こんにちは。
2025年7月20日に、第27回参議院議員通常選挙の投開票が行われました。
冒頭の画像(グラフ)は、参議院議員通常選挙の投票率の推移を表したものですが、全国平均ではなく、市川市における投票率です。21世紀になってから、今回の選挙を含めて参議院議員通常選挙は通算9回行われているのですが、グラフは、その9回の選挙の市川市における投票率を表しています。
今回の選挙の投票率は、過去8回と比べて最も高い57.4%でした。非常に低かった前々回の投票率が44.1%で、前回(安倍晋三氏が演説中に銃撃されて亡くなった2日後が投票日でした)は50.0%、そして今回は一気に上昇して57.4%になったというわけです。
ここでは、なぜ今回は投票率が高かったかの分析をしませんが、いつもより多くの有権者が政治に興味を持ったことが高い投票率につながったのだとは思います。
なお、グラフの元データの出所は、市川市公式ウェブサイト「各種選挙結果」(2025年3月19日更新、2025年7月22日閲覧。https://www.city.ichikawa.lg.jp/ele01/1541000004.html)と「第27回参議院議員通常選挙 投票速報」(2025年7月20日公開、同日閲覧。https://www.city.ichikawa.lg.jp/ele01/t20250720.html)で、グラフはこれらのデータを元に作成したものです。
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なお、同じ出所のデータを用いて、市川市で行われた各種選挙(補欠選挙は除く)の投票率の5回分の推移をまとめて表すと下図のようになります。

左から順に、「参議院議員通常選挙(千葉県検出)」、「衆議院議員総選挙(小選挙区選出)」、「千葉県知事選挙」、「千葉県議会議員選挙」、「市川市長選挙」、そして、「市川市議会議員選挙」の投票率です。
国政選挙(衆議院、参議院)の投票率が40~60%の幅に収まっており、50%前後のことが多いのに対し、千葉県や市川市の選挙の場合、ほとんどが20~40%超の幅に含まれています。市川市では、県や市よりも、国の政治に関心を寄せる人が多いことが現れた結果と考えられます。
9か月後の2026年4月には、市川市長選挙が行われる予定です。過去3回は、いずれも前回を上回る投票率でした。来年の市長選挙では、前回の38.80%を1.2パーセントポイントは上回ってほしいですね(そうなれば投票率が40%に達しますよ)。
ちなみに、投票率が低いことが悪いこと(で、高いことが良いこと)のような書きぶりですが、低いよりは高い方が良いと思うよ、程度のことは言えます。個人的に。絶対にその方が皆にとって良いとまでは言い切れませんが。それでも、より多くの人が主体的に選挙に参加する状況があるとするならば、まずはそのことを歓迎したいという風には思っています(個人的に)。
多くの方に読んでいただいている、この記事「【コラム】投票率が低いことは何が問題なのか」を未読の方は、是非ご一読ください
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「投票率」に言及している記事の例です。

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参議院選挙、略して参院選などと呼ばれたりもしますが、厳密には、参議院議員選挙と言います。
より正確には、参議院議員通常選挙です。通常選挙?ということは、通常ではない選挙もあるのでしょうか。総選挙というものもありますよね。解散総選挙とも言いますね。こちらは衆議院議員選挙です。
そういえば、AKB48総選挙や、ブルボン総選挙、お気に入りボールペン総選挙、スーパー総選挙など、人気投票を行う際は、(通常選挙ではなく)総選挙と言いますね。日本の国会でいえば衆議院の選挙ということです。参議院ではなく。
そもそも、国会議事堂という物理的な空間、建物の中に、議場がありますが、衆議院の議場と参議院の議場があるのか、それとも、1つの議場を、時間帯や日程で両院が使い分けているのかなど、ご存知ですか?それに、議員の皆さんはいつも国会議事堂の中にいるのか、それとも・・・。
そんなことを、市川市を代表するポッドキャスト番組のひとつだと自負している !ka !ch!kawa (イカ市川)の通算233回目の放送で話しているので、是非、聴いてホシーノ!
トコロ・デ、「選挙公報」というものをご存知でしょうか?今回のように、16人もの立候補者がいると、投票先の検討に負荷がかかりますよね。そんな時に便利なのが、「選挙公報」です。公報を実際に、市川市を代表するポッドキャスト番組のひとつだと自負している !ka !ch!kawa (イカ市川)の通算234回目の放送で読んでいるので、「公報?何なん?」とお思いの方は、是非、リッスンしてホシーノ!
チナ・ミニ、本稿で注目している「投票率」について、市川市を代表するポッドキャスト番組のひとつだと自負している !ka !ch!kawa (イカ市川)の通算240回目の放送でも取り上げています。是非、リッスンしてホシーノ!
!ka !ch!kawa 第240回で紹介している漫画は、こちらです。
藤見よいこ『半分姉弟(はんぶんきょうだい)』。現在、1巻が発売されています。

