公開日 2023年3月22日
市川市のシェアサイクル事業は、開始から半年経過しました(2022年9月17日に事業開始)。
こちらは、事業開始の3日後に公開した記事です。
市川市内には32箇所のサイクルステーション
当初、シェアサイクルのステーションは、24箇所でしたが、2023年3月21日現在、32箇所に増えています。
- 行徳支所(末広1丁目1番31号)
- 南行徳市民センター(南行徳1丁目21番1号)
- 大柏出張所(南大野2丁目3番19号)
- 全日警ホール(八幡4丁目2番1号)
- 市川市文化会館(大和田1丁目1番5号)
- 行徳文化ホールI&I(末広1丁目1番18号)
- 東山魁夷記念館(中山1丁目16番2号)
- 芳澤ガーデンギャラリー(真間5丁目1番18号)
- 清華園(中山4丁目14番1号)
- 塩浜市民体育館(塩浜4丁目9番1号)
- 八幡第7駐輪場(八幡2丁目4番)
- JR市川駅北口 学習交流施設「市本(いちぼん)」脇(市川1丁目1番)
- JR市川塩浜駅南口(塩浜2丁目33番)
- 東京メトロ南行徳駅北口(相之川4丁目7番)
- 広尾防災公園(広尾2丁目3番2号)
- 駅前公園(湊新田2丁目4番)
- 南行徳公園(相之川4丁目1番)
- 東海面公園(南行徳4丁目7番)
- 白妙公園(富浜1丁目7番)
- 市川公民館(市川2丁目33番2号)
- 南行徳公民館(相之川1丁目3番7号)
- 信篤公民館(高谷1丁目8番1号)
- 生涯学習センター=メディアパーク市川[中央図書館、文学ミュージアム、教育センター、中央こども館](鬼高1丁目1番4号)
- 道の駅いちかわ(国分6丁目10番1号)
- 国府台市民体育館(国府台1丁目6番4号)
- 市川考古博物館(堀之内2丁目26番1号)
- 北総鉄道北国分駅北口(堀之内3丁目21番1号)
- 北総鉄道北国分駅南口(堀之内3丁目21番1号)
- 大野第2駐輪場(大野町2丁目272番)
- 常夜灯公園(本行徳28番)
- 本行徳公民館(本行徳12番8号)
- 東部公民館(本北方3丁目19番16号)
※ステーションの情報出所は、市川市公式Webサイト「市川市シェアサイクル事業」(2023年3月1日更新)
https://www.city.ichikawa.lg.jp/roa01/0000412243.html
シェアサイクルを使ったことはありますか?
使ってみたい、という人は、実際に私が利用した際のことを綴った、こちらの記事を参考にしてみてください。
シェアサイクル事業の現状~市川市議会でのやりとりより
シェアサイクルについては、市川市議会令和5年2月定例会で、廣田徳子議員が質問し、市川市の藤田道路交通部長が回答していました。初めて知る事実がいろいろとあり、興味深い内容だったので、以下に記します。
開始から1月末までの報告(3か月半)
・利用者 延べ5,700人
・利用回数 15600回
・稼働台数 2500台
・利用者1人当たりの利用回数 2.7回/人
2023年1月の1か月間
・利用者 1,500人
・利用回数 3200回
・稼働台数 650台
・利用者1人当たりの利用回数 2.1回/人
利用者数について委託企業の見方
・10~12月までは、1か月に2,000人が利用
・1月は厳冬期に入ったことにより、利用者減になった、とみている
・春になれば利用者数は増加すると見込んでいる
利用者が多い上位3ステーション
・1位 妙典駅前、白妙公園
・2位 JR市川駅前、「市本」の隣
・3位 八幡第7駐輪場(八幡2丁目、東京ベイ信金の裏)
平日・土日の1日当たり利用回数
・月~金 1日あたり1700~1900回
・土、日 1日あたり3200回
利用者の移動パターン
・市内での移動 60%
・市内から市外 20% …X
・市外から市内 20% …Y
利用時間帯
・12:00~17:00で全体の半数を占める
・終電後、公共交通の代替手段になっている
ステーション設置について
・当初、駅の近くや市の施設への設置が多かった
・最近は、民間企業の敷地や施設への設置が増えつつある
・課題は、ステーション空白地、市境への設置
「HELLO CYCLING」(ハロー・サイクリング)の仕組みが使えれば良いので、
X:市内のステーションで借りて、市外のステーションで返す
Y:市外のステーションで借りて、市内のステーションで返す
ということもできるのですね。
2023年3月8日の市川市議会における廣田徳子議員と藤田道路交通部長のやりとりは、こちらの動画(開始26分30秒~)で確認できます。
市川市でのファン・ライドの可能性~てんてんけん調査より~
2023年2月3日から2月16日まで、自転車天国研究会(てんてんけん)が実施したインターネット調査(有効回答者数は42名)によると、
「市川市内のみどころや施設、お店などを自転車で巡るコースが載ったマップがほしい」55%
「自転車で来た人はサービス(割引やおまけなど)が受けられるお店があったら自転車で行きたい」43%
となっています。
これらの結果は、通勤や通学、買物などの必需的な自転車移動とは別の自転車利用、趣味や娯楽といった、「楽しみのために自転車に乗る行為」(ファン・ライド)のポテンシャルが高いことをうかがわせます。専用道や駐輪場といったハードウェアの整備とは別の方向からの(ソフトウェア面での)少しの工夫(K.U.F.U.)で、ファン・ライドが増加する可能性があります。
自身の自転車を所持している人は、その愛車で、そうでない人は、シェアサイクルで、市川市内の、場合によっては市境(市外)の、お店や見どころを巡る、「ファン・ライド」を、もっと楽しめるようになると良いですね。
自転車天国研究会(てんてんけん)
・Webサイト https://www.tentensuisui.com/
・Twitter https://twitter.com/ten_ten_ken
・Facebook https://www.facebook.com/groups/1456623971498780