目下(もっか)、真っ最中(さいちゅう)ですね!
何が?
市川市議会の6月定例会が!
はて?定例会って何だっけ?と思った人には、上の記事がお勧めです!私が書きました。
現在、市役所の7階で連日開催されている定例会において、6月13日に、会派「チームいちかわ」の丸金ゆきこ議員による代表質問がありました。といっても、私は現地で膨張、否、傍聴したわけではなく、開催後1年程度はアーカイヴが公開されるというYouTube動画で質疑をウォッチしたのです。
丸金議員は、市川市における商店会の店舗数の現状を質問していました。これに対する根本経済観光部長からの回答は、動画の24分28秒から視聴できますが、ここでは、その内容の一部を紹介します。
冒頭のグラフを確認してみてください。
これは、根本部長が述べた2019年度と2022年度の「商店会数」と「商店会の商店数」をグラフにしたものです。
コロナ禍前の2019年度(平成31年度)は、60 商店会、1,827 店舗でした。これが、3年後、コロナ禍を経た2022年(令和4年度)には、55 商店会(▲5商店会)、1,617店舗(▲210店舗)となっていました。3年間で、商店会は8%、その店舗数は11%、減ったのです。
閉店理由として最も多いのは「高齢化に伴う事業継続困難」とのことです。そして、市内の店舗は店舗兼住宅が多く、廃業後は店舗部分を生活のための空間として別に利用しているケースや、店舗の出入り口が自宅の玄関も兼ねていることなどから、住宅と店舗部分を分けられず、店舗を第三者に貸し出すことが困難な状況も見受けられるということでした。
コロナ禍が、飲食店を始め、商店会を構成する店舗の営業を直撃し、大打撃を与えたことは、知っているつもりでした。営業の自粛、営業時間の短縮化、来店客が密になることを回避するために大々的に集客できないなど、コロナ時の制限された営業環境では、売上高を落とした店が多いはずですが、閉店理由としては(売上高が減ったことを挙げる店も恐らく多いのだとは思います)、店主の高齢化が最多というのが実態なのですね。つまり、固定客がついているなど、一定の需要があっても、供給し続けることが難しくなり、店を閉じてしまうというケースが多いわけです。
そして、空き店舗となったその物件は、住宅も兼ねており、貸し出すことが難しいということで、厄介な問題だなと思います。思いますが、しかし、このことは、コロナ禍のもっと前から、ずっと変わらない、商店会が長きに渡って抱え続けてきた課題であるはずです。
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フリースタイル市川では、京葉不動産管理様の所有物件で、かつて国府台協栄会で営業していた「肉のこばやし(小林精肉店)」だった空き店舗を、リノベーションし、ギャラリー併設のシェアハウスとして再生する「アトリエ029」プロジェクトの企画・広報などを担当しました。
この物件の場合は、完全に空いている「空き店舗(住んでいる人はいなかった)」=「空っぽな空き店舗」だったので、再生しやすかったのですが、市川市には(他の自治体でも同様だと思いますが)、閉店後はシャッターを閉ざしたままになっており、併設空間には人が住んでいる「空き店舗(ただし人が住んでいる)」=「空っぽではない空き店舗」が多いと考えられます。
市は、「空っぽではない空き店舗」がいくつあり、「空っぽな空き店舗」がいくつかあるかを把握しているとは思いますが、それぞれをどのように有効活用すればよいと考え、具体的な施策を講じているか、知りたいと思いました。
知っている人がいたら、t.m.p!! (Tell me please !! =教えてください !!)
今後も、市川市議会をウォッチし、議員さんや市の職員の方の発言内容を参照しつつ、問題提起をしたり、ワーワー騒いだり、ゴニョゴニョ、ブツクサと、言葉を散らす構えです。引き続き、おつきあいくださいまし。くださいませ。マッセ(マッセ禁止)。
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執筆日 2023年6月16日
公開日 2023年6月21日