2024年がスタートして1週間が経過しました。今日(1月8日)から2週間目に入りました。1年は52週あるので、もう1年の52分の1が過ぎ去ったとも言えますし、まだ1年の52分の51が残っているとも言えます。
今年は1月1日の夕方に「令和6年能登半島地震」が発生し、1月2日に羽田空港で被災地に物資を運ぶ予定だった海上保安庁の飛行機と着陸した直後の日本航空の旅客機が衝突する事故がありました。被災地では懸命な救助活動が行われており、避難所には全国からの支援が届いています。羽田空港の事故による空の便への影響はまだ残っており、事故の原因は究明されて今後発表される予定です。
いずれも市川市に住む、あるいは通う、私たちにとっても他人事ではありません。防災、減災、重大事故発生時の避難などは、平素の備えが極めて重要です。
防災について、これまで何度か記事を書いています。避難所で生活を送る人が不便や不安を感じないようにするために何が必要か、市民としても考えておきたいですよね。自分なりの考えを持ち、現状の市の備えが十分であるか否かを考え、十分ではないと思うのであれば、市に対して改善を求めることができますし、選挙の際にどの候補者が良い意見や政策案を持っているかを判断することもできます。「スフィア基準」にも言及した、この記事などをぜひ読んでみてください。
ところで、ご存知ですか?パブコメ、すなわち、パブリックコメントを。ラブコメ(ラブ・コメディ)ではないですよ。パブコメを巡るラブコメの漫画やドラマ、映画が製作される可能性はありますが。
それ(notラブコメbutパブコメ)については、以下のコラムに綴ったので、ぜひチェックしてみてください。
実は、現在、市川市が今後の計画を策定するために作成した案をいくつも、市のWebサイト上などで公開しており、市民から広く意見を募っているのです。同タイミングで6案件も。今日(1月8日)を含め、期日まで4日間というものも3件あります。
市川市のパブリックコメント
2024年1月中に意見募集を締め切る案件
- 第5期市川市地域福祉計画【令和6~11年度】(案)/1月11日まで
- 第9期市川市高齢者福祉計画・介護保険事業計画【令和6~8年度】(案) /1月11日まで
- 第5次いちかわハートフルプラン【令和6年度〜8年度】(案)/1月11日まで
- いのち支えるいちかわ自殺対策計画(第3次)(案)/1月17日まで
- 市川市子どもの貧困対策計画(案)/1月20日まで
- 市川市こども館再整備計画(案)/1月20日まで
※上記「3」の正式名は「第5次いちかわハートフルプラン(市川市障害者計画・第7期市川市障害福祉計画・第3期市川市障害児福祉計画)【令和6年度〜8年度】(案)」
※情報出所:市川市公式Webサイト「パブリックコメント(令和5年度)」(2024年1月4日更新)、https://www.city.ichikawa.lg.jp/new01/0000432748.html、2024年1月8日閲覧
ちなみに、先日、上記「4」を取り上げたコラムを書きました。
令和3年度(西暦で言えば2021年度)までの4年間で、パブリックコメント手続きが行われた政策案は34ありましたが、9案、すなわち4分の1を超える案は意見が0件だったという哀しい現実があります。意見が1つも寄せられなかった場合は、政策の決定はスムーズに進むわけですが、市民の関心が薄いのではないか、という気持ちを抱きながら仕事に向き合う職員もいると思われ、それはそれで虚しいものです。
フリースタイル市川のWebサイトでたびたびパブコメを取り上げているのは、1人でも、1件でも、パブコメに意見を提出する人が増えれば良いなというささやかな願いをかなえたいからでもあります。
この記事や過去に書いたパブコメに関する記事が、誰かにとって(市川市民や市川市の職員の皆さんにとって)、「ささやかだけれど、役に立つこと」※1であれば、この上なくうれしいです。
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〈注釈〉
※1:レイモンド・カーヴァー著『ささやかだけれど、役に立つこと』へのオマージュです。
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執筆日 2024年1月8日
公開日 2024年1月8日