220616/1030021411.html、2022年6月20日閲覧

「中学生が家庭で余った食品を持ち寄りフードバンクに寄付 高崎」(2022年6月8日)

活動に参加した女子生徒は、「困っている人に食品を届けるとてもあたたかい活動だと思いました。お菓子など子どもたちが食べやすいものを寄付しました」と話していました。

フードバンクまえばしの渡辺詩織さんは、「たくさん寄付していただいて、フードバンクや生活に困ってる方に関心があるんだなと、大変ありがたく思いました。学校で子どもたちが学び、情報を家庭に持ち帰ってもらえば、活動が広がっていくと思います」と話していました。

出所:NHK NEWS WEB(群馬 NEWS WEB)、「中学生が家庭で余った食品を持ち寄りフードバンクに寄付 高崎」(2022年6月8日)、https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20220608/1060012105.html、2022年6月20日閲覧

「フードバンク利用者増加も物価高で寄付減少 食品枯渇、支援訴え」(2022年6月15日)

岐阜県西濃、岐阜地域の貧困家庭に食品を無償配布しているNPO法人フードバンクぎふ(本部・大垣市荒尾町、赤星守雄理事長)の備蓄が枯渇している。物価高騰などを背景に個人や企業からの寄付が減る一方、生活に困窮する人が増えているためで、団体は支援を呼びかけている。

(中略)

保管庫にある食品は行政などから提供される米、デザートやジュースなどに偏り、おかずになる缶詰やレトルト食品が不足。窮余の策で愛知県のフードバンクから分けてもらっている。一方で物資を希望する人の問い合わせは5月に入って顕著に増えている。コロナ禍で失業した人や、保育園の休園が続いて仕事に出られず収入が激減した非正規雇用のひとり親から相談が相次いでいる。

出所:岐阜新聞Web、「フードバンク利用者増加も物価高で寄付減少 食品枯渇、支援訴え」(2022年6月15日)、https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/89024、2022年6月20日閲覧

「資源・食品を大切に 25日、おもちゃ交換会 フードドライブも同時開催 福山 /広島」(2022年6月18日)

福山市今津交流館(今津町6)で25日、おもちゃ交換会「かえっこバザール」がある。これまで市などに寄付された900点近いおもちゃを用意。家庭で食べきれない賞味期限内の食品を預かって自由に持ち帰ることができる「フードドライブ」も同時開催する。

出所:毎日新聞Webサイト、「資源・食品を大切に 25日、おもちゃ交換会 フードドライブも同時開催 福山 /広島」(2022年6月18日)、https://mainichi.jp/articles/20220618/ddl/k34/040/182000c、2022年6月20日閲覧

「【6/25開催!】古紙・段ボール等回収&フードドライブ大作戦!」(2022年6月9日)

6月25日(土)、ゼルビア×キッチンの駐車場にて古紙・段ボール等の回収とフードドライブを行いますのでお知らせいたします。
今回も【エコ・テック様】【グリーン山愛様】【町田市社会福祉協議会様】【町田市環境資源部様】にご協力いただき活動を行います。
皆さまにお持ち込みいただく古紙・段ボール等は、もう一度資源に戻し新たな製品となって活用(リサイクル)されます。

出所:FC町田ゼルビア※2Webサイト、「【6/25開催!】古紙・段ボール等回収&フードドライブ大作戦!」(2022年6月9日)、https://www.zelvia.co.jp/news/news-203192/、2022年6月20日閲覧

「『リスナーさんの愛』ラジオ番組を通じて300点以上の寄付をフードバンクへ」(2022年6月16日)

新潟市中央区の自動車販売会社が、食料品など300点以上をフードバンクへ寄付しました。BSNラジオの呼び掛けで集まった善意です。
15日にフードバンクに寄付されたのは、インスタント麺やレトルト食品、缶詰に飲み物など…。

【BSNラジオパーソナリティー 高橋なんぐさん】「ラジオリスナーさんの愛が詰まっています!」

【フードバンクにいがた担当者】「ありがとうございます。大切にお預かりしまして、おつなぎいたします」

BSN新潟放送のラジオ番組『高橋なんぐの金曜天国』と川内自動車によるステッカーキャンペーンの一環で、ラジオ番組を通じて寄付を呼び掛けたところ、10日にオープンした店舗に4日間でおよそ100人のリスナーから善意が寄せられました。番組パーソナリティーの高橋なんぐさんは「フードバンクにいがた大使」も務めています。

【BSNラジオパーソナリティー 高橋なんぐさん】「今回実感できた『“私”にはできないんですけども、“私たち”にはできるんだ』という、そこを大切にしてしていきたい」

出所:BSN Webサイト、「『リスナーさんの愛』ラジオ番組を通じて300点以上の寄付をフードバンクへ」(2022年6月16日)、https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bsn/71586?display=1、2022年6月20日閲覧

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以上、2022年6月20日版の「フードバンクにゅ~す」をお届けしました。

ロシア軍によるウクライナ侵攻に伴う物価上昇により、食品の入手に困る生活者が増えているという報道に、多く触れるようになりました。フードバンクが頼りにされる状況になっているわけですが、フードバンクへの食品の寄贈量が減っている(フードバンクに対する需要が増加し、供給が減少している)という事態が、全国的に起こっているものと思われます。

一方で、ラジオ番組の企画や、学校、サッカーの試合でフードドライブが行われるなど、食品を寄付(寄贈)してもらう活動が、バラエティに富んできました。

ボランティア活動に支えられているフードバンクは、いわゆる「共助」に相当します。上述のように、多くの食品の価格が上昇する局面では、食品の寄贈お金の寄付をする余裕がある人も減り、「共助」の力が弱まります。

フリースタイル市川は、現在、どのような課題があるか、どのような新しい動きが見られるかを、広く知っていただけるように、「フードバンクにゅ~す」やTwitter投稿などをおこなっていきます。この記事やTwitter投稿を見た議員の方が、議会で話題に出してくれるかもしれません(「共助」の担い手が頑張っているが、頑張りに限界があるため、「公助」を手厚くすることを検討するなど)。また、比較的余裕のある方が、寄付や寄贈をしてくださるきっかけになるかもしれません。

今後も、私たちの活動報告に加え、フードバンクに関連するニュースを集め、お届けしていきます。

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〈注釈〉
※1:「フードバンクにゅ~す」は、「市川にゅ~す」さんへのオマージュです。
※2:FC町田ゼルビアは、〈日本の東京都町田市をホームタウンとする日本プロサッカーリーグに加盟するプロサッカークラブ〉(Wikipediaより)です。サッカークラブをはじめ、スポーツのクラブチームが試合やイヴェント開催の際に、来場者を対象としたフードドライブ(家庭などで余っている食品を持ち寄ること)を実施することがあります。