今年(2022年)3月27日に投開票された市川市長選挙で当選した田中甲市長が、6月10日の市川市議会(令和4年6月定例会の第1日)で、「所信表明演説」を行いました。これは、市政運営についての思いを市民に向けて表明するもので、以下のリンク先で全文を読むことができます。
「所信表明 令和4年6月 市川市長 田中甲」(PDFファイル)
https://www.city.ichikawa.lg.jp/common/new02/file/0000404934.pdf
所信表明演説の様子は動画でも公開されています(市川市議会公式YouTubeチャンネル)。
田中甲市長が所信表明の中で述べた、公約として取り組む施策(7 つの基本政策)は、以下の1~7です。
- 行財政運営
- 防災・防犯
- まちづくり
- 環境
- 文化・スポーツ
- 子ども・教育
- 保健・福祉
田中甲市長の所信表明の内容は、この動画(約22分)を視聴するか、上で紹介した全文(全11ページ、表紙と白紙を除くと9ページ)を読んでいただいて、把握していただければよいと思いますが、全文を読んだ私による要約を後掲するので、それをお読みいただければ、概ねどんなものかご理解いただけると思います。
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田中甲市長の所信表明の要約(2022年6月)
出所:市川市公式Webサイト「所信表明 令和4年6月 市川市長 田中甲」
なお、文章で記された所信表明を、ここでは箇条書きの形式で要約しています。
1.行財政運営
- タウンミーティングを開催
- 情報公開を徹底
- 老朽化が進む公共施設の再整備
- 市役所の調達は市内業者を基本に
- 「選択と集中」をモットーに、メリハリのある財政運営
2.防災・防犯
- 防災リーダーの育成により地域防災力の向上
- 国・県との連携を強化して強固な危機管理体制を構築
- 災害発生時には速やかに避難所を開設、必要に応じて迅速に福祉避難所を開設
- 市民の命を守る強靭なまちづくり
3.まちづくり
- 秩序ある住宅地と、豊かな水と緑の自然環境とが両立した魅力あるまちに
- 無電柱化
- 空家対策
- 本八幡駅北口の2つの再開発計画の実行
- 行徳地域と江戸川区を結ぶ(仮称)押切橋の計画を進める
- (仮称)大洲橋の早期の事業化に向け関係機関に強く働きかける
- デジタル地域通貨の仕組みや運用などについて、政策参与を設置して研究
- すべての市の公共施設などにWi-Fiスポット整備
4.環境
- 環境問題について市民を啓蒙
- クリーンセンターの建て替えは費用と機能を見極めた計画にする
- 環境にやさしいまちづくり、いつまでも住み続けられるまちづくり
- ペットの飼い主としてのマナーと責任について啓発、殺処分ゼロ
- 地域猫活動への支援強化、地域の理解のもとに動物との共生社会づくり
- 豊かで貴重な自然環境の保全と活用の観点から自然と共生したまちづくり
5.文化・スポーツ
- 人権教育の推進、多様な人が文化活動やスポーツに参加できる環境整備を通じて、健康で健全な社会の実現
- スケートボードやスポーツクライミングなどのアーバンスポーツのプロスポーツ選手との交流の機会を設けて子どもたちに夢を与え、進化を続けるスポーツの世界を応援しスポーツ環境を整える
- コロナ禍で縮小していたイベントを充実させることで、地域に賑わいと活力を創出
- 年齢や障がいの垣根を超えて楽しめるeスポーツの魅力を周知、応援
- 地域資源を活用して地域に親しみや愛着を持ってもらえるよう積極的な情報発信
- 新進アーティストの活動拠点や美術館の開設も視野に
- 市民が市川市らしいまちの文化を身近に感じられる環境づくり
6.子ども・教育
- 全力で子育て施策、教育施策に取り組む
- 男性が育児参加しやすい社会
- 子育て世代が気軽に悩みを相談できる体制を充実させ、安心して子育てできる環境を整える
- 医療的なケアが必要な子どもや、発達に課題のある子どもなどへの支援
- 「幼保・小・中」と切れ目のない支援体制、クロスフェード化を進め、新しい学校生活に溶け込める環境づくり
- 学校給食は、地産地消の継続、食の安全性の維持、給食費の無償化に向けて協議
- 子ども食堂の支援など、すべての子どもたちの食の環境を守る
