【コラム】\アンケート実施中/あなたのサードプレイスを教えてください!

コラム

公開日 2023年1月18日

2022年12月17日の昼下がりの曇天下どんてんか、私は、丸ノ内線の御茶ノ水駅からJR御茶ノ水駅に向かうため、神田川にかかるお茶の水橋を渡っていました。東京医科歯科大学がある手前側は文京区湯島で、渡る先である明治大学がある側は千代田区神田駿河台かんだするがだいなので、橋の上は何区なのかわかりません。

その橋の上、欄干を背に立つ赤い上着を着た男性が目に留まりました。その男性の前には別の男性がおり、ふたりは話をしている様子です。ふたりに近付く私。

赤い服の男性は雑誌「ビッグイシュー」の販売員で、もう一人の男性は購入しようといるお客さんでした。ふたりの会話が終わり、購入した男性が去ると、私は「こんにちは!寒いですね~」と販売員に声を掛けました。

「寒いですね」

「すみません、1部ください」

「ありがとうございます。450円です」

雑誌「ビッグイシュー」を初めて買いました

こうして私は「ビッグイシュー」VLO.445(2022年12月15日号)を購入したのです。文京区、または、千代田区で。

そして、これが記念すべき初購入となりました。雑誌「ビッグイシュー」の。

ホームレス、あるいは自分の住まいを持たない人、生活に困っている人が、駅前などに立ち、手売りしている雑誌「ビッグイシュー」。路上生活などをして困窮している人々に、収入を得る機会を提供するこの事業は、1991年に英国ロンドンで始まったそうです。

販売している人は、最初、10冊を無料で受け取り、これの売上金額4,500円を元手に、以降は1冊当たり220円で仕入れます。仕入れた1冊を450円で販売すると、450-220=230円の利益を得ることになります。(情報出所:「ビッグイシュー」VLO.445、2022年12月15日号)

「ビッグイシュー」を販売して自立し、路上生活を脱することができるのか?との疑問を持つ人もいるかもしれません。そんな人は、この記事を読んでみてください。

「ビッグイシューで路上脱出できた人なんているの?」というあなたに、卒業した元・販売者の声をお届け(2017年10月26日)
https://bigissue-online.jp/archives/1068444510.html

雑誌「ビッグイシュー」を買える場所
https://www.bigissue.jp/buy/

初めて自分で購入した「ビッグイシュー」では、「私の”サードプレイス”」という特集が組まれていました。

家庭でもなく、職場でもない、第3の(居心地の良い)場所である、サードプレイス。

特集では、下記10名(敬称略)に、「私の”サードプレイス”」について聞いていました。名前の後ろに添えたのは、各人の記事の小見出しです。

  • 若菜 晃子:食べては話、話しては食べ、行きたかったカレー屋で
  • 土屋 健:小さな居酒屋、遠慮のない友と
  • 松田 純佳:時には9時間半、移動中の車の空間
  • 木下 龍也:ごめんなさいを言いに帰る場所
  • 良原 リエ:歩いていく三畳ほどの都会の畑
  • 服部 雄一郎:自然界とのダイナミックな「交感」の庭時間
  • 野中 モモ:ZINEの集い、図書館、誰かの気配を
  • 菅原 直樹:オンライン演劇ワークショップの疑似家族
  • 入谷 亮介:外国という場、不自由さゆえに素直になれる自分
  • 香山 リカ:日曜ごとのサードプレイス、誰でもない人のまま

10名のサードプレイスが、記事の小見出しから何となく想像できるものもあれば、全くわからないものもあると思います。木下さんがサードプレイスに挙げたのは、「実家」、そして、香山さんにとってのサードプレイスは、「教会」でした。他の方のサードプレイスは大体わかるでしょうか。

仲間との会話を楽しめる場、一人の時間を過ごせる場。人によってサードプレイスは様々です。

興味のある人は、図書館で「ビッグイシュー」バックナンバーを読めるかもしれないので、確認してみてください。私が所持している「ビッグイシュー」を貸し出すか、閲覧していただくという方法もあります。

あなたのサードプレイス、教えてください

BTW※1

あなたにとってのサードプレイスは、どこですか?もしよかったら教えてください。

あなたのサードプレイスについて教えてください
回答フォーム

回答結果(Webサイトへの掲載を許諾いただいた方の回答のみ)は、後日、当サイトで紹介する予定です。

私のサードプレイス、教えます

皆さんにサードプレイスのことをお聞きするのだから、私のそれを先にお知らせするのは礼儀ですよね。と、いうわけで、私にとってのサードプレイスはどこか、考えてみました。思いつくままに挙げてみます。

