先日、「【コラム】「市川市都市計画マスタープラン」って何だろう?」
https://fs-ichikawa.org/masterplan2004/
という記事を公開しました。
この記事の最後にも書いたのですが、市川市では、2004年につくられ、公開された「市川市都市計画マスタープラン」を、今後、改訂する予定で、市川市内在住・通勤通学者などに、市川市のまちづくりに対する現状の満足度や意見を聞くべく、アンケートを実施しています。
市川市公式Webサイト(2023年11月15日)
都市計画マスタープラン改定のための市民アンケート(アンケートの説明ページ)
https://www.city.ichikawa.lg.jp/cit01/0000441393.html
アンケート入力フォーム
https://logoform.jp/form/cGft/397132
2023年11月28日が締め切りの、このアンケートでは、市川市の現状について、
- 住環境の良さ
- 買物の利便性
- 公共交通の利便性
- 歩行者の安全性
- 環境問題への取り組み
- 高齢者、障がい者、子育て世帯にとっての施設などの使いやすさ
- 防災
- 街並み
- 自然の豊かさ
の各項目に、満足しているのか、不満を感じているのかを問うています。
また、今後のまちづくりにおいて、様々な項目の中から、必要だと感じるものを選択する問いもあります。
「生活・交通」の分野では、例えば、
- 歩行者空間の整備
- 自動車空間の整備
- 渋滞の解消
- 公共交通の充実
- 買物利便性の向上
- カーシェアリングやレンタサイクルなどの充実
「環境・防災」の分野では、例えば、
- 子育て環境の充実
- ユニバーサルデザインの充実
- 地球環境問題への対応
- 歴史や文化の継承
- 緑の自然環境保全(緑地やクロマツなど)
- 水辺の自然環境保全(河川や海辺など)
- 地域ごとの景観まちづくり
といった項目が提示され、回答者は必要だと思うものを選ぶのですが、1問につき9個もある選択肢から最大2個しか選べません。
複数選択方式で回答を得る、マルチプル・アンサー(MA)と呼ばれる形式の聴取方法ですが、私が調査設計者であれば、「必要だと思うものを全て選択してください」とすると思います。あるいは、せめて「最大5個まで」とするでしょうか。
実際に回答してみましたが、2個しか選べないというのは、市のまちづくりの計画策定のために意見を提出するという目的を鑑みたとき、回答者として、意見を伝えきれなかったというやりきれなさが残るものです。
などと書きはしましたが、是非、1人でも多くの市民(だけでなく、市川市に通っている人も答えられます)にアンケートに参加してほしいと思います。集まった意見の数、回答した人数が多い程、市川市の当該事業関係者は、寄せられた意見をなるべくマスタープランの改定に反映させたいと思うはずです(これは、「【コラム】「市川市都市計画マスタープラン」って何だろう?」https://fs-ichikawa.org/masterplan2004/ に書いたものからの引用です)。
アンケートに答えることで、私たちのまちの「まちづくり」に関われます。こういうことを、このような場で伝えていくことも、まちづくりをおこなうNPOであるフリースタイル市川の大事な活動だと思っています。
Let’s fill out the questionnaire ! See ya !
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〈注釈〉
※1:「ジョホールバルの歓喜」は、日本の男子サッカーが初めてワールドカップに出場することを決めた試合の勝利の瞬間に炸裂した歓喜のこと。
1997年11月16日、FIFAワールドカップフランス大会アジア最終予選のイラン戦が、マレーシアのジョホールバルで開催されました。試合は2-2の同点のまま、延長戦に入りましたが、この時は得点が決まった時点で試合終了になる「ゴールデンゴール方式」が採用されていました。延長戦開始から、ここまでの最終予選で出場機会がなかった、野人こと岡野雅行選手が出場、中田英寿選手から繰り出されるパスに持ち味の俊足をいかして何度もイランゴールを脅かすも、相手キーパーと1対1になる場面でシュートを打たず、中田選手にパスを出すなど、なかなかチャンスをものにできませんでした。延長後半13分、中田選手がドリブルから放ったシュートを相手キーパーがはじき、そこに詰めていた岡野選手がスライディングしながら右足でシュートし、これが入り日本の勝利が、そして、初となるワールドカップへの出場が決まったのでした。
それが、今から26年前の11月16日の出来事です。
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執筆日 2023年11月16日(26年前、1997年のこの日、「ジョホールバルの歓喜」※1)
公開日 2023年11月22日