公開日 2023年1月29日
通算11回目にして、今年最初の「市川ちょっと話」をお届けします。このシリーズではいつも同じ扉絵を使っていますが、今回の扉絵は特別仕様です。
ちなみに、この扉絵に既視感はありませんか?
扉絵は、この画像を模写したものです。模写というか、模倣ですね。扉絵を再掲します。見比べてみてください。
「市川市ゆかりの偉人(レジェンド)たちの『名言』展」は、〈本市の名誉市民、市民栄誉賞受賞者、市にゆかりのある方などの著作やインタビューなどから「名言」をピックアップし、名言からその功績の一端を紹介する企画展を開催します。 日頃の生活の中で背中を押してくれるような、または勇気や元気、気づきを与えてくれる、そんな名言の数々を紹介〉するもので、2023年1月29日現在、市川市役所第1庁舎にあるファンクションルームで開催中です(1月31日まで)。
ちょうど市川市の公式イヴェント「名言展」の会期中ということで、一味違う名言展を、この場で開催してしまおう、というのが、本稿の主旨です。
それでは、「市川市ゆかりのあの人の名言 selected by フリースタイル市川」をお楽しみください!
さだまさしさんの名言
フォーク歌手のさだまさしさんは、暗い、根暗だ、と言われていましたが、実際には大変明るい人物です。というか、明るい面も、暗い面もあるわけですね。それなのに、「暗い人」というパブリックイメージが定着し、いつもそう言われることに辟易していたものと思われます。
明るいことは良いことで、暗いことは良くないこと、というような見方があるのかもしれませんが、そのような見方をしなくてはならないということもなく、自分の明るい面、暗い面、その中間ぐらいの面、色々な面があるということを、まずは自分で認識すること、そして、周りの人でいつも明るく振る舞っているように見える人がいても、その人にだって暗い気分になるときがあるということを想像できる、そういう人でありたいなと思います。
中学3年生から菅野の屋敷の離れに下宿、大学生時代から「グレープ」としてデビューした頃までは国分のアパートに住みました。そしてシンガー・ソングライターとして活躍するころから新田の屋敷に住み、合わせて20年ほどを市川で暮らしています。
出所:「広報いちかわ」2020年4月4日号
中村正人さん(DREAMS COME TRUE)の名言
中村正人さんは中国分に住んでいたことがあり、一中から国府台高校に進学したのでした。プレイヤーとして自分が表舞台に出て活躍することを考えたはずですが、そのことよりも、DREAMS COME TRUEのメンバーであり、才能あふれるヴォーカリスト、吉田美和さんの歌を、人々に届けることに使命感を持ったのですね。
前田敦子さん(当時AKB48)の名言
行徳出身の前田敦子さんはAKB48の多くの楽曲でセンターを務め、絶対的エースと呼ばれていました。2011年6月9日、日本武道館で開催された『AKB48 22ndシングル 選抜総選挙』というメンバーの人気ランキングを決めるイヴェントの最終発表で、見事1位になった前田さん。しかし、自分が1位になることを望まないAKB48ファンが少なからずいることを感じ、1位の発表直後のスピーチで、このように話したのでした。悲痛な叫びが思い出されます。
NICO Touches the Walls の名言
惜しまれつつ解散してしまった4人組のバンド、NICO Touches the Walls(ニコ・タッチズ・ザ・ウォールズ)は、メンバーのうち、光村龍哉さん(Vo, G)、対馬祥太郎さん(Dr)、古村大介さん(G)が市川市内の高校に通っていました。光村さんは、スピッツと米米CLUBを好んでいたとのことですが、ニコ(バンドの愛称)を初めてリッスンした時の印象は、”Blanky Jet City meets Mr.Children”でした(”スピッツ meets 米米CLUB”ではなく)。
NICO Touches the Wallsがバンドの解散を発表した際、メンバー4人の連名(光村達哉・古村大介・板倉心悟・対馬祥太郎、という表記)で発表したのが、上記の言葉です。「壁」というのはバンド名にある「the Walls」のことでもあります。非常に印象的なお別れの、そして、新たな旅立ちの挨拶でした。
SKY-HIさんの名言
活動休止したAAA(トリプルエー)の日高光啓さんこと、SKY-HI(スカイハイ)さんは市川市出身。ラッパー、トラックメイカーとして活動する傍ら、最近では音楽事務所BMSGのCEOを務め、若手アーティストの育成にも力を注いでいます。
3つの発言の1番上の言葉は、BMSGを立ち上げ、ボーイズグループ発掘オーディション「THE FIRST」を主催したSKY-HIさんが、オーディションの最終盤に、エントリーした人たちに向けてTwitterで送ったメッセージです。メッセージの全体はこちらです。
2つ目の言葉は、2016年に発売した2枚目のソロアルバム『カタルシス』がオリコン週間チャートで5位になった時のものです。
素晴らしいアルバムが出来ました。皆さんは普段どんな娯楽にお金を使っていますか? 映画や漫画、海外ドラマなど色々あると思いますが、この便利な時代に“音楽”でお金を取るのであれば、そこに匹敵する、むしろ勝ちに行けるその価値がないといけない、という責任を強く持って制作を進めました。決してマニアックにならずにこのクオリティの作品が作れた事は誇りですし、それをサポートしてくれた全てのファンとスタッフに、心から愛と感謝とリスペクトを感じています。
出所:ビルボード・ジャパン公式Webサイト、「SKY-HI『カタルシス』オリコン5位『心から愛と感謝とリスペクトを感じています。』」、https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/34918/2、2023年1月25日閲覧
3つ目の言葉は、2016年8月6日、茨城県の国営ひたち海浜公園で開催された「ROCK IN JAPAN FESTIVAL2016」に出演した時にMCの中で語った言葉です。
「愛と感謝とリスペクト」
良い言葉ですね。
釘抜克典さんの名言
これは、2021年7月17日に行われた、いちかわTMOアドバンス講座の修了報告会における、フリースタイル市川のメンバー・釘抜克典さんの報告資料「まるやブルワリーの市川ビール構想」から引用した言葉です。真間の地にクラフトビールの醸造所「まるやブルワリー」をつくる構想を語る釘抜さんが、報告会でこの言葉を発した時、聴いていた大人たちの多くが頷いていたのを、私は見逃しませんでした!
フリースタイル市川のミッション
最後に、これは名言ではありませんが、フリースタイル市川のミッションを提示します。フリースタイル市川は、市川に流れをつくることを自らの使命としており、それこそが存在意義です。これからも、市川に流れをつくっていきます。ひとつひとつの想いをつないで!