【フードバンクにゅ~す】2022年10月6日

フードバンク

7日ぶり12回目の「フードバンクにゅ~す」です。

10月は、食品ロス削減月間です(「食品ロスの削減の推進に関する法律」第9条に定められています)

第九条
国民の間に広く食品ロスの削減に関する理解と関心を深めるため、食品ロス削減月間を設ける。

食品ロス削減月間は、十月とし、特に同月三十日を食品ロス削減の日とする。

国及び地方公共団体は、食品ロス削減の日をはじめ食品ロス削減月間において、その趣旨にふさわしい事業が実施されるよう努めるものとする。

出所:消費者庁Webサイト、「食品ロスの削減の推進に関する法律(条文)」、https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/promote/pdf/promote_190531_0004.pdf、2022年10月6日閲覧

10月30日は「食品ロス削減の日」に定められているのですね。10月31日は「ハロウィン」として知られていますが、ハロウィンの認知度と比べると、前日が何の日であるかの認知度は低いと思われます。今月、食品小売業の店頭では、ハロウィンに関連付けた販促はんそく販売促進セールス・プロモーションの略)が盛んに行われています。積極的な販促により、大量に販売することが可能になるわけですが、その一方で、ハロウィンを過ぎると、ハロウィン限定パッケージの菓子類などは途端に買われなくなります。店舗では、これらの商品を、ハロウィン直後から値引き販売しますが、それでも売れ残ってしまう商品はあり、廃棄せざるをえず、食品ロスが発生します。

食品ロス削減月間の10月、食品小売業は、ハロウィンというお祭りで消費を喚起するものの、食品ロスを発生させてしまうというのは、何とも皮肉なことです。

本稿「フードバンクにゅ~す」をお読みいただくことで、食品ロスの削減に関する理解と関心を深めていただければ幸いです。

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「物価高が直撃 苦境のフードバンク」(2022年10月4日)

困ったら迷わず相談を(太字)

全国フードバンク推進協議会によりますと、支援を求める声の急増と寄付の減少は、全国の8割以上の地域で起きているということです。
ただ生活に困っていることを知られたくないなどの理由から、相談をためらうケースもあるとみられています。協議会では職を失ったり、収入が減ってしまったりして生活に困っている場合などは躊躇せずに、まずは自治体の福祉課や地域の社会福祉協議会などに相談してほしいとしています。
そうすれば行政からフードバンクに連絡が来て、支援することができるということです。

食品ロス削減 賛同から参加へ

ではフードバンクの危機を乗り切るにはどうすればいいのか。
鍵となるのが食品ロスを削減したい企業や個人と、フードバンクへの寄付とのマッチングを強化することです。本来食べられるにもかかわらず、捨てられる食品ロスの量は農林水産省の推計値で2020年度は522万トンにものぼっています。
このため自治体や企業、民間の支援団体とが連携して、より寄付をしやすい仕組みづくりや情報の発信を強化していくことが求められています。とくに自治体は各地域の事情に詳しいからこそより積極的に関わり、支援を希望する企業の掘り起こしや支援を必要とする家庭の実態把握などを行うことが期待されています。

一方、個人では、フードバンクに送ったり持ち込んだりすることは少しハードルが高いと思うかもしれません。そこで受け皿となっているのが一部のコンビニ、学校、自治体の窓口などです。このうち大手コンビニチェーンの1つでは10月4日現在、全国1800以上の店舗で未開封の常温保存などができる食品を寄付できるようになっています。

ただこうした生活に身近な場所での寄付の受け付けはまだ一部にとどまっており、すそ野をもっと広げていく必要があります。
10月以降もさまざまな食料品の値上げが予定されていて、物価高はしばらく続く見込みです。苦境を乗り切るために、賛同するだけでなく参加へと意識を変えて、社会全体で一歩踏み出していくことが求められています。

出所:NHK公式Webサイト、「物価高が直撃 苦境のフードバンク」(2022年10月4日)、https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221004/k10013841471000.html、2022年10月4日閲覧

「10月は“全国食品ロス削減月間”!古町の子供食堂『地球の子供食堂と宿題Cafe』にセツコが潜入!」(2022年10月2日)

10月は“全国食品ロス削減月間”!

