【千葉経済大学短期大学部】野口淳さんが講義を行いました(2013.1.12)

活動紹介

公開日:2023年1月23日

2023年1月12日に、メンバーの野口淳さん※1が、千葉経済大学短期大学部様(千葉市)の、コープみらい様による寄付講座で講義を行いました。

フリースタイル市川公式Facebookページより、野口さんが投稿した記事を紹介します。

【コープみらい様による寄付講座に講師としてお招きいただきました】

千葉市にある千葉経済大学短期大学部でコープみらい様が行っている連続15回の寄付講座において講師としてお招きいただき、「地域の課題解決の取り組み」というお題で講義をさせていただきました。
コープみらい様には私達の行っている「いちかわフードバンクbyフリスタ」の事業において助成金を交付いただいていたり、フードバンクへ毎月300kg以上のお米の寄付をいただくなど大変お世話になっています。
今回の講義はコープみらい社会活動財団の永井理事長から助成事業などの社会活動の紹介があった後に、実際に助成を受けている団体として具体的なフリスタのフードバンク活動を紹介させていただきました。
メンバーの野口が、地域のつながりによって生まれたフリスタの成り立ちからフードバンク事業の目指すことなどを紹介して、地域にかかわることの第一歩は自分の身の回りのことから少しずつできることを始めることではないかと学生に訴えかけました。
90名近くの学生の皆さんの心に少しでも響くものがあったとしたら幸いです^^

出所:特定非営利活動法人フリースタイル市川公式Facebookページ、「【コープみらい様による寄付講座に講師としてお招きいただきました】」(2023年1月12日、執筆者:野口淳)、https://www.facebook.com/freestyleichikawa/posts/pfbid02tiKQiWwHuetarqnd8a92ApDQu8B3kMT6kxBmDuvrVyPyoNoqqw25NpHerSKavLN5l、2023年1月12日閲覧

これまでに、市川市内にキャンパスのある千葉商科大学様の授業で、フリースタイル市川のメンバーが(フリースタイル市川のメンバーとして)講義を行ったことはありますが、市川市外の学校での講義は初めてのことでした。

コープみらい様には、ありがたいことに、私たちが手掛けるフードバンク事業「いちかわフードバンクbyフリスタ」に共感していただいており、多くのご支援をいただいています。安定的な運営を行う上で、ご支援をいただけることは、大変心強いです。改めて、この場で御礼を申し上げます。

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フリースタイル市川は、元々、フードバンクの活動を行うためにメンバーが集まってできたグループではありません。いちかわTMO講座(参考:https://fs-ichikawa.org/tmo20220306/)という、まちづくりを担うリーダーとなりうる人材を育成する講座の修了生が中心となって、「ひとつひとつの想いをつないで 市川に流れをつくる」というミッションのもと、コロナ禍初期の2020年、まちづくりを行うチームとして始動しました。

ミッションの前半部、「ひとつひとつの想いをつないで」は、色々な意味に解釈できます。

誰かの想いを別の誰かが引き継いで、またその想いを次の誰かにつないでいく――バトンリレーのような連携プレーでゴールを目指す、あるいは、サッカーやバスケットボール選手のパスワークのようにボールをつないでゴールを狙う――というような意味に。

あるいは、想いを持つ誰かと誰か、同じ市川市にいながら接点がなかった者同士が、出逢い、つながること、想い(を持った人)と想い(を持った人)をつないでいく、という意味に。

フードバンクの活動は、主に前者の意味として理解できます。

まだ食べられるけれど食べる予定がない食品を、捨てて無駄にするのではなく有効に活用してもらいたい、という想いで、フードドライブをする(食品をフードバンク団体に寄贈する)人がいて、その人から食品を預かったフードバンク団体のスタッフは、無駄にしたくない、役立ててほしいという想いを受け取って、必要としている団体や個人に食品を渡します。食べ物を手に入れることに苦労している人のもとにその食品が届くとき、寄贈してくれた人から、その人まで、想いの鎖がつながったことになりますよね。

単純化して記述しましたが、フードドライブのボックスを設置させてくださる企業の方々と、私たちフードバンクの担い手がつながったり、フードバンクの倉庫で食品の仕分けやフードパントリーの準備などに従事してくれるメンバー(先に活動していたメンバーに誘われて参加した人もいれば、SNSなどで仲間募集のお知らせを見て参加した人もいます)ともつながっています。近隣のフードバンク団体とも連携しています。いつもWeb記事を読んでくださっている方とも、もっとつながりたいです!SNS投稿内容にリアクションしてくれている皆さんともつながっています。

こうして、少しずつ市川に良い流れを生み出せているな、との実感はあります。メディアに取り上げていただくことで、つながれる人も増えました。

フリースタイル市川がたくさんの人や団体や企業とつながるだけでなく、私たちをハブ(車輪の中心軸)として、みなさんがつながる、混ざり合うようなことも増えればよいなと思っています。

先程挙げた話の、後者、誰かと誰かがフリスタをきっかけにして巡り逢う、ということが、たびたび起きているのですが、そういう時、まさに私たちがまちづくりにおけるハブ機能を果たしていると言えそうで、市川市の小さな楽団こと「ノスタルジー&ルミエール」の結成のきっかけは、「いちカイギ」という交流イヴェントでしたし、「フードバンクシンポジウム」というイヴェントには、かなり広い括りで福祉的な活動をする団体・企業の皆さんが一堂に会しましたが、まさにこのイヴェントが、ハブ、あるいは「みんなが集まる広場」の役割を果たして、団体間の連携が生まれもしました。

このようなつながりの、ひとつひとつが流れになってき、やがて、大きなうねりを、ムーヴメントを起こしていくのだと思います。

野口さんが、〈地域にかかわることの第一歩は自分の身の回りのことから少しずつできることを始めること〉と書いていますが、そのきっかけが見つからない人や、勇気が出なくて知らない人ばかりの集まりに参加できない人が、とても多いようにも思うのです。と、いうのも、私がまさにそういう人間だからです。誰かに誘われないと動けないのです。そもそも地域に誘ってくれるような知り合いがいないという市川市民もかなり多いと思っています。

できることから、身近なことから始めてみよう、それが地域に関わることの出発点になる、という、野口さんの呼びかけが、講義を受けた学生の皆さんに伝わると良いですね。

私自身は、フリースタイル市川のメンバーとして、(私のように)なかなか一歩を踏み出せない人が、一人でも多く新しいステップを踏み出せるように、心を砕いてK.U.F.U.(工夫)※2していこうと思っています。

フリースタイル市川のメンバーに来てもらいたい、そして、話をしてほしい、といったご要望がありましたら、お気軽にご相談ください!いつでも登壇、または、登板できるように、体を(肩を)温めておきます!

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〈注釈〉

※1:通常、自グループのメンバーに敬称は付けないということは理解していますが、敢えて敬称を付けています。その意図は、なるべく文章を、まろやかにしたいからです。

※2:「工夫」を「K.U.F.U.」と表記するのは、ライムスターという日本のヴェテランHIP-HOPミュージシャン(ラップ・グループ)の「K.U.F.U.」という素晴らしい曲を意識しているからです。素晴らしい歌詞を是非ご確認いただきたいです。

K.U.F.U. / RHYMESTER 歌詞