【コラム】「Onigo」と「OniGO」(オニゴとオニゴー)

コラム

フリースタイル市川や、いちかわフードバンク、アトリエ029など、様々な団体や活動主体のロゴのデザイン、あるいは、市川まちガチャなどでも知られる、市川市鬼越を拠点に活動する、新進鬼鋭のデザイナー、ミカヅキデザインさん。

その、ミカヅキデザインさんが手掛ける、鬼越の(市川の、ではなく、鬼越の!!)地域ブランド、それが、「Onigo」です。「オニゴ」と読みます。冒頭の画像は「onigo」を象徴するロゴです。

6月のある土曜日、私は鬼高にあるメディアパークいちかわ内の「カフェテラスぴっころ」で、ある集いに参加したのですが、その際に、「Onigo」のTシャツを着ていました。すると、参加者のひとり、初対面ファーストコンタクトのその人が、「そのTシャツ、”Onigo”さんのですよね」と声を掛けてくださったのです。

皆さんにもおすすめしたい!
「Onigo」のアイテムを。

オニゴストア.オンライン
https://onigo.official.ec/

千葉県市川市に鬼越(おにごえ)という小さな町があります。 その町を拠点に活動する夫婦のクリエイティブユニット・ミカヅキデザインが手がける「鬼をオシャレに身につける」をコンセプトに展開するオリジナル地域ブランドです。 鬼をモチーフに、アクセサリー・アパレル・雑貨などを展開しています。

出所:オニゴストア.オンライン、https://onigo.official.ec/、2023年6月22日閲覧

ちなみに、かつて私は、「Onigo」のハンドサイン、あるいは「鬼越」のハンドサインを考案しました。

2019年秋、鬼越で行われた鬼会での一コマ。

誕生の瞬間を収めた動画(フリースタイル市川のバーナー國友さんのYouTubeチャンネル「IchiPedia」内、動画開始6分くらいから)をご覧ください。

さて、そんなわけで、地域ブランド「Onigo」は、すっかり定着し、広く、または、ヒロック、愛される存在になっているわけですが…

その「Onigo」と似て非なる存在、「OniGO(オニゴー)」というものがあることを、ご存知でしょうか?

「OniGO(オニゴー)」とは・・・・

  • 2021年6月に設立されたスタートアップ企業
  • 東京都心部を中心に最短10分で食料品や日用品を届けるQコマースを展開している
  • 直営のダークストアからの配達の他、提携する食品小売企業からの配達も行っている
  • 提携する小売企業には、セブン&アイHDのスーパーマーケットであるヨーク、イオン傘下のディスカウント型スーパーマーケットのビッグ・エーがある
  • 今後、スーパーマーケットなどの食品小売企業との提携を拡大する考えを持っている
  • スーパーマーケット企業のもつ生鮮食品の効率的なサプライチェーンを活用し、サービス規模を拡大したい考え
  • 将来は提携する小売企業のポイントサービスをOniGOで使用できるようにするなどサービスの充実も検討しているという
  • 配達可能範囲は店舗から半径3~5km圏内
  • 注文受付は8:00~23:00(一部店舗を除く)、配送料は一律300円
  • 2022年12月からは注文金額5,000円以上で配送無料としている
  • ダークストアの品揃えは、野菜や果物、精肉といった生鮮食品、牛乳やヨーグルト、納豆、卵などの日配品などで、品目数は2,000~2,500SKU
  • 顧客満足度を高めるため、2022年秋に「CS(顧客満足)チーム」を創設した

情報出所:「ダイヤモンドチェーンストア」2023年2月1日号

ちなみに、Qコマースとは、Quickコマースのことで、最短10~15分で食品や日用品などを配達するデリバリーサービスをこう呼びます。Eコマースの一種ですね。

配送専用店舗(ダークストア。一般客が入店して買い物をすることはできません)から、近隣の消費者に商品を届けるモデルが一般的で、ネットスーパーや一般的なEコマースよりも商品をすぐ受け取ることができることが特徴です。コロナ禍の期間にQコマースに参入する事業者が多かったのですが、それは、巣ごもり需要の増加を受け、そこに商機あり!と見た企業や人が多かったからでしょうね。

そんなQコマースは、しかし、華々しくコロナ禍の日本で事業を開始した外資系企業によるサービスが色々とありましたが、昨年あたりから次々とサービスを停止しています。

日本企業が手掛けるサービスには、この「OniGO」の他、ヤフーが同じグループ企業のアスクル、出前館と共に手がけるQコマースの「Yahoo!マート by ASKUL」、セブンイレブンの店舗の商品をスマートフォン(7NOW専用サイト)で注文し、最短30分で届ける配達・宅配サービス「7NOW」があります。果たして、これらのQコマースは短命に終わるのか、それとも長く消費者に支持され、売上・利益の規模を拡大していけるのか?

話を「OniGO」に戻します。

「OniGO」の配達エリアには、市川市も含まれています。2023年6月22日現在、以下の場所に届けてもらえるということです(情報出所:OniGO公式Webサイト、2023年6月22日閲覧)。

下貝塚、鬼高、宮久保、高石神、若宮、大野町、中山、東菅野、南大野、柏井町、奉免町、北方、北方町、本北方、稲越町、国府台、市川、市川南、新田、真間、須和田、曽谷、大洲、大和田、中国分、東国分、東大和田、南八幡、平田、北国分、堀之内、菅野、鬼越、国分、八幡

よかったですね。ちゃんと鬼越も含まれています。

鬼越、Onigo、OniGo、鬼越、Onigo、OniGo、鬼越、Onigo、OniGo…

今、急に思いつきました。今度、「鬼になりたい」という曲を書きます。スピッツの「猫になりたい」からの連想なのですが。その曲を鬼越または鬼高で歌いたいものです。いつの日にか。

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執筆日 2023年6月22日
公開日 2023年6月24日