7日ぶり7回目となる「フードバンクにゅ~す」です。フードバンクや子ども食堂などにまつわる最近の報道を紹介します。
冒頭の写真は、2022年8月10日に、フリスタメンバーとその家族、そして、オレンジスマイルいちかわ実行委員の皆さんが、寄贈いただいた食品をフードバンクに入庫作業した時の様子です(稲村さんのTwitter投稿より引用)。
●オレンジスマイルいちかわ
https://oresuma.com/
オレンジスマイルいちかわは、「認知症の人も一緒に、誰もが暮らしやすい市川をつくる」を合言葉に、認知症の理解啓発のみならず、市川市で活動する多様な人々が参画し、イベント参加を通して共生社会と健康への意識を高め、誰もが暮らしやすい市川をめざすプロジェクトです。
出所:オレンジスマイルいちかわWebサイト、「オレスマについて」、https://oresuma.com/about/、2022年8月12日閲覧
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- 「首都圏の大学生が困窮者支援のフードバンクをつくったワケとは」(2022年8月11日)
- NTT東日本 千葉支店「フードバンクちばに『仕分け隊』派遣」(2022年8月10日)
- 「みんなの冷蔵庫『コミュニティフリッジ』関東初登場」(2022年7月28日)
- 「甲府市の宝飾メーカーのクロスフォーが夏休み中の生活支援にと フードバンクに食料などを寄付」(2022年8月9日)
- 「NPO法人夢職人、生協らと連携し経済的に厳しい状況の子育て家庭に『夏休み応援特別便』を発送」(2022年8月8日)
- 「全国に広がった子ども向けの“無料カレーチケット”。店長が語る『人を助けるために大事なこと』」(2022年8月9日)
- 川崎フロンターレ「『かわさきこども食堂ネットワーク』らと連係へ」(2022年8月9日)
「首都圏の大学生が困窮者支援のフードバンクをつくったワケとは」(2022年8月11日)
生活に困った人に食品などを無料で配る「フードバンクキャラバン」を首都圏の学生たちが発足させ、活動を続けている。コロナ下、アルバイト先で賃金減やパワハラに直面した大学生らが集った。年齢が近い子育て世代が苦しむ現実を知り「貧困は自分にも迫っている」と危機感を募らせている。
コロナでバイトのシフトが減らされ、大学では友人とも会えない―。昨年9月にキャラバンを立ち上げ、代表を務める文教大3年の茂木楓もてぎかえでさん(20)は「苦しい学生を支援し、社会問題に興味を持つ同世代とつながりたかった」と語った。
自身もシフトを減らされ、労働組合の首都圏青年ユニオン(東京都豊島区)に相談した経験を持つ。同様にユニオンに駆け込んだ学生2人と知り合い、キャラバンを発足させた。支援先は学生に限らず地域で貧困に苦しむ人たちに広げた。
昨年11月、初めての無料配布を都内で行った。自作のチラシや交流サイト(SNS)で告知。米や袋麺、トイレットペーパー、生理用品などをそろえ、費用は寄付で賄った。茂木さんは「子育て世代の利用が多くて驚いた」と振り返る。
(中略)
これまで計5回で延べ575人が利用。集計できた分では8割が女性で、子育て中の30~50代が多かった。学生たちは「お菓子を本当にうれしそうに受け取る」利用者の姿に貧困の根深さを感じた。
出所:東京新聞Webサイト、「『貧困は自分にも迫っている』首都圏の大学生が困窮者支援のフードバンクをつくったワケとは」(2022年8月11日)、https://www.tokyo-np.co.jp/article/195074、2022年8月11日閲覧
NTT東日本 千葉支店「フードバンクちばに『仕分け隊』派遣」(2022年8月10日)
1.背景
NTT東日本 千葉支店では、日頃から当社が備蓄する非常災害用食料品を福祉施設等で有効利用していただくとともに、フードロス削減の観点からフードドライブ活動等を通じて、継続的にフードバンクちばへの支援を実施しています。
このたび、寄贈という支援にとどまらず、社員自らが地域のリアルな現状に身を置くことでSDGsを我がことと捉え、一人ひとりが地域の一員となる取り組みの一環として、社員で結成した「仕分け隊」を派遣し、お困りごと解決に一緒に向き合いながら、SDGs達成と地域の課題解決に向けて、積極的に地域とのつながりを実践することとしました。(中略)
4.今後の展開