- 世代にとらわれず知性を高める機会を市民に提供
- 大学との交流や高齢者の学習機会の確保など生涯学習環境の整備
7.保健・福祉
- 福祉タクシーやシルバーパスなど、個々の状況に適した外出支援を充実させ、高齢者や障がい者を含め誰もが分け隔てなく、ともに暮らせるまちに
- 認知症をより身近に捉えられるよう理解を深め、共生と予防の推進を図り、高齢者の心身の健康づくりを進める
- 障がい者などの当事者やその家族だけでなく、事業者と行政がともに取り組む
- 障がい者や高齢者が前向きな気持ちをもって就労できるよう支援、社会参加を後押し
- 予防接種を希望するご家庭のお子さんが確実に受けられるように支援
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以上、2022年6月10日の市川市議会における、田中甲市長の所信表明演説の要約でした。
言及回数が多い語はどのようなものかを調べるため、全文を対象として、次のような語を検索してみました(→の右の数字はヒットした数です)。
所信表明の中に登場する語と登場回数
市民 → 20
地域 → 16
子ども(子ども食堂以外) → 14
市川市(市川市民以外) → 11
スポーツ → 9
高齢 → 9
文化 → 8
子育て → 8
健康(健康寿命以外) → 7
自然 → 6
教育 → 5
コロナ → 5
政治 → 5
未来 → 5
公共施設 → 4
持続可能 → 4
魅力 → 4
利便性 → 4
福祉 → 4
信頼 → 3
ケア → 3
文教都市 → 3
健康寿命 → 3
歴史 → 3
住宅 → 3
市役所 → 3
人口 → 3
両立 → 3
活性化 → 3
安定 → 2
発展 → 2
SDGs → 2
デジタル → 2
若い世代 → 2
給食 → 2
交流 → 2
性別 → 1
男性 → 1
母 → 1
父 → 1
育児 → 1
LGBTQ → 1
子ども食堂 → 1
交通 → 1
千葉県 → 1
議員 → 1
民間 → 1
芸術 → 1
梨 → 1
緑地 → 1
水辺 → 1
気候 → 1
税収 → 1
ごみ → 1
道路 → 1
再開発 → 1
水害 → 1
ケア → 1
景観 → 1
伝統 → 1
バス → 0
鉄道 → 0
外環/外かん → 0
移動 → 0
おとな/大人 → 0
女性 → 0
結婚 → 0
婚姻 → 0
出産 → 0
パートナー → 0
シングル → 0
同性婚 → 0
ジェンダー → 0
NPO → 0
庁舎 → 0
観光 → 0
外国籍 → 0
外国人 → 0
貧困 → 0
差別 → 0
食品 → 0
フードバンク → 0
空き家 → 0
通学 → 0
通勤 → 0
職員 → 0
企業 → 0
産業 → 0
農業 → 0
農地 → 0
果樹 → 0
果実 → 0
野菜 → 0
水産 → 0
コミュニティ → 0
自治会 → 0
神輿 → 0
商店 → 0
商業 → 0
図書館 → 0
自転車 → 0
居場所 → 0
林 → 0
森 → 0
河川 → 0
将来 → 0
病気 → 0
ヘルスケア → 0
介護 → 0
SNS → 0
DX(デジタル・トランスフォーメーション) → 0
GX(グリーン・トランスフォーメーション) → 0
PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ:公民連携) → 0
PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ) → 0
大都会 → 0
こうと決めたら → 0
例えば、市川市は、100以上の国・地域の方が住んでおり、特に南部の行徳エリアには外国籍人口が多いのですが、市長の言葉の中には、外国人も外国籍も登場していません。このように、所信表明に盛り込まれていないことでも、市川市にとって無視できない問題、課題は、いくらでもあるはずです。
私やあなたが問題だと思っていることであっても、市長が問題として認識していないこともあるでしょう。そのような場合は、田中甲市長のTwitterや市川市公式Webサイトなどを通じて、市長や市役所に届けましょう。どのように届けてよいのかわからない場合は、フリースタイル市川のような団体にお問い合わせください!田中甲市長は「聞く市長」なので、きっと聞いてくれるはずです!