市川市には、2万人を超える外国籍の人が住んでいます。その国籍の数は112にも上ります。本作を読み、この記事を読むも良し。記事を読んでから、本作を読むも良し。
あるいは、市川市を代表するポッドキャスト番組のひとつだと自負している !ka !ch!kawa (イカ市川)の通算235回目の放送をリッスンするのも良いでしょう。
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日々、暑いですね。
気候変動(climate change)、あるいは、気候危機(climate crisis)、こうした問題への対応を、参議院選挙で各党は政策として示していました(一部、そうしていない党もあったようです)が、今回投票した皆さんは、各党の政策をチェックしましたか?
環境保全団体のWWFジャパン(WWFはWorld Wide Fund for Nature。世界自然保護基金)は、各党の気候変動・エネルギー分野の選挙公約、マニュフェスト、政策集に掲載された内容などを比較し、当該分野で重要な10項目を評価しています。
既に参議院選挙は終わりましたが、どの党が、どのようなことを公約として掲げているかを知っておいて、利になることこそあれ、損することはないので、未チェックの方はチェックしても良いかもしれません。
■WWFジャパン 参院選2025選挙公約比較(温暖化対策)
https://www.wwf.or.jp/activities/activity/6002.html
各党の公約などの内容を、WWFジャパンでは、以下のような基準で評価しています。
○ :気候変動への対応として十分であり、持続可能な社会づくりを目指す方向に合致している。
△ :気候変動への対応として姿勢は評価できるが、依然として一層の改善が求められる。
× :気候変動への対応として不十分である。
××:気候変動への対応として後退している懸念がある。
NA:言及が無い。
たとえば、10項目の1つ、「住宅の断熱強化」は、次のように評価されています。
○:該当なし
△:自由民主党、公明党、立憲民主党、れいわ新選組
×:日本維新の会、国民民主党、日本共産党、日本保守党
××:該当なし
NA:社会民主党、みんなでつくる党、参政党
11党のうち、4党が△(姿勢は評価できるが、一層の改善が求められる)、4党が×(不十分)、3党がNA党(言及無し)でした。
「住宅の断熱化」は、2025年5月18日に、南行徳市民談話室で行われた、市川市のカーボンニュートラル推進課の主催による「アシタノイチカワVol.2」というイヴェントで活発に議論されたテーマでもあります。
議会に解散がなく、議員の任期は6年間と長いこと、選挙を過度に意識する必要なく活動できることなどから、参議院議員には、中長期的な課題に取り組むことも期待されます。地球環境問題への取り組みは、まさにこうした課題ですので、参議院議員の皆さんの取り組みや情報発信に注目したいと思います。
ちなみに、市川市議会議員の、とくたけ純平氏は、ご自身の政策として、以下のことを挙げています。
気候危機・環境整備
・市川市に残された自然環境の保全。
出所:とくたけ純平 公式ウェブサイト https://tokutakej.wixsite.com/oppo (閲覧:2025年7月22日)
・公園の増設。
・再生可能エネルギー利用の促進。
・地域新電力会社の設立。
・地産地消を後押しし、輸送によるCO2を排出を軽減。
・街をきれいにし、地球環境にも優しいゴミ捨てマナーの啓発。
・歩きたばこや受動喫煙の防止。
筆者が2024年1月29日時点で確認できた「政策」に、「気候危機」、「気候変動」、「地球温暖化」、「環境問題」などの語が含まれている市川市議会議員は、とくたけ純平氏だけでした。もしかしたら、筆者の確認が不十分であるかもしれません。
「私は気候危機対策を政策として掲げている」という市川市議会議員ご本人、あるいは、「あの議員が気候危機対策を政策として掲げているうことを知っている」という方は、是非、そのことを「こちらのフォーム」より、教えてください。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
なお、筆者が2024年1月29日時点で確認できた各議員の政策は、
でご覧いただけます。42名中、29名の政策を確認できました。
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いつのまにか、投票率から話題が逸れてしまいました。素直に I’m Sorry。相変わらず読みづらい文章を書くよね、そう、お思いかもしれません。そうですね、自分でも少々目に余ると思ってはいます。
生成AIに little help してもらうことで、より洗練された、シルクのような手触りの文章に仕上げることも、きっと可能なのでしょう。
しかし、筆者は敢えて荒々しさを残したままのこの文章を、投じたいと思います。
お読みいただいた全ての方に、暑く御礼を申し上げます。否、厚く御礼を申し上げます。
それでは、また、お会いしましょう。フリースタイル市川のノスタルジー鈴木でした。
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執筆日:2025年7月22日
公開日:2025年7月22日
執筆者:ノスタルジー鈴木