日本で捨てられている食べ物の量は、なんと一人1日おにぎり1個分なんだそうです…。おにぎり1個分も食品ロスがあるなんて、もったいないですよね…。
そんな「もったいない」を減らすために新潟市内でも様々な取り組みが行われていますが、今回は古町の子供食堂『地球の子供食堂と宿題Cafe』にセツコが行ってきました!

『地球の子供食堂と宿題Cafe』の場所は新潟市中央区古町通6番町にある「ディーズビル」の3階。「串カツ坂田」内にあります。
『地球の子供食堂と宿題Cafe』はNPO法人「Lily&Marry’S」が運営する子供食堂で、食事は中学3年生まで無料(高校生300円・保護者500円)で利用できます。利用には事前予約は必要ありませんが、会員制となっているので初回来店時に利用申込書の記入が必要です。
食事ができるのはもちろん、『地球の子供食堂と宿題Cafe』の名前の通り、宿題などの勉強をしたり、ゲームや漫画、おもちゃなどがたくさん設置されているので遊ぶことができるのも魅力です。
勉強は大学生ボランティアや有資格者による指導も実施しているそうです!
より勉強が捗りそうですね!!

(中略)

『地球の子供食堂と宿題Cafe』は、「子供たちがいつでも気軽に遊びに来て、心を休められる場所を作りたい」という「Lily&Marry’S」代表・山田さんの想いからスタートした子供食堂なんだそうです。違う学校の同年代やボランティアなどの大人との交流で心の成長や食事に関わる人への感謝の気持ちの育成、フードロスを考えるきっかけになるように取り組まれています。

「そもそも、なぜ子供食堂が飲食店の中にあるの!?」というと、飲食店と併設していることでお店の食品ロスも有効活用しているそうです。まさしくエコな取り組み!!
他にも農家の規格外野菜や販売期限切れ商品の提供、食べ残しを出さないように食べられる量だけを自分で盛り付けるビュッフェ方式を採用するなど、至る所でフードロスの取り組みがされているんです。

料理は「串カツ坂田」で作る出来立てを提供しているので、子供たちも美味しそうにモリモリ食べていますね♪エコな取り組みへの意識はもちろん、料理を作ってくれる人や生産者さんへの感謝の気持ちも育まれそうです!

出所:GgataChira、「10月は“全国食品ロス削減月間”!古町の子供食堂『地球の子供食堂と宿題Cafe』にセツコが潜入!」(2022年10月2日)、https://gatachira.com/local/46141/、2022年10月5日閲覧

「無料で食品どうぞ 困窮者向けに『公共冷蔵庫』、企業や農家から支援」(2022年10月3日)

無料で食品を持ち帰れる困窮者向けの「コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)」。NPOが福島市内で試験的に運用していたが、地元企業から寮の一室の提供を受け、8月から本格運用が始まった。コロナ禍や物価高で苦しむ利用者からは感謝の声が絶えない。

運用するのは福島市のNPO「チームふくしま」。今年2月に福島県の補助金を得て、市内のアパート一室にオープンさせた。

家賃や駐車場代の捻出が課題だったが、県内を中心にスーパーマーケットを展開する「いちい」(福島市)が、市内の従業員寮を提供した。利用者は近くの系列スーパーの駐車場を使うことができ、「スーパーの客と紛れ、人目を気にせず出入りできる」(NPO)のもメリットだ。

食品提供の支援の輪も広がる。県内の冷凍食品や菓子の製造会社などの寄付に加え、農家や近隣住民からの持ち込みも増えた。支援企業や個人は100近くにのぼる。

現在、利用者の登録は80世帯ほど。メッセージを残すコーナーには「物価高でパート代もあがらずパンもたかいのに、おにぎりも野菜もうれしいです!」「お弁当ありがとうございます とってもとっても助かります 私のおかずいつもなかったので」といった声が並ぶ。

朝日新聞デジタル、「無料で食品どうぞ 困窮者向けに『公共冷蔵庫』、企業や農家から支援」(2022年10月3日)、https://www.asahi.com/articles/ASQB273VFQB2UGTB002.html、2022年10月4日閲覧(太字は筆者)

