国連のグテーレス事務総長が昨年7月に「地球温暖化の時代が終わり、ついに地球沸騰化時代がやって来た」と語ったことは記憶に新しいと思います。昨夏の暑さは身の危険を感じるほどでした。今年も猛烈な暑さで、日差しを浴びるのが怖いほどの日もあります。
この気候変動は、静観していて勝手に止まってくれるような都合の良いものではなく、人為的な要因が大きいとされているものです。多くの都市が、気温上昇要因となっている温室効果ガスの中でも多くを占めている二酸化炭素(CO2)の実質排出量がゼロの状態、「カーボンニュートラル」を2050年までに達成することを目標に掲げていますが、市川市も2年前の2月22日に議会において、「カーボンニュートラルシティ」を表明しました。
行政が「カーボンニュートラル」を目指して様々な施策を講じる一方、市民ひとりひとりや、色々な分野で活動している市民団体、地域で事業を営む事業者、学校などにも、自らができることを知り、行動することが求められます。
「求められます」だなんて、偉そうな物言いをしてしまいましたが、私にしても、正直なところ、科学的に正しい情報が何であるか、難しくてわからないよね、と、お手上げ状態になったり、自分ひとりが頑張っても無駄なんじゃないの?といった諦念がないわけでもありません。でも、だからこそ、詳しい人に話を聞いて学んだり、気候変動の抑制に効果がある施策の中でも楽しみながら取り組めることを探したり考えたりして、みんなで知識や知見をシェアし合うことで、ちょっと先の未来をマシなものにしたいと思います。
前置きが長くなりましたが、半年前に数名のフリスタのメンバーが、準備会に参加した「いちかわカーボン・ニュートラル・ネットワーク(仮)」が、「いちかわCNネットワーク」という正式名称を掲げて、いよいよ動き出すことになったので、今日はこの場で「キックオフ会」のお知らせをします。
冒頭の画像はフリスタの代表理事であり、「いちかわCNネットワーク」の共同幹事のひとりでもある稲村絵美里さんが作成した、キックオフ会の招待状画像です。素敵ですね!
以下、稲村さんが書き、某所に掲載した文章を引用いたします。
いちかわには「よりよい街にしていこう」という市民団体がたくさんありますが、その中のいくつかの団体が集まり、「市川市を、私たち、そして将来世代が住み続けたいと感じられる街にしていくため、市川市の『2050年カーボンニュートラル達成』を実現すること」をめざし、市内の関係団体を中心にしたゆるやかなネットワークをつくっていくことになりました。
それぞれが持つ情報・知見・アイデアなどを共有し、カーボンニュートラルに向けて協力・協働し、それぞれの立場やチャンネルを活用して産官学民の取り組みを進めて行くことをめざしています。
「私たち、そして将来世代が住み続けたいと感じられる街」にしていくためには、立場を超えた連携が必要ですので、このゆるやかなネットワークには、より多くの団体、人々に加わってもらいたいと願っています。
この度、このネットワークのキックオフ会を開催しますので、ぜひ、ご参加いただきたくご案内させていただきます。
■いちかわCNネットワーク キックオフ会
日時:8月9日(金)18時~20時
受付開始:17時30分
会場:全日警ホール
内容:
第一部:いちかわCNネットワークとは?
第二部:「私たち、そして将来世代が住み続けたいと感じられる街」にしていくには?
※参加されるみなさんと話し合ったり、アイデアを出したりしていく予定です。
■ご参加をお待ちしてます!
参加申し込みはこちらから。
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執筆日 2024年8月5日
公開日 2024年8月5日