純然たるコラムを書くのは久しぶりです。
というわけで、大変ご無沙汰しております。市川市でまちづくりを行っているフリースタイル市川のノスタルジー鈴木です。
当サイトの運用方針が今年度のはじめから(2024年4月以降)変更されたことに伴い、コラムの類を執筆、掲載することを、期限を決めずに停止していました。バンドでいえば、無期限活動休止といったところでしょうか。
本稿は、久しぶりのコラムです。略して、「久しラム」、あるいは、「ぶりコラム」です。「ひさム」と呼んでいただいても構いません※1。
前回の「純然たるコラム」は、2024年3月30日に公開した、この記事です。
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今回取り上げるのは、「市川市総合計画」です。これまでに何度か当サイトの記事で言及したことがある、「市川市総合計画」。例えば、このコラムや、
このコラムなどで、
取り上げています。
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「市川市総合計画」は、(ア)「基本構想」、(イ)「基本計画」、(ウ)「実施計画」で構成されています。現行の市川市総合計画には、「I&Iプラン21」という洒落た名前が冠されています。
(ア)「基本構想」は、概ね25年の計画期間で、市川市が目指すべき将来都市像や基本目標を定めています。現行の基本計画は、初年度が平成13年度(2001年度)、目標年度が令和7年度(2025年度)です。
(イ)「基本計画」は、「基本構想」を具体化するための基本的な施策を定めたものです。
(ウ)「実施計画」は、「基本計画」に示された施策を実現するための具体的な事業を定めたものです。
――というわけで、「市川市総合計画」ですが(bucchake)何だかよくわからないです(よ)ね。でも、とにかく市川市の進むべき方向性を定めた大事なものだということは伝わると思うのです。
今回は、上で赤色太字にした箇所に注目してみます。
2001年度を初年度に、2025年度を目標年度にした「基本計画」に書かれている「市川市が目指すべき将来都市像」、つまり、この25年間を通じて、市川市が目指してきた都市像、概ね来年度に到達したい都市像が、どのようなものであるか、ご存知ですか?
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ともに築く 自然とやさしさがあふれる 文化のまち いちかわ
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これです。これが、市川市が来年度、2025年度を目標年度として定めた都市像なのです。
ともに築いていますか?皆で築いていますか?小さき声は届いていますか?
自然があふれていますか?減っていませんか?増えましたか?森は?川は?海は?川は?里山は?
やさしさはあふれていますか?足りていますか?枯渇していませんか?殺伐とはしていないでしょうか?
文化は育まれていますか?コスパが悪いからという理由で文化的な場を閉鎖するなんてことはありませんよね?
ちゃんと検証しなくてはなりませんね。
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あれ?将来都市像って、2025年度を目途に達成を目指しているものなんだよね?そろそろ役割を終えるんじゃないの?
ですって?
おみごと!鋭い!お鋭い!シャープ!目の付け所が鋭い!実に鋭利!メッチャ鋭利!触るものみな傷付け※2ちゃいそうなほどに!
ご安心ください。今、私たち市川市民の代表者たちが、新しい将来都市像を検討しているところなのです。「市川市総合計画審議会」で検討しているのです。
というわけで、以下、「市川市総合計画審議会」のウェブページ(https://www.city.ichikawa.lg.jp/pla01/1511000004.html)の内容を引用、または、参照しながら、綴っていきます。
2024年10月23日の10時00分から11時50分まで、市川市役所第1庁舎5階の第1委員会室で開催された「令和6年度第2回市川市総合計画審議会」で配布された「資料2-2 基本構想について(総合計画審議会委員からの意見まとめ)」に、恐らくは委員の皆さんが考案したのであろう「将来都市像(案)」が掲載されていました。
1人で2案出している委員もいるようですが(そのように明記されているわけではありませんが、「表」のつくりから、そのように推測しました)、案の数は、16でした。それを以下に並べてみたいと思います。順番はもとの「表」におけるそれとは異なります。添えた数字の1~16に意味はありません。
■将来都市像(案)
概ね2049年度(2049年1月1日から2050年3月31日まで)の市川市の将来像をあらわすもの。
- いつまでも住み続けたいまち 未来都市 いちかわ
- ともに築く、すべての人に安全・安心・居場所がある、文化のまち市川
- ひとりひとりの夢と希望があふれ 安心して健やかに暮らせるまちいちかわ
- 安心して住み続けられる健やかなまち いちかわ
- 安心して生活できる、なにかと便利な街 いちかわ
- 希望に満ちた輝く未来を“みんな”で創造するまち いちかわ
- 希望を育む 安心して 住み続けられるまち いちかわ
- 希望を育む都市と自然が共栄するまちいちかわ
- 希望育む いにしえの未来都市 いちかわ
- 自然・文化と人がつながるまち いちかわ
- 自然と文化を感じる 住み続けたい街 いちかわ
- 人とまちがゆるやかにつながる わたしたちの市川
- 都市と自然が共栄し、安心と充実を実感できるまち いちかわ
- 文化と自然があふれる未来都市 いちかわ
- 文化をつなぎ未来を育む 安全・安心で住みやすいまち いちかわ
- 暮らしの中で 自然と文化共に感じるまち いちかわ
どうですか?甲乙つけがたい、いずれも捨てがたい魅力のある文ですよね。私がユニークだと感じたのは、「なにかと便利な街」という一節です。メロディに乗せて歌いたくなるフレイズですね♪
なにかと~♪便利な街~♪
それはともかく、ここはひとつ、生成AIに聞いてみたいと思います。何を?
