【市川市の企業】最先端技術でアスリートをサポートする「NEXT BASE ATHLETES LAB」

コラム

この企(業)・なんの企(業)・気になる企(業)――

市川市に本社を置く、あるいは重要拠点のある企業について、知るところを記す、それが、「市川市の企業」シリーズです。

知るところを、などと書きましたが、取材をしたわけではないので(取材したいのはやまやまなのですが、費用の捻出ができず、現在は無取材で執筆をしています)、その点にはご留意ください。

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さて、「市川市の企業」第1回で紹介するのは、東京都品川区に本社のある、

株式会社ネクストベース

です。プロ野球選手などにデータを提供してきたネクストベースは、2022年8月27日に

NEXT BASE ATHLETES LAB
(ネクスト・ベース・アスリート・ラボ。以下、ラボ)

と名付けた、世界最先端機器を備えた施設をオープンしたのですが、このラボがあるのが、ここ、千葉県市川市(国分6丁目)なのです。

というわけで、企業の紹介と言いながら、本日は、ネクストベースの施設であるラボの紹介に専心します。

上の地図にあるとおり、ラボは外環自動車道沿い、「道の駅いちかわ」(ラボと同様、国分6丁目)の目の前にあります。ネクストベースでは、当初、ラボの立地として東京都内を検討していたそうですが、条件が合わなかったため、東京都に隣接する市川市での開設を決めたそうですよ※1

ちなみに冒頭の画像は私が「道の駅いちかわ」に行った際にパシャったラボの外観です。うまく撮れていないことは誰もが認めるところでしょう。

ネクストベースの中尾信一社によると、ラボの機器は世界最先端といえる水準のものだそうで、専用カメラ14台で身体動作等を数値化する「光学式モーションキャプチャシステム」を備えている他、ハイスピードカメラ、身体内部を検査する超音波診断装置、体成分分析装置などもあります※1

プロのアスリートも、小学生も利用でき、事前予約をした上で見学することも可能だそうです。

2022年8月にオープンしたラボは評判を呼び、開設から1年の2023年8月の時点で、1,000人以上が利用し、80人近くのプロ野球選手も利用したという実績があります。また、高校野球選手の利用も多く(利用者の半数が高校生だとか)、ラボを利用した高校のうち7校が甲子園に出場、慶應義塾高校は優勝、仙台育英高校は準優勝するなど、大きな成果を残しています※2

スポーツ選手は、競技にもよりますが、子どもから大人まで、本格的に取り組む場合は、コーチや監督などから指導を受けることがほとんどです。指導者が資格を有している場合もありますが、そうではない場合もあり、指導を受ける選手の立場では理解しがたい言葉でアドバイスをしてしまったり、そもそも科学的根拠に乏しい、場合によっては身体を痛めてしまいかねないような指導をしてしまうことさえあるかもしれません。

間違っているわけではないものの、身体の動きを言葉で表す際、タメをつくる、カベをつくる、ひきつけて打つ、軸で回転する、など、受け手によってイメージすることが異なる伝え方をしがちでもあります。野球の指導者の場合。ラボで選手の身体動作を計測し、数値に基づいたアドバイスをすることができれば、こうした課題を解消することにもなります※3

というわけで、市川市に1年半ほど前に登場した、世界最先端のアスリート向け「NEXT BASE ATHLETES LAB」を紹介しました。本気でスポーツに取り組んでいる人、その保護者など、気になっている人はウェブサイトをチェックしてみてください。そうでない人も、サイトを見たり、「道の駅いちかわ」に行った際に建物の外観を見て、「これが、あのラボか~」とためいきをついてください。

市川市のラボから、大きく羽ばたいていくアスリートが増えると良いですね!あ、車に乗って外環道経由でやってきて、計測して、すぐに車に乗って外環道で帰る、というのはちょっと寂しいので、「道の駅いちかわ」で市川グルメを堪能したり、お土産を買ったり、「市川まちガチャ」(市川市のご当地ガチャ。市を訪れた記念になります)を回したり、近くを散歩して、束の間であれ、市川市を楽しんでほしいと思います!

株式会社ネクストベース(ラボの運営企業)
https://nextbase.co.jp/

NEXT BASE ATHLETES LAB(ネクスト・ベース・アスリート・ラボ)
https://spo-plus.com/nal/

散歩するのに最適な「国分川調整池緑地」
https://ichikawacityinfo.com/park/kokubugawatyousetuikeryokuchipark/

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昔の野球選手は飲んだ翌日、二日酔いで試合に臨み、活躍した、といった逸話があります。真偽のほどは不明ですし、飲んで活躍した日もあったでしょうが、飲んだ方が活躍できたわけではなく、飲んだ翌日は活躍しないことが多かったが、稀に好調な時もあった、というだけのことかもしれません。ここで私が言いたいのは、もうそういう時代じゃないと切り捨てることでも、だから昔の選手はダメなんだということでもありません(いつだってその時、その時点が歴史上の最新です)。そもそもスポーツの、プロスポーツの産業としてのあり方が違いすぎる時代の選手を、現代の選手と同列で語ってよいかどうかという問題を抜きに、つまり、あまり考えずして、偏見でモノを(人を、競技を)見るのはどうなの?つまんなくない?という話です。科学の進歩もありますしね。

個人の問題と競技の問題、あるいは、文化の問題が、重なる部分もあれば、離れている部分もあります。

「月に向かって打て」

というアドバイスは、科学的ではありませんが、文学的です。詩的です。誰にでも言える言葉ではありませんし、誰もが受け入れられる言葉でもありません。言う、言われる、コーチと選手の関係性、それぞれの感受性、そのようなことが複雑に絡み合って、今もこの言葉が残っています。物語化されたとも言えましょう。物語化されずに消えていった指導時の言葉は、たくさんあるのでしょうね。

「木星に向かって打て」

とかね。

「ジャコビニ流星のように打て」

とか?

話が逸れました。

科学を上手につかうことで、充実した選手生活をを送れるようになる、長く楽しくスポーツに取り組めるようになることが望ましいですね。

ネクストベースが運営する、「NEXT BASE ATHLETES LAB」(ネクスト・ベース・アスリート・ラボ)から、目が離せません!

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今後、「市川市の企業」で紹介したいと考えているのは――

  • 日野興業株式会社
  • 株式会社デベロップ

などです。

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〈情報出所〉

※1:東京新聞「プロ・アマ選手、データで支援 市川に国内初の民間施設」(2022年8月29日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/198671、2024年2月25日閲覧

※2:Sports Business on ASCII「慶應高校の甲子園優勝にも貢献 アスリートのパフォーマンスを向上させる民間初のスポーツ科学R&D施設『ネクストベース・アスリートラボ』」(2024年1月31日)https://ascii.jp/elem/000/004/172/4172629/、2024年2月1日閲覧

※3:Impres Watch「『バットに当たるまでボール見る』は無理 市川にアスリート支援ラボ」(2022年8月24日)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1434477.html、2024年2月1日閲覧

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執筆日 2024年3月5日
公開日 2024年3月6日