市民の皆様に寄り添うために、まずタウンミーティングを開催します。一人ひとりの声に耳を傾ける「聞く市長」として、市民の声と想いを受け止め、様々な施策に反映させていきます。
出所:市川市公式Webサイト「所信表明 令和4年6月 市川市長 田中甲」、https://www.city.ichikawa.lg.jp/common/new02/file/0000404934.pdf、2022年6月29日閲覧 (太字は筆者)
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田中甲市長の個人Webサイトより
なお、所信表明で示されたものは、3月の市長選挙に立候補した時点で、田中氏が選挙ビラに掲載していたもの(2022年6月29日現在、田中氏個人のWebサイト上で閲覧できます)をほぼ踏襲しています。
参考までに、個人のWebサイトに掲載されている「7つの基本政策 60項目」を紹介します。なお、7つの基本政策に含まれる項目数は次の通りです(合計すると60項目ではなく、65項目でした)。
- 行財政運営 5項目
- 防災・防犯 5項目
- まちづくり 8項目
- 健康・福祉 12項目
- こども・教育 20項目
- 環境 7項目
- 文化・スポーツ 8項目
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田中甲の政策 7つの基本政策 60項目
出所:田中甲公式Webサイト (2022年6月29日閲覧)
※表現のバラツキ(「です、ます」と「だ、である」の混在、「。」の有無など)がありますが、いずれも田中甲氏のWebサイト通りの表現です。
<行財政運営>
- 「選択と集中」で、財政運営にメリハリを。
- 公共施設のマネジメント計画に、将来に向けた戦略を盛り込みます。
- 市長の退職金CUT。身を切る改革を進めます。
- 市役所の調達は市内業者を基本とする。
- タウンミーティングの開催
<防災・防犯>
- 防災拠点や避難所に水・トイレ・非常用電源を確保し、「発災後72時間」を乗り切る万全の体制を構築します。
- バリアフリーやプライバシー、心のケアに配慮した「避難生活のあるべき姿」を追求します。
- 要支援者避難リストと福祉避難所の整備を進め、誰も取り残さない避難体制を構築します。
- 住宅・建物の耐震化や浸水防止、市内に散在する土砂災害危険個所について、安全対策を進めます。
- 台風・大雨による内水氾濫の防止
<まちづくり>
- 空き地・空き家対策を推進し、土地や物件の利活用を図ります。
- 秩序ある住宅地の形成と都市緑地の保全の両立を図ります。
- 駅前再開発では、まちのデザインを関係者で共有し、最適解を導けるよう注力します。
- (仮称)押切橋・大洲橋の早期開通を働きかけ、地域の利便性向上と連携強化を図ります。
- 道路の無電柱化を進め、人にやさしい街並みをつくります。
- 地域で偏りのない公園・緑地の整備
- 市内でお金を循環させ、地域経済の活性化と市の財源安定の両立を図ります。
- Wi-Fiスポット(公衆無線LAN)を市内全域に整備します。
<保健・福祉>
- 感染症から市民を守るため、予防接種の費用助成を拡大します。
- 認知症に対する理解を深め、認知症予防を推進します。
- 介護予防・フレイル対策の充実強化
- 生活習慣・栄養指導による基礎体力・免疫力の向上
- 健康マイレージの普及促進
- ジェネリック医薬品の普及促進
- 在宅医療や介護の資源確保に取り組みます。
- 地域包括ケアシステムを発展させ、地域に重層的な相談支援体制を構築します。
- シルバーパスを導入し、お年寄りの外出をサポートします。
- 障がい者・高齢者等の就労を支援し、自己実現と社会参加を後押しします。
- 市内教育機関と連携した学び直しの場の提供
- 世代を越えて交流できる地域拠点の整備
<こども・教育>
- 「幼保・小・中」をクロスフェード化する取り組みを進め、ギャップの解消に努めます。
- 駅前などに、親子で交流を深められる「子育てステーション」を設置します。
- 子育てを終えた地域のお母さんたちがピアカウンセリング
- 妊娠から卒業まで切れ目のない「子育てまるっと相談支援」
- 妊産婦・乳幼児支援(検診、栄養指導、育児訪問指導など)