「増える窮状 目そむけず 生活困窮者支援りぼん代表・田中のり子さん(51)=町田市」(2022年10月3日)

町田駅周辺は一見、路上生活者が多いようには思えないが、「きれいな身なりで荷物をコインロッカーに預け、日中は図書館やデパートなどで過ごして、夜はネットカフェに泊まる人たちがいる」と指摘する。

知人たちと町田駅周辺で、おにぎりを路上生活者らに配り、声をかけては相談に乗るようになった。二〇年七月、支援のための団体「りぼん」を立ち上げた。生活協同組合職員や不動産業者ら十数人が協力している。住まいはあっても、病気や障害などの事情で生活が困窮している人も支援している。

交流サイト(SNS)などで相談を受け付け、その人に必要な行政サービスも紹介する。町田駅近くで月二回、食料や衣類、感染予防グッズを配る。必要があれば、生活保護申請に付き添い、住宅探しを手伝う。

支援する困窮者は年代も性別も、抱えている事情もそれぞれだ。アルコールやギャンブルの依存症の中高年もいる。非正規雇用で急に職を失い、会社の寮に住めなくなって路上生活状態になった若者もいる。ある女性は生活が苦しくても家族に頼れず、風俗業で働き「自分には無理でした」と相談を求めてきたという。

「町田で始める前は『やれば大変だろうな』と、ためらいがあった。実際に毎日しんどい」とも話す。対応を巡って市職員と言い争ったり、支援相手から不信感を持たれてしまったりしたこともある。毎日のように困窮者との面会。さらに携帯電話が鳴らされる。

出所:東京新聞 TOKYO Web、「<ひと ゆめ みらい>増える窮状 目そむけず 生活困窮者支援りぼん代表・田中のり子さん(51)=町田市」(2022年10月3日)、https://www.tokyo-np.co.jp/article/206057、2022年10月4日閲覧

清水エスパルス「9月22日(木) 『フードバンクふじのくに』へ湘南戦で集めた食品を寄贈」(2022年9月29日)

9月10日(土)明治安田生命J1リーグ 第29節 湘南ベルマーレ戦 SDGsデーにて、静岡市 ごみ減量推進課に協力いただきホームゲームで実施した『フードドライブ』で回収した食品を、9月22日(木)に「フードバンクふじのくに」へ寄贈しました。

アイスタでホームゲーム時にフードドライブを実施するのは3回目となり、今回は136品目18.5kgが集まりました。寄付食品は、乾物23個、缶詰23個、菓子18個、飲料25個、レトルト18個、インスタント18個、調味料10個、穀類1個で、皆さまからいただいた食品は、認定NPO法人フードバンクふじのくにから社会福祉協議会などの支援団体を通じて、食料を必要としている方のもとへ届けられます。

フードバンクふじのくに 望月健次理事・事務局長からは、「今回も寄贈いただきありがとうございます。コロナもなかなか収束しないうえに昨今の物価高の影響で、依頼が1日20~25件程と増えている状況です。皆様から少しずついただいたものを組み合わせて必要な方に届けております。今後もフードドライブのような取り組みは一定のニーズがあると思いますので、引き続き継続して実施いただければ嬉しいです。」と御礼のコメントをいただきました。

出所:清水エスパルス公式Webサイト、「【イベントレポート】9月22日(木) 『フードバンクふじのくに』へ湘南戦で集めた食品を寄贈」(2022年9月29日)、https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/50268、2022年10月4日閲覧

「野外炊飯車も出動…子ども食堂で海自特製カレーふるまう 奄美の部隊が全面協力」(2022年10月3日)

鹿児島県内の子ども食堂を支援し、役割を理解してもらう活動に取り組むNPO法人「たくして」(鹿児島市、園田愛美理事長)が「島カレーこども食堂」を瀬戸内町古仁屋の古仁屋漁港で開いた。親子連れらが「おいしい」と喜び、会場に笑顔が広がった。

地元の「こどもたぬき食堂」(長井聡子代表)が協力し、フードバンク奄美が食材を提供した。9月24日にあり、海上自衛隊奄美基地分遣隊が特製カレーを作り、陸上自衛隊瀬戸内分屯地は野外炊事車でご飯を炊くなど本格的。約250食が完食となった。