出所:PR TIMES 東日本電信電話株式会社、「フードバンクちばへの『仕分け隊』派遣を通じて積極的・実践的にSDGsを推進 ~ 課題解決を通じたSDGsの我がこと化により地域とより強くつながっていきます ~」(2022年8月10日)、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000260.000098811.html、2022年8月11日閲覧
NTT東日本 千葉支店では、デジタル技術の活用等によるフードドライブ等をはじめとした各種取り組みの効率化や省力化等も検討しながら、持続可能な社会の発展の実現に努めてまいります。
また、社員自らがこのような現場に身を置き、お困りごとにも一緒に耳を傾けて解決策を考え、地域の一員としての役割を果たすことで、地域とのつながりを強くしてまいります。
「みんなの冷蔵庫『コミュニティフリッジ』関東初登場」(2022年7月28日)
この時期、夏休みに入ると学校の給食がなくなり、生活に困難を抱える家庭は、お子さんの食事、栄養に困るという深刻な時期でもあります。
そうした家庭を応援する「子供食堂」は有名ですが、もう1つ、新たに全国的に広がり始めている、「コミュニティ・フリッジ」という取り組みについて取材しました。
「コミュニティ・フリッジ」のコミュニティは「地域」、フリッジは「冷蔵庫」。つまり、「地域の冷蔵庫」ということですが、どんな取り組みか。先月から運営を始めた、埼玉県・草加市のスーパー「ゼンエー」の代表、植田全紀さんに伺いました。生鮮スーパーゼンエー草加店 代表取締役 植田全紀さん:
「コミュニティフリッジ」というのは、子供の貧困の問題を抱えている所帯に、食品を無料で提供するっていう倉庫。
登録すると、そのプレハブの鍵をもらえて、その鍵もらうと、いつでも入れるような形。
冷蔵庫と冷凍庫が置いてあるので、「この商品は2点までです」っていうのが商品ごとに書いてあって、欲しいものをその数だけ持っていける。365日、24時間、いつでも取りに来られますよ。コミュニティフリッジはヨーロッパで生まれた取り組み。日本では2年前、岡山から始まり、この草加は関東初となります(現在、国内では全6ヶ所)。
スーパーゼンエー草加店の敷地内の無人の倉庫に冷蔵庫があって、お米やレトルト、冷凍食品など、メーカー等から寄付された賞味期限の近い食料や、ご近所の農家から寄せられた野菜等が入っています。利用者は、児童扶養手当や、就学援助などを受けている家庭に限定されていますが、事前登録すると、入り口のロックをスマホで解除でき、必要なものを持ち帰ることができます。
こちらは、開始から1ヶ月で、120人が登録していて、地域での利用が広がってきているようです。では、使っている方の実感はどうなのか、草加市のコミュニティ・フリッジを利用している方々に伺いました。
小学生2人、6年生と2年生がいます。4~5回位行ってます。レトルトのカレーとか、ジャガイモとか野菜類、とっても助かってます。飲食店だったので、仕事がすごく急激に減ってしまって、社会福祉協議会の生活支援金をまたお借りして、生活するっていう状況が続いてました。
介護の仕事をしてまして、一時期は仕事がかなり減ってしまい、車で通勤してますんで、ガソリン代もかなり高くなって、高校生と大学生いまして、ご飯があればなんとか過ごせるような感じなので、本当にありがたくて。
小学校4年生と小学校1年生と年少の子がいます。好きな時に、行かせて頂けるっていうのがありがたい。
やはりコロナで大変なようで、1人目と2人目の方は、ひとり親世帯の方。3人目の方は、コロナ禍で世帯収入が激減して、就学援助を受けていたそうですが、ガソリン代や電気代の高騰、物価高で、生活がますます厳しくなっている中で、「人目を気にせず取りに行ける」というのも気楽で良いようです。
(中略)
選択肢が増えたことで、今までよりも、少し、多くの人が、救われる可能性が広がったようですが、 「子ども食堂」に、「フード・パントリー」、そして今度は「コミュニティ・フリッジ」。こうした支援が増えるということは、それだけ苦しんでいる人が多いということでもあるので、こうした支援に任せきりにせず、国や自治体には、根本の貧困、格差の問題に取り組んで欲しいものです。
出所:TBSラジオWebサイト、「森本毅郎スタンバイ!みんなの冷蔵庫『コミュニティフリッジ』関東初登場」(2022年7月28日)、https://www.tbsradio.jp/articles/57398/、2022年8月11日閲覧 (青字、赤字は筆者による)
「甲府市の宝飾メーカーのクロスフォーが夏休み中の生活支援にと フードバンクに食料などを寄付」(2022年8月9日)
