【大盛況!】「いちかわCNネットワーク」キックオフ会(2024年8月9日)

活動紹介

こんにちは。夏休みが終わろうとしていますね。最近では、一時期の酷暑がやや影を潜めつつあり、夜になると風が心地よく感じられることもあります。が、油断は禁物ですよ。9月に入っても、かなり暑い日はあるかもしれませんからね。先日、「いちかわフードバンクbyフリスタ」の仲間で集まって暑気払いをしたのですが、最近、熱中症になったという参加者が2名もいました。油断せず、水を飲み、休息を十分取りましょう。

さて、2週間ほど前の出来事なので、やや旧聞に属す話題かもしれませんが、今なお興奮冷めやらぬイヴェントについて、簡単にレポートします。

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2024年8月9日、金曜日の18時、葛飾八幡宮の境内に建つ「八幡市民会館」(a.k.a.全日警ホール)に、市川市内外からたくさんの人が集まりました。

一体この中で何が行われたのでしょうか。気になりますよね?偶然にも、この日、この時、この場所にいた、私(フリースタイル市川のノスタルジー鈴木)が、こっそりレポートしたいと思います。

この日、「いちかわCNネットワーク」というネットワーク(と書くと、無限ループにはまってしまうような感覚がありますね)のキックオフ会、換言すれば、「新しいムーブメントがはじまるよ!」というお知らせをする会合が行われました。

このネットワークは、その名の通り(団体ではなく)「つながり」です。

何のつながりかというと、CN、すなわち、カーボンニュートラルの達成を目指して、または、その達成に間接的に貢献する、そんな活動をしたり、学習して得た知識やノウハウを共有したり、情報を発信しているような、団体同士、あるいは団体に参加している個人同士の、「つながり」です。

少し前に公開した記事でも「いちかわCNネットワーク」のことを紹介しているので、興味がある人は是非読んでみてください。

さて、8月9日に行われたキックオフ会ですが、冒頭では、司会を務めるフリースタイル市川の國友英治さんから、キック会の趣旨や進め方の説明、そして、独特のセンスからユーモアが放たれた後、6名の共同幹事から挨拶がありました。

「いちかわCNネットワーク」共同幹事

  • 伊勢太惇さん(いちかわ未来の学校)
  • 稲村絵美里さん(NPO法人フリースタイル市川)
  • 斉藤真実さん(NPO法人いちかわ電力コミュニティ)
  • 鈴木核さん(いちかわドローダウン勉強会)
  • 山岡優斗さん(いちかわTMOクラブ)
  • 伊藤康さん(千葉商科大学)

下の写真を見てお気付きだと思いますが、伊勢さんは市外(というか県外)からリモートで参加しました。会場では巨大スクリーンに投影された伊勢さんの姿を眺めるという不思議体験を楽しんだ人もいることでしょうね。

「いちかわCNネットワーク」の共同幹事を務める6名。会の冒頭で挨拶をしている場面です。撮影:西岡千史さん

挨拶の後は、「いちかわCNネットワークとは(何か?)」というテーマで、伊勢さんと稲村さんが話をし、さらに、その内容を受けて、平田仁子さん(NPO法人いちかわ電力コミュニティ・千葉商科大学)、そして、鈴木核さんが講演しました。二人は、壇上から「なぜ、今、CN=カーボンニュートラルなのか?」、「CN達成にために何ができるのか?」というテーマを、時にホットに、時にクールに、会場の参加者に呼び掛けていました。

上段:左から、気候変動について講演する平田仁子さん、司会の國友英治さん。
下段:フリスタのメンバーでもある一般参加の二人。左から、アニキこと小泉さん、鉄人こと桜井さん。
撮影:西岡千史さん

鈴木核さんのお話を会場の後方で聴きながら、

  • CN達成のためにやらなくてはならないことは多い
  • しかし、その中で市川市でやれること、やって効果があることは一部である
  • 市川市でどんなアクションを起こせばよいか?興味のあること、やれること、やりたいことを選んでやればよい
  • 楽しみながらやろう(そうじゃないと続かないですよ)

