千葉県の勝浦市では、「かつうらビッグひな祭り」なる奇祭、否、祝祭的なイヴェントが開かれており、毎年、大変な盛り上がりを見せています。私も行ったことがありますが、度肝を抜かれました。注目に値します!
それと比べるものではないかもしれませんが、同じ千葉県、同じひなまつり、ということで、「中山のおひなまつり」も、別の意味で注目に値します。
こちら、「中山のおひなまつり」には、尋常ならざる「ビッグさ」はありませんが、いくつもの七段飾りが展示される様は壮観です。
下総中山駅の改札内、(今年はあまり見かけなかったのですが、例年であれば、町中の店舗、)清華園、法華経寺、奥之院、若宮まで、中山エリアが、おひなまつり一色に染まり、さらに、地域にお住いの皆さんがつくった「つるし雛」が色々な場所に飾られていたり、ワークショップ、ツアー、ミニコンサートなどの楽しいイヴェントが盛りだくさんなのです。
2024年は、2月17日から3月3日(本稿公開日)まで行われているので、もし、この記事を読んだ今、まだ「中山のおひなまつり」が行わているのであれば、こんな記事を読むのは今すぐやめて、是非、中山エリアに行ってみてください!
私は、2024年2月27日(火)に、ひとり、痛む腰を携えて(というのも珍奇な響きありですが)、行ってきました、ひなまつり。
冒頭の写真は清華園の建物内に飾られていたものです。清華園をご存知ですか?セイカエンを。
「中山のおひなまつり」に行った際にスマートフォンに備わっているキャメラで撮影した写真数枚を紹介します。
清華園は、平成4年9月7日に石井はな氏から寄贈されました。石井家は江戸時代の中頃の享保年間(1716~36)からこの地に住み、近代に入って文房具店と「清華堂」と名付けた書店を営み、中山町の発展に寄与されました。
出所:市川市公式Webサイト「清華園」(2023年5月9日更新)https://www.city.ichikawa.lg.jp/cul01/1111000018.html、2024年3月2日閲覧
その後、寄贈された民家及び庭園を市川市が整備し、平成6年4月8日にふれあい広場「清華園」としてオープンしました。
清華園は1598.66平方メートルの敷地内に、木造瓦葺2階建ての建物と草花・樹木が生育する庭園があります。
建物は「街歩き案内所」として中山界隈の情報提供をしている他、「清華寄席」や「おひなまつり」等の文化事業も行われております。
また、庭園内には遊歩道や四阿(あずまや)があり、訪問者の憩いの場となっております。
3月中旬から4月上旬にかけては、梅やしだれ桜に加えて、和紙の原料になる珍しいみつまたが咲き、庭園を彩ります。
以上が精華園の様子です。素敵でした。普段から(ひなまつりの時期以外も)素敵な場所、それが、精華園です。え?そうなの?行ったことないよ!という人は、一度行ってみてほしいです。写真には写らない美しさがあるから※1!
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「中山のおひなまつり」では、清華園以外にもたくさんの場所にひな人形が飾られていますが、ひな人形の写真は、このくらいにしておきます。載せるのはね。
以降は、この日訪れた近くのお寺の写真を載せることにいたします。2月末から3月上旬の中山エリア、というか、中山法華経寺と智泉院が素敵なので、撮影したこれらのお寺の写真を紹介します。
中山法華経寺について大いに綴った記事がこちらです。
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ちなみに、この音声は、市川市を代表するポッドキャスト番組「!ka !ch!kawa(イカ市川)」の2021年3月31日の放送『中山法華経寺でキン肉マンのことを考える』https://podcasters.spotify.com/pod/show/ikaichikawa/episodes/ep-etun9e です。
射し込む強烈なサンシャインが石畳にリフレクション!
というわけで、「中山のおひなまつり」の紹介を軽くしましたが、その魅力の一端しか伝えられていません。このエリアには、見どころがたくさんあって語りつくせません、本当に。観光という切り口で言うならば、こちらのサイトは素晴らしい内容で、エリア内に住んでいるけれど、詳しいことは知らないんだ、というような人にも見ていただきたい、エクセレントな情報発信所でございます!
中山・下総・散歩道 / A Walk in Nakayama Shimousa
https://www.travel.smileandhappiness.net/nakayama-sights.html
英語での情報発信もしておられるので、このサイトを通じて、中山エリア(や、市川市、船橋市が)成田空港と東京駅や上野駅の間にある素敵な場所と言う認識が高まる可能性もありますよね。
このような素晴らしきサイト、尊敬に値する先輩サイトが存在する一方で、フリスタのWebサイトは、まだまだ試行錯誤の日々であり、皆さんが読んで楽しい、読んでみて考えるきっかけになった、あるいはアクションを起こしてみようと思った、と言ってくださるような場にしたいと思いつつ、なかなかそうもいかないのが実情です。1日1記事というペースで記事を量産してきましたが、そろそろペースを落として、1本1本の記事の品質を高めることに注力してもよいカナート※2も思っています。
それでは、また明日、お会いしましょう!See Ya !
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〈注釈〉
※:表題の「かも…しれないんだぜ!」は、佐野元春氏「SOMEDAY」のリリックからの引用です。
※1:THE BLUE HEARTS 「リンダリンダ」の冒頭のリリックより引用。
※2:カナートはイランの乾燥地帯にある地下用水路のことです。他の地域にも類似のものがあります。