16案の中で、どれが優れているのかを。
Geminiに、
以下の16個の文は「概ね2049年度(2049年1月1日から2050年3月31日まで)の市川市の将来像をあらわすもの」の候補です。
と伝え、16案を入力しました。その上で、こんな風に質問をしてみました。
2つ質問をします。
質問1:「概ね2049年度(2049年1月1日から2050年3月31日まで)の市川市の将来像をあらわすもの」として、最もふさわしいと考えられるもの、2番目にふさわしいと考えられるもの、3番目にふさわしいと考えられるものを挙げ、その理由を示してください。
質問2:16個の文の中に登場する語を使い、16個の文よりも優れた「概ね2049年度(2049年1月1日から2050年3月31日まで)の市川市の将来像をあらわす」文を、1個以上、3個以下、つくってください。
2つの質問に対するGeminiの回答は、以下の通りです。
質問1:最もふさわしい将来像の選定と理由
1位:都市と自然が共栄し、安心と充実を実感できるまち いちかわ
- 理由: 「都市」と「自然」のバランス、そして「安心」と「充実」という住民の具体的なニーズを捉えている点が優れています。市川市の将来像として、単に都市開発だけでなく、自然環境との共存や、住民の生活の質の向上を重視していることが明確に表現されています。
2位:希望を育む都市と自然が共栄するまちいちかわ
- 理由: 「希望」という未来志向の言葉と、「都市」と「自然」の共存という具体的なビジョンを結びつけており、魅力的な将来像を描いています。
3位:文化をつなぎ未来を育む 安全・安心で住みやすいまち いちかわ
- 理由: 「文化」と「未来」というキーワードが、市川市の歴史と未来を繋ぐというメッセージを伝えています。また、「安全・安心」という基本的なニーズも満たしており、バランスの取れた将来像と言えるでしょう。
選定理由のまとめ
- 多角的な視点: 都市、自然、文化、人、生活の質など、多様な側面から市川市の将来を描いているものが上位にランクインしました。
- 具体的なイメージ: 漠然とした言葉ではなく、具体的な言葉を用いて、市川市の将来像をイメージできるように表現されているものが評価されました。
- 未来志向: 未来に向かって発展していくというポジティブなメッセージが込められているものが上位にランクインしました。
質問2:新たな将来像の提案
16個の文から得られたキーワードを基に、新たな将来像を提案します。
- 提案1: 歴史と文化を継承し、イノベーションが生まれる持続可能な都市 いちかわ
- ポイント: 歴史と文化の重要性、イノベーションによる発展、そして持続可能性という3つの要素を組み合わせました。
- 提案2: 緑豊かな自然と調和し、多様な人々が共に生きる、創造性のあふれるまち いちかわ
- ポイント: 自然環境との共生、多様性の尊重、そして創造性を重視した将来像です。
- 提案3: 未来を担う子どもたちが笑顔で育つ、安心安全な学び舎のあるまち いちかわ
- ポイント: 次世代を担う子どもたちへの視点を加え、教育の重要性を強調しました。
これらの提案文は、以下の点を考慮して作成しました。
- 多様性: 年齢やバックグラウンドの異なる人々が共生できるような、包容性のある社会を目指しています。
- 持続可能性: 環境問題への配慮や、将来世代への責任を果たすという視点を取り入れています。
- 地域性: 市川市の歴史や文化、自然環境といった地域性を活かした将来像を描いています。
- 具体的なイメージ: 具体的な言葉を用いて、市川市の将来像をイメージできるように表現しています。
まとめ
今回の分析では、市川市の将来像として、都市と自然の共生、文化の継承、人々の幸せ、持続可能な発展などが重要な要素であることがわかりました。これらの要素を組み合わせて、より魅力的で具体的な将来像を描くことが可能です。
さらに、以下の点も考慮することで、より良い将来像を描き出すことができるでしょう。
