みんなでつくるフードバンク
フードバンクの活動紹介
いちかわフードバンク by フリスタ は、2021年6月に発足した、千葉県市川市のフードバンクです。
わたしたちは、企業や家庭より寄贈していただいた食品を、適切に管理した上で、福祉団体や子ども食堂、生活困窮者などの必要としているところに届けるフードバンク事業をおこなっています。
本事業をきっかけに、食品ロスや貧困問題などの社会的な課題やSDGsの達成目標が、私たちの日常の生活に密接した身近な課題として、考え、行動する意識が広がっていく事を目指します。
本事業には、
「支援する⇆支援される」という二元論を超えて、地域のすべての人たちが「出番」を持てるように、「つながり」を創出し、社会的関係性を構築する地域活動
という特徴があります。本事業への関わり方には、以下のように様々な方法があります。
01.時間をつかって関わる
有志の仲間たちで、食品の受付、管理、仕分け、配送、事務作業、フードパントリーの開催、広報などを行っています。活動への参加はこちらよりお申し込みいただけます。
02.お金をつかって関わる
主に輸送費や設備管理費などに活用させていただき、安定的に事業を継続することができます。
03.食品の寄付で関わる
事情によって賞味期限までに消費することができない食料を寄贈していただくことで、食品ロスの発生を抑制すると同時に、必要としている人に届けることができます。
04.企業・団体として関わる
食品預かりポスト(フードドライブ専用ボックス)を設置していただける企業・団体を募集しています。
※食品や日用品の寄付(寄贈)については、こちらの記事をご参照ください。
※フードドライブ専用ボックスのイメージは、こちらの記事をご参照ください。
メディア
ちいき新聞/いちかわ新聞/千葉日報/行徳新聞/市川よみうり 他
協働パートナー
生活協同組合コープみらい/京葉瓦斯株式会社/株式会社市進ホールディングス/ライオンズクラブ/株式会社カスミ 他
提携先団体
子ども食堂ネットワーク/カフェサンタ/市川市役所 生活支援課/そら/フードバンクふなばし/フードバンクちば/とうかつ草の根フードバンク 他
協力団体
主な活動内容
食品を集める
市川市内各所への食品回収ボックスの設置、フードドライブの開催、地元イベントへの出店を通して、個人の皆様より食品や日用品の寄贈を受け付けています。
また、企業や行政より、品質に問題はないものの、包装の不具合などで店舗では販売できない食品や、災害備蓄品を寄贈いただいたり、連携している他地域のフードバンク団体※から受け入れを行うなどして、2021年6月の事業開始から5か月間で約12.6トン(累計)の食品をお預かりしました。
※フードバンクちば、フードバンクふなばし、とうかつ草の根フードバンクなど。
これまでの寄贈品を紹介しています。
食品や日用品
食品回収ボックス
食品や日用品
コープみらい様をはじめとする各所で食品回収ボックスを設置しています。詳細はこちらをご覧ください。また食品の寄付は、「欲しいものリスト」からお選びいただくことも可能です。下記リンクよりお進みいただき、お手続きいただくと、フードバンクへ届きます。
食品を管理する
お預かりした食品を賞味期限ごとに仕分けし、食品ロスが発生しないよう、なるべく賞味期限の近いものから出庫できるように管理しています。
フードバンクへの入庫や出庫を行う際は、食品のカテゴリーごとに重量を測り、記録しています。入口(どこから、何の食材が、どれだけ寄贈されたか)と出口(どこに、どんな食材を、どれだけ提供したか)のデータを収集し、可視化することで、どれだけの食品ロス発生を回避できたか、現場ではどのような食品が求められているか、といった分析に役立てています。
食品をお渡しする
団体へのお渡し
市川市内の子ども食堂ネットワーク、福祉施設、市の生活支援課、他地域のフードバンク団体など約23団体(2021年12月現在)に対し、食品や日用品を提供しています。
個人へのお渡し
毎月第2土曜日に、フードパントリー(食品の入手にお困りの方に無償でおすそ分けをする会)を開催しています。2021年6月~12月の期間に延べ51世帯のご家庭に食品や日用品をお渡ししました。
また、Webサイトに、市内の子ども食堂&フードパントリーのマップや開催カレンダーを掲載することで、支援を必要としている方が身近なところにあるサービスを探しやすくなったり、各団体の活動が広く普及する事で新たな子ども食堂やフードパントリーが生まれるなど、食品の提供にとどまらず、情報のポータルとしても共助の輪を拡げることを目指しています。
活動を広める
地域の皆さんがつながりの「わ」に参加していただけるよう、フードバンクの活動内容を、Webサイト、SNS、新聞などのメディアを通じて発信しています。
ぜひ、フォローをお願いします。必要としている人に情報が届くよう、記事のシェアも大歓迎です!
