公開日 2023年4月7日
※冒頭の画像は、Ri Butov 氏によるPixabayに登録されているものです。
こんにちは。フリースタイル市川のノスタルジー鈴木です。私は、知る人ぞ知ることではありますが、「市川市の小さな楽団」を標榜し、オリジナル・ソングスは、市川市にまつわるものだけ、というスリーピース・バンド、「ノスタルジー&ルミエール」のメンバーでもあります。
ノスタルジー&ルミエール
https://soundcloud.com/user-26725798
記事のタイトルに掲げた「バンドやろうぜ!」は、かつて宝島社が発行していた雑誌『BANDやろうぜ』から引用したものです。本稿は、しかし、いわゆるロックバンド(ロックバンドに関する記事は昨日公開しました)について語るものではありません。
今日は、ブラスバンドやオーケストラなどについて綴ろうと思います。市川市や、その近くで活動する楽団のことを。『広報いちかわ』などで、これらの楽団の名前を目にしたことがある人も多いと思いますし、実際に定期演奏会に足を運んだことがある人も少なくないでしょう。
市川交響楽団協会
1951年に誕生し、今年で72年目を迎えるのが、市川交響楽団協会です。
千葉県内に健全な純音楽の普及と 啓蒙を はかり、クラシック音楽の愛好者層を増し、平和な潤いのある生活がみちあふれる事を願う文化団体です。 然も音楽の中で最も強力に共鳴感を起させるシンフォニックな楽団の育成と、その演奏活動の実践 を容易ならしめるための社会教育団体でありまして、利益を得る団体でも、ただ自分中心の趣味 だけを満足させる同好会でもありません。自分達のクラシック音楽を表現する喜びを少しでも多くの人に分け与えようとする 奉仕団体として、地元市川市を本拠地に演奏活動を行っております。
出所:市川市交響楽団協会公式Webサイト、http://ichikyo.org/ichikyo/index.htm、2023年4月5日閲覧、太字は筆者
市川市交響楽団協会は、これまでに、文部大臣地域文化功労賞、市川市民芸術文化奨励賞を受賞しており、昨年には、千葉県教育功労賞(文化芸術部門)を受賞しています。
協会は、以下の5つの楽団と1つの育成会で組織されています。
- 市川交響楽団
- 市川混声合唱団
- 市川交響吹奏楽団
- 市響ジュニアオーケストラ
- 行徳混声合唱団
- 市響ジュニア育成会
「市川交響楽団」は、サントリー地域文化賞を受賞したこともあるそうですよ。今回は、「市川交響吹奏楽団」の概要を紹介します。
市川交響吹奏楽団
市川交響吹奏楽団は、1960年に結成されました。今年で63年目を迎えます。公式Webサイト(https://ichisui.themedia.jp/pages/1279319/profile)によれば、活動の目的は〈楽器を演奏することを通じて、自分たちが満足するだけでなく、聴衆も含めた多くの人々とクラシック音楽の素晴らしさを分かち合うこと〉(2023年4月5日閲覧)です。
直井大輔氏(市川市出身のプロ指揮者)のもとで、夏と冬の定期演奏会を中心に活動しており、毎週土曜日の18時~21時に練習しているとのことです。
団員募集について
https://ichisui.themedia.jp/pages/1279320/page_201603151456
2023年4月5日現在、金管楽器、打楽器、オーボエは「大歓迎」とのことですよ!
市川ウインドオーケストラ
市川市では、市川交響楽団協会に属していない楽団もあります。市川ウインドオーケストラも、そんな楽団のひとつです。公式Webサイトから引用します。
市川ウインドオーケストラ(略称:市川ウインド)は千葉県市川市を拠点に活動する一般吹奏楽団です。
主に平日の夜に練習を行う楽団として、2014年4月発足しました。演奏会を中心として、演奏する側も聴く側も楽しめるような楽団になれたらと思っています。
演奏する曲のジャンルも、クラシックからポップス、ジャズまで幅広くカバーし、難解な音楽や大曲に偏るのではなく、音楽が本来持っているメロディー、ハーモニー、リズムなどを大切に音楽を奏でていきたいと思います。(中略)
団員数(内、休団者数)(2023年1月時点)
・Fl ×3(1)
・Ob× 1
・B♭Cl ×8
・B.Cl ×1
・Fg× 1
・A.Sax ×2
・T.Sax ×2(1)
・B.Sax ×1
・Tp× 1
・Tb ×4(1)
・Hr× 4(1)
・Euph× 2
・Tuba ×2(2)
・St.Bass ×1
・Perc× 3(1)合計36名
出所:市川ウインドオーケストラ公式Webサイト、http://ichikawawo.blog.fc2.com/、2023年4月5日閲覧、太字は筆者
市川ウインドオーケストラでも団員募集中ということですので、興味のある人は団員募集ページをご覧ください。
団員募集について
http://ichikawawo.blog.fc2.com/blog-category-2.html
アンサンブル市川
続いて紹介するアンサンブル市川も、市川交響楽団協会に属していない楽団です。公式Webサイトより引用します。
私たちアンサンブル市川は、千葉県市川市を活動の拠点として、定期演奏会の開催、吹奏楽コンクール、地域のイベント、市の行事への参加などを行っているアマチュア吹奏楽団です。学生時代に吹奏楽を経験してきた人たちで、社会に出てからも楽器を演奏する場所を求める人たちが集まって結成したバンドです。今では最年少は19歳から最年長は70代までと幅広い年齢層の方々がバンドの一員として演奏活動をしています。