学校給食がない夏休みの期間の生活支援として、山梨県甲府市のジュエリーメーカー「クロスフォー」がフードバンク山梨に食料と現金を寄付しました。クロスフォーが寄付したのは社内の自動販売機の売り上げ約11万4000円と、社員から募った食料と飲料あわせて125kg分です。
フードバンク山梨のこの夏の支援世帯は、2021年の冬より68世帯多い884世帯で、物価高騰などの影響で満足に食料が買えない家庭が増加しているとみられています。寄せられた食料などはフードバンクを通じて各家庭に配られ、現金は配送料などに役立てられます。
出所:テレビ山梨Webサイト、「甲府市の宝飾メーカーのクロスフォーが夏休み中の生活支援にと フードバンクに食料などを寄付」(2022年8月9日)、https://newsdig.tbs.co.jp/articles/uty/119393?display=1、2022年8月11日閲覧
「NPO法人夢職人、生協らと連携し経済的に厳しい状況の子育て家庭に『夏休み応援特別便』を発送」(2022年8月8日)
首都圏の子どもや若者を対象とした社会教育や社会福祉に取り組む認定特定非営利活動法人夢職人(以下、夢職人)は、江東区社会福祉協議会、生活協同組合パルシステム東京、フードバンク江東、かめっこほーむずと連携し、経済的に厳しい状況となっている65家庭にお米や食品などを梱包した「夏休み応援特別便」を発送したと発表した。
夢職人では、子どもの「食」応援クーポン事業(Table for Kids)として、2020年12月より地域のお店と連携し、通年で経済的な事情を抱えている子育て家庭に対する食の支援に取り組んでいるとのことだ。
今回は、物価高騰で支出が増える中、給食のない夏休み期間を支えるため、子どもの「食」応援クーポンを利用されている家庭を対象に、追加の支援を行ったという。
出所:AMP Webサイト、「NPO法人夢職人、生協らと連携し経済的に厳しい状況の子育て家庭に『夏休み応援特別便』を発送」(2022年8月8日)、https://ampmedia.jp/2022/08/08/npo-summervacation/、2022年8月11日閲覧
なお、同支援は、NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ「全国ひとり親家庭の子どもの食事等緊急支援プロジェクト」・令和4年度厚生労働省「ひとり親家庭等の子どもの食事等支援事業」の助成事業の一環として実施したという。
「全国に広がった子ども向けの“無料カレーチケット”。店長が語る『人を助けるために大事なこと』」(2022年8月9日)
奈良県橿原(かしはら)市に、子どもが無料でカレーを食べられるお店があります。子ども食堂兼学習支援の場、「げんきカレー」です。子どもから大人まで、さまざまなトッピングのカレーを楽しむことができる同店。店内には大きなホワイトボードがあり、映画のチケットのような縦長の紙が30枚ほどランダムに貼られています。これは「みらいチケット」といって、このチケットを使えば、中学3年生までの子どもたちは無料でカレーを食べることができます。
みらいチケットの仕組みはとてもシンプル。常連客が会計時にお釣りでチケットを購入しホワイトボードに貼ります。店にやってきた子どもたちがそこからチケットを取って、カレーを注文。客の善意が、見ず知らずの子どもたちのお腹を満たしているのです。この取り組みは新聞やテレビなどで話題となり、全国から賛同の声が届きました。
「すばらしい取り組み、ぜひ応援したいです」
「げんきカレー、食べてみたい!」また、「うちの店でもこのチケットのシステムを使いたい」という問い合わせが寄せられ、みらいチケットを活用する子ども食堂や飲食店が全国に広がりました。
このチケットを考案したのは、げんきカレーの店長である齊藤 樹(さいとうしげる)さん。齊藤さんの本業は英会話塾の運営ですが、子どもたちの学力格差や満足に食事が取れていない状況を目のあたりにして、2018年にげんきカレーをオープンしました。今や全国5000カ所以上で開設されている子ども食堂。しかし、多くが資金面で不安を抱え、運営に行き詰まるケースも多いといいます。この状況に、齊藤さんはみらいチケットで一石を投じました。
「このチケットの何が新しいかっていうと、1枚200円という価格設定なんです。うちのカレーは200円からでトッピングしても数百円だから、レジで500円を出したおつりをチケットとして寄付すれば、何かええこととした気持ちになる。これがラーメン屋さんで1杯700円だとしたら、プラス700円分のチケットを出そうとは思えないでしょう。でも、200円なら出せますよね。大事なことは、人が気軽に出せる金額であることなんです。でも、運営を続けることは簡単ではないですよ」