といった事柄を両手でしっかりと受け止めた私なのでした。

2年前にカーボンニュートラルシティ宣言をしている市川市からも、応援メッセージがありました。行政が気候変動対策に注力してくれることは本当に心強いですね。同時に、「いちかわCNネットワーク」が始動したことで、既存の団体や個人に「つながり」が生まれ、相互交流が促され、市民一人一人も、自分にできることを知り、それをやりやすい状況が整えられていくことでしょう。行政と市民の活動、その両輪が回転することで、市川市が――過ごしやすい気温になることはもちろん、様々な意味で――より過ごしやすい地域になることを願わずにはいられません。

キックオフ会の後半は、参加者同士が「挨拶」をし合い、初対面の相手のことを知る時間を通じて、会場の空気感が暖まった後(室温が、と言う意味ではありませんよ。雰囲気が柔らかい感じになったという意味です)、参加者が能動的に、気候変動対策やカーボンニュートラル達成のために何ができるのか、アイディアを出し合うワークショップが行われました。

少人数のグループに分かれ、誰かのアイディアに自分のアイディアをどんどん付け足して行ったり、上乗せして、より良いアイディアにしていく工夫(ライムスター曰く「K.U.F.U.」)をすることで、短い時間の中でも、サイダーのようにアイディアが湧き上がりました!

参加者同士がお互いのことや興味関心事を話し合っている場面です。小グループにわかれてカーボンニュートラルの達成のために地域で取り組みたいことを話し合い、アイディアを出し合っています。撮影:西岡千史さん

その後、各グループで出たアイディアを全体に共有するため、グループの代表者がマイクロフォンを通じて、生の声をひとりひとりに届けて――

参加者同士でカーボンニュートラル達成のためにどのようなことができるか出し合ったアイディアを、各グループから発表してもらっている場面です。多くの人が市川市に住んでいるという共通点がありながらも、バックグラウンド(専門分野)や興味の対象が異なることから、多彩な意見が飛び出して、大いに盛り上がりました。撮影:西岡千史さん

大盛況のうちに、「いちかわCNネットワーク」のキックオフ会は終了したのでした(→冒頭の集合写真――最後に西岡さんが撮影した一枚――に続く)。

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そうそう、会場の外のコリドー(回廊)では、こんな「てぬぐい」が販売されていましたよ。

「イチカボ」と書かれています。何でしょうか、「イチカボ」って。「イチジク」の一種ではないようですね。ググっても出てきません・・・あ、「いちかわCN(カーボンニュートラル)ネットワーク」の略ですね!我ながら鋭い洞察力!

素敵なグラデーションは、サーモグラフィーのようにも見えますが、左から右へと視線を移動させると、高温→中温→低温(熱い→温い→冷たい)という変化を感じることもできます。確か販売価格は税込み1,000円だったと記憶しています。

デザインは、共同幹事の一人でもある稲村絵美里さんが担当したそうですよ。京成トランジットバスのラッピングのデザインを担当する等、最近、市内の様々なモノやコトのデザインを手掛ける機会が増えていますね。ナイス!

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「いちかわCNネットワーク」には、フリースタイル市川も1つの団体として、「つながり」に加わっています。本稿を読まれた方で、興味を持たれた団体や企業、個人の方、気候変動やカーボンニュートラルには詳しくないけれど、楽しそうだからイヴェントなどがあれば参加してみたいと思った個人の方などは、近々、公開される予定の「いちかわCNネットワーク」の公式ウェブサイトなどで情報をキャッチしてみてください。

私(鈴木雄高 a.k.a. ノスタルジー鈴木)も、フリスタの一員として、あるいは市川市で活動する一個人として、気候変動、いやさ、気候危機に、歯止めをかけ、(これまでに生じてきた人為的な気候の変化を)逆回転させるためのアクションを引き続き起こしていく構えです。

All together now !!

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取材:鈴木雄高
文責:鈴木雄高
写真:西岡千史さん
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取材日:2024年8月9日
執筆日:2024年8月24日
公開日:2024年8月24日