【コラム】「フィルムコミッション」は市川市にない？ある？どっちなの？

表題に登場した語、「フィルムコミッション」をご存知ですか？

フィルムコミッションとは、〈映画やテレビドラマ、CMなどのロケーションを誘致し、撮影がスムーズに進行するようサポートする非営利団体〉を指し、〈多くは自治体が中心となって組織化している〉そうです。自治体がフィルムコミッションを組織化するねらいには、〈ロケーションされた映画やドラマを通じて、地域の知名度や地域愛着度を向上させ〉たり、〈観光客の増加に繋げよう〉ということがあり、〈直接的・間接的な経済効果が見込め、地域活性化策〉として期待されているとか。
※〈　〉内は、JTB総合研究所公式Webサイト内の観光用語集からの引用です。
https://www.tourism.jp/tourism-database/glossary/film-commission/

さて、このフィルムコミッションですが、市川市には、あるのでしょうか。ないのでしょうか。

もし、「市川市フィルムコミッション」（と勝手に呼びます）があるならば、この組織が撮影を支援した映像作品が多く存在するはずですよね。

市川市が撮影を支援した作品には、どんなものがあるのでしょうか。ある前提で書いていますが、実際にはあるのです。このような作品が市川市による支援を受けているとか。

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全っっっっっ然知らない街をあるいてみたものの2 (2022年春)
ナンバMG5 (2022年春)
あなたに聴かせたい歌があるんだ (2022年春)
青のSP（スクールポリス） (2021年冬)
トッカイ (2021年冬)
古見さんは、コミュ症です。 (2021年秋)
大豆田とわ子と3人の元夫 (2021年春)
姉ちゃんの恋人 (2020年冬)
10の秘密 (2020年冬)
女子高生の無駄づかい (2020年冬)
やめるときも、すこやかなるときも (2020年冬)
DASADA (2020年冬)
太陽の家 (2020年冬) [映画]
荒ぶる季節の乙女どもよ。 (2020年秋)
探偵が早すぎるSP (2019年冬)
俺のスカート、どこ行った？ (2019年春)
BG (2018年冬)
下剋上受験 (2017年冬)
嘘の戦争 (2017年冬)
世にも奇妙な物語’16春の特別編 (2016年春)
沈まぬ太陽 (2016年春)
ニッポンぶらり鉄道旅 (2016年春)
ストレンジャー (2016年春)
ピンクとグレー (2016年冬) [映画]
忘れ雪 (2015年秋) [映画]
掟上今日子の備忘録 (2015年秋)
花咲舞が黙ってない (2015年夏)
ちゃんぽん食べたか (2015年春)
ようこそわが家へ (2015年春)
エイトレンジャー2 (2014年夏) [映画]

情報出所：市川市公式Webサイト、「撮影支援実績」、https://www.city.ichikawa.lg.jp/eco04/000048236.html、2022年12月1日閲覧

市川市公式Webサイトの「撮影支援実績」が掲載されているページには、「市川市では、多くの方に市川の魅力をお伝えしたいと、映画やドラマの撮影に出来る限りでご協力をしてい」るとの説明があります（担当は観光部の観光事業推進課）。ただし、市川市にはフィルムコミッションはありません。

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今、”＊　＊　＊　＊　＊”で挟んだ箇所は、以下の記事からの引用です。

この記事を書いた2022年12月上旬（約1年2か月前）の時点では、私は、市川市にフィルムコミッションはないと言い切っています。これは、「ある」ことが確認できなかったから、そう書いただけであって、「市川市では、多くの方に市川の魅力をお伝えしたいと、映画やドラマの撮影に出来る限りでご協力をしてい」るということは、フィルムコミッションを名乗っているかどうかは別にして、フィルムコミッション的な働きをする人たちがいるということなわけで…

実は、少し前に公開した、この記事

で紹介した、いちかわTMO講座の第16期生の修了発表の中で、「映画」を通じた地域活性化の構想を話した方がいました。これに対して、市川市の職員の方が、「あまり知られていないのですが、市川市にはフィルムコミッションがあるのです」と話しておられました。

そうです。あるのです。フィルムコミッションが、市川市には。

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2024年2月26日（月）23時46分、加筆。

――と、書いて、記事を公開した直後、改めて確認したところ、すみません、「市川市はフィルムコミッションを設立してない」ことが判明しました（2024年2月26日時点）。

市川市では、千葉県フィルムコミッションと連携して、ロケーション撮影の相談に応じているそうです。市川市としては（フィルムコミッションはないものの）撮影に関する相談への対応や、千葉県との連携や調整は、「経済観光部観光振興課」で担当しているとのことで、撮影に関する相談があれば、この部・課に連絡すればよいということです。

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行徳の寺町、中山法華経寺の参道、真間山弘法寺から見下ろす街並みや弘法寺に続く大門通り、和洋女子大学や千葉商科大学などのキャンパス、真間川や江戸川沿い、コルトンプラザ、大慶園、梨畑、こざと北公園、こざと南公園、アイリンク、あいねすと、市民プール、国府台スポーツセンター、市川市中央図書館、姥山貝塚公演、鬼高遺跡公園、ニッケゴルフ倶楽部コルトンセンター、八幡一番街、本八幡北口ロータリー、市川駅北口ロータリー、ありのみコース、大町公園、動植物園、市川市文化会館、藪知らず…

色々書きましたが、先ほど紹介した「【コラム】ドラマや映画のロケ地 in 市川市」と題した記事で撮影実績のあるロケ地を紹介しているので、チェックしてみてください。

フリースタイル市川でも映画を撮影したいですね。前にも書いたかもしれません。

BTW、私が最近市川市内の映画館で鑑賞して、これはかなりの傑作だと思った作品があるので、その作品を見た直後に某所に綴った言葉を紹介します。