【コラム】続・人口50万未満都市　市川市と松戸市（衝撃の事実が明らかに！）

以前（2022年のクリスマス）、市川市と松戸市の人口はともに50万人を少し下回るくらいで、拮抗しているということを取り上げました。どこで？このコラムで。

本稿では、再び、両市の人口を取り上げますが、主に2つの意義があると思っています。

1つは、最新のデータを見てみるということ、もう1つは、単に市の総人口を比較するだけでなく、男性人口、女性人口、世帯数の比較もしてみるということです。

今回も、千葉県毎月常住人口調査のデータを用います。5年に1回行われている国勢調査データをベースに、各月の人口や世帯数の変化を反映させている、各月1日の数値です。

千葉県毎月常住人口調査
https://www.pref.chiba.lg.jp/toukei/toukeidata/joujuu/index.html

早速見ていきます。まずは、両市の総人口の推移です。

僅差ですね！デッドヒートです！回転木馬の！^※1

特に2023年7月、8月、9月、10月は、上のグラフではどちらの市の人口が他方を上回っているか判読つきかねるほど！

人口の差（市川市の人口から松戸市の人口を引いた人数）は、下図のように推移していました。

2023年8月は、その差、わずか4人でした。いつの日か（いつの「月」か、でしょうか）、完全に一致するかもしれません。

ところで、両市の女性の人口がどのように推移してきたかを見てみると・・・

女性の人口は松戸市が市川市を約5,000人上回っています。

男性の人口は、というと・・・

男性の人口は市川市が松戸市を約5,000人上回っています。

女性が多い松戸市、男性が多い市川市！

この事実を私は今日（執筆日である2024年3月21日）、初めて知りました。表題の「衝撃の事実」というのは、このことでした。不思議ですね。ピーチパイですね！^※2

ちなみに、世帯数はこんな感じです。

人口はほとんど差がない両市ですが、世帯数は市川市が松戸市を上回っています。しかも、1万世帯以上も。

これが意味することは、市川市は人口のわりに世帯数が多いということで、松戸市よりも世帯当たり人員が少ないということです（調査時点にもよりますが、現状、千葉県の自治体で最も世帯当たり人員が少ないのが市川市だと言えましょう）。

いやはや、実に興味深い数字でしたね。

今後はこうした数字を見るような記事をフリスタのWebサイトに掲載することは減るかもしれないのですが、何らかの形で発信できればと（鈴木個人は）思っております。キリンくらい首を長くして^※3お待ちください。

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〈注釈〉
※1：村上春樹氏の作品『回転木馬のデッドヒート』に対するオマージュです。
※2：竹内まりや氏の作品『不思議なピーチパイ』に対するオマージュです。
※3：ミスターチルドレンの作品『君がいた夏』のリリックに対するオマージュです。

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執筆日　2024年3月21日
公開日　2024年3月26日