- お父さんの育児参加をバックアップ、ジェンダーフリーの子育てを推進
- いじめや不登校など、子どもたちの悩みに向き合う相談窓口の充実を図ります。
- GIGAスクールの取り組みを進め、これからの教育のあるべき姿を模索します。
- 食べ物を大切する心を育む食育の推進
- 通学路の安全を確保し、交通事故から子供たちを守ります。
- 放課後保育クラブの量と質を確保し、地域で子どもを育てます。
- 家庭における仕事と子育ての両立支援(ベビーシッター・家事支援・病児保育など)
- ひとり親家庭・生活困窮家庭向け学習支援
- 発達に課題のある子どもと家庭への支援
- 不妊・不育治療への支援強化
- こどもの体力向上
- 児童虐待・DV対策の強化
- 医療的ケア児(重度心身障がい児)への支援強化(幼保学での受け入れ拡大)
- LGBTQ、ダイバーシティなど、相互理解の基となる人権教育を推進します。
- インクルーシブ教育システムの構築に着手
<環境>
- 3Rと分別の意識を高め、ごみの発生抑制と資源化率の向上を図ります。
- クリーンセンター建てかえに合わせた資源化施設の充実
- 身近な自然を守り、ふるさとへの愛着を育てます。
- 生物多様性に関する市民理解の深化
- 家庭で取り組む「ちょこっと菜園」「ちょこっと緑地」の推進
- 再生可能エネルギーの導入促進
- ペットと飼い主のよい関係。殺処分ゼロと飼育マナー向上に努めます。
<文化・スポーツ>
- 赤ちゃんから障がい者まで、バリアフリーの文化・芸術イベントを増やします。
- 美術館の建設
- 史跡や伝統行事など、市川がもつ有形無形の地域資源を守り、発信します。
- 市民の創作活動をサポートする文化講座、発表の場の充実
- 新進アーティストの活動拠点となるアートラボ・アートセンターの設置
- プロスポーツを誘致、子どもたちに夢を、まちに賑わいと活力を。
- スケートボードパークやパラスポーツの専用施設など、多様性に基づくスポーツ環境の整備に取り組みます。
- サイクリングロード、ジョギングロードの整備拡大
* * * * *
選挙前の質問に対する回答(リンク先参照)
また、市長選挙の前に、市川子どもわくわくネットワーク、市川子ども文化ステーション、いちかわ子育てネットワーク、市川子どもの外遊びの会が共同で、立候補者に質問を投げかけ、得た回答をFacebookページに公開していました(2022年3月19日公開。2022年7月4日時点でも閲覧できました)。
選挙前に田中甲氏がどのような回答をしていたかは、こちらで確認できます(一部の質問への回答を後掲します)。
各候補者に対する質問は次の通りです。
1.政治家になろうとした「きっかけ」はなんでしょうか?
2.子どもの学びについて
2ー1.子どもの学ぶ権利・学びの保障について
2ー2.多様な学び方
2ー3.市川市独自の学校づくり
2ー4.「文教都市」市川
3. 子どもの育つ環境について
3ー1.子どもへの予算
3ー2.安心できる環境づくり
3ー3.子どもの意見の尊重
3ー4.未来への環境
4.市川市が策定した『子ども子育て支援事業計画』に関連して
4ー1.子どもの社会参画や、子どもの権利保証に関して、どのような政策をお考えでしょうか? また「子どもの権利条約」から、今の市川市の子どもたちにとって、特に何条が重要だと思われますか?
4ー2.子どもの放課後の活動、居場所としてどのような施策をお考えでしょうか?
4ー3.虐待、貧困、里親里子等、子どもの社会的擁護に関してどのような施策をお考えでしょうか?
5.子どもに関する政策で最優先の課題は何だとお考えになりますか?
☟
<田中甲氏の回答より抜粋>
2ー2.多様な学び方
多様な学び方として、例えば民間のフリースクールも選択肢の一つとして挙げられますが、費用面で保護者の負担もまだまだ大きいです。多様な学びの在り方、また行政として取り組んでみたい事など、お考えをお教えください。
回答:
放課後クラブの抜本的改革!「量」と「質」を今以上に確保し民間(フリースクール)並に近づけていきたいと考えています。
そして、基本は地域で子どもを育てられる環境づくりを進めます。
また、行政として、LGBTQ、ダイバーシティなど、相互理解の基となる人権教育を推進できたらと考えています。
4ー3.虐待、貧困、里親里子等、子どもの社会的擁護に関してどのような施策をお考えでしょうか?