- 市民へのヒアリング: 市民の意見や要望を反映させることで、より共感を得られる将来像になります。
- 具体的な施策: 将来像を実現するための具体的な施策を検討することで、より現実的な計画になります。
- 関係機関との連携: 行政、企業、市民団体など、様々な主体が連携することで、より効果的に将来像を実現することができます。
この分析が、市川市の将来像を考える上での一助となれば幸いです。
もし、さらに詳しい分析や提案が必要な場合は、お気軽にご相談ください。
長いですね。素晴らしい回答ですが、読むのが疲れちゃいますよね。16案を再掲しますね。1~3位を明示して。
- いつまでも住み続けたいまち 未来都市 いちかわ
- ともに築く、すべての人に安全・安心・居場所がある、文化のまち市川
- ひとりひとりの夢と希望があふれ 安心して健やかに暮らせるまちいちかわ
- 安心して住み続けられる健やかなまち いちかわ
- 安心して生活できる、なにかと便利な街 いちかわ
- 希望に満ちた輝く未来を“みんな”で創造するまち いちかわ
- 希望を育む 安心して 住み続けられるまち いちかわ
- 希望を育む都市と自然が共栄するまちいちかわ 2位
- 希望育む いにしえの未来都市 いちかわ
- 自然・文化と人がつながるまち いちかわ
- 自然と文化を感じる 住み続けたい街 いちかわ
- 人とまちがゆるやかにつながる わたしたちの市川
- 都市と自然が共栄し、安心と充実を実感できるまち いちかわ 1位
- 文化と自然があふれる未来都市 いちかわ
- 文化をつなぎ未来を育む 安全・安心で住みやすいまち いちかわ 3位
- 暮らしの中で 自然と文化共に感じるまち いちかわ
どうですか?ちなみに私は3位の文に含まれる「安全・安心」というフレイズを使うことを好みません。
質問2の方ですが、生成AIにより出力された将来像は、これらです(再掲)。
- 歴史と文化を継承し、イノベーションが生まれる持続可能な都市 いちかわ
- 緑豊かな自然と調和し、多様な人々が共に生きる、創造性のあふれるまち いちかわ
- 未来を担う子どもたちが笑顔で育つ、安心安全な学び舎のあるまち いちかわ
1は「歴史と文化の重要性、イノベーションによる発展、持続可能性という3つの要素を組み合わせたもの」、2は「自然環境との共生、多様性の尊重、創造性を重視した将来像」、3は「次世代を担う子どもたちへの視点を加え、教育の重要性を強調したもの」とのことです。
3に含まれる「安心安全」は私が好まないフレーズですが、生成AIに、この語を含まないことを条件として伝えていないので、含まれたことに文句を言うことはできません。
3には「学び舎」が含まれますが、この語は好きです。「まなびしゃ」ではなく、「まなびや」です。
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ちなみに、総合計画審議会委員の顔触れは、以下の22名です。
■学識経験者 6名
朽木 量 氏(千葉商科大学政策情報学部 教授)
影山 育子 氏(千葉県市川健康福祉センター センター長)
小山 朝子 氏(和洋女子大学人文学部 准教授)
小髙 正浩 氏(株式会社ちばぎん総合研究所 調査部長)
江口 孝 氏(京葉瓦斯株式会社 取締役社長 社長執行役員)
藤井 敬宏 氏(日本大学理工学部 特任教授)
■市民の代表者 6名
山﨑 文代 氏(特定非営利活動法人市川市ボランティア協会 会長)
田中 幸夫 氏(市川市保育施設協議会 副会長)
酒井 玄枝 氏(市川市芸術文化団体協議会 副会長)
小林 俊之 氏(市川市自治会連合協議会 会長)
松丸 陽輔 氏(市川市PTA連絡協議会 顧問)
紺野 大輔 氏(連合千葉総武地域協議会市川・浦安地区連絡会 事務局長)
■関係機関の職員 4名
三沢 建吾 氏(京成電鉄株式会社経営統括部 部長)
堀出 知弘 氏(千葉県市川警察署 地域交通官)
後藤 哲洋 氏(市川市農業協同組合 常勤監事)
