【コラム】できることは私の足元にある

コラム

公開日:2023年1月4日

フリースタイル市川のメンバーズ数名(4人、メンバーの家族を含めると5人。いちカイギ登壇者も2人)は、元旦に行われた「第73回市川市民元旦マラソン大会」に出場しました。とても過酷なコースですが、全員完走しました!えらい!すごい!お疲れ様でした!

私は、10㎞を走って疲れ切った肉体を引きずるように本八幡駅南口にあるコンビニエンスストアDYチェーンの店舗に向かい、新聞を2紙購入、その建物の2階にあるGというファミレスで栄養補給をしながら、新聞を読んだのでした。大いにくつろぎながら、色々な記事を読みました(そして、「広報いちかわ」に掲載されていた初夢すごろくをプレイしました)が、中でもこの2つの記事は特に印象的でした。

  1. 吉永小百合さんのインタヴュー
  2. ライターのブレイディみかこさんと歴史学者の藤原辰史さんによるオンライン対談

前者は「【コラム】市川市民元旦マラソン大会に出場しました!」(2023年1月1日)で紹介しています。本稿では後者を取り上げます。対談でお二人が語っていたことから、ほほう、あるいは、う~む、と唸った箇所を中心に、ピックアップしてみます。

とはいえ、対談を読みながら終始唸っていたので、ピックアップした言葉が多くなってしまいました。というわけで、忘れっぽい私が忘れないように心の保管庫に入れたいと思った言葉、自分に言い聞かせ、自分を奮い立たせたい言葉を、赤太字にしておきました。読む際のガイドになれば幸いです。

  • 英国のスーパーマーケットでは100円くらいの安いパンから売り切れる現象が起きた
  • 英国では生活苦を表す「ヒート・オア・イート」(暖房か食事か)が流行語になった
  • 第一次世界大戦はフードウォー(食料戦争)と呼ばれた。ドイツで「食べ物をよこせ」という運動による革命
  • 第一次世界大戦中に深刻化した飢餓がロシア革命のきっかけの一つになった
  • 食料自給率が低い日本が危機に陥った時に「国民を飢えさせませんよ」というスローガンを掲げるポピュリズム(大衆迎合主義)政党が出てくるかもしれない
  • 日本では農業政策により耕作放棄地を増やした結果、食料自給率を下げてしまい、農村を駄目にした
  • 作家の辺見庸さんが「もの食う人びと」の中で、民族や宗教、階級の異なる多くの人々が混然一体となって平和にご飯を食べているタイのレストランの状況を描き、「食べている間くらいは、人間は連帯できるかもしれない」と書いている
  • 「エンパシー」は「他者の感情や経験などを想像する能力」で、「シンパシー」は「自分の内面からわき出る共感・共鳴の感情」
  • 「エンパシー」は人々が経験から獲得できる能力で、そこに分断を乗り越える鍵があるかもしれない
  • コミュニティーカフェみたいなところで肌の色や文化の違う人たちが交ざり合って時間を過ごす中で他者への想像力が働く
  • 「安心とはトップダウンではなく、ボトムアップであってこそ、持続的でありうる」と藤原辰史さんが「縁食論」に書いていた
  • 英国には春先に各家がいらなくなった洋服や玩具などを段ボールに詰めて家の前に置き、欲しい人がそれをもらう習慣があったが、コロナ禍以降これが常態化した
  • 英国には危機になると誰かが立ち上がって助け合いを始めるボトムアップの力がある
  • どういう政策を政府にやらせればよいかと言う人がいるが、できることは私たちの足元にたくさんある
  • 私たちが半径5メートルのところから何かを始めていくことで自治体や中央政府も変わっていく
  • この、下からの変革が大事
  • 民主主義とは、「人民による統治」という意味。私たちが統治者。誰かに任せて導いてもらいたいというのは良くない
  • コロナ禍で日本政府は自助を強調するなど、とてもだらしなかった
  • そんな日本でも動き出した人たちがいる。全国で「子ども食堂」がつくられているし、私(藤原さん)の知り合いの医師は病院の横に私費で「無料食堂」をつくった
  • ヘルプということを自助と共助、公助という三つに分けることは問題。ヘルプというものはそんなにきれに分けられない、本来は混ざり合っている

情報出所:千葉日報「対談:分断を超える 他者と分かり合う」(2023年1月1日、16面・17面)
※ライターのブレイディみかこさんと歴史学者の藤原辰史さんによるオンライン対談

ピックアップというには多すぎます(よ)ね。素直にI’mSorry。できれば対談記事を全文読んでいただきたいというのが本音です。言葉を抜き出して箇条書きしたとて、伝わらないであろうニュアンス、対話のリズム、テンポ、グルーヴ、あるいは、ふたりの感情がたくさんあります。

フリースタイル市川が、民間企業でもなく、行政機関でもない、NPO法人というカタチで活動していることの意味や、やるべきこと、やりたいことを、よく考えます。また、メンバーズともよく話し合います。自分たちが住む地域、市川市が、どうなると良いかを考え、それをかなえるために何をするのか。できないことや、他の人たちもやっている、あるいはできることは、誰か(民間企業、行政、他のNPOなど)に任せ、自分たちがやるべきことを見極めてやっていくことが重要だよね、という話を、定例会議や雑談において、よくしています。

フリスタが、主体的に、中心となってムーヴメントを起こす/流れを生み出すことだけでなく、フリスタが誰かにとってのきっかけとなるような動き、あるいは蠢きを、今年はできると良いな、と思っています。

ひとつひとつの想いをつないで

市川に流れをつくる

このミッションを掲げるフリースタイル市川は、今年も、 #ボクナリノカタチ #ワタシナリノカタチ で、人と人、団体と団体をつなぎ、市川市に流れをつくっていく構えです。できることは私たちの足元にも(皆さんの足元にも)あります。是非、一緒に居心地の良いまちをつくっていきましょう。

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