回答:
SNSを活用した駆込み相談窓口の開設。その先のアフターフォローを各専門家とともにチームを編成して支援に努めます。
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市長選挙立候補者による討論会での発言より
また、市長選挙の立候補者による公開討論会(といっても、事前に与えられた質問に対して、各候補が用意していた回答を読むようなものでした)における田中甲氏の発言を、多少の意訳込みですが、参考までに掲載します。あくまでも筆者によるメモランダムという位置づけでご覧ください。質問に対する回答になっていないような箇所がありますが、そのように聞こえたので、そう記しています。
☟
▼子育て支援と教育
子育て支援と教育にもっともっと力を入れたい。
教育委員会、PTAの声を聴く。
食べ物を食べることができない子供たちがいる。これをなくさなくてはならない。
給食費を無償にしても、土日はどうするのか。
子ども食堂などを発展させ、それを市がバックアップする。
待機児童ゼロ達成はよいことだった。継続してゼロにするにはどうすればよいか、勝負所。
学校のトイレ整備が進まない。予算を付けて進めたい。
▼若い世代、子育て世代の人口を増やすための施策
システムだと思う。一時金を渡すとかいうことではなく。
他市と比べても、良いシステムがあることが重要。
お母さんが働きながら育児できるシステムづくり。
▼役所の改革
(村越氏が推進したのは)DX、ワンストップ、だからこそ人が大事。
朝礼をやってみんなの心をひとつにしよう。
(メモ:この後、ことわざのようなことを言っていた)
▼公共施設の民営化についてはどういうスタンスか?リハビリテーション病院が民営化したが、適切なのか?
4年間で市長の退職金は2700万円。私が市長になったらそれを受け取らない。自分自身の政治姿勢を示す。
▼最優先で取り組むこと、当選後の一丁目一番地の政策は?これだけは実現する、必ずやること。
情報公開。
全ての基本は情報公開。
平等でないところに議論は生まれない。
すべてを公開する。
役所の情報をオープンにする。
(司会より:情報公開というが、何の情報が出てこないか?)
いっぱいある。市長の秘書が逮捕されたとか。
私は市長派与党はつくらない。是々非々で議論。
▼市川市のブランディング計画
(例:流山といえば子育て。市川といえば?外へのPRのアイデアは?)
自然ゆたかな文化都市、文教都市。
市民50万人の健康寿命日本一を目指す。スポーツなどを通じて。
経済活性化のため「デジタル地域通貨」を導入する。つまり、お金の地産地消。
▼市川の良さ、強み。これをどう伝えるか?
文教都市。インテリジェンスですよ。
市川を手本に、流山市は、母になるなら流山というまちづくりに成功。
流山市長は、理想は市川だと言っている。
船橋市はスポーツ、商業。
市川市は、50万市民の健康寿命。
▼4年間で中核市になるべきか?
慎重な姿勢だ。
保健所に市の職員を派遣し、市と県が連携を図れるようにすることが先ではないか。
未来を見据えて、浦安や松戸、船橋と連携した広域行政を考えたい。
▼最後にメッセージ
今の市川市政に最も必要で最も忘れられているのが、市民目線、現場主義の政治の姿。
これからの市政はもっと街に出て皆様の声を聴いていく。
経済人としての視点をもって。
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田中甲市長からの情報発信
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おわりに
今回は、2022年3月の選挙で市民に選ばれた新しい市長、田中甲市長の所信表明(2022年6月)の内容を確認しました。所信表明に何度も登場する語もあれば、1度も登場しない語もあります。現時点で市長が声高に訴えていないことであっても、市民が声を上げ、「聞く市長」、田中甲市長に届けることで、みんなが住みやすく暮らしやすい市川市に一歩近づくはずです。
岸田文雄首相は、「聞く力」があると胸を張りますが、「答える力」がないと揶揄されることがあります。田中甲市川市長は、市民の声を「聞く市長」であるだけでなく、質問に「答える市長」、期待に「応える市長」であってほしいですね。そして、リーダーに不可欠な、説明責任を果たしていただきたいと切に願っています。