源流 Vol.4 本八幡botさん(前編)

源流

市川市内で活動をする人物にインタビューをして、現在の活動につながる原体験のお話をうかがう「源流」の第4回。

今回、この人に話を聴きたい、ということでインタビューをしたのは、Twitter(以下、ツイッター)で、日々、本八幡エリアの情報を発信する本八幡bot(もとやわたボット)さんです※1

本八幡botさんのTwitter
https://twitter.com/motoyawata__bot

ツイッターのフォロワー数が14,614人(2022年3月16日、午前10時38分時点)のアカウント「本八幡bot」を運用する本八幡botさん※2は、ローカル・インフルエンサー(地域で影響力を持つ人)と言えるでしょう。多くの本八幡民、市川市民が、本八幡botさんのツイート内容を参考にして行動していると思います。無論、聴き手のノスタルジー鈴木も、そのひとりです。

2021年の師走の夜、激しい雨が降る中、黒いポンチョをかぶり、愛車の自転車をこいで、取材場所の Cafe Miele(カフェ・ミエーレ)※3に現れた本八幡botさんに、お話をうかがいました。

本稿は〈前編〉です。〈後編〉(「4.ガジェット、デザイン、芸人気質」、「5.ローカルとSNSの組み合わせが最高」、「6.新しい挑戦、新しいアイディア」)はこちらです。

1. 教師、マジシャン、お笑い芸人

――ツイッターを始めて、6年ですか?

もう8年目ですね。

思うのが、駅があるところって絶対人が集まるんですよ。駅bot※4って作りやすいと思うんです。街って永久コンテンツじゃないですか。ブームが去ったりとかもなく。みんなそこに住んでるから、必ず続くものなんですよね。基本、もう、あり続けるもの。

多分、ここ(本八幡)だけじゃなくて、全国でできると思うんです。自分以外のも同じようなことをやっている人ってもっといっぱい見つかるんじゃないかって、実は前から思っていたんですよ。で、(「本八幡bot」のアカウントでツイッターを)続けていくと、やっぱりたくさん(駅botが)出てきたなぁっていうのは思います。

――ツイッターをやっていて、楽しいと感じたり、やりがいを感じるのはどういう時ですか?

そうだなぁ、昔は、新しいお店を発見したりだとか、これ面白いじゃん!というものを見つけた時が楽しかったんですけど、今日、ジャガーさんのバスが運行するというので※5、報道関係者しか呼ばれないところに呼んでもらったり、最近、市川市のPR担当※6にしていただいたりして、認められてきたんだな、というのはあります。

(店員さん:ハム3種の盛り合わせでございます)

ちょっと写真だけ撮らせてください。

ジャガーさんバス運行時に、報道関係者向けの発表の場に招かれた本八幡botさん(ジャガーさんTシャツ着用)。

――最初は、ご友人をだますため、ドッキリのようなことで始めたツイッターですが7、影響力が大きくなってきて、1つのメディアっていう感じですね。

扱い的にはそうなってきていて、ありがたいですね。

でも、悩みがあって。自分が役立ちコンテンツとか面白いコンテンツを作っていきたいんですけど、ツイッターで芸人さんが短い動画をつくってバズっているのをみると、悔しいという気持ちがあるんですよね。ああいうのやりたいな、って。元々、自分は芸人気質だと思うんです。

――今度、本八幡市さん8と市川うららFMでラジオ番組を始めるじゃないですか。あれはお笑い番組なんですか?

お笑い番組・・・お笑い寄りかなぁ。僕と本八幡市公式で、それぞれに持ち時間があって、好きなことを喋るっていうので、裏話とか、僕だったらお店同士のつながりとか、今、ヤジッコキッチン※9が入っている場所には、元々ミントブルー※10が入るはずだったとか、ちょっと面白い話をしようかなっていう感じですね。情報番組寄り、かつ、面白味もある、みたいな。

――コンビでの活動ですもんね。友達同士だった二人が地元のFM局で番組を持つって面白いですよね。当時の自分に言いたいことはありますか?