園田理事長(42)は「食堂が子どもだけでなく、地域みんなの交流・見守り拠点と実感してもらえたのではないか」と満足そう。近くの主婦惠美穂さん(47)は長男凪希ちゃん(4)と参加し、「新型コロナウイルス禍で最近イベントが少なかったので楽しい」と話した。

南日本新聞373news.com、「野外炊飯車も出動…子ども食堂で海自特製カレーふるまう 奄美の部隊が全面協力」(2022年10月3日)、https://373news.com/_news/storyid/163817/、2022年10月4日閲覧

「京都の農林センターが研究用野菜を子ども食堂に これまで大半廃棄『もったいない』」(2022年9月20日)

京都府農林水産技術センター・農林センター(京都府亀岡市余部町)が、研究用に育てた野菜を府社会福祉協議会を通じて子ども食堂などに無償で提供し始めて1年が過ぎた。研究用野菜は販売できず、これまで大半を廃棄していたが、食べてもらう先が見つかった上、京野菜のおいしさや食べ方を子らに伝えるきっかけにもなっている。

同センターは栽培技術向上のため農家と同レベルの手間をかけ、さまざまな野菜を育てている。研究用に複数種を比較して育てるので、例えばナスなら毎週軽トラック1杯分を収穫するなど生産量も多く、質も高い。

しかし、出荷用の冷蔵庫はなく、袋詰めなどの手間もかけられないので市場には出荷できない。直売所での販売や特定の施設に売り渡すことも、民業圧迫や公平性の観点からできない。このため大半の野菜は「もったいない」と思いつつ、職員がほ場に穴を掘り廃棄するしかなかった。

新型コロナウイルス禍で子ども食堂や生活困窮者に食品を届ける必要性が高まる中、昨年、職員が府社協が運営する「きょうとフードセンター」を通じ野菜を府内の施設に提供することを発案。有効活用へ道が開けた。

(中略)

野菜によっては調理方法が分からず引き取り希望が少なかったことから、同センターは今年7月に「研究員一押しの食べ方」をまとめた冊子を作成するなど、全ての野菜を引き取ってもらえるよう工夫を重ねている。栽培する金子明日香技師は「育てた野菜を捨てるのは心苦しかった。必要な人に届けられるとともに、あまり食卓には出ないブランド野菜を子どもたちに味わってもらえる機会にもなる」と喜ぶ。

9月13日、児童養護施設の青葉学園(亀岡市薭田野町)が賀茂なすなど24キロのナスを受け取りにきた。同行したナス好きの児童3人は、丸くずっしりと育った賀茂なすを手に「リンゴみたい。早く食べたい」とはしゃいでいた。

出所:京都新聞公式Webサイト、「京都の農林センターが研究用野菜を子ども食堂に これまで大半廃棄『もったいない』」(2022年9月20日)、https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/884115、2022年10月4日閲覧

「農家、困窮世帯双方を支援 余剰米買い上げ配布 福岡・糸島市」(2022年10月4日)

福岡県糸島市は新型コロナウイルス感染拡大の影響で経営を圧迫されているコメ農家を支援するため、2021年産の主食用米を買い取り、学生や生活困窮世帯などに配布したり、飼料高騰に苦しむ畜産農家に提供したりする取り組みを進めている。9月28日には九州大伊都キャンパス(福岡市西区)内で、2キロ入り無洗米2000袋を学生らに配布した。

糸島市によると、コロナ禍による外食産業の不振で全国的に業務用米の需要が減少。県産米の民間在庫量は今年7月時点で前年の2倍以上の2万8700トンあり、価格も下落しているという。

市が買い取るのは162トン(2700俵)。このうち食料支援用に72トンを充て、福岡市内の大学や地元の社会福祉協議会などを通じて、学生や困窮世帯へ無料配布する支援活動「フードパントリー」をはじめ、大学食堂、県内の子ども食堂などで役立ててもらう。90トンは飼料用として粉に砕き、市内の畜産農家68戸に提供する。

事業費は約4139万円で、新型コロナウイルス臨時交付金を活用する。

九大伊都キャンパスではこの日、大学のウェブサイトなどで配布を知った留学生を含む学生らが次々に配布場所に訪れた。一人暮らしの工学部4年の男子学生(22)は「少ないアルバイト代で食費をいかに削るかを考えているので、とても助かる」と話していた。