山極 記子 氏(市川商工会議所 理事・事務局長)
■市議会議員 6名
太田 丈之 氏(市議会議員、参政党)
ほとだ ゆうな 氏(市議会議員、創生市川)
つちや 正順 氏(市議会議員、市民クラブ)
清水 みな子 氏(市議会議員、日本共産党)
大場 諭 氏(市議会議員、公明党)
松永 鉄兵 氏(市議会議員、清風いちかわ)
※2024年7月8日現在
22名の皆さん、総合計画審議会委員のミッションは、市川市の総合計画の策定に関して、調査を行ったり、審議を進め、実施について建議するという重要なものです。ぜひ、将来の市川市のために、つまり、将来の市川市民のために、充実したディスカス、熟議をおこなっていただきたく、お願い申し上げます。
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〈注釈〉
※1:生成AIのGeminiに、次のような質問をしました(2024年12月20日、00時18分頃)。
「久しぶりのコラム」を略すとしたら、「久しラム」、「ぶりコラム」、「ひさム」の、どれが最も素晴らしいでしょうか。
これに対して、数秒で以下のような回答がありました(文字色の青、赤、緑は筆者が強調するために施したもの)。
「久しぶりのコラム」を略す場合、どの言葉が最も素晴らしいか、というのは、文脈や狙いによって変わってくるため、一概にどれが良いとは言えません。それぞれの言葉のニュアンスや、どのような場面で使うかなどを考慮して、最適な略称を選びましょう。
それぞれの言葉のニュアンスと特徴
久しラム:
- 響きがユニークで覚えやすく、キャッチーな印象を与えます。
- 「久しぶり」の「ぶり」の部分を「ラム」に置き換えることで、遊び心のある表現となっています。
- ただし、あまり一般的ではないため、初めて見る人にとっては意味が分かりづらい可能性があります。
ぶりコラム:
- 「久しぶり」の「ぶり」の部分を残しており、元の言葉との関連性が分かりやすいです。
- しかし、「ぶり」という言葉がやや冗長に感じられるかもしれません。
ひさム:
- 「久しぶり」の「ひさ」と「コラム」の「ム」を組み合わせたもので、簡潔で覚えやすいです。
- しかし、あまり一般的ではない言葉のため、意味が通じにくい可能性があります。
どの略称を選ぶか
- 読者に楽しんでもらいたい場合: 響きの良い「久しラム」がおすすめです。
- 元の言葉との関連性を重視する場合: 「ぶりコラム」がおすすめです。
- 簡潔さを重視する場合: 「ひさム」がおすすめです。
その他
- ターゲット層: 読者の年齢層や興味関心によって、どの言葉が響きやすいか変わってきます。
- 媒体: 雑誌、ウェブサイト、SNSなど、媒体によって適切な略称は異なります。
- 他の言葉との組み合わせ: 他の言葉と組み合わせて使うことで、より効果的な表現になる場合があります。
結論
どの略称を選ぶかは、あなたの創造性と、どのような効果を狙っているかによって決まります。上記を参考に、あなたの状況に合った最適な略称を選んでみてください。
補足
- 新しい言葉を造語する場合は、読者に意味が伝わるように、一度説明を加えることをおすすめします。
- 既存の言葉との混同を避けるため、あまりにも一般的な言葉との組み合わせは避ける方が良いでしょう。
例:
- 「久しラム」を使う場合:「今回は久しぶりのコラムということで、久しラムをお楽しみください!」
- 「ぶりコラム」を使う場合:「お待たせしました!待望のぶりコラムです!」
- 「ひさム」を使う場合:「ひさムをお届けします。今回は〇〇について深掘りします。」
上記を参考に、あなたのオリジナルの略称を考えてみてください。
※2:チェッカーズのデビューシングル「ギザギザハートの子守歌」のリリックからの引用です。
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執筆日 2024年12月20日
公開日 2024年12月20日