【コラム】市川市民元旦マラソンの過酷な坂道

コラム

公開日 2022年12月24日

もういくつ寝ると、お正月…

こんにちは。今日は私の誕生日です。それは良いとして、8日後は、西暦2023年、令和5年の元日です。この日の朝(つまり元旦に)、「第73回 市川市民マラソン大会」が行われます。

市川市民元旦マラソン大会が久々に開催されます

筆者の手元に届いた「第73回市川市民元旦マラソン大会」のハガキ。

令和2年1月に「第70回 市川市民マラソン大会」として開催後、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑み中止しておりましたが、この度、「第73回 市川市民元旦マラソン大会」として、開催日を伝統のある元旦に戻して3年ぶりに開催いたします。

出所:市川市公式Webサイト、「第73回市川市民元旦マラソン大会開催のお知らせ」、https://www.city.ichikawa.lg.jp/pub05/1521000002.html、2022年12月24日閲覧(太字は筆者)

3年ぶりに開催されるこの大会(第73回。前回大会は令和2年、つまり2020年の1月に開催された第70回で、第71、72回は欠番ということになります)に、フリースタイル市川のメンバーが何名か出場します。今この文を書いている私も出場します。私は日々の訓練を怠っていますが、メンバーの中にはジムで健脚に磨きをかけ、野性の勘を研ぎ澄ませている者もいます。

ちなみに、この大会、種目は以下の通りです。

  • マラソン 10km (高校生以上)
  • マラソン 5km (中学生以上)
  • マラソン 2km (中学生以上)
  • ファミリーマラソン 2km (小学校4~6年生と保護者のペア)
  • ウォーキング 4km (小学校4年生以上)

なお、第73回市川市民元旦マラソン大会の主催は、次の5つの組織・団体です。

  • 第73回市川市民元旦マラソン大会実行委員会
  • 市川市
  • 市川市スポーツ協会
  • 市川市スポーツ推進委員連絡協議会
  • いちかわ歩こう会

また、大会の主管は、市川市陸上競技協会で、市川警察署と市川市消防局が協力しています。

協賛している企業等は下記の通りです。

  • 東京ベイ信用金庫
  • 三和商事株式会社
  • 株式会社三和製作所
  • 株式会社協栄市川支店
  • 京葉ガス株式会社葛南支社
  • 市川市農業協同組合
  • 株式会社大崎コンピュータエンヂニアリング市川支店
  • 久保塗装株式会社
  • 株式会社シカマ体育施設
  • 正金興業株式会社
  • 千葉商科大学・千葉商科大学付属高等学校

大会の歴史

8日後の2023年1月1日に開催される市川市民元旦マラソンですが、第73回ということからわかる通り、長い永い歴史のある大会です。

昭和23年、市川市立国府台中学校(現・県立国府台高等学校)陸上競技部の冬期訓練として、国府台をスタートし、松戸街道から葛飾橋を渡り、柴又帝釈天を通り、江戸川橋を回って国府台まで1万2千メートルのコースで行われていたものを、市川市スポーツ協会(旧市川市体育協会)創立(昭和25年)を機会に、市川市スポーツ協会(旧市川市体育協会)の行事として取り上げ、広く市民の体力づくりのために昭和26年元旦に第1回大会が開催されました

当初は、柴又帝釈天初詣マラソンとして、市川小学校から柴又帝釈天往復の1万メートルのコースで行われましたが、京成小岩の踏切の関係で第3回大会(昭和28年)より、市川駅から中山折り返し、市川小学校ゴールの1万メートルコースに変更され、同時に市川市・市川市スポーツ協会(旧市川市体育協会)の主催行事となりました。

以後、第13回大会(昭和38年)まで千葉街道を走り続けましたが、交通事情により第14回大会(昭和39年)より不二女子高等学校~大柏往復の1万メートルコースに変更、第38回大会(昭和63年)から大柏地区で開催、第40回記念大会(平成2年)では、市の中央部である冨貴島小学校周辺で開催し、第41回大会(平成3年)から、現在のスポーツセンター周辺で実施しています

出所:市川市スポーツ協会公式Webサイト、「市民マラソン」、https://ichikawa-taikyo.jp/?page_id=93、2022年12月24日閲覧(太字は筆者)

初期は、帝釈天初詣マラソンだったのですね。昭和26年(西暦1951年)の元旦に第1回が行われたということで、2023年の第73回大会は、72年目ということになります。73年目ではなく72年目?ある年には2回開催されたのでしょうか?この数字が1合わないことに気付いている人はあまり多くないようですが、これは、市川市民マラソンのミステリーです。

コースの紹介~最後の急な上り坂は過酷!~

10km部門の出場者は、1周5kmのコースを2周走ります(下図の赤いライン)

第73回市川市民元旦マラソン大会のコース図。画像出所:第73回市川市民元旦マラソン大会パンフレット

上の図は簡略化されていますが、より実際の地図に近いコース案内もあります。私は2020年に開催された市川市民マラソン(この年は元旦ではありませんでした)に参加しましたが、下の画像はその時のコース案内です(点線で囲まれている箇所は2023年のコースとは異なるようです)

2020年1月19日に行われた市川市民マラソンのコース。10kmコースは5kmコースを2周します。何度か坂道がありますが、陸上競技場直前に急な上り坂があります。この年は、なぜか元旦ではない日程に開催されました。今振り返れば、コロナ禍の直前の大会でした。