フードバンクに関する用語
フードバンクの活動では、一見似た言葉が多く使われるため、用語を混同する人も少なくありません。ここでは、代表的な用語を簡単に説明します。
フードバンク
食品の銀行という意味で、食品をお預かりし、保管した後、必要なところに届ける団体のことです。
団体そのものを指すだけでなく、活動や拠点を意味する場合もあります。
1. 食品を預かってから届けるまでの一連の活動をする団体のこと。
2. 食品を預かってから届けるまでの一連の活動のこと。
3. 預かった食品を管理して届けるための拠点(場所)のこと。
フードドライブ
食品を寄贈すること。
具体的には、家庭や企業等で余ってしまった食品を、フードバンク団体に預けることを指します。
次のような寄贈方法があります。
1.フードバンク団体の拠点に直接持ち込む
2.店舗や施設に常設されているフードドライブ用のボックスに入れる
3.インターネット通販サイトで商品を購入し、フードバンク団体の拠点などに郵送する
4.イベント内で特別に開催されるフードドライブに持ち込む
詳細はこちらをご覧ください。
フードパントリー
食品をおすそ分けすること。
具体的には、何らかの理由で食品を入手することが困難な方に対して、食品などを無償で提供すること、または、その会のこと。
「いちかわフードバンクbyフリスタ」でも、2022年11月現在、フードパントリーを行っています。
詳細はこちらをご覧ください。
食品ロス(フードロス)
まだ食べられるにもかかわらず、廃棄される食品のこと。
日本では食品ロスが年間570トン(2019年推計)も発生しており、これは、日本人1人当たりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと近い量です。
食品ロスは次の2種類に大別されます。
1. 家庭系食品ロス:一般の家庭で発生する食品ロス
2. 事業系食品ロス:事業活動を伴って発生する食品ロス
フードバンクの活動では、家庭系、事業系、いずれの食品ロスの発生も抑制できます。
「いちかわフードバンクbyフリスタ」の場合、ご家庭で余っている食品を寄贈いただくことが多いですが、それ以外に、企業様から、中身に問題はないものの、包装が破損したため、店舗で販売できなくなった食品もご提供いただいています。
※食品ロスの説明は農林水産省のWebサイトを参考にしています。
このブロックの内容に大幅加筆した記事を2023年1月15日に公開しました。
運営団体について
特定非営利活動法人フリースタイル市川
「ひとつひとつの想いをつないで市川に流れをつくる」をミッションに掲げ、2020年10月に設立された、まちづくりの活動を行う「特定非営利活動法人フリースタイル市川」は、多種多様なメンバーが集まり、市川市内で様々なまちづくりプロジェクトを展開する中、2021年6月にフードバンク事業を開始しました。
フードバンク活動は、まだ食べられる食品を無駄にしないようにお預かりして、必要な人に届ける活動です。その活動に地域のみなさんが自分のできることから参加していただくことで(食品の受取り、運送、管理、寄付など)、食品という形で想いをつないでいきます。
わたしたちは福祉団体としてではなく、まちづくりのNPO団体として、フードバンク活動を通じて、地域のみなさんにとっての「出番」や「役割」を創出して、地域社会との関わりやつながりを強くすることを目的に活動しています。それが結果的に地域社会における孤立など、様々な課題の解消につながるのではないかと考えています。
支援の方法
お問合せは、下記フォームへ。メールでのご連絡や質問等は365日24時間受け付けています。