僕の小さい頃の夢って、学校の先生になることか、マジシャンになることか、もう1個なんかあったんだよな・・・。お笑い芸人か、(これら3つのいずれか)に、なりたかったんです。

で、これ、何が共通しているかって言ったら、人に向けて何かをやる、楽しませたりとか、あ!そうなんだ!って言ってもらったりとか、おもしろいって言ってもらったりっていうのが、この3つに共通しているんですよね。マジシャンと教師とお笑い芸人っていうのがあって。

っていう意味だと、まぁ、ラジオで色んな話をして、色んな人に聴いて楽しんでもらうっていうのは、やっぱり変わってないんだなって思います。そういう意味では、結構(当時の夢が)かなってきてるよって言ってあげたいと思いますね。

2. 約束を守る先生、絵を褒める先生

今日、見せたいものがあって。

(大きな黒いカバンから、何やらゴソゴソと・・・)

今の話と関連するんですけど、僕、ツイッターでよく、クイズを作っているんですよ。

(小学校の)卒アルに何書いてあるかなぁと思って、卒アル出してみたんです。僕、6年2組だったんですけど、えっと、どこだったかな、あ、ここですね。ここでもクイズやっているんですよ。何が書いてあるでしょう、とか。

――うぉ!本当だ本当だ!これ、卒業アルバムだから、クイズ出しても答えを伝える術があんまりないっていうね。

ないですね。

みんなが見るものだから、楽しませちゃおうと。あと、想い出の話を書くところにも、想い出話を書かずに、クイズを作って載せているんですよ(笑)。何やってるんだろうな(笑)、と思うんですけど。暗号文を作っていて。変わってないなぁ。多分もうこれは僕の最大の源流だと思います。

多くのクラスメイトが小学校生活の想い出を綴っている卒業アルバムの寄せ書きページに、本八幡botさんが書いた「謎の暗号(さしみ・しょうゆ・ほうれんそう・なっぱ・きんぴらごぼう←暗号です)」。サイゼリヤの間違い探し並みに難しい暗号、あなたは解読できますか?

――なるほど。まさに源流的な。さっき、先生とかマジシャンとかお笑い芸人になりたかったと言っていたのは、中高生の頃なのか、それとも小学生の頃なのか、いつ頃のことなんですか?

小学生かな。将来教師になるって決めたのが9歳の時だったんですよ。

強烈になぜか覚えているんですよ。結局教師にはなれなかったんですけど。4年生の時の先生かな。後藤先生っていう担任の先生が、すごく良い先生だったんですよ。生徒のために、泣きながら怒るような先生だったんですよ。

その先生に心を打たれたっていうところがあって。こんな人もいるんだって。影響を受けたと思いますね、やっぱり。(その先生の)話術とか知識っていうよりも、人間性に惹かれて、こういう大人になりたいって思った、という方が近いかもしれないです。

――大人って、子どもと違って感情をあまりあらわにしないで落ち着いている人が多いと子どもは思っていると思うんですが、その先生は生徒に気持ちをぶつけてくれる人だったんですね。

そうですね。あと、今思い出したんですけど、秘密を守ってくれたんです。小学生って、誰にも言うなよって言っても、わーって言っちゃうじゃないですか(笑)

――子どもは言いますよね、割と。

その時、ちゃんとは覚えていないんですけど、何か恥ずかしいことがあって、先生に相談して、で、先生もきっとみんなに言っちゃうんだ、みたいに不安に思っていて、でも、結局、帰りの会で先生は何も言わずに、その後も誰にも言わずに。あ、この先生、黙っていてくれるんだ!みたいな。

(店員さん:きのこのリゾットになります)

あったなぁ、そんなこと。あった、あった!それですよ、やっぱり!