(中略)
オープンしてから4カ月が過ぎた9月、みらいチケットを販売すると、常連客が続々と購入。用意していたホワイトボードでいっぱいになるほどのチケットが貼られました。一方、チケットを利用する子どもがなかなか増えなかったため、齊籐さんは近くの小中学校を回って説明したり、地域のイベントに出店したりして活動を続けました。また、メディアにみらいチケットを取り上げてもらえるようにと、PRの仕方の本を読んだり、プレスリリースについてのセミナーに参加したりしながら、SNSやホームページで積極的にアピールしました。一方で齊藤さんは地元の企業や行政を回ります。採算度外視したカレーの提供でお店の経営は赤字続き。物資の支援をお願いしようと考えたのです。
「行政や教育委員会に営業活動をし始めたときは、全然手応えがありませんでした。『ただのカレー屋さんやろ?』みたいな感じでね。もう、まったく相手にされなかったですよ」
それでも地道な活動を続けていると、2019年1月、2社の新聞社から取材依頼が。その後、みらいチケットという新しい取り組みが話題を集めるようになり、地元のテレビ局やNHKをはじめとする全国放送局から「取材させてほしい」という問い合わせが次々に入るようになります。その後、新聞やテレビを観た人たちから支援金や、近隣の農家から物資が次々と届くようになりました。全国の子ども食堂や飲食店からは、「うちの店でも、みらいチケットを使わせてもらえませんか?」と問い合わせが殺到。齊藤さんに運営方法を教わろうとお店にやって来た人は100人に上ったといいます。
こうして認知度が高まったことで、訪問した企業から好感触を得られるようになり、「横浜冷凍株式会社」をはじめとする企業から、定期的に食材を支援してもらえるようになります。2021年7月には、「子育て支援対策に大きく貢献した」として、橿原市から感謝状を受け取るなど、行政からも認められました。
出所:はたわらワイド、「全国に広がった子ども向けの“無料カレーチケット”。店長が語る『人を助けるために大事なこと』」(2022年8月9日)、https://hatawarawide.jp/nama/220809-1、2022年8月11日閲覧
川崎フロンターレ「『かわさきこども食堂ネットワーク』らと連係へ」(2022年8月9日)
8月7日、川崎フロンターレは24節の横浜戦が行なわれた等々力陸上競技場で、試合を前に「川崎市×川崎フロンターレSDGs連携協定締結、並びに川崎フロンターレパートナー企業とのかわさきこども食堂ネットワーク支援開始記者会見」を行なった。
川崎フロンターレは 川崎市と持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、相互に連係、協力することを目的とした協定書を締結。
また、この協定にもとづく取り組みとして、「かわさきこども食堂ネットワーク」が抱える課題を持続可能な方法で解決するために、パートナー企業とともに、同ネットワークの支援を開始すると発表した。
(中略)
川崎はパートナー企業とのマッチングなどを提案し、ロッテはコアラのマーチ、マルコメは味噌、ドールはバナナなど各社の食品や、食品の置き場を提供、川崎市は川崎SDGsプラットフォームを通じた広報、案内などを行ない、「かわさきこども食堂ネットワーク」は、川崎、各パートナー企業のSDGs実績に寄与するなど相互関係を築いていくという。
それぞれの分野で連係連動し、地域の人たちの住みやすい環境を作る意味では、大きな活動と言えるだろう。川崎は今シーズンから「川崎フロンターレSDGs」と名付け、より良い世の中の実現に向けて 様々な活動を行なっていくことを発表していた。目指すのは「多くの方とつながり単なるサッカークラブではなく、地域の社会インフラとしての役割、つまり生活の一部としてなくてはならない存在としてのクラブ」(吉田明宏社長)である。
「“単なるサッカークラブではなく生活の一部へ”フロンターレがピッチ外でも行なう精力的な取り組み。『かわさきこども食堂ネットワーク』らと連係へ」(2022年8月9日)、https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=114702、2022年8月11日閲覧
