【コラム】4年ぶりに開催された花火大会

コラム

2023年8月5日(土)の夜、市川市の空を花火が彩りました。

『第39回市川市民納涼花火大会』が、市川市大洲3丁目先の江戸川河川敷で開催されました。コロナ禍で2020年、2021年、2022年の3年は中止となったので、今回は2019年以来、4年ぶりの開催でした。

多くの人が、夏の風物詩の復活を、キリンくらい首を長くして待っていたことでしょう。また、花火師の皆さんも、(市川では)久しぶりの出番到来ということで、腕まくりをしていたと思います。

花火を一緒に見てくれるような女の子を、ちょっとね、探していきたいなーと思ってます。

出所:市川市公式YouTubeチャンネル「【市川市の広報番組】いちにゅ〜 No.008 市川市民納涼花火大会が4年ぶりに開催!」(2023年7月22日)https://www.youtube.com/watch?v=j27pF5dcpz4、2023年8月5日視聴(首にヘッドフォンをかけた少年の発言)

このコメントを残した少年は、一緒に花火を見に行く相手は見つかったのでしょうか。

引用した発言は市川市の公式YouTubeチャンネルのこの動画内で聴く(見る)ことができます。

花火が打ちあがるというのは平和の象徴

出所:市川市公式YouTubeチャンネル「【市川市の広報番組】いちにゅ〜 No.008 市川市民納涼花火大会が4年ぶりに開催!」(2023年7月22日)https://www.youtube.com/watch?v=j27pF5dcpz4、2023年8月5日視聴(宗家花火鍵屋15代目花火師・天野安喜子さんの発言)

川開き、すなわち、納涼の季節の開始を祝う行事として、花火が打ち上げられるようになったのは、290年前の1733年(享保18年)に起こった大飢饉がきっかけです。将軍・徳川吉宗は、悪疫退散と慰霊を祈り、水神祭を行い、その際に花火を打ち上げました。これが本格的な打ち上げ花火の起源だと言われています。
※情報出所:なにわ淀川花火大会公式Webサイト「花火辞典」https://www.yodohanabi.com/1544.html、2023年8月5日閲覧

花火師の天野安喜子さんの言葉は、打ち上げ花火の起源にも通じるものなのですね。

ところで、Walker Plus というWebサイトhttps://hanabi.walkerplus.com/crowd/ar0300/、その名から、懐かしの雑誌『Tokyo Walker』の流れを汲んでいることを想像させられますね)によると、市川市民納涼花火大会の例年の人出は約49万人で、関東の花火大会の中で第10位に位置付けられていました。千葉県では1位でしたよ。

ちなみに、Walker Plus によると、関東の花火大会の人出の上位3位は、以下の通りです。

【3位】高崎大花火大会
群馬県・高崎市/烏川和田橋上流河川敷
例年の人出:約80万人

【2位】隅田川花火大会
東京都・台東区/桜橋下流~言問橋上流(第一会場)、駒形橋下流~厩橋上流(第二会場)
例年の人出:約95万人 ※4年ぶりとなった今年の大会には過去最多となる約103万人が来場

【1位】神宮外苑花火大会
東京都・新宿区/明治神宮外苑
例年の人出:約100万人

先日開催された『隅田川花火大会』の人出は過去最多だったのですね。

私はといえば、及川光博さんの名曲『展望デッキ』で歌われているように、人ごみが苦手で、今はもうわざわざ混雑する場所に乗り込んでいくような元気はありません。8月5日は、自室で窓を開けて花火の音を楽しんでいました。しばらくの間。その後、家族でコルトンプラザの立体駐車場の屋上に赴き、そこから花火を鑑賞、終盤で地上に降り、コルトンの正面入り口の階段の前の噴水の手前の広場で鑑賞を続けました。缶ビール片手に。
※駐車場では飲酒禁止だったので飲んでいません。飲んだのは地上に降りてからです。なお、そこで面識のある方にお会いしました。

『展望デッキ』歌詞
https://www.uta-net.com/song/36557/

4年ぶりの花火大会を、どこから見ましたか?どうやって見ましたか?

下から見ましたか?横から見ましたか?それとも、

夏の星座にぶら下がって上から花火を見下ろしましたか?

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は岩井俊二さんの1993年の作品です。30年前です。『花火』という曲は、1998年にデビューしたaikoさんが2年目の1999年の夏に発表したシングル曲です。

遠い日の花火――

それでは、また、お目にかかりましょう。先日から『バチェラー5』を見始めたノスタルジー鈴木がお送りしました。

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執筆日 2023年8月5日
公開日 2023年8月6日