――いつもは忘れているけれど、ふとした時に思い出すことってありますよね。まさに原体験。私も4年生の時に・・・(省略)

今、聴きながら思い出したんですけど、図工の時間かな。絵を描く時間があって、そこで褒められたことがあったんですよ。風景を描いたんですけど、現実の風景じゃなくて、ちょっと幻想を描いてくださいみたいなもので、そこで虹色に光る木を描いたことがあって、それがメチャメチャ褒められて。それが入選したんですよね。その時に褒められたことが嬉しくて、その後、虹をひたすら描いた時期がありましたね(笑)。

――すごいですね!面白い!

その時から、色彩感覚というか、綺麗なグラデーションとか、好きになって。

――今、写真でも、色にこだわっている感じがありますよね。

そうですね。

――服は黒ですけど(笑)

あ、あぁ、そうですね(苦笑)。

――botさんの写真は、結構クリスタルみたいな色とか、そういうのが好きそうだなと思って見ています。

編集で、やっぱちょっと色濃いめで、キラキラしたやつとか、よくしてますよ。

――ミスチルの桜井氏※11が、ギターを買って部屋で弾いていたら、お姉さんが、滅茶苦茶うまいね!天才だよ!と言ったと。本当は始めたばかりで、天才でもなんでもないだけど、褒められて、本当に俺はすごいんだと思って。それから毎日練習して、今に至る、と。イノセントな時に褒められて、イノセントワールド※12に入ったまま、成長したと。やっぱり、褒めてくれる年長者って貴重なんでしょうね。

そうですね。僕は、願わくばデザイン学校に行きたかったんです。そういう選択肢が当時は自分にはなくて、中学から高校、大学に進学したんですが。

高校受験の時、親が、他の兄弟には言わないのに、僕には勉強しなさいっていう圧が強くて。何とか志望校に合格して、その後も、専門学校っていう選択肢は僕の中になくて、大学受験をしたんですけど、多分、親の影響もあると思うんですよ。

親は勉強をしてほしい、でも、僕は面白いことがやりたい、そのギャップが当時ありました。デザイナーになりたいとか、明確な目標があったわけではないんですが。

(店員さん:お待たせいたしました。トマトとテリヤキチンのピザです)

3. BUMP OF CHIKENの歌詞カード

ここ(取材場所の Cafe Miele)、ずっと前からあるらしいですよ。フォロワーさんから聞いたんですけど、娘さんが幼稚園の頃に来たことがあるって言っていました。その娘さんはもう大学生だったと思います。

――じゃぁ、相当(昔から営業しているん)ですね。お店の方、アイドルがお好きですよね。

BiSH(ビッシュ)※13が好きみたいですよね。

――バンドにも詳しいですよね。Nico Touches the Walls(ニコ・タッチズ・ザ・ウォールズ)14っていうバンド・・・

わかります、Nico。

――もう解散しちゃったんですけど、確か、市川北高・・・市川東高・・・どっちかで。

そう、北高ですね。

――そんな話を店長さんとツイッターでしたことがあります。昔、ライブを観に行ったこともあって、僕が見たのは日比谷野音でしたけど、武道館ライヴをやったり、活躍したんですけどね。

良い所でやってますね。フェスでよく見てたんですけどね。終わっちゃったなと思って。

僕は、高校入る時に部活動紹介でドラムに憧れて、バンドを始めたんです。

――音楽の趣味があると、聴くのもやるのも良いですよね。

昨日か一昨日か、日曜日に、ライブMC※15をやらせてもらって、出演者がレジェンドばっかりで、鼻血出るかと思いましたね。リハの段階から緊張しっぱなしで全然喋れなかったんですよ。レジェンドたちが、昔見ていたあの伝説のバンドたちが本八幡に来てる!と思って

――そうですよね。バンド名自体はわからなかったんですけど、(主演者の説明に)元・椿屋四重奏※16と書いてあるのを見て、ああ、昔ライブを見たことがあるなと思いましたよ。

いやぁ、やばかったなぁ。

――ライブ会場のROUTE FOURTEEN(ルート・フォーティーン)といえば、botさんも出演された肩幅ヒロシさんのイベント※17、僕も観に行きましたよ。この前、肩幅・・・じゃないや、バラキーナ香山さんがラジオに出たじゃないですか※18。でも、喋りは普通でしたね。「何とかですーナ」とは言わないんですよね(笑)。

格好だけはバラキーナなのに。肩幅ヒロシさんが組んでいるユニット、ユニットといっても名前はないんですけど、そのもう一人のメンバーが、本八幡発祥の日舞、日本舞踊の系統の末裔なんですよ※19

――肩幅さんは東京の方ですが、ユニットのお相手が本八幡の方というのは、偶然ですか?