(中略)
現在の団員構成
出所:アンサンブル市川公式Webサイト、http://www.buruiti.com/cn3/index.html、2023年4月5日閲覧、太字は筆者
2022年1月現在
フルート&ピッコロ4、オーボエ3、クラリネット10、アルト&バスクラリネット2、ファゴット0、サックス(アルト6、テナー1、バリトン2)、ホルン 5、トランペット3、トロンボーン2、ユーフォニアム2、テユーバ5、ストリングバス1、パーカッション7
2022年2月の情報で、少し古いですが、〈クラリネット、アルト・バス・コントラバスクラリネット、ファゴット(急募)、トランペット(急募)、トロンボーン(急募)、ストリングバス〉のメンバーを募集している(していた)ということです。引用記事の出所として記したWebサイトに団員募集について記載されているので、気になる人はチェックしてみてください。
ポートソレイユオーケストラ(船橋市)
続いて紹介するのは、お隣、船橋市で誕生したばかりの。ポートソレイユオーケストラです。
ポートソレイユオーケストラは、音楽系の部活動が盛んな船橋市で、2022年に結成されました。大人になると、学生時代に熱心に取り組んだ楽器演奏から離れてしまう人が多いと思います。しばらく楽器を演奏していないけれど、機会があれば合奏したいと思っている人が、実はけっこう多いのかもしれません。そんな人に朗報!参加条件が色々あるようですが、興味がある人はポートソレイユオーケストラの公式Webサイトをチェックしてみてください。
以下、少し長いですが、ポートソレイユオーケストラの公式Webサイトより引用します。
船橋市内小中高校には、管弦楽・吹奏楽・合唱など、各校様々な音楽系部活動が活動し、全国大会レベルにて活躍する部活動も多数存在しています。その伝統は脈々と今現在も受け継がれています。
「音楽の街 船橋」という言葉がぴったりなこの街ですが、そうした環境で育った子どもたちが各学校を卒業し、大人になっても楽器や音楽を気軽に続けられる環境はほとんどありません。確かに、自分の好きなことを職業にするというのは現実的ではありません。また社会に出て、さまざまな環境の中で生きていくうえで、大人として自分の好きなことだけを考える時間的余裕はなかなかありません。
しかしあの頃、無我夢中になって、仲間と音楽を創り上げていった心の輝きと、うまくなりたいと楽器に注いだ魂の叫びが忘れられず。こうして大人になった今も心の片隅で、あの頃に戻りたいなあと思っている大人は少なからずいるはずであろうと。
それならば、さまざまな人生経験を積んだ今だからこそ音楽ができる場所(楽団)をつくりたい!みんなが演奏したいと思ったときに、帰ってこれる場所(楽団)をつくりたい!音楽の街船橋が未来永劫いつまでも続くよう、老若男女関係なく音楽ができる場所(楽団)をつくりたい! 小中高生の希望の光となりたい!憧れの存在になりたい!
出所:ポートソレイユオーケストラ公式Webサイト、https://portsoleil-orc.simdif.com/、2023年4月5日閲覧、太字は筆者
2023年8月12日(土)には、船橋市民文化ホールで第2回定期演奏会を開催するそうです。また、2023年4月9日(日)の13時~14時には、ポートソレイユオーケストラの5名の演奏家がクインテットとして、市川駅南口直結のアイリンクタワー展望室で開催されるイヴェントで演奏します。
このイヴェントは無料で観覧、鑑賞できるので、どうぞお気軽にお越しください。私も司会進行を務めます!
ちなみに、音楽と同様、スポーツも、少年少女の頃には親しんでいたけれど、大人になると競技から離れてしまう人が多いですね。そのことについて綴ったコラムを公開しています。
ピアノでドレミ♪
市川市内で、それぞれが一人でピアノ演奏を楽しんでいたメンバーが、仲間と連弾をしたり、合同で演奏会を開きたい、といった共通の想いから意気投合して結成したグループ、それが、「ピアノでドレミ♪」です。ノスタルジー&ルミエールのメンバー、ルミエール石垣さんも参加しています。
2021年10月31日に、ピアノでドレミ♪が行ったコンサートの際は、フリースタイル市川が動画配信やYouTubeでの公開をサポートしました。詳しくは以下の記事をご覧ください。
プレイしよう!リッスンしよう!
そんなわけで、今日は市川市や船橋市で活動する楽団を紹介しました。これらはごく一部で、他にも多数の楽団があり、バンドがあり、サークルがあり、合唱団があり、ア・カペラ・グループがあり、グリー・クラブがあり、ヒップホップ・クルーがあるはずです。多分。きっと。
自ら楽器を手に取って、あるいは、スタンドマイクの前に立ち、音楽をプレイすること。時には腹式呼吸で生声を響かせること。
今日紹介した楽団(including 市川市の小さな楽団「ノスタルジー&ルミエール」)の演奏会に足を運び、素敵な音楽をリッスンすること。
音楽をエンジョイする方法は様々です。新しい年度に、新しい粘土をこねるのも良いですが、新しい音楽をプレイし、新しい音楽をリッスンするのも良いと思いますよ!
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それでは、最後に、私が先月(2023年3月)、繰り返しリッスンした1曲を紹介して、本稿を締めくくろうと思います。また次回、お目にかかりましょう。ノスタルジー鈴木でした。
夢でも / みゆな