出所:毎日新聞公式Webサイト、「農家、困窮世帯双方を支援 余剰米買い上げ配布 福岡・糸島市」(2022年10月4日)、https://mainichi.jp/articles/20221004/k00/00m/040/058000c、2022年10月4日閲覧

「【長崎】『フードバンク』長崎市のスーパーで初の取り組み」(2022年10月4日)

長崎市浜町のスーパー「S東美」。きのうから設置されたのが「フードドライブ」のコーナーです。東美 磯邉 憲明 課長は「私たちも食を扱う企業なので福祉の現状を聞いて企業としても取り組んでいきたいと思い(取り組みを)決めた」と話します。フードドライブとは、家庭などで使い切れない「余っている食品」を職場や店舗などで回収し、フードバンク団体に提供する活動でS東美が取り組むのは初めてです。今回、寄付できるのは缶詰やレトルト食品など賞味期限が12月1日以降の食品。生ものや開封済みのものは預けることができません。また、タオルや洗剤などの日用品も受け付けています。東美の磯邉 憲明 課長は「今回限りでなく次回も継続して行う予定なので皆さんに協力をお願いしたい」と話します。S東美1階とSマート各店で10月14日まで受け付けていて、集まった食品や日用品は「つなぐBANK」で活用されます。

出所:NIB長崎国際テレビ公式Webサイト、「【長崎】『フードバンク』長崎市のスーパーで初の取り組み」(2022年10月4日)、https://www.nib.jp/nnn/news1068h8tytt8ybsmiph3.html、2022年10月6日閲覧

NIB長崎国際テレビ「こども食堂に寄付 自社イベント収益金を活用」(2022年9月29日)

NIBは主催イベントの収益金を活用して、こども食堂に長崎県産品約20種類を贈りました。

贈った食糧・食材は米360キロ、中華麺・素麺・うどん6キロ、じゃがいも20キロのほか、のり、ふりかけ、昆布など長崎県産品22種類です。NIBは主催イベントの収益金を活用して、こども食堂に食糧・食材を贈る取り組みを続けています。今回は「ながさきこども食堂ネットワーク」に寄付しました。こども食堂へのサポートはもちろん、長崎県産品を贈ることで、新型コロナウイルスの影響で売上が減少している長崎県内の生産者の皆様の支援にもつながればと考えています。NIBは”24時間テレビ”でも、こども食堂への支援を行っていて、今後も取り組みを継続することで“助け合いの輪”を広げていきます。

出所:NIB長崎国際テレビ、「こども食堂に寄付 自社イベント収益金を活用」(2022年9月29日)、https://www.nib.jp/nib_nagasaki/info/、2022年10月6日閲覧

「神戸最大の『無印良品』は食品コンプ、入り口にはポップアップも」(2022年10月5日)

さらに同店ならではの取り組みとして、兵庫・神戸地域のお店や農家が商品を直接販売するイベント『つながる市』の開催があり、5階フロアの入り口部分に設けられる。同フロアで兵庫県の名産品を販売する「ひょうごふるさと館」とも手を組みながら、食を中心に工芸品も販売する。

10月5日からは、天然酵母パン「パン食堂cotocoto」、食料品店「NEIGHBOR FOOD」、「菓子屋マツリカ」などの屋台が楽しめ、オープン日より2週にわたり毎日開催される。その後は毎週末(土日)におこなわれる予定となっており、神戸の生産者やお店との新たな出会いにつながりそうだ。

ほかに「活動を知っていただき、回収の窓口を広げていきたい」と、余った食品を回収する「フードバンク・フードドライブ」にも力を入れる同店。集まった食品は、神戸市の協力のもと「みんなの食堂」(子ども食堂)で利用されるといい、同プロジェクトは「無印良品」では初めての取り組みとなる。

出所:Lmaga.jp、「神戸最大の『無印良品』は食品コンプ、入り口にはポップアップも」(2022年10月5日)、https://www.lmaga.jp/news/2022/10/526830/、2022年10月6日閲覧(太字は筆者)