たぶん、肩幅さんが、バラキーナさんつながりで本八幡に来て、そこで出会ったんじゃないかなと思います。19歳とかで、もう襲名していて。それもあって(肩幅さんは)本八幡に縁があるんじゃないかと思います。

――botさんは、色々な音楽がお好きだと思いますけど、BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)※20は好きな音楽ベスト3に入るくらい好きなんでしたっけ?

バンプは1番好きですね。これ、なんでかって言うと、本八幡市が教えてくれたからなんですけど。あと、19(ジューク)※21も好きでしたね。

――バンプは本八幡でライヴをやっていたんですよね※22。それは後から知ったんですか?

後から知りました。

(ここで、カウンターで食事をしていたお客さんが、支払いを終え、退店された)

(今、出て行った人は)本八幡の漫画家さん※23なんですよ。

――私もツイッターで見ています。

あ、見てます?

――さっき話していたら、本当に(店の中に)いたっていう。

何かこっち見ている人いるなと思ったら。昆虫の話※24から急につながるとは。

――「私が食べました」ってね(笑)。

そうですね(笑)。

――BUMP OF CHICKENを聴いていた時っていうのは、いつ頃ですか?

えっと、高校2年からですね。ちょっと遅いんですけど。最初が「天体観測」※25かな。

――98年くらいですか?

そうですかね、多分。

――私も「天体観測」は買いました。「天体観測」が98年かどうか定かではないですけど、98年ってCDが一番売れた年で、宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、浜崎あゆみ、モーニング娘。などがデビューした年ですね。

でも、バンプにハマったのは「天体観測」ではなくてですね、実は。

その後で本八幡市が持ってきた『FLAME VEIN』※26(フレイム・ヴェイン)っていうアルバムの歌詞カードのコピーがあって、全面コピーして折りたたんで、藤くん※27の誤字を修正した上で、テープで留めて持ってきたんですよ(笑)。何やってんだこいつは(笑)と思ったんですけど、「良い歌詞書いてるんだよ、これを半泣きで読んでいるんだ」って言われて。曲をどうやって聴いたかは覚えてないんですけど、歌詞カードは手元に残ってるんですよ。僕が崇拝していた彼が言うから好きになっていったんだと思います。

高校時代に本八幡botさんが、千葉県本八幡市(公式)さんからもらった歌詞カード。全ページをコピーし、折りたたんで冊子のようにした上、誤字を修正しているという手の込んだもの。なお、本文中ではアルバム名は『FLAME VEIN』と語られていますが、正しくは2000年3月発売の『THE LIVING DEAD』だと思われます。

後編に続く)

* * * * *

〈注釈〉

1「bot」(ボット)とは、「ツイッター の機能を使って作られた、機械による自動発言システム。語源はロボットから来ている。特定の時間に自動ツイートする bot、ユーザーの bot 宛の発言にリプライする bot、特定のキーワードに反応する bot 等、様々な bot が存在する」(ツイナビ Webサイトより引用)。ツイッター・アカウントの「本八幡bot」は、運用する本八幡botさん(アカウントの中の人)が、人力でツイートしており、自動ツイートではない。つまり、botを名乗ってはいるが、botではない。

※2:今回、お話をうかがったのは、ツイッターのアカウント「本八幡bot」(https://twitter.com/motoyawata__bot)を運用する人である、本八幡botさん。アカウント名と、その「中の人」(アカウントを運用している人)の呼び名が同じであるため、まぎらわしい。