10km部門のスタートは陸上競技場で、トラックを何周か走ってから、競技場を出て、右手に和洋女子大を、左手に千葉商科大学を見つつ、坂を下っていきます(学園都市国府台の雰囲気を堪能できるでしょうか?)。その後、1周目を走る中、何度か坂を上り、そして下ります。そして、1周目の最後は、陸上競技場に向かってかなり急な坂道を駆け上ることになります。

2周目、最後の上り坂を走るランナーたちは、最後のこの坂に至るまでに相当疲労しており、まるでゾンビのように安定感を欠いた足取りでヨタヨタと坂を上っていきます。

2020年の第70回大会に出場した時、最後の上り坂を駆け上る(というか、苦悶の表情を浮かべ、ゼーゼーと息を荒げながら坂道を必死に進む)ランナーたちを眺めながら、ここは「国府台ゾンビ・ストリート」だ、と思ったものです。2023年大会も同じような事態になるかもしれません。ここを人間のまま(元気に、という意味の比喩です)上りきれるか、それともゾンビと化してしまうのか(体力が限界に達して、という意味の比喩ですよ)

出場するランナーの皆さん、高低差の大きな国府台のこのコースは、甘くはありませんよ!

ホノルル・ゾンビ・ストリート

「国府台ゾンビ・ストリート」の元ネタは『池袋交差点24時』(シーズン1の第53回)です。

池袋交差点24時 シーズン1 第53回
ホノルル・ゾンビ・ストリートの巻

2009年12月にホノルル・マラソンに出場した、THE COLLECTORS※1 の古市コータローさんが、相方である加藤ひさしさんに語るエピソードを、このYouTubeチャンネル※2でリッスンできます。

それでは、皆さん、素敵なクリスマスを!そして、良いお年を!

* * * * *

〈注釈〉

※1:THE COLLECTORS(ザ・コレクターズ)は、〈1986年初頭、THE WHOやPINK FLOYDといったブリティッシュ・ビート・ロックやブリティッシュ・サイケ・ロックに影響を受けた加藤ひさし(Vo.)古市コータロー (G.)が中心となって結成。(中略) 35周年記念公演を2022年3月13日(日)日本武道館で開催し圧倒的なステージングでファンを魅了。〉(出所:THE COLLECTORS 公式Webサイト、「Profile」、https://thecollectors.jp/profile、2022年12月24日閲覧。太字は筆者)。なお、リーダーであり、ヴォーカリスト、ソングライティングの加藤ひさし氏には、THE BLUE HEARTS(ブルーハーツ)への参加を促された過去があります。

――加藤さんはブルーハーツに入らないか、って誘われてるんですよね?

加藤
「ブルーハーツがすごく人気出て、最初のベースが辞めた頃、マーシーとヒロトくんに、(渋谷)屋根裏の隣にあったアビーズっていうハンバーガー屋に呼ばれて」

古市
「向かいのね(笑)」

加藤
「『加藤くん、ベース弾いてくれないかな』って言われて。すっげぇ悩んで、俺、熱出したもん」

真城
「人生の岐路に立っちゃった(笑)」

加藤
「だって絶対このバンド人気出ると思ってたし、マーシーはマーシーの間ができるぐらい憧れの人だし(笑)。このバンドを一緒にやったら相当盛り上がると思ったんだけど、まだ自分も若かったからね。モッズをもっとやりたかったんだよね」

――加藤さんをバンドに誘ったこと、覚えてます?

真島
「覚えてますよ。本当に、どうしようどうしようって、すごく悩ませちゃった」

加藤
「ずっと話してて。ちょっと一週間考えさせてくれって」

古市
「一週間(笑)。考えたの?」

加藤
「考えた(笑)」

古市
「即答はできなかったのか(笑)」

加藤
「悩んだよ。ブルーハーツは人気あったからね」

古市
「当時のシーンのオールスターみたいなもんだもんね」

真城
「コーツのヒロト、ブレイカーズのマーシー、バイクの加藤ひさし、だもんね」※3

真島
「僕たぶんね、加藤くんは断るだろうなと思ったの。あれだけの歌い手だし、曲を作れる人だから。誘ってはみたけど、僕らのバンドに入るより、加藤くんのバンドでやったほうがいいんじゃないかな、って気も少ししてた」

加藤
「でもその後、ブルーハーツはすぐ売れて、あっという間にスターになって行くから」

――ドラムにピロウズのシンちゃんが入るかもしれなかったわけですからね。

真島
「そうそう」

加藤
「あの時即答していたら、シンイチロウと俺がブルーハーツのリズム隊だったかもしんないんだよ!」

真島
「恐ろしいな、それ(笑)」

古市
「ブルーハーツとしても売れたかどうかわかんないよ」

出所:日本コロンビWebサイト(THE COLLECTORS Webページ)、「とてもロマンチックなコレクターズと僕らの30年 Web版 Vo.13|ゲスト ましまろ」、https://columbia.jp/collectors/special/index13.html、2022年12月24日閲覧
加藤:加藤ひさし、古市:古市コータロー、真島:真島昌利(ザ・クロマニヨンズ、ましまろ、元 THE BLUE HEARTS)、真城:真城めぐみ(ヒックスヴィル、ましまろ、元ロッテンハッツ)

※2:THE COLLECTORS の加藤ひさし氏と古市コータロー氏が2009年より配信しているポッドキャスト『池袋交差点24時』の音声が、現在はYouTube公式チャンネルでも配信されています。

※3:「コーツのヒロト、ブレイカーズのマーシー、バイクの加藤ひさし」というのは、THE BLUE HEARTSとTHE COLLECTORS 結成前に、甲本ヒロト氏、真島昌利氏、加藤ひさし氏がそれぞれ参加していたバンド。真城めぐみ氏は、これらのバンドのファンだったそうです。

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