小さな本屋「kamebooks」さんをご存知ですか?
kamebooks公式Webサイト および X(旧Twitter)
https://kamebooks.jimdofree.com/
https://twitter.com/kamebooks1
2020年10月4日から、小さな本屋をはじめました。
おそらく、日本一小さな本屋。小さな本屋の「小さな」を大事にしたい。
出所:kamebooks公式Webサイト「小さな本屋」https://kamebooks.jimdofree.com/%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E6%9C%AC%E5%B1%8B/、2023年8月4日閲覧(太字は筆者)
小さいから見えてくるものが、きっとあると思うのです。
誰ともつながっていなくても安心できる場所にしたい。
安心して、自分を閉じることが出来る場所。
この「小さな本屋」は、誰ともつながらなくても安心できる場所にしたい。
安心して、自分を閉じることが出来る場所に。
亀が甲羅に引っ込むように、安心して引っ込める場所に。
甲羅は、亀に静かに「安心」をくれます。
「小さな本屋」が、来てくれた方にとって「甲羅」のような存在になったら嬉しい。
kamebooksさんは「123ビルヂング」の4階(というか、3階の上、屋上に出る手前のスペースというか…)にあり、すぐ隣のドアから屋上に出られます。
昨日(2023年9月3日)、16時から、この屋上でトリオ編成のミュージシャンによる演奏会が行われる予定でした。が、雨が降るとの予報があったので、開始時刻が2時間前倒しの14時に変更されました。
私は、坊と共に両国の横網町公園に行った帰りに、JR本八幡駅南口(MEGAドン・キホーテの前)のバス停から京成トランジットバスに乗り、一本松というバス停で下りて、「123ビルヂング」へと赴きました。JR本八幡駅改札外コンコースにあるNewDaysで買った缶ライムサワーを持って。
既に演奏は始まっていて、階段を上るにつれ音が大きくなっていきます。4階に到着し、屋上の手前でkamebooksの吉田さんに観覧料を支払って、いざ屋上へ。
日射しはそれなりに強いものの、雲が出ていたのと、風がしっかりと吹いていたので、暑さは思いの外、きつくありませんでした。
3名のミュージシャン、
- 山本恭子さん(コルネット)
- 瀬戸信行さん(クラリネット)
- 宮坂洋生さん(コントラバス)
の、ゆったりとした演奏を聴いているとき、何も考えず、ただ、気持ちよかったです。他の来場者も同様だったのではないでしょうか。良かったです、すごく。
日射しを感じ、風を浴びながら、広い空の下、グッド・ミュージックをリッスンし、飲酒する――地上から離れて、空に近い場所にいることも相まって、キヴンはヘヴン(ヘヴンなキヴン)でした。
休憩時間に山本さんと色々お話しできたのも楽しかったです(小学校の時に新任の先生が器楽部の顧問に就任し、お金をかけて楽器を揃えてくれたこと、元々ピアノを習っていた山本さんがその部活に入ると、たまた背の順で割り当てられた楽器がコルネットだったことなどを話してくれました。「たま」※1の話も。私の方も「歌謡曲」のようなオリジナルソングをメインにプレイするバンドを地元市川市で結成し、近々ライヴに出ることなどを話しました)。
今回の屋上ライブ(ルーフトップ・コンサート)には、『ビルの屋上で音楽と夕暮れビール』という名が冠されていました。予定が変更となり、夕暮れ要素はありませんでしたが、最高のひと時を過ごすことができ、「満足を超えたスーパー満足」※2す。でした。
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ルーフトップ・コンサートの鑑賞を終えた私は、kamebooksさんの店内に(先客が1名おり、私が入る隙間、またはスキマスイッチはほとんどありませんでしたが)入り、7分ほど検討した後、2冊を購入しました(支払いはPayPayでした)。
購入した本は、
- ヤマザキOKコンピュータ著『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』
- 小野寺伝助著『クソみたいな世界で抗うためのパンク的読書』
です。偶然、くそ/クソという語がタイトルに含まれていますが、2冊とも、パンクという思想が全体を貫いているという共通点があります。
私事ですが、最近、反骨精神を忘れずにいたいと思うことがありました(思うことがあった、というのは、どことなくぎこちない表現だと自分でも思うのですが、実際、思うことがあったのです)。これら2冊をチョイスする時、著者のパンク精神に惹かれたという感覚はありませんでした。明確には。しかし、意識下ではパンクの反骨精神を求めていたのかもしれません(佐野元春風に言うならば「求めていたのかもしれないんだぜ!」)。
ちなみに、買った後で気付いたのですが、OKコンピュータさんの著作の装画と本文イラストは、漫画家の香山哲さんによるものでした。香山さんといえば、コミック・エッセイ『ベルリンうわの空』シリーズが有名です。このコラムで言及しました。
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今回は、kamebooksさん主催の音楽イベントに参加した体験談を綴りました。綴るというよりは、語ったという感覚です。記事のカテゴリーを「活動紹介」としているのは、kamebooksさんの素敵な活動を、私の文章や写真を通じて、感じていただきたいという気持ちの表れです。
kamebooksさんについては、こちらの記事でも触れています。
ライヴ(音楽の演奏会)といえば、今度の土曜日、日曜日、つまり、2023年9月9日(土)・10日(日)に、『第6回いちかわミュージック・パーク』が、コルトンプラザ(屋外)と、本八幡駅前の cooljojo jazz+art の2箇所で開催されますね。
私ことノスタルジー鈴木も、市川市の小さな楽団「ノスタルジー&ルミエール」として、9月9日(土)に cooljojo jazz+art の(星屑の)ステージに立ちます。メンバー3人(ピアノと編曲を担当する、頼れるバンドマスター・ルミエール石垣さん、大都会本八幡にビートを轟かせるドラムスのトリアエズ安藤さん、そして新加入、エフェクターのペダルを踏むことにかけてはノスルミ随一、エレクトリック・ギターのヤムオエズ安藤さん)と共に。
New Joe 無料(入場無料)です。皆さん、 Come Together !!
それでは、またお目にかかりましょう。本八幡の cooljojo jazz+art でお待ちしています。 See Ya !!
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〈注釈〉
※1:私が初めて買ったCDシングルは、たまが1990年に発売したメイジャー・デビュー作品『さよなら人類/らんちう』でした。オリンピック市川大野店の2階で、1990年当時、CDやカセットテープが販売されており、売場には、怪しげなカバー作品(例:知らない人が歌っているユーミンやサザンの作品集)や、サザンやユーミン、杏里、安全地帯などの作品をオルゴールで奏でた(ようなアレンジの)音源が収録された作品もありましたが、新譜も入荷されており、私は(足りなかった消費税分を、ノスタルジー鈴木の名付け親となったマイ・フレンドから借りて)ここで、たまのシングルを買ったのです。
が、家のCDプレイヤーで、そのままでは再生できず、ヌ・アント!8cm CD 用のアダプタなるものがないと12cm CD用のプレイヤーにかけらないのでした。数週間後、無事、アダプタを入手してリビングのステレオ装置でこのCDシングルを聴くことができました。めでたしめでたし。
※2:これは、米米CLUBが1991年に発売したセルフ・カヴァー・アルバム『K2C』に添えれらた「Bestを超えた Super Pop Album」というキャッチ・コピーを念頭に置いたものです。『K2C』は、私が初めて買ったCDアルバムです。
私は1991年にシャポー本八幡にあった「新星堂」で予約をして購入しました。
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執筆日 2023年9月4日
公開日 2023年9月4日