3「Cafe Miele」(カフェ・ミエーレ)は、市川市南八幡3丁目8-13にあるイタリアン・バル。美味しいピザ、美味しいパスタ、美味しいワイン、美味しい生ハム、可愛い魚が泳ぐ水槽、心地の好い音楽、落ち着いて食事ができる抑え目の照明、シャイで紳士な店長さん、親切な店員さんなど、たくさんの魅力が詰まったお店。https://www.cafe-miele.com/

※4「駅bot」は、鉄道駅の周辺の街に関することをツイートする(つぶやく)ツイッターアカウント。いずれのアカウントも、「本八幡bot」と同様、「自動ツイート」ではなく、「中の人」による「人力ツイート」である。

※5:「ジャガーさんのバス」とは、京成トランジットバスが、2021年12月8日~2022年3月31日に運行したバス。市川市在住のミュージシャンとして活動し、2021年10月にJAGUAR星に帰還したJAGUAR(ジャガー)さんとのコラボレーション企画として運行したラッピングバス(2両が「JAGUAR号」に変身)。

※6:2021年11月1日、本八幡botさんと、「市川にゅ~す」(https://ichi-24.jp/)を運営するイチ子さんが、市川市観光協会特別PR担当に就任。

7本八幡botというアカウントでツイッターを始めたきっかけは、本八幡に住む友人を驚かせるためだった。友人が住む本八幡の名を冠したアカウントの存在を知った時点で、実は自分が運用しているという事実を伝える、という、ドッキリ企画だったが、運用開始後、すぐに友人にバレたらしい。

8「本八幡市(もとやわたし)さん」は、ツイッター・アカウント、「千葉県本八幡市(公式)」を運用している人(中の人)で、本八幡botさんとは高校時代からの友人。言うまでもないことだが、実際には千葉県に本八幡市という自治体は存在しない。https://twitter.com/motoyawata_shi

※9:「発酵×スパイス食堂 YajikkoKITCHEN」(ヤジッコ・キッチン)は、「麹を使った自家製調味料と数多く存在するさまざまなスパイスをかけ合わせ『こころ』と『からだ』が笑顔になる」(Webサイトより)ような、食事と飲み物を提供する飲食店。市川市南八幡1-1-17。オーナーの矢路川結子さんには「源流vol.3」にご登場いただいた。https://www.yajikko.com/yajikko-menu

10「MINT BLUE」(ミント・ブルー) はハーブティーのお店で「そのひ、そのときの、あなたのためのばしょ」(Webサイトより)。市川市 東菅野 1-2-13-102。http://mintblue2017.biz/

11「ミスチルの桜井氏」とは、日本の4人組ロックバンド、Mr.Children(ミスター・チルドレン)の桜井和寿さんのこと。ギターをプレイするヴォーカリスト。

12:「innocent world」(イノセント・ワールド)は、Mr.Childrenの5枚目のシングル(1994年6月1日発売)で、ミスチルの代表曲。

13:「BiSH」(ビッシュ)は、日本の6人組ガール・グループ。キャッチコピーは「楽器を持たないパンクバンド」。

14:「Nico Touches the Walls」(ニコ・タッチズ・ザ・ウォールズ)は日本の4人組ロックバンド(活動期間2004年~2019年)。メンバー4人中3人が市川東高校の出身。記事内では北高校と言っているが、正しくは東高校。取材場所となったCafe Mieleの店長も市川東高校出身(ツイッターのプロフィールより)。

15:本八幡botさんがMC(司会)を担当したライヴは、2021年12月5日に「本八幡ROUTE FOURTEEN(ルート・フォーティーン)」で開催された「ロックイン本八幡」というイヴェント。

16「ロックイン本八幡」に出演したバンド、moke(s)のメンバーである小寺良太氏は、かつて椿屋四重奏に所属していた。「椿屋四重奏」は日本の3人組のロックバンド(活動期間2000年~2010年)。