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フードバンク事業は、食品を集め、それらを適切に管理し、提供先ごとに仕分けをする、という工程に分かれますが、「仕分け」は人手を要します。フードバンク団体は仕分けを担うメンバーが十分ではない場合が少なくないので、NTT東日本の千葉支店が従業員をフードバンクちばに「仕分け隊」を派遣することは、大きな助けになると思います。企業の従業員は、フードバンクの倉庫で食品を仕分けする現場を実際に見て状況を知ることで、地域社会における企業の役割を能動的に考えることにもなるでしょうね。
現在(2022年8月12日時点)、いちかわフードバンクbyフリスタでも、倉庫での仕分け業務の担い手を(個人、企業、団体を問わず)募集しています。ご興味のある方は、こちらよりご連絡ください。
NTT東日本のような企業と比べると、より地域密着度が高く、そこに存在意義があるともいえる、Jリーグのクラブチームですが、これまでの「フードバンクにゅ~す」でも、いくつかのサッカー・クラブが、試合のある時などにフードドライブを開催し、地元のフードバンクに食品を提供した、というニュースをお伝えしました。今回お伝えした川崎フロンターレの活動は、「川崎市民にとってのインフラ」、「なくてはならない存在」という高い目標を掲げています。
市川市を本拠地とするスポーツクラブ(チーム)には、アメリカンフットボールのブルーサンダース、サッカーの、FC市川GUNNERS(ガナーズ)、市川サッカークラブ(市川SC)があり、市川市のチームではないですが、プロ野球の千葉ロッテマリーンズが市川市とフレンドシップシティ・プログラム協定を締結、バスケットボールの千葉ジェッツふなばしが市川市とブーストタウン協定を締結しています。
今後、これらのクラブのいずれかが地域におけるインフラ的な存在を志向する可能性もあり、そうなった場合には、フリースタイル市川としても一緒にまちづくりをしていくことを検討することになるはず、と、勝手に夢想しています。
●参考:千葉ロッテマリーンズが市川市とフレンドシップシティ・プログラム協定を締結
https://www.city.ichikawa.lg.jp/pub06/1111000212.html
●参考:千葉ジェッツふなばしが市川市とブーストタウン協定を締結
https://chibajets.jp/report/detail/id=20898
「コミュニティフリッジ」は、「公共の冷蔵庫」や「地域の冷蔵庫」、「みんなの冷蔵庫」などを意味するもので、従来型の「フードパントリー」と似た役割を持ちますが、利用者は好きなタイミングで冷蔵庫から必要な食品を手にって持ち帰ることができます。運営者の初期投資や運用費用がかかりますが、運用者にとっても利用者にとっても時間的な束縛が弱い、常温倉庫では扱えない要冷蔵の品を扱えるなどの利点があります。
いちかわフードバンクbyフリスタは、現在、フードバンクの倉庫の機能拡張(概念拡張)について検討しているのですが、「コミュニティフリッジ」の関東地方初登場のニュースは大変刺激になります。
刺激になるといえば、カナダのブリティッシュ・コロンビア州の州都、ヴィクトリアにある、スーパーマーケットの店舗と見まごうようなフードバンクの存在には衝撃を受けました。稿を改めて紹介したいと思っています。
「無料カレーチケット」と同じ仕組みを導入しているラーメン店が本八幡にあります。本八幡の健勝軒さんでは、「子供チケット」を2021年3月から始めています。
今回は、夏休みで給食がなくなった子どもが、満足に(十分に)食事を摂ることができない状況に関連するニュースがいくつかありました。
- 甲府市の宝飾メーカーのクロスフォーが夏休み中の生活支援にと フードバンクに食料などを寄付
- NPO法人夢職人、生協らと連携し経済的に厳しい状況の子育て家庭に『夏休み応援特別便』を発送
当Webサイトでも、先日、「夏休みに居場所がない子ども」などに注目したコラムを公開しています。是非、ご一読ください。
日々の食事を摂ることに困っている方は、お気軽にご連絡ください。私たちが対応しきれない場合には、つながり(コネクション)を生かして、信頼できる福祉団体などに、おつなぎします。
▼お問い合わせ・ご相談窓口
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe6QD16CS0hZXt0E2O7Fh6_W4fVSI6v84phEYMvGWoFM5dsaQ/viewform
市川市内のフードパントリーや(名称には「子ども」とありますが、どなたでもご利用いただけるものが多い)子ども食堂の所在地、地図を、下記のページに掲載しているので、参考にしてください。もちろん、シェアは大歓迎です。