南風堂

長年に渡り通い続けているお気に入りの場所といえば、西船橋駅前の「南風堂」さんです。1990年代半ばから、途中行かなくなった時期を挟みつつも、四半世紀以上(26年?)通い続けている場所です。市川市からも近いので、市川市民にもおすすめのカフェであり、バーです。

南風堂珈琲店の外観。撮影日:2017年12月10日
二十歳前後に出会った友2人と、船橋でホンビノス貝やスズキの浜焼きを食したり、大神宮下にあるダイジングーというカフェで談話したり、船橋駅前の33というイタリアンでワインを飲んだりした後、わかれて一人で帰宅する途中の西船橋駅で下車、訪れた南風堂珈琲店にて。三島由紀夫の小説を読みながら夜食を摂っている場面です。撮影日:2019年11月16日
ゆでピーナッツとギネス。南風堂にて。夜はこの席が最高です。撮影日:2019年11月16日
南風堂珈琲店の外観。店を出たら日付が変わっていました。撮影日:2019年11月17日
市川市民マラソン大会に出場した後、船橋東武の青葉でラーメンを食し、鎌ヶ谷駅近くの公園でアイスと第3のビールでくつろいだ後、坊と共に訪れた西船橋の南風堂にて。シナモントーストと珈琲で自分を甘やかしました。撮影日:2020年1月19日

カフェ・ユイット

新宿のトップスハウスというビルの上層階にあった「カフェ・ユイット」さんは、珈琲好きでカフェ好きな私にとって忘れられない場所で、しばしばひとりで行ったものです。また、誰かを連れて行ったこともありました。ビル自体の閉鎖に伴い、2009年6月末に閉店してしまいました。

閉店直前の2019年3月に投稿された食べログのクチコミをみてみましょう。

まず、エレベーターが開いた目の前に映る風景が、狭い狭いw
せまっ!!っていうのに、いろんなオブジェが所狭しと飾られている、、。
この狭っくるしさがまず微笑ましい。

その通路を抜けると
__ミニアートギャラリーがあり
__その先にカフェエントランス
__通路右脇に長めのキッチン
__丁寧な店員さん
__そこを抜けると
__天井高い広がる大部屋。   と言った感じです。

インテリアも凝っていて、また観葉植物を置いている所も、もの凄く雰囲気良いです。
ずっと居たい感じ。イマジネーションかき立てられまくる感じ。

初めて足を踏み入れた私にどこからか、「あら、あなた新人〜?」とでも言われんばかりですw(魔女宅より)

平日の昼下がり、最高です。
最上階なので、高い天井の一部が窓になっています。
そこから柔らかく差し込む光がまた、たまらなく安らぎます。
いつも来たいけど、コーヒーも値段相応ですので、ちょっと特別な日に来る所かな。

出所:食べログ「cafeユイット」、https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13000917/dtlrvwlst/B714121/?use_type=0&smp=1#872884

そう、アンティーク調の家具で構成された空間、分厚い表紙の書籍、様々なオブジェ、そしてたっぷりと陽が射し込んでくる大きなガラス窓。天国でした。

カフェ・ユイット 新宿(Google画像検索)
https://onl.sc/jnZJAHw

ときわ書房本八幡店

本が好きで、読書もそこそこ好きで、それ以上に書店という空間が好きな私にとっては、昨年惜しまれつつ閉店してしまった、「ときわ書房本八幡店」さんが、本八幡駅前のサードプレイスでした。

パティオの5階という立地だったこの店は、「わざわざ足を運ぶ店」でした。都内からの帰途、本八幡駅に到着すると、駅直結商業施設のシャポー内を歩くことが多い私は、通り道にある2つの書店、くまざわ書店さんと、住吉書房さんに立ち寄ることも多いのですが、ときわ書房さんは、これらとは違う存在でした。どんな店だったのかは、是非、上の記事でご確認いただきたいです。本当にたくさんの方から、愛のあるメッセージが寄せられました(実はまだメッセージは受け付けているのです…)。

上の記事には、フリースタイル市川のメンバーでもある写真家の三條康貴/サンジョウヤスタカさんの撮影による、素晴らしい写真の数々が掲載されています。

関連記事

ヴィレッジヴァンガードお茶の水店

私にとって、もうひとつ、忘れられないサードプレイスがあります。同じく書店で、しかも、もう閉店しているのですが、「ヴィレッジヴァンガードお茶の水店」さん(2020年3月29日完全閉店)は、間違いなく私にとってのサードプレイスでした。