17本八幡botさんは、2021年6月6日に「本八幡ROUTE FOURTEEN」で開催された、肩幅ヒロシさん主催イヴェント「ひとくち怪談~虫唾~」に出演し、八幡の藪知らずに関する怪しい話を披露した。

※18:2021年11月15日12時〜13時、市川うららFM「市なん浦なん・レッツゴー!」に、番組のメイン・パーソナリティの他、本八幡botさんと千葉県本八幡市(公式)さんも出演し、さらに、ゲストとしてバラキーナ香山さんが登場した。プロレスラーの格好をしているバラキーナ香山さんは、肩幅ヒロシさんとの共演も多く、「おはようございますーナ」などの独特な言語感覚で、その名の通り、原木中山駅および、周辺の情報をツイッターで発信している。というより、主に、原木中山駅を揶揄するようなツイートにソフトに反論している。ちなみに、上述のラジオ番組内で、バラキーナ香山さんは筆者(ノスタルジー鈴木)が送った原木中山に関する質問に回答してくださった。

19:肩幅ヒロシさんが組んでいる二人組ユニットの名前は、肩幅さんのツイートによれば、「ふりだしにもどる」で、もう一人のメンバーは、千翠流舞(せんすいりゅうぶ)の梓渚さん。千翠流舞の活動拠点は本八幡。

20:「BUMP OF CHICKEN」(バンプ・オブ・チキン)は、千葉県佐倉市出身の4人組ロックバンド。

※21:「19」(ジューク)は、日本の二人組フォーク・デュオ。活動期間1998~2002年。「NiziU」(ニジュー)とは何の関係もない。

22BUMP OF CHICKENは、筆者が確認できた範囲では、1998年3月31日、7月27日、8月30日、9月23日に、本八幡ROUTE FORTEENでライヴを行っている。

23:店内で食事をしていた「本八幡の漫画家さん」とは、田淵有希也さんのこと。

※24:「昆虫の話」とは、2019年、本八幡のジェラート店「魁ジェラート(カイ・ジェラート)」が発売した、ジェラートの上に昆虫を載せた、見るものにヴィジュアル・ショックを与えること必至の商品の話。記事には掲載していないが、本八幡botさんとノスタルジー鈴木が、取材現場である Cafe Miele 店内で、昆虫ジェラートを本八幡botさんは食べず、田淵さんが食べたという話をしていたところ、カウンター席で食事をしていた人が突然振り返り、本八幡botさんは知り合いの田淵さんが店内にいたことに気付いた、という顛末があった。2019年5月30日に本八幡botさんは、次のようなツイートをしている。「【速報】本八幡の生ける伝説・魁(かい)ジェラート、またしても人類の想像の斜め上をいく新作を発表」
なお、本文中に、田淵さんが「私が食べました」と言ったという記述があるが、後に田淵さんに確認したところ、そのような発言はしていないということが明らかになった。

25:「天体観測」はBUMP OF CHICKENの3枚目のシングル。2001年3月14日発売。ノスタルジー鈴木はシングルCDを購入。記事中では「98年(1998年)」と話しているが、実際は2001年。21世紀になった直後に発売された曲。

※26:『FLAME VEIN』(フレイム・ヴェイン)は、BUMP OF CHICKENのインディーズ1枚目のアルバム。1999年3月18日発売。なお、本文中では『FLAME VEIN』となっているが、写真の歌詞カードは、インディーズ2枚目のアルバム『THE LIVING DEAD』(2000年3月25日発売)のものであり、本八幡市さんが本八幡botさんに渡した歌詞カードも、『THE LIVING DEAD』だったのではないかと推察される。

※27:「藤くん」は、BUMP OF CHICKENのメンバー、藤原基央さん。

* * * * *

インタビュー&執筆:ノスタルジー鈴木
写真:本八幡botさんよりご提供いただきました。

※〈後編〉(「4.ガジェット、デザイン、芸人気質」、「5.ローカルとSNSの組み合わせが最高」、「6.新しい挑戦、新しいアイディア」)はこちらです。

取材日:2021年12月7日
公開日:2022年4月6日

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