【コラム】グッド・コミュニケーション

コラム

グッド・コミュニケーション、つまり、良い意思疎通のことです。今回のコラムは、意思疎通すること、それが大事、という話です(と言っても、大事MANブラザーズバンドの話ではありません)。

ちなみに、コラムのタイトルは、B’zの『Bad Communication』を念頭に置いています。『Communication Breakdown』(Led Zeppelin)に陥らないために、どうすればよいか、少しだけ考えてみました。

初めに申し上げますが、聴いたこともないようなコミュニケーション手法が飛び出す!などということはございません。それでは、短いコラムをどうぞ。

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フリースタイル市川は、日常的にオンラインのチャットを使い、メンバー間で情報共有をしています。また、毎週、定例会議をオンラインとリアルを組み合わせて開催しています。

ただし、複数のプロジェクトを実行しており、各メンバーの個々のプロジェクトへの関わり方には差があることや、メンバーの本業や家庭の事情、あるいはフリスタへの参加のモチベーションの変化(?)などによって、チャットでの発言数や会議の出席度合いにも差が生じています。

また、チャットでは、参加しているスレッドの発言は確認できますが、それ以外のスレッドは見ることができません。1つのプロジェクトのスレッドが、AとBの2種類あって、あるメンバーが、スレッドAには参加しているけれど、スレッドBには参加していないということもあります。

組織に目を向けると、フリスタのメンバー自体が、2020年10月のキックオフミーティングの時と比べて増えていることに加え、ボランティアとして関わってくれている仲間もおかげさまで増えてきました。
関わる人数が増えると、規模の大きな事業に取り組むことができる一方で、情報共有・意思疎通の質や量を維持することには苦労します。

先日、湯浅誠さんがTBSラジオで発言していた、「やりたい人が、やれることを、やれる時にやる」ということを基本的な姿勢としつつも、全てのメンバーがその感覚を共有し、同じ目標達成に向けて活動できているかというと、そうではなく、また、意識をなるべくあわせることは大事ではあるものの、常に個人間、チーム間で認識の乖離はそれなりにあるものだとも思います。

活動の幅が広がり、関わる人の数が増えると、少人数から成るチームを組み、個々のチームで分業して活動することも増えます。
このようになってくると、小チーム内で意思決定をして物事を進めるスピード感を出せる一方で、フロントヤードのメンバーとバックヤードのメンバーが、互いのことをよく見えなくなり、プロジェクトの目標達成に向けた意識がズレてきたり、思惑がうまく伝わってないという気持ちを抱きながら活動を継続せざるをえない、などの問題も生じやすくなります。

これは、会社や団体といった組織を運営する上で、事業規模が拡大したり、事業範囲が拡張したり、関係者数が増えたり、あるいは出入りがあって、経験豊富なメンバーと新たに加わったメンバーが混ざり合うような状態では、しばしば起きることだと思います。フリスタが直面している課題のひとつが、まさにこれです。

この課題を解消するために何が重要なのか、簡単に言えば、立場の違う人たち同士でも、なるべく情報共有をする、ということに尽きます。
具体的に言うならば、

●こういう目的で
●こういう活動をしており
●いつからいつまでの進捗はこうなっている
●そして、現在抱えている課題はこれである

という簡単な報告を、互いに高頻度ですること、オンラインだけでなく、可能な限り対面でもこういった話をして、定期的に、同じ方向を目指して、それぞれが今必要なことに取り組んでいる、ということの確認を通じて、常に生じる小さなズレを少しでも埋めつつ、前に進む、という感じでしょうか。

先週の定例会議では、そのプロジェクトへの思い入れや、立場、関わり方などに差がある者同士であっても、たまには皆で共同作業をしたり、話し合って全体として目指す方向性を共有したり、そのプロジェクトのミッションを明文化する、というようなことも必要だよね、という意見が出ました。

敢えて記事にするほどでもないような、面倒くさがらずに丁寧に状況の説明や報告をすることミッションや目標を共有すること、それから、上には書きませんでしたが、別チームのメンバーをリスペクトして、その活動に感謝し、そのことを言葉で伝えることが大事である、という話を音声入力で刻みました。

基本的なことで、大事なことなのですが、頭の片隅に追いやられてしまい、行動としてやり続けることを忘れがちなので、文章にしました。

これを読んでいるフリスタ関係者で、「あれ?なんか最近のフリスタは『Bad Communication』な状態で、『Communication Breakdown』なんじゃないか?」と思った人は、メンバーにこの記事を読むよう、記事のURLをただちに送ってください!よろしくお願いします。

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本稿を書いているノスタルジー鈴木は、市川市で活動する小さな楽団【ノスタルジー&ルミエール】の一員でもあります。こんど楽団で『Good Communication』というソングをこしらえようかな、と、今書きながら思いつきました。ソングが完成した暁には、【ノスタルジー&ルミエール 公式サイト】でお知らせします。