ヴィレッジヴァンガードお茶の水店(Google画像検索)
https://onl.sc/NLDV5rC

私はよく、連日の残業でヘトヘト&ボロボロになった状態で、職場から3㎞ほどの距離のところにあったこの店に赴いたものです。螺旋階段を降りると、光に満ちた空間が地底に広がります。文字通り時を忘れて店内を回遊、コミックやCD、お菓子などをどれだけ買ったことでしょう。幸せな気持ちで買い物を楽しめる店でした。買い物を終えて螺旋階段を上り、地上に出ると、さっきまでの疲れ切った私でなく、元気溢れる自分になっていることに気付くのです。地底のパワースポットで癒されて完全回復をした(ベホマ効果?)かのようでした。

ヴィレッジヴァンガードお茶の水店入口。
ヴィレッジヴァンガードお茶の水店螺旋階段の一部と、地底(店の入り口のソロ)に陳列された商品群。
ヴィレッジヴァンガードお茶の水店の地底付近から上を見上げたところ。屋根/天井がありません!
螺旋階段の壁には、お店の閉店を惜しむ人からのメッセージが、あのヴィレヴァンPOP用紙に書かれ、たくさん貼られていました。
ヴィレッジヴァンガードお茶の水店閉店間際に私が書いた感謝の言葉です。

スナックえみり

BTW、みなさんは「スナック」はお好きですか?

食べるお菓子のスナックではなく、お酒を飲んだり語らったりするお店の方のスナックです。

私は人生でも数えるほどしかスナックの扉を開けたことはないのですが、最近、妙典駅から徒歩10分ほどのところにあるスナックに定期的に足を運ぶようになりました。ここは、普段一生懸命羽ばたいている私が翼を休める止まり木のような場所で、まさにサードプレイスです。

そのお店の名は、「スナックえみり」。ご存知ですよね?

「スナックえみり」開店初日の外観。撮影日:2022年11月18日(金)
「スナックえみり」開店初日の外観。撮影日:2022年11月18日(金)

実は、このスナックは、本当のお店ではなく、コミュニティスペースgate.で開催されるイヴェントなのです。フリースタイル市川の代表理事・稲村絵美里さんがコミュニティ・マニジャーを務める、妙典の、というか、塩焼の「gate.ゲート」が、1か月に1回くらいの頻度で、スナックになります。

直近では、2023年1月20日(金)に開催されますよ。私も、翼を休めるために訪れる予定です。

お酒が好きなママと、みんなで愉快な時間を過ごす、コミュニティ酒場「スナックえみり」を開催します。
今回からオーダーは各お席にて伺い、お会計は最後にまとめて行う方式に変更させていただきます。
ドリンクはママのセレクトからお選びください。
フードはママの手作りメニューや軽いおつまみなどをご用意しますが、お好きなものをお持ち込みいただいても結構です。
スナックえみりに集う仲間と気軽に会話し、楽しいひとときをお過ごしください。

日時:2023年1月20日(金)18:00〜22:00
場所:gate.1階
ご予約:不要
会費:無料

お持ち込み:フードのみ可能。ドリンクはスナックで提供するものをご利用ください。
フードメニュー(予定):ママの手づくり山形芋煮、キーマカレー(新メニュー)、その他おつまみ等
※当日変更となる場合がございます。ご了承ください。

出所:コミュニティ・スペース&コワーキング・プレイス gate.公式Webサイト、「コミュニティ酒場【スナックえみり】」、https://gate-myoden.com/event/20230120snackemiri/、2023年1月16日

gate.(ゲート)
千葉県市川市塩焼4-1-23

* * * * *

と、いうわけで、今日は「サードプレイス」について綴りました。実は、「まちづくり」における「サードプレイス」の持つ意味や効用について、論文を読んでみたりもしましたが、その内容を紹介するよりも、自分にとってのサードプレイスを紹介する方が良いだろうと思うに至りました。

ちなみに、正直なことを言いますと、私のサードプレイスの紹介に際しては、少々カッコつけているところはないとは言えず、実際にはチェーン店も私にとってのサードプレイスになっていることはあります。また、ランニングのコース(皇居の周り)やウォーキングのコース(市ヶ谷から九段下、神保町を経て、秋葉原に至る約4km)も、私にとってはサードプレイスです。

家庭でも職場でもないといえば、フリースタイル市川での活動そのもの、フリスタのメンバーと過ごす時間、これらも、サードプレイスと言えるかもしれません。

アンケートフォーム(再掲)

最後に再掲しておきます。是非教えてください!
あなたにとってのサードプレイスは、どこですか?

教えて!みんなのサードプレイス!
回答フォーム

それでは、また、お会いしましょう。これより、漫画「スラムダンク完全版⑨」(井上雄彦)を読みます。人によっては読書の時間そのものが(その場所がどこであれ)サードプレイスかもしれませんね。あるいは、本の世界の中が・・・。

* * * * *

〈注釈〉

※1:「BTW」は、By The Way の略で、「ところで」という意味です。話題を変える際、あるいは、話を逸らしたい場合に使われることが多いようですよ。

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