冒頭の写真は、無印良品神戸阪急のWebサイトからの引用で、この店舗に常設されるフードドライブのボックスに従業員の皆さんが無印良品の食品を入れてみた様子ですhttps://www.muji.com/jp/ja/shop/046684/articles/info/1056111

私たち、いちかわフードバンクbyフリスタは、先月、市川市の妙典にオープンした無印良品の新店舗、「無印良品イオン市川妙典」様で、フードドライブを実施しました(実施日はオープン翌日2022年9月17日)。この時の様子は下記の記事でご覧いただけます。

先月、無印良品イオン市川妙典様で実施したフードドライブは、実施日限定のイヴェント型フードドライブでしたが、神戸の店舗の場合は常設型フードドライブです。私たちも、常設型フードドライブを実施しています。2022年10月6日現在、企業様にご協力いただいて、2箇所にフードドライブのボックスを設置しています。

■コープ市川店
所在地:市川市鬼高3-28-16 ショップス内
受付時間:9時30分~23時00分
アクセス:https://map.coopdeli.coop/mirai/shop.php?shop_id=24000207

■KeiyoGAS Community Terrace(てらす)
受付時間:10時00分~17時00分
所在地:市川市南八幡3-14-1
アクセス:https://www.keiyogas.co.jp/company/approach/terrace/

最後に、英国で「フードバンク」をインターネット検索する人が急増しているというニュースを紹介します。

英国「『フードバンク』、検索する人が急増」(2022年10月4日)

英国に住む人は現在、目を見張るようなインフレ、景気後退の懸念、光熱費等の高騰、ポンドの急落など様々な不安要素に直面している。2020年以降、労働党が実施しているグーグル検索の検証によると、そういった懸念が人々の心に重くのしかかっているという。

そんな中、「最寄りのフードバンク(food banks near me)」とググる人が250%急上昇。チャリティ団体「Fuel Poverty Action」は「少し前まで人々は暖房と食事、どちらを優先するか話し合っていた。人々の目がフードバンクに向かい始めているというのは、事態が急速に悪化している兆候だ」と危機感を募らせている。

出所:オンラインジャーニー、「『フードバンク」、検索する人が急増」(2022年10月4日)、https://www.japanjournals.com/uk-today/17335-221003-2.html、2022年10月4日閲覧(太字は筆者)

オンラインジャーニーの記事内容を読み、Google Trendで「フードバンク」の検索件数(指数)の推移を見てみようと思ったので、すかさずチェックしてみました。下図はその結果(5年間推移)です。

2022年10月に Google Trend で「フードバンク」の検索件数(指数)を調べた結果です(5年間の推移)。

新型コロナウイルス感染症が拡大した2022年の春・夏に検索件数が増加し、現在に至るまで、2019年以前と比べて高い水準で推移しています。フードバンクに対する注目度が高くなっていることがわかります。また、フードバンクの利用を検討している人が多いことをうかがわせる結果でもあります。

いちかわフードバンクbyフリスタでは、2日後の2022年10月8日(土)に、市川市内の3拠点で、食品のおすそわけ会(フードパントリー)を実施しますが、事前のお申し込み数は非常に多いです。物価上昇の直撃を受け、必要な食品の入手、確保が難しい人が、市川市やその周辺にもたくさんいらっしゃるというのが現実です。

上述の通り、私たちは常設のフードドライブ用ボックスを設置しているので、もし、ご家庭などで食品が余っている方は、フードドライブにお持ちいただけると大変助かります。必要としている個人・世帯や、福祉団体、子ども食堂などに届けます。

また、2日後の10月8日(土)には、葛飾八幡宮の参道で開催される、「Have A Good Day Motoyawata」(通称ニューボロイチ)内で、様々な手づくり作家さんのお店や飲食店などと並んで、いちかわフードバンクbyフリスタもブースを構え、フードドライブを行います。こちらで、10時から16時までの間、食品の寄贈を受け付けますので、是非、ニューボロイチにお越しください。ご寄贈いただける食品がある方は、お持ちいただければ幸いです。

詳しいことはこちらの記事でご確認ください。

10月8日(土)に、葛飾八幡宮でお会いできることを楽しみにしています!(雨天の場合は9日に順延となります)